ただのはなし

今から犬猫を飼う方に是非読んで欲しい。清潔なペットショップの話。

いつも登場する保護活動仲間のユキちゃんの妹のみなちゃんは、有名なペットショップに勤めた過去を持っています。人生の汚点だそうで、その理由を私とチチ に少し前に話してくれました。動物が好きな人が働ける場所ではない……。当時まだ20代前半だったみなちゃんにはとても衝撃的な仕事内容でした。

子犬子猫は全て商品。店員の殆どは彼らに愛着心がありません。
その店の店長は動物が嫌い。家でも1頭も飼っていません。
商品である育ち盛り彼らの食事は、ぎりぎり生きられる程度のごくわずかなフード。
自宅に帰って子犬のフードの適正量を本で調べて、みなちゃんは大変驚いたそうです。「あれっぽっちかよ……」そう思ったそうです。でも、小ささがウリの日本では、お腹いっぱい食べさせて大きくすることが出来ません。

犬猫はお金さえあれば誰にでも買えます。
中学生同士が集めたお金で買い、隠れ陣地で飼うという話もありました。
みなちゃんは、買わないほうがいいと勧めるそうですが、お金を出されたら終わり。
「お買い上げ、ありがとうございます」です。何十もの犬が怪しそうな人間の元へ旅立つのを、ただ術もなく見送ってきたそうです。

子犬たちが病気に罹って死ぬと、その扱いは極めて簡単。
生ゴミです。生ゴミの袋にぽいっと入れる。それでおしまい。火葬なんて夢のまた夢。
それでもまだマシなのかも知れません。散々粘っても売れない子は、健康体であっても集団処分。みなちゃんはそれが嫌で、内緒で引き取って仲間に預けたり、飼えそうな家庭を探したりしていたそうですが、数は知れています。殆どは病院で死刑だったそうです。

生まされたから生まれてきた。
売れないから死刑。
病気でもないのに、一生懸命大きく育ったのに……。
死ななければならなかった理由は、「売れ残り、成長してしまったから」つまりはそういうことです。
老犬の飼い主は、飼い犬の体重がわずかに増えただけでも喜びます。
でもペットショップではそれは死刑に値します。
誰も、その状況に異論はなかったようです。
もう、集団ヒステリー状態で、その様子を淡々と見ていたとか。

みなちゃんが軽く精神を病んだのは、ハムスターについてある事件がきっかけでした。
小さいケージの中、仲間も居なくて一生懸命生きているから、つい応援したくなって声をかけていましたが、病気になってしまったそう。そしたら一人の優しそ うな店員がそのハムスターを持って、「病気だね」と言ったそうで「ええ、ちょっと元気がないの。病院へ運ぶ?」と聞いたら「じゃあ、エキゾチックアニマル病院で解剖してもらいましょう」と笑いながらエキゾチックアニマルの檻の中にそのハムスターを生きたまま入れたそうです。
みなちゃんは、カッと目を見開いて、わけが分からなくなって苦しみもがく血だらけのハムスターを眺め、店を辞めました。そのハムスターの表情を思い出すたびに、ギューと胸が苦しくなるそうです。これが、みなちゃんがまだ話せると暴露してくれたスイートな内容。

交尾させられ、お腹に宿って生まれ出た。
ペットショップのショーケースで甘えることも出来なくてただ泣いた。

柴犬 ○年○月○日生まれ オス 父親チャンピョン犬
ビーグル犬 ○年○月○日生まれ メス SALE中

甘えたくて泣いて、お腹がすいてまた泣いた。
繁殖用として絶えず無償で働く母犬に甘えることは許されなかった。
一人ぼっちのショーケース。無機質な空間。
来る人に指を指され、選ばれ、そしてキャンセルされたりした。
病気に罹り、いのちを失った。
病院へ連れて行ってくれる人は居なかった。
「死んだだけ」なので、ティッシュや、汚れたペットシーツや、お昼ご飯の残りやメモ用紙などと一緒に生ゴミとして、捨てられた。
生ゴミなので、生まれてきたことを覚えている人は居ない。
名前もない。

だって、たかがいのちでしょ?

では、もしあなたが運悪く、こういう子犬として生まれてしまったら、どうしましょう? あなたの生きたい生き方が、ここで実現しそうですか?

いい方に買われる保障はありません。
それでも売れれば、あなたは卒業するでしょう。
703の卒業とは違います。
けれど卒業するでしょう。
だってあなたの意思などは、全く契約内容に載っていないのだから。
夢や希望を沢山持って巣立ちますか?
それとも不安や絶望の中巣立ちますか?

とわは、夢と希望を沢山持って2004年12月にペットショップを巣立ちました。
そして2年後、703に持ってきてくれたお土産は、「不安」ただこれ一つです。
私は彼から何を学び、何を代弁し、何を与えるのか考えました。
彼の眼差しから、私は優しい気持ちを学びました。
口の利けない彼の淋しさを代弁していこうと決めました。
そしてひたすら愛を与え続けることを選びました。


何処でも手に入れられなかった、とわの切ない夢を、私が全部与えます。私の全てをかけて、それを与えます。まずは生きなおして欲しい。私の腕の中で。

いらっしゃい。とわくん。あなたを待っていましたよ。


みなちゃんに甘えるとわ♪

抽選結果、出ました♪
ラッキーな7名は、次回発表します。
最近、書きたいことがありすぎ?で、なかなか更新が追いつきません。関係者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ボチボチ更新頑張るので(笑)、よろしくお願いします。

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

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ACO1 出会い

私が住む地区には土手があり、無数の犬猫がホームレスによって飼われています。幸せな卒業生のコロンもそうでした。そしてナナの生き残っている兄弟たちや姪・甥も土手に居ます。

さて、皆様は他国のホームレスと日本のホームレスの決定的な違い、分かります?
数年前、ドイツ記者の記事を読んで、それを知りました。私がはじめて日本へ来たのは9歳の頃でしたが、私が居たのは貧しい国で、まだ「物乞い」と呼ばれる 人たちが多数居ました。日本に来て気がついたことですが、日本のホームレスの大部分は、物乞いをしません。そこが他の国のホームレスと大きく違うと思いま す。だからプライドが高く、扱いにくい側面を持っています。彼らと話すときには、彼らのプライドを一番に考えなくてはなりません。それが難しいと思うこと があります。人間のプライドは簡単に傷つくもの。彼らの心はそういう意味ではガラス細工です。どんなことを言われても「生活力もないくせに」とか「家もな いくせに」とは絶対に言い返せません。

土手のホームレス達とは、5年ほど前から付き合っています。彼らが飼っている(?)犬や猫に薬を飲ませたり、注射したり、不妊手術をするためです。去年は カラオケにも行きました。ファミレスでも良く一緒にご飯を食べます。「頑張って自立してよ。応援するから」彼らの自立のために、区議会議員とも話し合いま した。国会議員の事務所にも一人で行きました。アポなしで(笑)。

でも、私の真意は違います。残念ですが、私はホームレスの支援活動をしているわけではありません。私はそこで生きてる犬をどうにかしたいと考えているだけ です。実際に私の力添えで自立したホームレスは一人もいません。彼らの多くは、刑務所へ出入りしたり、自由気ままに暮らしているのが好きだったり、あるい は社会へ出るのが怖いタイプの人間なので。だから自立をしてもすぐに土手へ戻ってきます。きっと、社会に対して漠然と不安や絶望を感じているのでしょう。 不遇な幼少時代であったのかもしれないと勝手に推測しています。

半年前、彼らの一人から電話が鳴りました。
俺の仲間が新しく犬を飼い出したんだ。よろしくな
「また増やしたの? オス? メス? 何歳?」
私が一番気になるのは、性別。

「メス。まだ生後7ヶ月くらいだと思うんだけど、殴っても言うこと聞かない生意気な犬だよ。木の棒で今、仲間が殴ってしつけてるんだけどそれでも聞かない時がある」
「殴らないで! いい? 殴らないで! 絶対にダメよ。殴るのはだめ。殴ると余計悪い子になるわよ。そう仲間に伝えて」
「でも猿でも殴れば芸が出来るから、ある程度は殴るってよ」
わけの分からない答え……。

チチとお出かけ中でしたが、通行人の前で「だめ!殴ったら縁切るわよ、もう助けてあげないからね」と絶叫し、すぐに電話を切ってKさんに(ボランティア仲間)電話をかけました。

「今、土手のNから電話がありました。メス犬一頭、増えたそうです」
「え? そうなの? ならすぐ不妊手術させましょう。協力するわ。いつ行く?」

行って出会ったのが、ACOでした。
ACOは小柄で静かな犬でした。そして真っ直ぐ私を見つめる目が印象的でした。


私とは初対面の初老のホームレスが飼っていました。ホームレスは数え切れないくらい居ます。でも、私はもう殆どの顔を知っています。彼らとの長い付き合い の中で信頼を得ているという自負もあります。けれどこの飼い主とは初対面なので、性格が掴めません。それに殴ってると聞くし。オス猫も2匹飼っています。

さて、どう出るか……。

「はじめまして。この子の飼い主? 唐突だけど、赤ちゃん増えると厄介だから手術させてもらってもいいですか? 全部こっちでやるから」
そう切り出すと、
「ああ、いいよ。お宅のことは良く知ってるよ。手術してもいいよ。いつ?」と返ってきました!

ヨシ! 第一関門クリアです。土手のホームレスは不妊手術に反対する人間も多く、その為、子犬が生まれてしまうこともありました。でも、今回はOK。良かった。数日後、病院に予約を入れて、ACOを迎えに行きました。その頃の記事がここにあります。

車内での私とKさんIさんの会話。
「こんなに可愛い子だとは思いませんでした。何とかしてとれないでしょうか? まだ若く、これからの可能性がある。土手でこのまま生きていくのは忍びない」と私。
「盗る? でも危険よ。あなたが盗ったのが分かったら、他の子に薬を飲ませに通うことが出来なくなる。今までの信用が崩れるわ」Kさん。

ホームレスは時に、対外の為に団結します。一箇所で彼らに敵視されたら他の場所で生きている犬に薬を届けるのが難しくなるかもしれません。私が盗る事は出 来ません。では、誰が盗る? いつ盗る? 盗る以外に、方法はない? くれと頼んだらACOをくれるかしら? でも、大概のホームレスはいくら犬をくれと 頼んでも手放しません。

……ダメ元で一応頼んでみる? 頼んで断られたら諦める? それとも盗る? でも、断られて次に盗ったら、犯人が私以外の何者でもないと分かってしまう。そしたら他の犬に近づくことさえ許されなくなる……。

悶々とこんなことを考えていた半年間でした。

小さい時、人のものを盗ってはいけないと教わりました。私はそれを守ることが出来なくなるかも知れません。彼らは警察に訴えたりしませんが、訴えたとしても窃盗罪で捕まることは恐れていません。でも盗ることは、最後の最後に使うカードにしたいと思いました。

ちょっとじらしちゃいますが、今日はこの辺で終わりにしますね。長くなってしまったし、腰が痛むので(笑)。

結果だけ、先に言っておきます。

「盗ってません」

私が通うと笑顔とウレしょんのお出迎えでした。


ウレしょんをしているのが、分かりますよね?

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ご心配おかけしました

今尚、ダニエルがこの世の中にいないことが淋しくてなりません。ダニエルの死について、私の不 適切な書き方に対して多数のコメントやメッセージ、又はメールをいただきました。叱咤激励を受け、客観的に自分を見つめなおせただけでなく、温かい励まし には今一度立ち上がる勇気を頂きました。ありがとうございました。

二度とこのような思いをするようなことがないよう、これからは里親様達と力を合わせ、頑張っていきたいと思います。昨日、ダニエルの里親さんからもお電話 を頂きました。ご心配なく。喧嘩などはしていませんし、無礼もはたらいておりません。ただ、「またダニエルの写真を送りますね!」とのお申し入れには応え られず、私自身が消化してからお願いいたしますと答えました。そして今回のことで気を落とされることなく、日々頑張ってくださいと申し上げました。

多数のコメントの中に「不慮の事故を覚悟して保護活動をするべきではないか」との内容のものがございました。そして「不慮の事故に遭ってしまった里親さんの心のケアこそが最優先では?」とのご指摘も頂戴しました。ダニエルは可愛がられましたが、同時にとても短い生涯でもありました。里親さんの無念さは計り知れないものであると推測いたします。もっと深くそのお気持ちを察するべきでした。反省いたします。ただ、私達保護活動している者は、誰しもが不慮の事故などを想定して犬猫を渡してはいません。いや、想定はするけれど、それを回避してもらうつとめがあるんだと思います。

例えばとても大切ないのちを他の方に託すことを決めたとします。日々その子に触れ、日々その子を抱きしめ、病院へ連れて行き、ご飯を与える。正直、ただで 出来ることではありません。お金がかかります。時間も莫大にかかります。里親様のご厚意で治療費などをご負担してくださる場合もありますが、それでも苦し いときがあります。今だから言いますが、去年は生まれて初めて姑にお金を借りました。嫁として恥ずかしい思いをいたしました。親子とはいえ、甘えるべきで はない。自分の範囲を超えてやるべきではない、そう何度も考えましたが、現実目の前に横たわるいのちを無視できる訳ありません。それは自分が選択してやっ ていることだから、納得はしています。お金も勿論、返しました。全部自分が好きでやっていること。でも、一つだけ、もし一つだけ見返りを求めることが出来 たら、私は里子に出した子に長生きして欲しい。その考えは間違いであっても曲げません。絶対に。私は、「不慮の事故があるのはしょうがない」と覚悟して笑 顔でその可愛い子を送れません。覚悟など、出来るはずもありません。私の誓約書には、そういう文言は記載しません。あらゆる危険から回避させて、天寿を まっとうさせてくださいとお願いしています。私自身がまだ、未熟者で達観していないからかもしれません。多分そうです。でも、一度抱き上げたいのちの温も りを簡単には忘れません。何年経っても彼らを忘れません。今までも、これからも私には考えることは出来ません。「不慮の事故を覚悟して里親探しをするべき だ」とは……。そして、私が常に一番考えるべき対象は、保護犬猫であり、人間の心のケアは大切ですが一番ではないと思います。

里親さんを責めるのは、筋違いです。責めるように読み取れる文章を書いたことは、私自身の至らないところであり、本意ではありません。もう少し上手に整理 して書くべきでした。反省いたします。けれどいつもいつの日も、私が最優先でケアすべきは保護したいのちであり、彼らの声に耳を傾けることだけに集中して いきたいと思います。勿論、彼らを懸命に守り、安全な生活を送らせてくださる里親さんはとても大切な存在で、それはわざわざここで深く言及しなくてもご理 解頂けると感じています。

これからも理想を天ほど高く持ち、自分にも厳しく里親探しをしていきたいと思いますので、もし私の偏った考え方にご賛同いただけましたら応援お願いいたし ます。これまでの不適切な表現、ご心配・ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。次回はお待ちかね? ACOが703にやってきた経緯をUPします!  強引なやり方で保護したので、また反感をかっちゃいそうですが(汗)もう保護しちゃいました。エヘへ。

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責任

バイトを終えて、只今帰ってきました。コメントに目を通して、私は自分の書き方に間違いが多々あることを教わりました。不快な思いを与えてしまったことを心よりお詫び申し上げます。

里親さんは、ダニエルを大切にしていました。ダニエルの写真を送ってくれたのも、ダニエル自身ではなく里親さんです。そのようなことが分からないほど、私 の目は曇っていません(笑)。今まで放し飼いで数匹の猫ちゃんを失ってしまったから、ダニエルは家猫としてちゃんと育てます。そう約束してくれました し……。私は約束が守られていたと、信じています。「あの日たまたま、ダニエルが出てしまい、そして死んだ」のだと。ただ、痛い思いをして死んで行ったダ ニエルを思うと、心が切なくなりました。それだけです。私が痛みを代わってやることもできず、まだ若いのに死んでしまったことが悲しいのです。ただそれだ けなのに、それだけのことを文章にすることが出来ず、一体何をやっているのだろうとますます落ち込んでおります。里親さんを選ぶ重責が苦しいと思うだけで す。選んだ里親さんが悪いということではありません。うまく言えませんが、選んだことを後悔しているわけでもないんです。ただもし次に里子に出すようなこ とがあったら、私はどのようにすればよいのか、何を伝えたら一秒でも長生きさせることが出来るのか分からなくなったのです。まさか「猫が危ないので一生外 出を控え、換気するさえこと諦めて窓を開けないで下さい」とは言えません。けれど「守ることを守ってくださったらあとは事故なら死んでしまってもしょうが ない」とも言えるでしょうか?それが難しいと思っています。誰にだって間違いはあるし、間違いをおかさなくても生活をしていく上で避けては通れないことが 沢山あります。玄関の開閉。窓の開閉。ダニエルは、たまたまあいていた窓から出て、命を失っただけかもしれません。ただ、赤いリボンをつけて、我が家を巣 立ったダニエルの姿。私が最後に見た可愛いリボン姿のダニエル。私の中で、時間はそこで止まっています。誰かを責めたいわけではありません。ダニエルを今 まで大切にしてくださった里親さんには感謝します。ただ私は悲しい。ダニエルの死を悼んでいます。そして、立ち直るまでには少し時間がいる。それだけ。

読んでいて不快な思いを与えてしまった方々にお詫び申し上げます。私は保護しただけ。育ててきたのは里親さんです。私ではありません。分かっています。私 は少々、人間に厳しすぎましたね。人間を敵にまわすことに慣れてしまって、文章の書き方さえ間違えてしまいました。いのちと愛が満ち溢れる世界であります ように。

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堕ちてゆく心

兼ねてから私は、里子に出した子を完全に幸せするために里親さんに厳しい条件をつけてきまし た。寿命いっぱいいっぱいまで生かす。それが私の信念でした。里子に出した子を一頭でも不幸にしたら、私のこの微力な活動に終止符を打つことになるかもし れないからです。130頭以上の犬猫を里子に出してまいりました。彼らの幸せな近況は私の救いであり、宝でした。

昨夜、グリのお届けの帰りにチチと夕飯について盛り上がっているときに1通のメールを受け取りました。「ダニエルが急死しました」体中の血が引いていく思 いがいたしました。ダニエルは3兄弟の子猫で、約2年半前、私が里子に出した黒猫の男の子でした。とても優しくて、甘えん坊でした。そして、兄弟の中で一 番最後まで我が家に残った子でした。我が家では高い場所に良く登って、叱るとゴロゴロと言いながら近寄ってくるから、思わず抱きしめてしまうほど可愛い子 でした。お渡しの日には、可愛く見えるように、赤いリボンをつけてオシャレをさせました。車の中でゴロゴロ甘えてきて、運転を邪魔されました。

昨日、開けておいたトイレの窓から脱走したそうです。里親さんが半日かけて捕まえて家の中に入れましたが、その数時間後、苦しみながら死にました。車には ねられたのか、あるいは高い場所から落ちてしまったのか、内臓が破裂して口から血を出して、部屋中をのたうちまわったそうです。病院へ運んだときにはもう 既に、死後硬直の状態でした。我が家を巣立って2年5ヶ月。2歳と7ヶ月の短い生涯でした。命は儚いものですね。その日の朝までは、確かに元気だったそう です。ダニエルは幸せだったと思いますが、正直、最期は不憫です。幸せに暮らしているダニエルをいつか紹介しようと思っていたので、私は心の整理がつきま せん。唯一つ言える事は、犬猫の運命はいつも私の掌にあり、私の一存で彼らのそれが大きく左右されるということだけです。私が決めた運命に、彼らは従うほ かありません。私が決めた家庭に彼らは旅立っていくのだから。その重責が今はとても苦しいし、寿命まで生きれなかったダニエルを思うと胸が痛みます。ダニ エルはたぶん、完全室内飼育で飼われていた家猫です。たまたま不運に脱走し、脱走直後に命を失った、とのことでした。


やればやる程、分かっていくことがあります。でも、やればやる程、分からなくなってしまうこともあります。なんだかしばらく、このまま落ち込み続けそうです。ダニエル、痛かったでしょう……。

飼い猫の脱走に気をつけてください。網戸は完全ではありません。突き破って死への扉を開けます。「昨 日までは平気だったの。でも、今日に限って!」よくある事です。脱走は死を招きます。飼い犬の脱走及び盗難に気をつけてください。店先に繋いだまま、買い 物へ行かないでください。リードはしっかり握ってください。首輪は緩くありませんか?愛すれば愛するほど、徹底的に管理してください。
正しい管理は愛を意味します。

私が抱えるACO(犬)と土手の片足のない猫のみーちゃん(現在あいりママさん宅にお世話になっています)については、もう少ししたら考えます。里子全部が幸せでいなければ、この活動は意味がないのかもしれませんね。

昨日までの多数の温かいコメントを嬉しく拝見していますが、なかなか返信できずにおります。立ち上がるまで、しばし温かく見守っていただけたら幸いです。 私がやってきたことが間違いではなかったと思える時が来たら、また皆さんよろしくお願いしますね。皆さんのアクセスやコメントが私の糧でした。ではでは。

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