2013年 703号室の人間国宝

体調を崩していてメールが溜まってます。ご支援くださっている方や里親さん方からプレゼントなどが届いています。ありがとうございます。年をまたいででもUPしますね。

今夜は卒業猫みものパパさんと会う約束をしているので、更新を終えたら2日ぶりにシャワーを浴びなくては(笑)。汚いですね。すみません。

703号室では現在保護猫プップと
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千吉の家族を募集しています。
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お見知りおきください♪

さて、本日は久々に会った卒業犬のことを!

でもその前に言わせてください。

703号室の善き里親さん方に「ありがとう」を捧げたいのです。

私はいつも目先のことしか頭に入りません。その時我が家にいる保護動物、次保護する予定の子たち。年間を通じて考えているのはそれだけです。だからすでに 巣立った子たちのことは里親さんにお任せしています。私と里親さんはそれぞれ役割が異なっており、私は私の役目を精一杯果たすことで里親さんへの謝意を果 たそうと思っています。

私の役割とは、次のご縁を生み出すこと。

でも、我が家を卒業した子たちのことを忘れているわけではありません。むしろ、彼らの幸福が自分の基盤なのです。家族の健康と卒業生の幸せだけが私の望みです。

卒業生を愛し、守り、支えてくれる里親さんは私にとってまさに「人間国宝」。

この活動はヘドが出るほどイヤな人間に遭遇します。どんなに精神を落ち着けようと努力しても、心の狭い私にはどうしても愛せない人間がいます。

でも、誰かへの恨みだけで成り立つほど甘い活動ではありません。荒んでいきそうになる自分を洗ってくれるのは「人間国宝」の方々です。

703号室卒業生はどの子も輝いていますが、問題を抱える子も少なくはありません。いわゆる「決まりやすい子」ばかりではないのです。

萎えそうになることしばしば。

辞めたくなることしばしば。

そんな中思い出すのは、先に卒業した子たちとそのご家族。

私の微々たる活動のエンジンは、里親さんたちです。

ありがとうございます。

今いる保護猫たちやこれから保護する子たちにもし、幸せな卒業が訪れるとしたら、それは全部卒業生の里親さん方のおかげです。

さて、5年半前に卒業したゆずくんのお出ましです。

「遅いよハハ~ 前置き長い」
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ゆずは元土手犬のうちの1頭で、うちのリルの兄弟犬にあたります。生まれたときは4兄弟でしたが、生き残ったのはゆずとリルだけ。

土手時代のゆず
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この写真を撮った頃は、これでもだいぶ生活がマシになったのですが、ひどい時はハエやウジのわいたごはんを食べていました。土手で生きるホームレスたちの番犬として粗末に扱われ、たらい回しにされ、幾度も飼い主が変わる始末。

でもゆずは決して負けませんでした。4年半土手で生き抜いたあと、チャンスを見計らって私が保護し、今のご家族に譲渡したのです。

中型より大きめの雑種の成犬。

予防薬が行き届かず、フィラリア陽性。

番犬だったので、気むずかしい一面もないとは言えません。

でも私にとっては立派に生きてきたゆずが、「条件のいい犬たち」よりずっと誇らしいです。

現在10歳のゆずは現役ピカピカ♪
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シニアには見えないでしょう?
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良質なフードを食べているからかな?
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遊びに行ったのはクリスマス前だったから、お家の中にはクリスマスの飾りでいっぱい!
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かわいくて
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オシャレです
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ゆずもお気に入りだという家の中のエレベーター
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べべナナリルがみたらひがみますね(笑)。
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里親さんが用意してくださったケーキを食べながら
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無我夢中でしゃべりまくった私。至福のひとときでした。

ゆずも撫でさせてくれましたよ。
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夜は里親さんと一緒に寝ているし、TVを鑑賞するのが趣味だそう^^;
ゆずの偏食をめぐる里親さんとの闘いの話も興味深かったです。なるほど! うちのリルにもやってみますか。うちのリルも偏食がひどくて手に負えないのです。

鑑札や迷子札の他にマイクロチップも入れてくださったそうで、安心しました。フィラリアも陰転したんだとか。

数年前ご家族に大きな不幸が訪れ、私の想像を絶するご苦労があったはずですが、里親さんは変わらぬ気持ちでゆずと暮らしています。

ゆずはいい家族に出会えましたね。
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ゆずのような犬猫たちが増えれば幸いです。

ツイッター情報
◆名前: anny
◆アカウント: @703_anny

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2013年 難解な男

2013年という年は自分にとって「ゴンタ」なしで語ることができません。認知症を患った犬の介護がこんなに壮絶だとは思いませんでした。ゴンタがいる頃といなくなってからでは、私の生活は180度変わりました。

ゴンタと過ごした2年2か月は色濃かったです。正直、楽しかったことより辛かったことの方が多いし、まだ咀嚼しきれていないです。

ただ、咀嚼できぬ思いでありながらも、その姿を思い出すとたまらなく愛おしさがこみ上げます。

ゴンタの命、純粋な魂を通じて、私は多々学ばせてもらいました。

ゴンタには今、感謝しかありません。

一緒に暮らせてよかったです。

ボロボロに消耗するまで土手でがんばったゴンちゃん
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認知症を患ったゴンタとの日々がはじまりました。
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巨大なサークルがゴンタの寝床
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大型犬のゴンタには手狭だったかもしれないけどね。
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病気の影響で多飲多尿。起きている間中、何時間でも旋回するからシーツはすぐボロボロに。2年間、ゴンタの排泄と闘いました。
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でも、こういう顔を見るとまたがんばろうと思えるのです。
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ごはんはほとんど手作り食。サプリメントも薬もいっぱい入れるのに、いつもおいしそうに食べてくれて
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トリミングも何度か経験したよね。
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病気の影響でじっとしていられないゴンタにとっては大変だったはずです。もちろん、数人がかりで取り組むスタッフさんたちにとっても。

上手とは言えなかったけど、お散歩もがんばりました。
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ガンや認知症になってからではなく、もっと早くいろんな経験をさせたかったです。家庭犬としていい思いをたくさん味わってほしかった。
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703号室で暮らし始めて2年をすぎた頃からだんだん転ぶ回数が増え、ついには寝たきりになってしまいました。本当の壮絶さは、ここからはじまったような気もします。

食事介護
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飲水介護
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通院も至難でした。
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24時間ほとんど目を離せない。
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体が思い通りにならないことをゴンタはイヤがりました。
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動きたい歩きたい!
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起きている間中、地響きのしそうなほど大きな声で泣き叫ぶのです。

ゴンタの声に神経がやられ、私が狂ってしまいそうでした。

でも、抱きしめると20回に1回くらいの割合で数分間黙ってくれることも(笑)。
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人間のおじいちゃん用の大きなおしめをつけたゴンちゃん
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呼吸をするゴンちゃん
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生きるだけ生き暴れるだけ暴れ叫ぶだけ叫んだあと、肉体を脱ぎ捨て私のそばを去ってしまったゴンちゃん
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動かなくなったゴンタを抱える髪の毛お化け
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ゴンちゃんとの日々を咀嚼できるはずもないのです。
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ゴンタのすべてが私には難解すぎて……

終わってほっとした気持ち

なのに空虚感

そして会いたい

まあ、一緒に暮らしてよかった。それだけは確かですけど。
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ゴンタを気にかけてくださったすべての方々、ありがとうございました。ゴンタの生前は、大変お世話になりました。

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4 わたしはアニー

長くなってしまい、申し訳ありませんでした。多くの方が読んでくださったことに感謝します。今回の更新がこの話の最後です。

~アニーとして~

多くの命を立派に育てた母犬まりも。703号室ではわがままのひとつも言わない従順で穏やかな犬でした。でも時たま子犬のようにひょうきんな時もあったのです。

ガラスをガラスだと知らずに突っ込んだときは、抱き上げながら爆笑してしまいました。

「痛かったねえ。よしよしだいじょうぶ?」

ちょこまか後ろを着いてくる。

あどけない瞳で見上げてくる。

必死な表情でごはんを食べる。

なんでもキレイに残さず食べる。

今思い出すだけで胸がいっぱいになり、なんとも表現しがたい気持ちになります。

そのまりもが、アニーとして我が家を巣立ってから7年半。

すごく遠い昔のような……つい、昨日のような。

アニーがこの度、天国へ旅立ちました。
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先日、里親さんから届いたメールです。

アンニイさん

ご無沙汰していますが、毎日のご奮闘振りはブログで拝見しています。

ところで、今日は悲しいお知らせでメールしました。
アニーが昨日亡くなりました。

今年の2月頃から血尿が出たりしてお医者さんにかかっていたのですが、6月には足腰が麻痺して動けなくなってしまいました。
病名は「リンパ管拡張症」とのことです。
2月以来良くなったり悪くなったりの繰り返しでしたが、悪い時は毎週病院通いが続き、ここのところは週2回通って注射を打ってもらったり家でも点滴をしたりしていました。
しかし、最後の3~4日は殆ど食事を食べなくなり、目に見えてやせ衰えていきました。
でも、最期は私たち夫婦の目の前で静かに眠るように息を引き取りました。
苦しまず安らかに逝ってくれたのがせめてもの救いでした。

アンニイさんの家に行って初めて会った時のことは鮮明に覚えています。
我が家に来てから約7年半。
長くはありませんでしたが、本当に可愛くて我慢強いワンちゃんでした。
特に家内には良くなつき、家内もまた殆ど寝たきり状態になってからは毎食特別食を調理したり、オムツの取替やお尻洗い等々毎日毎日本当に一生懸命に世話をしていました。
私が言うのもおこがましいのですが、アニーも過酷な環境で過ごした前半生に比べ我が家に来てからは穏やかで幸せな日々を送ることができたのではと思っています。
勿論私たちもアニーのおかげで一杯楽しい思いをさせてもらいました。

今朝、火葬に付すため多磨犬猫霊園に遺体を引きとりに来てもらいました。
その後は、遺骨を納骨堂に納めてもらうことになります。

アンニイさんには本当に良い犬をお世話してもらいありがとうございました。
アニーの元気な頃と納棺後の写真を少し添付します。

ところで、アニーが使っていたケージやキャリーケース、未使用のベッドやペットシート類がありますが、どこか寄付できるところをご存じでしょうか。
教えて戴ければと思います」

アニーは、数え切れないほど苦労しました。

運命に翻弄され、流転を繰り返しながら、与えられた環境で精一杯生きてきた犬です。10年前に出会ったときはすでに成犬だったので、実のところ何歳かもわかりません。

でも、半生は不幸だったとしても、残りの半生、いいえ、7年半という長い時間を幸せに暮らしたのです。「アニー」の名を与えてくださった里親さんご夫妻とともに。

アニーとして生きた時間がこの子にとってはなによりの喜びだったはずです。

自分の名を呼び、撫で、抱きしめてくれる家族がいる。

アニーの誇らしい顔が目に浮かぶようです。

私たち夫婦も、アニーの里親さんご夫妻にはよくしていただきました。アニーを介して善い方と出会えたことを、アニーに感謝します。

里親さんのお宅に遊びに行ったときの1枚。みんなでお散歩しました。
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これはまた別の日に伺った写真です。
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里親さんご夫妻にランチをごちそうになったのもいい思い出です。
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703号室の卒業犬たちによる同窓会にも遠路はるばるご参加くださいました。アニーを抱きかかえる奥さまの横でご主人がメンバーにご挨拶をしています。
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愛らしいお洋服をまとったアニーはまるでモデルさんね!
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珠のようにかわいがられ、ご夫妻の宝として命を全うしたアニー。里親さんのおかげで、私も少しは罪をすすぐことができた気がします。

どうもありがとうございます。

そして、本日届いたメールを。

「アンニイさん

今日は、病院に行っていて少し前に帰って来ました。

アニーのためにお花をお送り戴きありがとうございました。家内が早速アニーの遺影の前に飾りました。その写真を添付します。

ブログ読ませて戴きました。
一応経緯はお伺いした記憶がありますが、改めてアニー保護の状況を読んでますますアニーのことが愛おしくなり、また保護された頃の元気なアニーの写真を見て涙が止まりません。アンニイさん、アニーを保護してくれてありがとう!
特に大変なご苦労をされながら取り戻してくれた2回目の保護のこと、本当にありがとう! そのおかげで私たちはアニーとの幸せな7年半を過ごすことができました。

今度アニーのお参りに行く時はまた一入の感慨を持ってアニーに話しかけることができます。家内と共に、ただ、ひたすら感謝のみです」
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私は、多くの犬猫たちが幸せになれる社会を夢見ています。もしかすると理想論かもしれませんが、私たちひとりひとりがちょっとだけ踏んばればできる、と思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

アニーの冥福を祈ります。合掌。

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3 わたしはまりも

またまたつづきです。保護猫プップ、千吉、あかりに会いに来てくださっている方はごめんなさい。今回は犬の話です。

~交渉と奪還~

「所有権」

動物に関わっていると難しいときがあります。弁護士のすすめもあり、私は所有権を以前より意識して活動するようになりました。

いくら感情論を並べわめき立てても、法的に見れば【ママ】の所有権は、当然繁殖業兼トリミングサロンのオーナーにあります。子を産むママが繁殖業兼トリミングサロンに利益をもたらしている以上、無条件に私に譲るとは思えませんでした。

だから諦めようとしたこともあります。

「繁殖に使われているかもしれないけれど、看板犬としてそれなりに幸せなら、もういいかな」

そう自分に言い聞かせて。

楽になりたかった。

ママの二重苦の原因を作ったのは自分じゃないと思いたかった。

そこで、1度ママの様子を見に行くことにしたのです。

見に行くと言っても真意は隠さなければなりません。私の存在や主張を知れば、サロン側は警戒してしまう。繁殖犬たちは2F部分に置かれていて一般客には見せていない。

どうすればママに会えるのか?

詳しくは書けませんが、私はある業者になりすませてサロンの2Fへ潜入しました。お願いだから引かないでくださいね(笑)。

2Fにママがいないことを願いながら階段をのぼる。

2Fではなく、オーナーの自宅の愛犬として、または1Fのサロン部分で看板犬として元気に飛び回る姿を想像しました。その方が楽だから。

2Fのドアを開け部屋に入った瞬間を私は今でも忘れません。

繁殖業者独特の臭いが漂う部屋の壁一面に積み上げられた無数のクレート。小型犬1頭がやっと入れるぐらいの大きさしかない箱の中に、無表情のママがいました。

ママがママがママがママがママがママがママがママが!!

ママが!!

ママが!!

「業者」の私を見て、繁殖用の犬たちが一斉に吠える。

ママも大勢の犬たちと同様に私に吠えかかってきました。

(すごくいけない比喩かもしれません。でも許してください。他にピッタリ当てはまるのがないのです)

ママは昔本で読んだ狂犬病に感染した犬たちの形相にそっくりな顔つきで私に吠えました。目と牙をむき出してけたたましく延々と。

怒っているのか、不安なのか、悲しいのか、他の犬たちにつられて吠えているだけなのかわかりません。考える余裕すらなかったです。

ただ目の前のママを家に連れて帰れない現実のみが重く残りました。

どうして自分はこんなに罪深いんだろう。

それから、私は当時の関係者を訪ねてはバカのひとつ覚えみたいにママママと言いつづけ、恐れ多くもたくさんの人を巻き込んでママの保護に向けて動きました。大袈裟かもしれませんが、ある意味命がけだったと思います。

そしてついに2年1か月の歳月を経てこちらに戻してもらったのです。繁殖犬としての質が下がってしまったママは業者にとっても微妙な存在。だからそこを突いてとにかく水面下で交渉しつづけました。

業者は最後までせこい条件を出してきました。

「犬(ママ)を手放すかわりに、新しい飼い主には、ひきつづきトリミングの客としてショップに通ってもらいたい」

要は、産んで稼げないなら、今度は客として稼げってことですかね?

もちろん、連れて行きませんけど。

サロンにママを迎えに行ったとき、ママは吠えませんでした。それどころか、シャイなはずなのに、しっぽをちぎれんばかりに振ってくれたのです。私を覚えていてくれたんですね。

「待たせてごめんね。なにもかもごめんね」

こうしてママは、703号室にやってきました。

出会ったときはまだ賃貸コーポだったけど、引っ越して広くなったので、今度はのんびりすごせるよ。あなたの仮名はもう決めてるの。

こんにちはまりも

ようこそ703号室へ!

先代猫かつくんと
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若かりし頃のべべと
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ナナと
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幸せになろうね。
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「うん! わたしはまりも」
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写真はすべて2006年の撮影
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私の名を知らぬ友

私はときどき

人間がイヤになります。

他がどうのじゃなく、まず自分が人間でいることに疲れを感じます。

でも人間を休むこともやめることもできないので

親友の元を訪ね、ハグし、キスし

悩みを聞いてもらったり、心を洗ってもらったりするのです。

もちろん、タダでとは言いません。

「親しき仲にも礼儀あり」

友に救いを求めるのだから、ポケットにお礼ぐらい詰めて行かないと。

鎖で繋がれた体を精一杯近づけてくれる。
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いつも折れそうな心を支えてくれる。

私に「がんばれ」と言わない。

背を向けない。

友はたぶん、私の名を知らない。

だからここに来ると、妻でもないハハでもない娘でもない姉でもない嫁でもない孫でもない田辺さんでもないアンニイさんでもない誰でもない自分が姿を現す。誰でいる必要もない。

「写真撮ってないで早くこーい!」
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はい。ちょっとしたごほうびをどうぞ。
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いつもありがとうね。

君は私の名を知らなくても、君はちゃんと私を知っている。

13年近いつき合いだからね。

私はむろん、君の名を知っているけれど。

「バイバイまたね。次はおからのクッキーを持ってこい」
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はいよ。

踵を返すとき、いつも後ろ髪を引かれてしまう。

お前さんが、いい女だから。

念のために書きますが、この子はいわゆる「外飼い」ですが、13年間欠かさず毎日散歩へ行き、病気の際には病院に連れて行ってもらえます。雨ざらしではな く天井のついたハウスで生き、毛布を用意してもらっています。いろんな考え方があるし、私自身は犬を外飼いにはしませんが、この記事でそれを論じるのはや めます。ただ純粋でやさしい友を、皆さまに紹介したかっただけです。

「あたちはハハの友だちじゃないの?」
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あかりはどうかな?

友だちだと思ってくれているならうれしいけどね。

あかり、プップと千吉に押されがちですが、地味に家族募集中です。

それから、毎年カレンダーを楽しみにしてくださっている方々には本当に申し訳ないのですが、今年はいろいろあって作れませんでした。ごめんなさい。またなにかの形で卒業生たちを紹介できたらと考えています。今はとにかく、家族募集をがんばります!

ちょっと疲れましたので、今日はプップと千吉お休みです。

703号室は保護猫プップ、千吉、あかりの家族を募集しています。過去の記事をさかのぼって読んでくださいね。たくさん出てきます。ツイッターでも随時保護猫たちの写真を放出中。今日も何枚も載せました!

明日も仕事だ! 早起きをがんばるぞ

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