とわ、13歳の誕生日おめでとう。我が家を巣立ってから10年が経ちましたね。保護猫たちが家族に加わり、今もとわがとっても元気にしていると伺ってうれしかったです。とわは3歳までひどい虐待を受けていたね。でも何ごとにも屈さない笑顔が素敵でした。703号室に来てくれてありがとう。
少し前にとわ家から亡きべべへ可憐なお花が届きました。
べべのお骨に添えて飾らせていただきました。感謝!
とわが里親さん宅に巣立ったあとも703号室同窓会にて何度も遊んでもらったよね。同窓会の記事はこちらをクリックしてください。自慢の卒業犬たちの一部をぜひ見てほしいです。里親さんはお花とカードのほかに、同窓会で撮った写真を送ってくれました。なつかしいべべのはしゃぎぶりに涙が止まりませんでした。
10年経っても里親さんと私は交流しています。もっと付き合いが長い方もいます。人と人の縁を繋いでくれる犬猫たちの尊さを改めて噛みしめています。
さて、べべが死に向かって進んでいく様子。死という言葉が憎くてたまりませんが、敢えて死の一語を使います。べべが死に向かっていく様子を、私は少しずつブログに書いています。なぜ少しずつかというと心が苦しくてたまらないのです。
自分の中で、べべは最愛の存在。ほかの子が二番三番という意味ではありません。べべとの出会いがなければ、私の人生は無意味で空虚なまま終わっていたからです。私は宇宙でいちばんべべが好きで、べべは私の宇宙そのものです。
べべが逝ったあと、私はすぐに心療内科を受診し、レクサプロという抗うつ剤を処方されました。今も通院していますし、毎晩欠かさず飲んでいます。
できれば自分が病気であることを隠したいです。心身ともに健やかでなければ、いろんな方々から信頼を得ることがむずかしいかもしれません。
けれどすべてをひっくるめて、私は私です。喜怒哀楽があり、光と闇があり、感情と理性があります。私だけではなく、だれもがそうではないでしょうか?
べべは私にとって「大きい」という言葉では表現できない。べべを失った際「アンニイさんの手足をもぎ取られたような苦しみでしょう」と慰めていただくことがありました。そのとき感じたのは、「手足ならまだよかった。むしろ心臓をもぎ取られたに等しい」ということ。べべと私は16年半共に生きてきたのです。
しかし親孝行のべべのおかげで、生死の別れの悲しみだけで済みました。
自己満足ですが、もっとも理想的な形で、あの世に送ることができたのです。
さようならの記事をひとつにまとめるのは不可能です。
一頭の犬がどういう最期を迎えたのか、犬猫たちと暮らす方々に読んでいただければ本望です。前回の記事にまとめてあるので、よろしければ1と2と3のリンクを遡りべべの最期をご覧ください。よろしくお願いします。
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これからお伝えするのは2017年7月19日、べべが逝く約半日前のできごとです。
中島先生の往診が終わったあと、お母さんはべべのお昼寝につき合いました。
夕方6時前後でしょうか? チチがリルと散歩へ出ようとしていたので声をかけたのです。
「リルだけじゃなくて、ナナも連れて行ってあげてよ」
「うん。わかったそうする」
「はい。行ってらっしゃい」
玄関でナナとリルの首輪にリードを引っ掛けるチチを見て、私は言いました。
「待って! 私とべべもいっしょに散歩へ行く。みんなで行こう」
チチはべべを動かすことに猛反対。「もう飲み食いすらできなくなったべべを家で寝かせておけ」の一点張り。言い争っても疲れるだけなので、私はべべの愛車(カート)にクッションを高く詰め込んでべべを抱っこして入れたのです。
「行くよ。べべも私も行く。みんなで行く」
頑として曲げない私にチチは呆れモード。こうして最後のお散歩がスタートしました。
べべがわかるのです。私にはべべのなにもかもがわかる。嘘じゃないです。
ガタガタする道は私がカートを持ち上げて振動を防ぎました。
べべ、ナナ、リル、私のたいせつな家族たち。彼女たちの痛みを代われるなら、ぜったいに代わりたい。彼女たちの老いも病も、私が引き受けたい。
7月とは思えない涼しい散歩日和。べべの耳がときどき風に揺られてパタパタ
どうしてこんなにかわいいんだろう。
べべどう責任を取ってくれるの? お母さんは全身が煩悶しています。
べべ、愛しているよ。
べべ、ナナ、リルと!
「来てよかったな。全員で来てよかった」
べべを見てチチがしみじみ独り言を漏らしました。
家族写真
いいなあチチ。あとで私もべべにチュウしまくろ♪
泣きはらしたすっぴんで醜いですが、べべとお母さんも撮ってもらいました。
べべの前ではなるべくニコニコしていないとね。
この表情を見てください。散歩へ連れてきてよかったでしょ?
心地いい風を浴びるたび薄目を開けべべが笑っているんです。べべが笑ってる。
私は胸がいっぱいになり、べべを抱きしめそのまま自分の中に押し入れてしまいたい衝動を抑えるのに必死でした。いっそひとつになれたらいいのに。
14歳の頃のべべ。みいさんが撮ってくれました。
筋肉質だからちょくちょく男の子だと間違われていたべべ
emi-goに海外のおみやげにもらった赤いワンピースを着てにっこり♪
どうですか? これなら女の子らしいですよね?
お母さんは長生きしたいですが、もう一度べべに会えるなら、べべの元へ行けるならそれはそれで喜んで向かいます。べべは再びお母さんと暮らしてくれますか?
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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