2005年のクリスマスイヴ、神さまから大きな犬を預かりました。
その犬のことを、私は今でも深く愛しています。
名は、凛。
私の心の中で凛は、ずっと無垢な瞳を向けてくれています。
亡くなった今も。
どうしよう。この更新、最後までできるかな。
いろいろお伝えしなくてはならないことがありますが、今日は凛とのお別れをさせてください。
凛の写真を見るだけで、涙が次々にあふれてくる。凛が大好きです。
実は、凛は昨年急病によりこの世を去りました。
3年半、珠のように可愛がってくださったお父さんから電話をもらった時、私は事実を受け止められませんでした。ご家族の悲しみもはかりしれない深さだったのです。電話を切った後、そのまま一晩泣き崩れて、自分がおかしくなりそうでした。
何度かここに書こうと思いましたが、タイミングもなかったし、本音を言えば、書くことでますます凛を思い出してしまいそうで怖かったんです。
凛は奥深い犬でした。
一度会ったら忘れられない存在感です。
大らかで、まっすぐで、頭の良い犬でした。
卒業生凛は、我が家の誇りです。
ご家族にとっても、宝物でしょう。
お渡し時、既に8歳を越していたと思われる凛を大切にしてくださってありがとうございます。凛の最期の一瞬まで、共に生きてくれたことに深謝します。
凛と生前のかつ(かつの目がピカーっと光ってますが、この写真は703号室の家宝です)
雪の中にたたずむ姿は、色っぽくも凛々しくて。
(↑写真は里親さんに送ってもらったものです)
つい先日、凛のご家族から、数か月ぶりにメールが届きました。ご家族は、凛を失った悲しみを乗り越え、新たな犬の里親になったのです。
二代目凛ちゃんは女の子。
推定8歳。最初は凛々(りり)と名づけたのですが、呼んでいるうちに、凛になってしまったとか。なので、二代目凛ちゃんなんだそうです。状態が良くなかったようですが、里親さんはためらいもなく、二代目凛ちゃんを引き取りました。
こうやってまた、一つ幸せが増えていくんですね。
このメールをいただいて、どうしても、凛のことを書きたくなりました。私の中にあったおもりが少しはずれたようです。凛のご家族の優しさと、凛への愛情が、もう一つの命を救ったんですね。
今だからぶっちゃけますが、凛を里親さんに渡した日は、それまで生きてきた中で一番泣きました。完璧な環境で、最高のお人柄の里親さんだから不安は皆無 だったけれど、私自身が凛を手放したくなくて……。凛の卒業後は、凛への情熱を抑えるのに必死こきました(笑)。何日も苦しいままでした。大きな失恋に似 た感じかな?
今でもあの時の気持ちを思い出すことがあります。
凛があまりにも素敵だから、関わった人は皆、痛みに似た感情を伴うんですね。
里親さんは、雪ちゃん&二代目凛ちゃんと生きる道を、
私は、凛のような犬猫のご縁探しを。
胸の痛みと共存しながら、それぞれ、一歩一歩前へ進んでいきます。
かつくん「ぼくは凛くんが大大大好きでした。毎日凛くんのしっぽを猫じゃらしにして遊んでいました。凛くん、凛くんは亡くなった後もこうして残るんだね。 ご家族とハハの心の中に。ご家族はよく、“凛くん通信”を送ってくれました。これからは、二代目凛ちゃんの通信をハハに送ってくれるそうです。二代目凛 ちゃんは703号室の卒業生ではないけれど、こんなに嬉しいことはないよね。本当にありがとうございます。
次回はシェルシェ譲渡会のこと、麦ちゃのこと、くまぐすのこと、物資、プレゼント、フリマ品のことを。書かなければならない記事が多すぎるから、1日2回更新するかもって。ハハにできるかな?
ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!
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