ホホの紹介

こんにちは、チチです。
今日はホホから自己紹介を兼ねて言いたい事があるとのことで、インタビューしたいと思います。

ホホ
「おはようございますこんにちはこんばんは、ぼく、ホホ。」

「かつおにいちゃんがてんし様になる3日前に703号室にきました。」

「ぼくがからすさんにつつかれている時に703号室の近所のかわいいお姉さんが助けてくれました。」
チチ
「そのお姉さんは、以前ハハから「くーちゃん、らむちゃん」と言う猫の里親様になって頂いた方です。」

ホホ
「おねえさんは色々な事情があって、ぼくを家族にできませんでした。だから思い悩んだあげく、ハハに相談したそうです。」

「それで、ぼくがここに来ることがきまったとき、チチは”駆け込み寺じゃねぇんだよ”とぼやいてたみたいです。」

チチ
「とても反省しています。チチは本当に心が狭いチンケな男だね。」

ホホ
「ぼくは”すいとうしょう”っていう病気だそうです。」
「頭がおおきくて、目がちょっとでてるでしょ?」
「でも、でも、一生懸命生きています。ふつうのねこさんのように飛び跳ねたりは苦手ですが一生懸命走ります。走っていると、ときどき頭をコチンしちゃいますけど。」
「あと、お薬もがんばってのんでます。いい子にのみます。おひるねは大好きです。おわりです。」

チチ
「もうそれで終わり?おトイレは出来るの?」

ホホ
「おトイレはできます。毎日おしっこと、ちいさなうんちをおトイレでしてます。
あと、大きな声でなきません。
ハハは最近ぼくのことをゴロゴロ星人といいます。人が大好きだからさわられるとゴロゴロいっちゃうんです。」

チチ
「そうか、それではホホの動画を皆さんに見てもらおうか?あとお前の絵を描いてくれた人がいるからそれも見てもらおう。」

ホホ
「え?いいの?うれしいなぁ。」

チチ
「ホホは普通の猫のような機敏性はない水頭症の子猫です。でも、可愛さは1000%。この子の可愛さを理解してくださる方を里親様として募集いたします。ホホ、頑張ろうな!」

ホホ
「うん!」

ねこママさんが描いてくださったホホの似顔絵。」
クリックすると元のサイズで表示します

ホホ
「すごくにてるとおもいます。」

チチ
「あたたかいね。本当あたたかい。それにそっくり!よく似てるよ!」
「次は、ナナとリルに囲まれたホホ(画像があまりよくありません。。。)」

「そして、ホホのお薬シーン」

「最後にホホがゴロゴロしてるシーン(雑音にも聞こえますが、”ブーーーン”と言っているのがゴロゴロ音です)

「ちょっと頼りない弟だけど、どうぞ宜しくお願いいたします。今日も愛のポチをお願いします。」
703号室かつくん

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

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選択しなかった理由

最近、2種類の薬がチャンポンし、相変わらず寝っぱなしで、起きると立ちくらみや倦怠感に悩ま されています。でも精神状態は少しだけマシになり、悪夢からも解放されました。次の診察のときに、もう少し軽いお薬を処方してもらうよう頼んでみます。気 持ちを落ち着かせるためにも少しずつ出歩きたいし、保護している子猫のほほの診察が今週末に入っているので、その診察で問題がなければいよいよ、本格的に 新しい家族を募集しなくてはなりません。ちゃんとした活動をする為にも、いつまでもボーと家の中で過ごす訳にはいきません。勿論、ホームレスが飼っている 土手犬のケアや、お散歩してもらえない犬達のお散歩などは出かけるようにしていますのでご安心を。

家の中では、少しずつ片付けなどを進めています。ゴチャゴチャの戸棚の中身を整理したり、今まで手をかけなかった所を少しずつ拭いたり片付けた り・・・。ただ「やりたくない」のはバルコニーの掃除と、ガラス拭き、それからエアコン掃除(笑)。これは追々、チチと協力し合ってやります。

それから、「出来ない」のは、PC内の整理。
かつの写真がわんさか入っていて、重くなってしまったPCの整理だけはまだ出来ません。

だから何処にどんな写真があるのかさっぱり。
昔の703号室の記事もまだ読めない。
楽しかった頃の記事もまだダメです。

話は変わりますが、頂いたコメントの中に、私を心配して「かつの安楽死を選択しなかったことを後悔しているのでは?」という内容のものがありました。

かつが生きている頃から安楽死については、何度か書きましたが、私は最後まで安楽死を考えていませんでした。死なせることでしか、楽にしてやることが出来ないほど、かつは苦しんでいましたが、安楽死は選択していませんし、選択肢にありませんでした。

正直、安楽死を選択しなかったこと、堂々と自慢できません。
それ程かつは苦しんでいましたから。

私は今まで、数え切れない程の犬猫の生殖器を奪ってきました。

ちゃんと数えてはいませんが、まだブログで紹介していない大勢の卒業生を合わせると、ざっとその数は150を越えています。家のベベナナリル、亡きか つ、それから私とKさん(保護活動仲間)が手掛ける地域猫、ババ(母)のお店にご飯をもらいにやってくる多くの猫達、土手の犬達、それらを合わせると、と んでもない数の犬猫の生殖器を奪ってきた。子猫や子犬を里子に出す時は、里親さんとの誓約書に「不妊手術してください」と明記し、他の方から相談されれ ば、健康な犬猫であれば、勿論手術を受けさせるべきと勧めてきました。

それは、保護活動しているボランティアであれば今や共通の認識です。
Kさんやユキちゃんも、私とは別に、年間多くの数の犬猫の不妊手術を行っています。

健康な体にメスを入れ、大切な生殖器を奪い、性をコントロールすることに疑問を感じたことは無いか?と聞かれたら、私は無いとは言えません。どんな理由であれ、人間がそれを奪うことは残酷で、生まれてくる子犬や子猫が可愛くないと思う人間は少ないでしょう。

けれど人口は減少し続けています。

又全ての方が犬猫が好きで、飼える環境にあるとは言えません。
ペットショップはアホの様に乱立し、その結果、日本だけで見ても犬猫の絶対数は人口を上回る勢いです。上回った犬猫はどうなるか?

生き場を失い、溢れた結果、いのちを絶たれる。

血統の子も、雑種も関係ありません。血統の子だって「うちの子だけはお産させてやりたい」ともし、全ての飼い主が言い出したら、その数は膨大になり、日本 全体から見た結果は同じです。だからジャックラッセルテリアのベベも、ハハ妹の飼い犬まめ(まめ柴)も勿論手術を受けさせています。

生まれてしまったのに、生きることを許されないことの方がずっとずっと残酷です。

そう考えるから、私は犬猫の絶対数を減らすために「不妊手術」を行ってきました。

でも、不妊手術だけは何度行っても慣れなくて、いつもいつも心が痛い。
心配で胸が潰れそうで、術後帰ってきた保護犬猫などの傷跡を見ると、これは私による「支配」以外の何ものでもないと気がついてしまいます。

それでも、私はこれからも、ずっとずっと不妊手術を選ぶでしょう。犬や猫の種を断絶したい訳ではなく、不遇な犬や猫を産み落としてしまわないように。

そしていつか、手術をしなくても、不遇な子が居ないような日本、つまり適度に生んでも、生まれてきた新しいいのちが、生き場のある日本になればよいと心より思います。

不妊手術を行って、愛する彼らから生殖器を奪ってきた私が安楽死を選択することは出来ません。

生殖をコントロールしている私が、いのちまでコントロールすることは出来ない。
いかなる場合もそう。
もしその両方をしてしまったら、私は保護活動を続けていくことが出来なくなります。
犬や猫を飼い続けることも出来なくなる。
いのちの誕生も、いのちすらもコントロールしたら、私は私ではいられなくなる。

かつのように、苦しみ抜いて死んだとしても。
その途中で、それを奪うことは出来ない。
それが私の信念です。

だから、かつの苦しみを直視するだけで、代わってやる事は出来なかったし、それが何より痛いですが、その途中においても「安楽死」の選択肢はありませんでした。

それに、私は「生」にこだわって活動してきました。

中には、2年間めいいっぱい幸せを味わったのだから、交通事故で死んだけど、幸せだったのよ。という方が居ます。もしそれがご自分の子供なら、きっとそれは運命だったのよ、それまで幸せだったんだからいいの。とは言えないでしょう。

だから、愛する犬猫を卒業させる時には、何度も何度も新しいご家族に「長生きさせてください。あらゆる危険から守ってあげてください。」とお願いしてきた し、自分でも、卒業前夜にはその子を抱いて「長く幸せに生きてね。生きて生きて生きてね。」と例外なく言い続けて来ました。

私にとって「生」とはそういうもので、長生きして欲しい、不治の病などで、それが無理でも、かつのように、たとえどんなに苦しもうとも、最期まで、ちゃんと生きて欲しい。そう思ってきました。

看取るのは、痛かった。今もその痛みを闘っています。
けれど、その点については後悔など一つもしていません。
かつは自ら生きて
かつは自ら死んだのだから。

ブログを見て下さっているねこママさんがみたかつくんを書いてくれました。
とっても優しいお顔のかつですね。


こちらは遊んでますね。本当に可愛い。。。


素敵な絵をありがとうございました。宝物にします。

※色んな考え方があります。色んな選択肢があります。不妊手術については、「手術に耐えられる健康 な個体であれば」お勧めしていますが、安楽死の問題は個々の問題ですので、私が正しいとは言えません。私は私の考えをここに述べただけです。安楽死を否定 するものでもありません。誤解の無いよう、お願いいたしますね。

「ねこママちゃん、ありがと。こんな風に素敵に描かれるとちょっと照れちゃうな。でも、ねこママちゃんから見たぼくは、こんなに美男子猫さんなんだね。
皆さまもいつも来てくれてありがと。今日も愛のポチをお願いします。」

703号室かつくん

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一番の涙

起きたのはお昼近くでした。

処方されている精神安定剤の効き目がひどく、一旦眠ってしまうと何処までも起きれません。かつの闘病の時は、1日に4時間眠れれば大満足でしたが、ここへ来て私は真夏の冬眠を余儀なくされています。

午後5時から精神科のカウンセリング。優しそうな女医先生が担当してくれました。

生い立ちからかいつまんで三十数年の主婦の歴史をアレコレ聞かれ、かつの死についての自分の気持ちや症状を伝えると、薬を増やされてしまいました(笑)。
安定剤の他に、抗うつ剤も処方されました。

「パキシル」という名の薬で、副作用に吐き気が伴うため、吐き気止めとセットで処方されました。薬は飲みたくありません。例え、今だけは必要だとしても。そう告げても、尚飲むように勧められ、2週間分処方されて、次の予約を入れられてしまいました。

「適応障害」の他に病名が2つ。詳しい病名は伏せますが、必ず近いうちに復帰します。かつのためにではなく、自分のために。

帰り道、まだ明るかったので自宅へ帰る気にはなれず、迷った挙句、車でユキちゃん(保護活動友達)の家に向かいました。アポなし。居てくれなかったら、ユ キちゃんの犬猫たちの顔を見て帰ろう、そう思って。。。かつの死の間際、ユキちゃんにはとてもお世話になったので、手土産もなしですが、一言お礼もしなく ては・・・。

ユキちゃんのお宅は犬猫が更に増え、大型犬4頭、中型2頭、猫4頭、計10頭の大所帯になっていました。どの子もひどい生い立ちで、一番甘えん坊のゴー ルデンのアンは、覚せい剤中毒で、足が1本折られて永遠にまともに走ったり座ったり出来ない体です。覚せい剤を打ったのは、勿論犬のアン自身ではなく 「元飼い主」という鬼の仕業です。
10頭のうち、障害を持ったり、病気を抱えたりしない子は数頭しかおらず、ユキちゃんのお家はまるで彼らの「防空壕」です。

ユキちゃんは、妹のみなちゃんと犬の散歩で留守でした。
代わりに、ユキちゃんのママが私を招き入れ、お茶を出してくれました。
3頭だったはずの猫が4頭に増えていたので、訳を聞くと、捨てられて放っておけず連れて帰ってきたとか。生後4ヶ月位の可愛い三毛猫で「ココ」と名付けられていました。ココは快活でしたが、特別私に擦り寄ることもせず、近くで遊んだり休んだりしていました。

ユキちゃん、妹のみなちゃん、6頭の犬達、4頭の猫、ユキちゃんのお友達2人、ユキちゃんのママ、ユキちゃんの娘のみらいちゃんがリビングに揃い、私 はかつの時の礼を述べて、犬や猫たちと遊び、猫がご飯を食べる可愛い姿にうっとりしながら、昔かつもこんな風にご飯を食べていたっけなと回想に耽って何と なくお茶をすすりました。

朝から何も食べていなかったので水分がたまり、おトイレを借りて戻ると、妹のみなちゃんが「信じないわ。やめよう。」ママに向かって言いました。そうね、そうね、とママ。

何となく話が私に関係するようだったので「ん?どした?」と聞いて、元の位置に腰掛けると、ユキちゃんが私を真っ直ぐ見つめて「信じないと思うけど、信じなくていいの。」と前置きをしました。

「あなたのかつくん、そこに居るじゃない!!!
あなたの膝の上に居るじゃない!!!
あなたを見ているじゃない!!!」

とママに言われました。
私は、霊も信じなければ、神さえ疑う人間で、占いも全く興味が無い可愛げの無い女です。でも涙を流したママの表情はとても清らかで、私は自分の膝に目を落とし、信じずにはいられないと悟りました。

ママが「ココ、体をかつくんに貸してあげて。すぐに傍に行ってあげて。」と保護したばかりの子猫に告げると、ココは初対面の私に向かって突き進んできて、膝に乗り、私を真っ直ぐ見つめました。みんなが息を呑んで私とココに視線を向けました。

あまりに信じられない状況で、頭がパニックして、私は泣いて泣いて、ココの体を濡らしてしまったけど、ココは何処へも逃げようとはせず、黙って私に抱かれ、いつまでもそのままの状態が続きました。

「痛い思いをさせてごめんね。
苦しい思いをさせてごめんね。
ごめんね。ごめんね。ごめんね。」
そう、ココに言ったのか、それともかつに言ったのか、自分でも分かりませんでしたが、とても素敵な時間を味わうことが出来ました。

今まで流したどの涙とも違う。
一番の涙を流すことが出来ました。

勿論、楽になりきったわけではありません。
かつを忘れることも出来ない。
明日も、会いたくて、胸の苦しみに負けてしまう時間を過ごすでしょう。
だから何もかもが変わったとは言えません。

信じる方を否定しませんが、それでも私は霊や超能力を信じない。

けれどあの瞬間、私が抱いたのは、ココではなくかつでした。

ユキちゃんのお宅から帰る車内で、何度も何度も膝を撫で、私は自分が生きている心地でいっぱいでした。

そして家路に着いて、チチと合流し、ベベナナリルを連れて夜遊びへ向かいました。
公園を散策し、ドックランで放し、ドックカフェへ寄って3頭にご馳走を振舞いました。

走れないと言われた保護子猫のほほも、今では家中飛び回り、トイレも覚え、リルとの相性はいまいちですが、短命なんて言わせないとばかりにイキイキしはじめました。

この星は、こういう星なんですね。
又新たな発見をしてしまいました。

「この星はどんな星?」

「・・・・・・・・・・・・・。」

「いい星。」

「ぼくは今まんまる星で暮らしています。まんまる星は703号室にある小さな星。今日もぽちっと応援してね。そしてぼくがハハのお膝に乗ったこと、信じてください。」
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それから

今日は谷中墓地の周りをあても無く歩きました。

とても暑くて、体の底から夏が嫌いになったと実感しました。
かつの尻尾の一部の骨と爪をカプセルに入れてもらったので、かつも一緒です。

かつのお線香を買って、ブラブラあるいはよたよたと家路に着きました。

家に居ても地獄だし、外へ出ても救われません。

亡くなった日からずっと、パソコンを戸棚の一番奥にしまいこんで、何もかもから目を伏せる毎日を過ごしてきました。そして愚か過ぎる私は、「かつくんご飯よ。」とつい口に出してしまいます。お返事は勿論ありません。虚しい空気だけが辺りを満たします。

あまりにもきつい最期だったので、まだ書けません。
死に顔も酷く、安らかな永遠の眠りとは程遠いイメージでした。
かつの死に顔を見た人は10人。
誰一人「安らかなお顔」とは言いませんでした。

もしそんなことをお世辞で言われたら「どこを見てそう思ったのか?」と問い詰めたかもしれません。それ位苦しみを背負った死に顔でした。

かつを燃やす時、私は火葬場へ行くか迷いました。
Kさんはやめておきなさいと言ってくれました。

私は行きました。
最後に抱っこしてあげてくださいと言われ、コチコチに凍ったかつを抱くと、焼かれる釜へ放り込むことが困難で、そのまま火葬場の外へ逃げ出したい衝動に駆られ、それも叶わないと知ると、コンクリートの床に頭をつけて、よだれをながして泣きました。

小さな骨壷に収まって帰ってきたかつを抱いて、そのまま病院へ向かいました。
最後の診察の時のお金を払うためです。会計を済ませる時間さえ、苦しみ悶えるかつには無かったので、お金はいつでも良いと言われていました。

院長先生に骨壷を見せると合掌してくれました。

会計してくれた看護士が私に「落ち着いてからでも良かったんですよ。」と言ってくれたので「いいえ。この子の為にお金を払うのもこれが最後だと思うと、ちゃんと来なければと思ったものですから。もう、かつのためにお金を払うことも出来なくなるから」と言いました。

そしたら受付の看護士さんがぼろぼろ泣くので、私も崩れるように泣きました。

帰ってからの数日のことは良く覚えていません。
どのような週末を送ったのか、どのようなことを口にしたのか、今思い出そうとしても思い出せません。何処に居ても居所が無く、私は身の置き場を探さなくてはなりませんでした。

そして心臓が破れてしまうようにドクドクと動き、呼吸困難に陥る。木曜食べたのを最後にご飯が受け付けず、ようやく眠ると足をそぎ落とされる感覚に悩まされ、他にもここに書ききれないほど沢山の症状が私を蝕み、ついに、チチに連れ添ってもらって、精神科を訪ねました。

「適応障害」

何だか訳の分からない病名ですが、精神安定剤を処方され、それを飲んでボーと過ごす事を楽しみに生きています。私が行った精神科は皮肉にも、かつの通院時、毎日車で通った場所で

「かつくん、面白い建物だね。あれなんだろうね。」と話しかけていた場所でした。

これからは、毎週1度診察に行かなければなりません。

私は肝臓が悪いので、10年前にお酒をやめました。
それまでは、イメージと合うか分かりませんが、毎日浴びるほど飲みました。
10年間、いい事ばかりではなかったけど、お酒に手を伸ばしてこなかったのは、ささやかな自慢の一つ。けれど、かつの闘病が始まった6月からは、驚くほどお酒に頼る毎日を過ごしてきました。

お酒に答えを求めて飲みました。

答えなど、一つも得られないことを知りながら。

自分のことばかり書きましたが、ベベはとてもいい子です。優しく寄り添ってくれて、泣けば何処からでも飛んで来て、私にチューの嵐をプレゼント。

ナナはおとなしくて手がかかりません。ババ(母親)の家に泊まりに連れて行くと、特別扱いされたのが嬉しいのか、いつまでも笑いました。

リルはかつのお骨に向かって何度も何度も吠えて、何かを話しかけていましたが、私は何を話していたのか分かりませんでした。

ハハ妹は、私と共にかつを看取り、抱き、泣き、分骨した爪と尻尾の骨を愛しそうに抱いてOLを続けています。

チチは、ボロボロです。
703号室のブログを読むことが出来ず、あまり無邪気に笑わなくなりました。笑っていることすら罪だとばかりに何となく仕事を続け、家に帰って子猫の世話に追われています。

お世話されている水頭症の子猫、輝一(キイチ)ですが、名前を「ほほ」に変えました。チチが名前に意味を持たせるのは嫌だと言った為です。
ほほは、猫らしい動きが出来ず、トイレもジャンプもそれから歩くのも困難な状況でしたが、毎日投薬を続け、世話を続けて何とかトイレを覚え、少しだけなら歩いたり鳴いたりできるようになりました。

今月中にもう一度診察してもらって、里子に出せる状況かどうか見極めてもらうつもりでいます。もしかすると、ほほも又、短命かもしれない。それを踏まえて、先生と相談して今後のことを決めようと思っています。

生きている時から応援してくださった方々。
励ましのコメント、お手紙、メッセージ、様々な情報、プレゼント、お気持ち、おやつ、サプリメント、お灸等をご提供頂いた方、又お貸し頂いた方、本当にありがとうございました。

かつの死を悼んでくださった多くの方々。
お花や、お花代、プレゼント、お手紙、メール、コメント、メッセージ、ありがたく頂戴いたしました。個別にお返事したり、お返ししたい気持ちでいっぱいですが、今はまだ出来ません。どうか許してくださいね。どうかお許し下さい。

この場をお借りして、お礼差し上げます。
本当にありがとうございました。

亡くなる5日前のかつ。吐きっぱなしで動くことも出来なくなっていました。


この次の日から本格的な地獄を味わうことになりました。


それでも、最期まで立派に生きましたよ。


本当に立派でした。

「ハハがもうすこち、落ち着いたらあたし達の写真や楽しいお話も載せてくれるって。皆さま、又良かったら遊びに来てね。皆で待ってます。」

「まだ新しいキャラを用意してません。もうしばらくかつくんのお顔をクリックしてくださいね。お願いします。」
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かつが逝きました。

かつが逝きました。

3歳と3ヶ月と5日。

通院した回数40回。

最期は、生易しいものではありませんでした。
想像を絶するような苦しみに耐え抜いて、闘い抜いて逝きました。

こちらが驚くほど苦しんで、苦しんで逝きました。
覚悟していた苦しみの100倍程でした。

それを私とチチは、ただ見ていただけ。
何もしてやれませんでした。

かつは生きました。
そして死にました。

今まで沢山の方に応援してもらって本当にかつ共々嬉しい限りです。
最期の写真、亡くなるまでの話、未掲載の写真やエピソードは山のようにありますが、まだ載せられません。

明日灰になります。
ミッキーマウスのようなお手手も、
長くて黒い尻尾も、クリクリのお目目も、全部この世から消えてしまう。

でも、亡くなった瞬間、私はとってもほっとしました。
色んな死を見てきました。
でも、どう客観的に見ても、どう自分を慰めようとしても、かつが味わった苦しみを小さく評価できません。それ程苦しい最期でした。

何度も何度も苦しい最期と書いてしまってごめんなさい。
けれど、事実だけを書かせてください。

チチは看取れませんでした。仕事が終わって電話してきて、かつが逝った事を告げると、渋谷駅のまん前で、吠えるように泣きました。

かつはとても立派でした。
今度詳しく書きますね。
ちょっと今はご報告だけで精一杯です。

かつのために涙したり、笑ってくださったり、ここを訪れてくださって本当にありがとうございました。ありがとうございました。

「今まで応援ありがと。ぼく、やっと楽になれたよ。さよなら。」

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