花よりちゅ~る ポテチより

※ブログ連続更新中。一つ下の記事もどうぞ!

 

 

「みなさまこんばんは。703号室保護猫ポテチです ぼくを引いて見ると……」

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「こんな風になってます」

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「ここは保護部屋兼チチさんのお仕事部屋。チチさんは本妻リルちゃん(犬)と常にいっしょ。だからぼくもこうしてなかまに混ぜてもらっているのです」

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「ぼくたちはチチさんのキーボード音が子守歌がわり。ああ眠いなあ……」

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「食べすぎのせいでしょうか? ハハがぼくの写真を撮ろうと張り切るも、ぼくはこのありさま……あまりやる気が起きないのですよ」

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「チェッ。ハハ花持ってきた。しばらくシャッター音がうるさいんだろうな」

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「ぼくにとってゆううつの撮影タイム。プロなら1枚でバシッとキマるはずなのにハハ写真が下手だから何枚も連写するんですよ。つき合う方の身になってほしいです」

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“ポテチポテチ目を開けて!! ポテト!! ポテト!! 目!! 目!!”

シャッター音と高テンションのハハの声。そもそもですよ? 目を開けていようが目を瞑っていようがぼくの自由じゃないですか! その辺もみなさまからハハに伝えてもらえたりすると助かります」

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「ピッピ鳴るおもちゃに反応し、つい目をまあるくしてしまいました」

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「ハハ、これで満足ですね? 撮影はもうおしまいにしてくださいっ」

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あのさあポテチ、おまい文句ばっか言ってないで少しは協力しなさいよ。すべてはおまいの未来の家族に見てもらうためにやっていることなんだからね。

 

 

 

「出た! 恩着せがましいハハ……」

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「ぼくがおっとりまんまるだから動けないのではないかと心配のみなさま。だいじょうぶです。ちゅ~るがあればぼくは機敏です。ぬいぐるみじゃないよ(証拠動画↓)

 

 

 

 

「これでもぼくは今、703号室をしょって立つ大スター。みなさま、ぼくポテチをお見知りおきください。そして応援のほどをよろしくおねがいします。ぺこ」

 

 

LOVE!

 

 

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花と人生

皆さまこんにちは。ブログに書きたいことがいっぱい溜まってしまいました。

 

 

本日は2回にわけ更新する予定。間に家事やもろもろを挟むので2回目は夜になりますが、お時間のある方はぜひ読んでくださいね。

 

 

 

先日私はあまぱんとさぶを連れ東大病院へ

 

 

あまぱん→慢性腎不全の経過観察

さぶ→膿胸及び慢性腎不全の経過観察

 

 

キャリーを手にすると室内で雲隠れするふたり(笑)。ついでにほほも隠れます。猫は病院が苦手ですね。でも強いストレスはかかっていないようです。

 

 

慢性腎不全の治験の総評はナナも含め担当医米澤先生がレポートを作成中。2月のはじめには出るので、出次第皆さまにお知らせします。少しお待ちください。

 

 

研修医小島先生による問診と基礎的な診察

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あぱまんじゃっかん体重が減少

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つづいてさぶ

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さぶも体重がじゃっかん減少(泣)。

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さぶは近ごろ自発的な食欲が出てきたのでシリンジ食を極端に減らし、さぶの食べるペースを見守っていたのですが、痩せてきたのでこれからはあまぱんもさぶも自発的食欲+(足りない分は)シリンジ食を栄養補給していきます。併用ってやつですね。

 

 

さて、あまぱんとさぶを小島先生に預け、私は待ち時間の1時間半を東大農学部の敷地内で過ごすことに。疲れ気味なので車内での昼寝と迷ったのですが、風が気持ちいいのでトマトジュースを片手に「敷地内ブラブラ」を選択。

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ゆっくり歩き、深呼吸。空を仰ぐと心が癒されます。晴れっていいね。

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弥生講堂まで足を伸ばしてみました。ん? 中でなにか催し物やってる?

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ガラス越しに見える花々に誘われ、受付へ。部外者の私も記名すれば入って写真を撮っていいそうなので行ってみることにしたのです。

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賞を取った花たち

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見事な咲きっぷりです。

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それぞれに個性があり

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華やか

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凛としていて

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上品かつ

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清楚

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生け花としての命は短いけれど

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生きているんですね。

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この花たちの「生」にめぐり会えたことがうれしいです。

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たとえやがて枯れるとしても、精いっぱい咲き誇る瞬間があるのがうらやましい。

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私もそうやって生きていきたいな。

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賞を取るようなゴージャスな花じゃなくてもいいから(笑)。

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一輪一輪を堪能

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仲間が集まるとさらに迫力が出ますね。

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似たもの同士だったり

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コラボレーションだったり

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鉢に根づく者も

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花は人生に似ているなあ、としみじみ。

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おっ。ゆったり眺めている間にお子たちの検査終了時間が迫ってきました。

 

 

 

トマトジュースを腹に流し込みブレンドコーヒーも注文。必ず寄る動物慰霊碑へ

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敷地内の猫たちのところへも

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地域猫(東大敷地内の猫たちは全員TNR済)には会えませんでしたが傘に覆われた猫用防寒ハウスを発見。人々の親切がこうして外猫を守っているんですね。

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名を呼ばれ前田先生と小島先生が揃って登場

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精密検査の結果を聞き(前と変わらずです)恒例の写真撮影。なんと前田先生が自分からピースサインをしてくれたので、私も調子に乗って真似しました。

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前田先生はうちのほほの「後見人」。

 

 

もしチチと私がふたり同時に事故死などをしたら、いちばん若いほほの未来が心配です。けれどほほ好きの前田先生が私たちの死後、ほほを前田先生のご自宅で育てると約束をしてくれました。

 

 

(まあ可能性は低いですが)ほかにも私とチチが同時に死んだ場合、うちのお子らが困らないよう、後見人をそれぞれに立てています。みなさまはどうでしょう? 責任という言葉は限りなく重い。

 

 

あらゆる場面を想定しておくのもわるくないですよね。

 

 

私は常に遺書を更新しながらしたためています。

 

 

死を意識してこそ、生のありがたみを実感できるようになりました。40を過ぎたころからなんとなくそうなったのです。私には守りたいお子らがいるので死にたくはありませんが、万が一守れなくなった場合に、私の代わりに守ってくれる人が必要です。前田先生ならほほを安心して任せられます。

 

 

ありがたい限りです。

 

 

しかし簡単には死にませんのでご心配なく。

 

 

うっ……重い話で終わってしまいましたね。

 

 

夜またお会いしましょう。次の主役は保護猫ポテチです。

 

 

LOVE!

 

 

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トロンが明日巣立ちます

皆さまこんばんは。明日、みじゅ改めトロンが我が家を巣立ちます。

 

 

 

「わたち 嫁にいきます」

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行き先は友人宅ですが、なぜ友人がトロンを希望したのか、友人とのこれまでのやり取りなどを含め、詳細は卒業記事をお楽しみに♪

 

 

トロンと秀多の写真はすべてみいさんの提供

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赤いリボンが(胸に白毛のポイントのある)男子秀多で、ピンクのリボンが女子トロン。きょうだいで過ごせる最後の夜。今元気よくリビングを走りまわっています。ふたりで写っているのを見てしまうと、ふたり揃っての卒業を望む方もいるかもしれませんが、その辺も卒業記事で私の考えを述べさせてもらいますね。

 

 

秀多は間もなく家族募集を開始します。興味のある方はお知らせください。

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秀多は人気必至のかわいさですよ。外見もさることながら性格もね♪

 

 

秀多についてはおいおい紹介していきます。

 

 

「ねえねえハハ~ あたらしいおうちいったら こんなおっきいちゅーるもらえるかな? わたちちゅーるだいすき! とろっとおいしいもんね」

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さあ、それはどうでしょう? 笑

 

 

トロン、最初は不安かもしれないけれど、たいせつにしてくれる家族だから少しずつあなたのペースで慣れていってね。私も毎日祈るから。

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「ハハあの……ぼく追い越された感がハンパじゃないのですが……」

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まあいいじゃないの。抜かれても抜かれても、ゴールできれば。

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トロンにはトロンの魅力があり、ポテチにはポテチの味がある。

 

 

私はそう思っています。

 

 

どの子にも可能性を感じます。それが私自身のいいところです。

 

 

そしてそれを教えてくれたのは多くの卒業生と里親さん方です。

 

 

 

ツイッターにもあげたのですが、こんなクリクリ顔が毎日近くにいたら幸せだと思いません? 目にピントを合わせたつもりなのに鼻になってしまいましたけど。

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703号室はポテチ、秀多、人馴れが進み次第(みいさんとコラボで)椿を家族募集しています。小さな小さな事務所ですが精いっぱいがんばりますので応援よろしくお願いします。

 

 

それから、ブログの前回の記事にコメントをくださった「匿名さん」うれしいです。みなさまもよかったら読んでみてくださいね。

 

 

 

LOVE

 

 

 

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コスモポリタン ポテチより

「こんにちは。保護猫ポテチです。にゃん太さんがバナー作ってくれたよ」

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「今日はぼくがいっぱい登場しますが、まずは昨日のできごとを。昼、ハハは保護猫椿に会いに、みいさんちへ。子猫秀多と(みじゅ改め)トロンもいっしょです」

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「秀多、トロン、いってらっしゃい~♪ いい写真を撮ってもらうんだよ」

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「時間がなかったハハはコンビニで椿とみいさんへの差し入れを買いました」

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「ちろっ。いいなあ椿は……ぼくの好物ばかりだ……」

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“あら、なんか持ってきたのね”の顔の椿。ぼくよりずっとビビりです」

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「椿とハハ」

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「椿はしばらくみいさんちで家猫修行します。食いしん坊だから、いつかぼくみたいに手からちゅーるが食べられるようになればいいね♥」

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「みいさんちの保護部屋は陽当たりがよくてポカポカ」

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「ここだけの話ですけど、703号室の保護部屋は暗いんですよ」

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あのさポテチ言わせてもらっていい? 

あなた保護部屋だけじゃなく、ホールも寝室も出入り自由だよ? 

寝室は陽当たりいいのにポテチがあまり行かないだけだよね?

 

 

 

「はっ! ハハは地獄耳ですよ。みなさま気をつけてください……」

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「ハハとみいさんはダラダラおしゃべり。その間秀多とトロンはみいさんちの保護部屋で遊びまくり。いい写真が撮れたので今度ハハがじまんするって。ハハぼくの写真もがんばってくださいね?」

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「みいさんちの<構ってちゃんヒロくん>をあやすハハ。コタツから出られなくなり、トイレを相当がまんしたらしい。漏れる寸前でようやく立ち上がったハハ。コタツっておそろしいんですね」

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「夜、ぼくとハハはボディーランゲージを交わしました。ぼくたちの場合は、身振り手振りで話すのではなく、ハハに撫でてもらいながらお互いの熱を感じるところからスタートします。そしてぼくは目をパチパチアイコンタクト。ハハも目をパチパチアイコンタクト。ハハはぼくにいいました」

 

 

ポテチ私、かっこよく言えばコスモポリタンでいたい。対人間はまだ修行中だけど、少なくても犬猫たちにとって、私はコスモポリタンだと思ってる。どう? 私ちゃんとできてる?

 

 

「う~ん……ぼくは考えてみることにしました」

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「ハハの<コスモポリタン>という言葉の表現が正しいかはわかりません。けど、ハハはたしかにどんな犬猫にも偏見を持ちません。差別しません」

 

 

「いろんなねこがいます。黒いねこ。白いねこ。まだらのねこ。三毛ねこ。子ねこ。母ねこ。強いねこ。弱いねこ。品種名のあるねこ。雑種のねこ。人間が好きなねこ。人間がイヤなねこ。年よりのねこ。若いねこ。男ねこ。女ねこ。足のないねこ。病気のねこ。目のないねこ。食いしん坊のねこ。怒りんぼのねこ。ねこの嫌いなねこ。環境になじむのが遅いねこ。食べるのが遅いねこ。鳴くねこ。やさしいねこ。体の弱いねこ。太っちょのねこ。スレンダーのねこ。感染症のねこ。野良ねこ。幸せのねこ。幸せになりたいねこ。幸せを知らないねこ……」

 

 

「あらゆるねこの中で、どのねこが愛されるべきで、どのねこが愛されるべきではないのかを、ハハはわからないそうです。だれがいつどうやって線引きするのか、ハハはわからないそうです。そして頑なにわからないままでいいんだそうです」

 

 

「ハハの言いたいのは<ボーダレス>。この一語に尽きるのかもしれません」

 

 

「ぼくは目をまんまるに開いてハハの話を聞きました。うん。ぼくにもわからない。だってねこはねこだもん。FIVキャリアですがぼくも家族がほしいです。ぼくはどこもわるくないよ。この家でいちばんよく食べていちばん手がかからないねこです。ぼくはぼく。ぼくのまるごとを受け入れ、かわいがってもらうために生まれてきました」

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LOVE!

 

 

 

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トロンの譲渡を昔の自分に見せてやりたい

「みなさまこんばんは。家族募集中のポテチです。ぼく? への抽象的な質問は来ましたが、お問い合わせはナシ。ぼく家族がほしいのです。ぼくを集中的にアピールすべき時期ですが、今日はハハにマイクをわたすことに」

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「犬猫と関係ないころの話からスタートだそうで、興味のない方が圧倒的に多いと思いますのでスルーしてください。ぼくに会いに来てくれたぼくファンの方は一つ下の記事からさかのぼって読んでくださいね。おねがいします」

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ポテチごめん。ポテチの魅力はじわじわ広がっているから心配しないでね。またいっぱいポテチネタでアピールしよう。

 

 

 

ポテチの言ったとおり、今日は保護活動と関係ない内容からはじまります。

 

 

お時間のある方だけで充分です。

 

 

なつかしい自分との対面。昨日のできごとを、16年前の自分に見せたくて、ブログに書いてみようと思い立ちました。恥ずかしくなってあとで消すかも? ですが、とりあえずいってみよう!

 

 

貧しかった少女時代を経て、私は貧しいまま女学生になりました。

 

 

「アンニイ」という名がめずらしいからか? 理由はなんだかわかりませんが、声をかけてもらう機会が多く、私には大勢の友だちができました。

 

 

友だちは当然のように親に学費を払ってもらえます。おこづかいをもらえます。バブルの最中ゆえ、裕福な家庭の娘や息子ばかりで、中には親の高級車を乗りまわし、親のカードで服を自由に買える友人もめずらしくありませんでした。

 

 

私はといいますと、虚栄心だけは強く、みんなと同じステイタスである風に装いながらも実は築35年の狭い団地住まいでアルバイト三昧。高校、短大の自分の学費を払うためには、遊ぶためには、みんなと似た服を着るためには、かなりの無理をしなければなりませんでした。でも当時は、そうしたかったんです。

 

 

短大時代かな? 二十数年前の古びた写真

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ごまかしにごまかしたおかげで、なんとか化けの皮はかろうじて保っていました。

 

 

そんな私に大きな転機が訪れたのは1度目の結婚です。まるで本物のシンデレラになったようなゴージャスな暮らしぶりでした。

 

 

チチも全部知っている内容なのでご心配なく(笑)。

 

 

年上だった前夫は苦労の末自分の実力でのし上がった方で、裕福かつ正義感が強く気配りのじょうずな男性でした。非の打ちどころがないのです。

 

 

旅行へ行きたいというと、どこにでも連れて行ってくれました。

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パリの凱旋門にて

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車をねだると、新車でジャガーをプレゼントしてくれました。

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犬がほしいと話すとちゃんと飼うのを条件に買ってくれました。それが亡き愛犬べべ公です。生後5か月のべべ公と派手なお母さん

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私は憧れの生活を手に入れました。裕福はもう「フリ」ではなく、実物です。私はべべ公を連れ愛車でよく出かけました。実家のそばにて。妹にリードで引っ張られてるべべも写ってます。

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物理的に豊かな毎日。陰で小銭を勘定しなくても、カードのキャッシングやリボ払いに頼らなくても生きていけます。不自由はありません。

 

 

なのに「これでいいんだ」と感じていた絶頂で、私は犬猫の殺処分の現状を知り、実家のそばの河川敷で捨て犬猫たちに出会ったのです。

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奥に写ってるのは703号室で私が看取ったゴンタですよ。かわいいなあ♪

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16年前の犬猫の事情はほんとうにひどく、私は満たされていたはずの日々にちがう次元のなにかを感じはじめました。自分自身の姿に違和感を覚えたんです。

 

 

もう、べべ以外はなにもいらない。家もジャガーもカバンも靴も。

 

 

自力で地面に立って、河川敷の犬猫たちと向き合い生きていきたい。

 

 

そうして私は、離婚を選択。前夫が私の思いや活動に反対したのではなく、うまく説明できないのですが、私は地に足をつけたかったんです。

 

 

原因は私にあり、私が悪いので離婚にあたってはなにも要求しませんでした。好きだった家具を2~3個と少々の衣類とべべを、借りたハイエースに積み、私は家賃5万円のペット可のアパートへ。

 

 

離婚後、空っぽに近かった私の預金通帳に前夫は70万円を振り込んでくれました。今振り返っても申し訳ないことをしたと心から思います。たいせつにしてくれた方を私は傷つけてしまいました。すべては私の至らなさです。

 

 

幸い、派遣社員ではありますが、いい職場とめぐり合いお世話になり、ひとり暮らしでもべべをギリギリ養っていけました。

 

 

デスクにべべの写真を飾り、定時になるとスッと帰る。べべがアパートで待ってるから会社の飲み会もめったに参加しない。親切な職場の方々のおかげで、べべとの共存がどうにかできました。加えて、土手犬たちの医療ケアや食事の差し入れや保護譲渡もこなせるようになりました。ブログもなにもやっていない時代です。地べたを這うような生活でしたが、私自身の力で、私のやりたいことがやれている。生まれてはじめて味わう深い幸福感。

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活動の直接のきっかけを与えてくれた元土手犬リュウ。6年間土手で生き抜き、ようやくリュウを飼っていたホームレスさんと折り合いをつけ私が保護。以後9年以上立派な家庭犬として生き、家族に愛され天に召されました。ナナのきょうだいです。先日天国のリュウから届いたカード^^

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私は自分の選択にいっさいの後悔をしませんでした。無我夢中で不遇な犬猫のスーパーマンになろうと努力しました。犬猫のためではなく、私自身のためです。

 

 

けれど古い友人らの目に映っていた私は、「憐れで愚か」にちがいなかったでしょう。

 

 

現実、たまに友人らと会ってもそもそも会話が成り立ちませんでした。

 

 

オシャレなスポットやファッションの話に私はあくびを連発。私の語る理想的な犬猫の社会の未来図に友人らは首を傾げ鼻で笑い飛ばしてきました(苦笑)。

 

 

16年前の「里親探し」は、家族募集サイトや譲渡会の普及した近年と異なり、至難を極め、私を苦しめました。だれも私の保護犬猫をもらってくれないのです。

 

 

私は「売れない新人営業マン」がするように、身内や友人らに電話をかけまくり、「犬もらって! 猫もらって!」と懇願。

 

 

冷静に考えれば無謀だっていうことはわかります。友人らも私と同様20代後半そこそこ。社会人として勉強を重ねている最中でほとんどが実家暮らし。友人らの意思で簡単に犬猫を飼うことはできません。環境すら整っていない。

 

 

だけど私は淋しかった。悲しかった。

 

 

こんなにお願いしているのに、不遇な子たちなのに、どうしてだれも私の話を聞いてくれないの? みんなはこの子たちがどうなってもいいの? と。

 

 

住む世界が変わると、友情にもヒビが入るようになるんですね。

 

 

私はいつの間にか友人らの輪からそれとなく抜け、働きつづけ、里親募集サイトと出会い、そこに自分の保護犬猫らを掲載し、譲渡。ブログをはじめ、自分の道をひたすら進みました。チチとの結婚。ガンの克服。レギュラーメンバー、べべ、ナナ、かつを筆頭に703号室を構え、チチと共に多くの卒業生を送り出してきたのです。

 

 

30代後半まで、古い友人らとはせいぜい年に1度会うかどうかの関係になりました。会っても相変わらず空気に馴染めず、ほんのり惨めさを持ち帰るだけ。

 

 

しかしここ数年で、フェイスブックを通じ、旧友らと再度繋がりました。お互いの近況が画面上でわかるようになると、状況がじゃっかん変化。

 

 

譲渡に自信がついた私は、オンとオフの切り替えができるようになり、みんながいる場所に顔を出しても公私混同をしないと言いますか、犬猫の話をせずに楽しめるようになったのです。

 

 

友人らのする仕事の話も、恋愛の話も、子育ての話も、ファッションの話も肯定的に耳の中に入り、自然に笑える自分を見つけました。

 

 

きっと私に余裕が生まれたんですね。

 

 

こうして友人らと再び円滑な人間関係が築けるようになっただけでもありがたいのに、この度、私の友人夫婦が私から保護猫の譲渡を希望。なんと譲渡が叶ったのです。友情割引はナシ。友人は脱走防止対策をやりはじめ、環境が整い次第、みじゅ改め「トロン」が703号室から友人宅へ巣立ちます。

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友人に子猫を譲渡する、1行で済むことをダラダラ長く書いてしまいました。

 

 

読んでくださった皆さまはうんざり辟易でしょう。ごめんなさい。

 

 

でも私は、感無量です。

 

 

辛かったことも含め、譲渡活動をつづけてきてよかった。報われた。

 

 

昨日は全身でそう思いました。

 

 

万物に感謝して。

 

 

LOVE!

 

 

 

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