Touch me

今日家族募集中の保護猫萌乃は長めのフリータイムを謳歌しました。

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フリータイムのあと、萌乃は浴室ネイルサロンへ

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ピンクのリアル肉球萌えーーー!!

 

美を磨くのは女性のつとめ。長かった爪をバッサリ切り全身マッサージ&スープのおやつを堪能してもらいました。あまにいとさぶにいの同伴なし。私と萌乃のふたりきりの時間です。

 

 

さて、書こう書こうと思いながら2ヶ月経ってしまいました。

さっきようやく、キットの保護主さんから返してもらったカメラの中をみることができたのです。

ニャンニャンBOXや703号室ポストカードをお買い上げくださった方へのご報告が遅くなりましたが、私が支援させていただいた地元のTNR(8匹、最後の1匹は近隣のカンパで実現)についてもまとめますのでよかったら最後までおつきあいください。

 

キットはたいへんな姿で保護されました。当時の様子を知らない方はこちらを。ほかにも703号室ブログ右上の検索バーで「キット」と入力すると関連記事がいろいろ出てきます。

 

2月18日早朝、入院先の病院にてキットは天に召されました。

夜、キットの入院費と火葬代を保護主さんに届けるついでにキットにお別れのあいさつをさせてもらいました。その日の記事はこちらです。

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豆さまからもキットへの支援金をお預かりしました。豆さまその節はありがとうございました。

 

艶やかな体、穏やかな表情

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住み慣れたお家に戻って最後の夜を保護主さんと過ごすことに

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キット、お疲れさまでした。よくがんばったね。

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たくさんの猫を見送った保護主さんのお宅には小さな骨壷たちが……

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握手

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白いソックスを履いたようなフワフワのお手手を、私も握らせてもらいました。

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キット、ありがとう。安らかにお眠りください。

 

 

ポストカードをお買い上げの皆さまのおかげでキットの医療費のほとんどと、キットの保護主さんが手がけた8匹の猫たち(支援は7匹分)のTNRを行うことができました。

最終報告をいたします。前回はこちらをご覧ください。

 

未記載の6匹、7匹、8匹目の医療明細(TNRほか必要な医療ケアをさせてもらいました)

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6匹目(メス)

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不妊手術時の写真

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7匹目(メス)

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不妊手術時の写真

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近隣のカンパで実現した8匹目(オス)のお顔の写真を失念。陰部の写真のみとなりました。

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7匹の外猫の不妊手術および基本的な医療ケアにはある程度まとまったお金が必要です。

私一人の経済力ではむずかしかったでしょう。ニャンニャンBOXやポストカードをお買い上げくださった方々のおかげで実現しました。ポストカードはまだ売り切れていませんが、多少の在庫を抱えたとしても、キットの医療費やTNRができたことで私はとても満足です。

ご善意に感謝します。どうもありがとうございました。

 

保護主さんに渡していたカメラに入っていた生前の写真を皆さまにご紹介して、本日の更新を終えたいと思います。

 

亡くなる数日前のキットの姿です。

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「ぼくがどこにいるかわかりますか?」

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「ヒント:すごくふにゃふにゃしていてあたたかい場所です」

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「おかあさんのおひざ元、が正解でした~」

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「ぼくは片目が不自由だけど、もう片方をいっぱい開けておかあさんを見つめています」

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「ぼくを抱っこしてくれてありがとう」

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「ぼくを撫でてくれてありがとう」

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「ぼくはやわらかいベッドの上もだいすき」

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「点滴までの時間、ここで考えごとしたりおかあさんとお話するのがぼくの日課です」

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「ぼくはだいたい聞き役です」

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「おかあさんのヒミツ、ぼくはだれにもいいません!」

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「ぼくはときどき、おかあさんの自転車に乗せてもらい通院しました。ぼくが風邪をひかないよう、ぼくの入ったキャリーバッグにおかあさんは毛布を敷きつめてくれました」

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「ぼくの腎臓はボロボロです。けれどぼくの、心は錦」

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「ぼくは意外とモテました」

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「人気の秘訣は“ぼくの寡黙さ”」

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「へんな顔をしても、ぼくは笑いませんから」

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「笑いませんってば」

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「命の終盤まで、ぼくは天涯孤独な野良猫でした。しかしラストステージでようやくぼくは人のぬくもりに出会い、あらゆることを吸収して空に向かって旅立ったのです。

 

“Touch me”

 

きっと多くのイヌ科ネコ科が人の手を求めているでしょう。

だれだって、いい子いい子されたらうれしいはずです。

 

みなさま、ごきげんよう。ぼくに親切にしてくれてありがとう」

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キットの生前はお世話になりました。

お礼が遅れて申しわけありませんでした。

 

 

LOVE!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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太陽の子

フリータイム待ちの保護猫萌乃は家族募集中です。

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がまんさせてばかりでごめんね。布団に上がってきた萌乃をなでなで^^

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早く本当のお家に行けるといいねえ。嫁入りできるといいねえ。

 

 

萌乃のご縁が決められず中途半端な状態なのに、忠ねこ天音(あまね)の保護から4日後に私はまた見てしまったのです。

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この日は春とは思えぬ寒さにくわえ、大雨でした。

 

チチのYシャツを取りにクリーニング屋へ行った私は帰り道に切ない光景に出会ってしまったのです。

 

 

降りしきる冷たい雨の中、びしょ濡れのマットにちょこんと佇んでいた猫の姿

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「飼い猫じゃないな」

 

と、思いました。

 

放し飼いの飼い猫なら、晴れの日は散歩に出かけても悪天候の日にわざわざここにいるでしょうか。直感的なものですが、この子はほかに行くあてがない気がしたのです。

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写真だとわかりづらいかもしれませんが、背中が気の毒なほどビショビショで。

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ねえねえ、お前さん、お前さんには帰るお家がないの?

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じゃあせめてもっと雨をしのげる場所で雨宿りをしたらいいのに、ここじゃ寒いよ。

 

 

「ふぁ~~~」

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物憂げな表情を浮かべていた猫が、突然のん気なあくびをしました。

 

お前さんにとって、こんな雨は屁でもない日常の一コマなのかもしれないね。

きっともっと大きな苦労をたくさん乗り越えてきたんだよね。

 

雨がさらに強くなりさすがにマットにいられなくなった猫は、建物の端に移動

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あのマット、お気に入りなの?

 

猫を観察していたら、建物内から住民女性が出てきたので猫のことを聞いてみました。

 

「この猫を知っていますか? だれかの飼い猫ですか?」

「ああ、捨て猫よ。ずっといるの。ゴミをあさって散らかすから管理人さんが困っていて……」

 

 

女性が立ち去ったあと、申しわけなさそうに隅に丸まっていた猫に近づき撫でてみることに。

手を出すとびっくりしながらも握手に応じるように体をすりよせてくれたのです。

 

こうなったらもう、答えは決まっています。

 

いいや、とりあえず連れて帰ろ!

 

 

その後、保護道具を取りに自宅内へ戻った私は猫を見失ってしまいました。

猫がいた建物付近の小学校の中にいるような気がしたので、小学校の塀を無断でよじ登って校内に侵入し泥だらけになりながら探したのですが、見つからず。

私の気迫に驚き隠れてしまったのかもしれません。

 

しばらく待ったあといったん帰ることにしたのですが、頭の中は猫のことでいっぱいでした。

 

次会ったら逃さない。絶対。

 

猫のためじゃなくて、所詮じぶんが後悔しないための自己満足なのです。

私はじぶんがいちばんかわいいから、じぶんが傷ついたら困ります。

じぶんのために、どうしてもあの子を連れて帰らないと気がおさまりません。

だって私は、哀れな外猫が生理的にダメなのですから。

 

深夜捕獲箱を持ってリベンジに。

 

あの場所で再び会えるだろうか?

 

 

あ……マットの上にいた!

 

 

捕獲箱を手にした私にビビり、数歩下がった猫

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やっぱりお前さん、行くあてなんかないんだね。

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私は風邪をひきやすいしせっかちなの。

捕獲箱を持ってこなきゃいけなかったから傘は諦めたの。

 

さあ、早いところ終わりにしよう。

 

捕獲箱をセットし、かかりそうな場所に置いて私は隠れることに。

 

 

10分後、入りました!

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やった!!

 

どうもありがとう!!

 

猫は捕獲箱内で極度のパニックを起こし、キャラが一変。超怒りまくり^^;

でも、これでよかったとわかってくれる日がすぐに来るから動じずに連れて帰りました。

 

 

次の日、大巻先生の病院へ

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医療ケア一式をお願いして翌日迎えに行くことに。

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お前さん、すごい形相だなあ(笑)。

 

推定年齢1歳未満

体重3.7キロ

ウイルス検査済み(結果マイナス)

未去勢の男の子(現在去勢済み)

外でボロボロに傷む前に保護できて幸いです。

 

 

退院後、チチと私に狂ったように甘えまくっています。

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仮名は「さんきゅう」。さんちゃんって呼んでいます。

雨の日に出会ったけど「SUN」。

でも真の由来は別のところに! おいおい由来に触れますね。

 

 

おーいさんちゃん! お前さんはよーくがんばった!

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早速、悲壮感をすべて棄て去ったさんちゃんです。

 

 

「明るく生きる!」

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そうだね。

 

そうしな!

 

 

 

みんな太陽の子。一頭でも多くの犬猫たちが終の棲家を得られますように。

 

 

LOVE!

 

 

 

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忠ねこ 天音

本日のフリータイム

 

あれー? 萌乃、そこあがっていい場所だっけ?

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「チラッ 家政婦はハハだけど わたちは 見た」

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少し前の写真ですが、さぶにいを完全に舐めてる萌乃嬢

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フリータイムは心もフリー!

自由気ままのかわいい娘です。お問い合わせが一件もありません。

非公開コメントでのお問い合わせも大歓迎。少しでも萌乃が気になった方は私にコンタクトしてください。ツイッターのDMでもなんでもOKです。

 

 

 

こうして足を投げ出して眠るまでこの子は幾多の夜をひとり淋しく生きたでしょうか?

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「天」の文字を名前につけたくて、いくつか候補を出し「天音(あまね)」になりました。

どうぞお見知りおきください。

 

先週の木曜、飢えた私はフラッと母の店に寄ったのです。

店に居合わせた人から聞きたくない話を故意に何度も聞かされ、うんざりしました。

今思えば、耳を塞ぎたい内容でもやっぱり聞いておいてよかったです。

でなければ、あんなに近くにいたのに天音の存在すら気づかなかったでしょうから。

 

天音は忠犬のように、亡くなってしまった飼い主さんを古アパートの前で待ちつづけました。

 

1日

1週間

1ヶ月

2ヶ月……

 

だいぶ前に亡くなった飼い主さんの家から離れようとしませんでした。

飼い主さんと自分が長い年月を過ごした大切な場所。

 

天音のおうち

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事情に詳しい人が、私に天音を保護させようと扇動し話した内容がにわかに信じがたくて、つい確かめたくなりました。罠にはまった小鹿ですね(笑)。

 

「ボサボサの黒白がずっといるの~ 亡くなった人の家の前から動こうとしないの~ いつ行ってもいるから気の毒でたまに餌をあげてるの~ かわいそうで~ 」

「ほう。なら保護すればいいじゃないですか」

「うちは1匹いるから無理なのよ~」

「うちは常時10頭近くいますけどね」

 

(会話をだいぶ要約しましたが実際は何倍もしつこくて……)

 

いったん会話を終わらせたのですが、気になってごはんが喉を通りません。

いても立ってもいられなくなり食べるのを中断して店を飛び出しました。

 

暗がりの中、アパートの階段を駆け上がる。

 

「猫ちゃん! いるの?」

 

 

「いるよ。わたしいるよ」

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あああ……

いたんだやっぱり。何ヶ月も、相当長い間いたらしいです。

 

毛は乾ききってパサパサでガリガリに痩せていました。

 

天音のいきさつを簡単にまとめます。

飼い主さんがいた頃は「完全室内飼育」されていたとのことですが、飼い主さんが亡くなったあと、部屋を片づけにきた親族によって天音は外に出されてしまいました。

不憫に思った故人のお隣のMさん(初老の男性)が外で天音の面倒を見ていたのですが、1ヶ月ほど前にMさんが脳梗塞で倒れ入院。

それから天音は天涯孤独となり、アパート2Fの階段付近でひとり静かに暮らすようになりました。天音の存在など、ほとんどだれも知らなかったと思います。

私もまったくの初耳で、私を扇動した人すら最近詳細を知ったらしいのです。

 

Mさんが作ってくれた食事場所

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昼間行ってみました。

キレイな植木はMさんの趣味です。入院中の現在はMさんの知り合いが水やりしているそう。手前がMさん宅、つきあたり奥が天音の元の家です。

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奥の家はL字構造になっており雨よけがありました。

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寒い冬をここで乗り越えた天音。元家猫には相当厳しい環境だったでしょう。

 

 

待っても待っても開かない扉。中に入りたかったよね。

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街灯の光が届かない暗闇の中で私の姿を見つけ走り寄ってきた天音。

私の足元にスリスリまとわりついて離れませんでした。

保護道具を持っていなかったので「帰るよ」と声をかけ立ち去ると、天音はあとを追ってきました。

必死に、でも、階段まで。

私が階段を降りると、彼女は踵を返して部屋の前に向かいました。

その姿があまりにも一途で切なくて、私は再び呼びました。

 

「猫ちゃん!」

 

そうしたらタタッと戻ってきて私をじぶんの家に案内しようとするのです。

 

「わたしの家はいちばん奥! あそこがわたしの家なの。一緒に行ってみない?」

 

私は胸が苦しくて仕方なくなり、天音の保護を決めました。

 

 

天音にとっては迷惑かもしれないけど、連れて帰っちゃった。

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だってあそこに過去はあっても未来はないもの。

あなたは忘れ物じゃないし、不要物じゃない。

ちゃんと生きていて、これからも生きていかなければならないから、もうここはいいよね。

 

突然のSOSに応えてくれたemi-goありがとう

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非番にも関わらず夜間病院に駆けつけてくれて、天音を入院させてくれました。

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そしてその夜、マイ太郎さんから何度も着信が。折り返すとほほを心配し天音を預かってくれるとのお申し入れだったのです。

 

土曜、病院に会いに来てくれました。迷いましたが、今回はご厚意に甘えることに。

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もちろん、家族募集の際はぜんぶ一緒にやらせていただきます。私が保護したわけだし。

 

天ちゃん、不妊手術済みでした。

大昔の手術らしく? 外からは一切わからなかったのでお腹を小さく開けてしまったのですが麻酔ついでにスケーリングもお願いしました。

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ごめんね。よくがんばったありがとう!

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ウイルス検査(結果マイナス)や基本的な医療ケアのほかにスケーリング検査も依頼。脱水があったので腎臓系の数値が不安でしたが、ぜんぜん大丈夫!

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環境が悪かったため、極度の栄養不良状態でしたが、腎臓、肝臓、主要な臓器もろもろの数値はパーフェクトに近い健康状態。天音は華奢ですが丈夫な女の子ですね。

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物資とともに天音をマイ太郎さんにお願いしました。落ち着いたら会いに行くからね。

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天音は今、マイ太郎さんのお母さまのお家にお世話になっています。

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1匹の猫が闇に消え去る前に出会えたのは私にとって幸運でした。

私がその話を耳にしたとき、目の前に横たわる屍だったら絶対にイヤでした。

間に合ってよかった。

天音が生きているからこそ、私はチャンスを得られたのですね。

 

マイ太郎さんのお母さまとマイ太郎さんにはご迷惑をおかけしますが、私も天音の幸せを考え行動していきますので、どうぞよろしくお願いします。

 

天音は静養ののち、家族募集をはじめます。

 

ぜひ応援してください。

 

皆さま、いつもありがとう!

 

明日も仕事がんばろう^^

 

 

LOVE!

 

 

 

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まりおさん

「萌乃 おれが守るな」        「うーん……わたち さぶにい 飽きた」

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703号室は保護猫萌乃の家族を募集しています。お問い合わせをお待ちしています。

 

 

その日、私たちは卒業猫クレア(つみれ)のお見合いとアミの写真撮影のため里親まりおさんちに向かいました。

 

窓越しに出迎えてくれたのは野良猫時代のアミが産んだおはなちゃん

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母猫アミより一足先に保護され、まりおさんちの愛猫として生きています。

 

まりおさんちの玄関先には捕獲箱が

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家のいたるところに猫がいます。

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黒猫いいね^^

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ご夫婦で保護猫こぐまちゃんの飛び出しに注意する張り紙が。まりおさんは慎重な方です。

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ゆきちゃんのお届けの際、スッキリだった和室が超保護部屋に……

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私たちが譲渡した幽霊白雪姫は2Fに逃げ込んで会えませんでしたが、家族募集を控えたアミの写真をたくさん撮りました。写真を撮るマイ太郎さんを撮る。

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「この人たちやだーーーーー」

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「かわいい顔なんかしないから」

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「緊張するなあ」

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「早く終わらないかしら」

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漆黒の美しいモデルさんです。

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シュシュつけてキラッと目立つようにしてみました。

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ツキノワグマの赤ちゃんかよ?

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ベージュのユニクロジャンバーを着た私があやす役

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アミ、がんばっていい写真撮ろう!

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外猫時代から面倒を見て、保護後も珠のように育ててきたまりおさんの心中は複雑だと思います。できることならお嫁に出したくないでしょう。でも頭数が増えつづけているので全頭をじぶんで抱えることはできないのです。

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こういう場合の私の役割は、つとめて平然と「素」を出しまくり相手を引かせ、ペースを崩してしまうことだと信じていますのでこの日も当然そうしました(笑)。

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感傷的な話など、まりおさんは絶対にしたくないはずです。

 

 

今日は長くなりますが、お時間のある方は最後まで読んでください。

すべてを書くには時間が足りませんしまだ整理できていないので概要だけをさらっと。

 

 

昔、私はまりおさんに大きなウソをつきました。

当時私はまりおさんを守る楯になりたかった。だからウソをつくことにしたのです。

 

数年前、私は譲渡した動物たちをある家から返還してもらいました。無理やり取り返したのではなく、待ち合わせたカフェに連れてきてもらったのです。あちらが強く望んだことでした。

仕事中に譲渡先の家族のひとりからその家で起こっている耳を疑うような実態を聞かされた私は、いろんな感情を抑え冷静に話し合い、相手の希望を聞きました。私の中ですでに結論は出ていましたが、まずは相手に投げて相手の望むことを知りたかったのです。

相手が動物たちを返すことを希望したので私は黙って受け取りましたが、直後から意味不明の理不尽極まりないトラブルに巻き込まれ、それまで味わったことのない恐怖を感じました。そして生まれてはじめて警察署に駆け込み、弁護士もたてたのです。

あの状況の中、「やっぱり動物を返せ」と言われて私は返せるはずがありません。それをしてしまったら、動物たちに申し訳なくて人として顔を上げて生きていけないです。

でもいちばんひどかったときは、ふっと考えたこともあります。

「ここで返せば……楽になれるのかな?」

 

信じがたい事実に私は気力をほとんど失いました。でも、人を悪く言う以前に、いちばん呪ったのは「未来を予見できなかった自分自身」でした。

あの頃の私は悪夢の中にいるみたいでとにかく圧迫に耐え抜く力がほしかったです。

 

帰ってきてくれた動物のご縁探しをするために私はマイ太郎さんの力を借りました。

マイ太郎さんに表に立っていただいたのです。マイ太郎さんには心から感謝しています。

私たちは再び同じ家庭に取られることを恐れ細心の注意で譲渡先を決めました。もちろん経緯を伏せ水面下で。そうして出会ったのがまりおさんでした。

担当弁護士と相談。「民法上、善意の第三者の立場がもっとも強い」のを活用し、まりおさんには一切を伏せました。なにが起きてもご迷惑をかけないようにするために。

 民法上の善意の第三者とは当事者間に存在する特定の事情知らない第三者

 

以後、事情を伏せた譲渡に私は苛まれつづけることになり、まりおさんのお人柄を知るにつれこのままでいいのか頭を抱えるようになりました。

一体なにが正しくて、なにが正しくないのか。

 

長い時間を経て交流が深まるにつれどんどん本当のことが言いづらくなりましたが、精神的限界を迎えた私は、マイ太郎さんに打ち明けまりおさんに告げる了解を得ました。

「アンちゃんがそうしたいなら、そうしたらいいよ」

 

そして電話口でまりおさんに土下座しながらあますことなく打ち明けたのです。

もうこれでこの方とのご縁は終わったと思いました。まりおさん側から見たら私はとんでもない嘘つきです。許せるはずがありません。どう償えばいいのか……。

 

電話口に沈黙が走ったあとまりおさんはこう仰いました。

 

「全力でうちの子を守ってくれたんですね。どうもありがとうございました。今のお話を聞いて、私は余計にお二方を信頼できると思ったし、うちの子を幸せにしたいと思いました」

 

まりおさんの落ち着いた声のトーンが私の涙腺を刺激して涙が止まりませんでした。

 

少したって、私はマイ太郎さんとともにまりおさんご夫妻に謝罪に伺いました。

謝罪に伺ったのに、なぜかイタリアンをごちそうになるという^^;

 

私の人生で起こることはいいも悪いも「勉強」にすぎません。

しかしできるなら、もうあの勉強だけは二度と勘弁です。

正直、いっそ保護活動をやめてしまおうかと真剣に悩んだこともありました。弁護士のアドバイスでブログには書けませんでしたが、それくらい壮絶な体験でした。

 

けれどおかげで、まりおさんと出会え、まりおさんの保護猫の譲渡を一緒にやらせてもらえています。ありがたいのひと言ですね。

ちなみに今は大丈夫ですのでご心配なく。いろんなことをはかりながら出しています。

書こうか迷ったのですが、じぶんの心に従い行動しました。謝罪を終えた今、私は人として恥ずべきことはひとつもしていないつもりですので、いいかなと。実はまりおさんが「もうなにがあっても大丈夫だから、早く書いちゃえ!」と背中を押してくれています(笑)。

誤解してほしくないのは、誰かを批難したくて書いているのではありません。

まりおさんと私の縁を書きたくて……書く上で概要にふれる必要があったのです。

 

ずっと前の話に逸れてしまいました。

 

次回はお見合いの様子を簡単にご紹介し、お届けへ一気にGOします。

EE

 

 

マイ太郎さんのママさんおいしい手作りジャムありがとうございました。

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まりおさん、いつもおみやげありがとうございます。

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LOVE!

 

 

 

 

 

 

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ウエルカムニューフェイス

猫を保護しました。

ほほがいるからすごく迷いました。

里親募集中の萌乃についてはひとつ下の記事をご覧ください。

昨日萌乃が言ったことはぜんぶ本当です。

ほほのためにも萌乃のためにもとにかく今は萌乃を卒業させたいです。

やることが多すぎると萌乃のアピールに力を入れられないからいろいろセーブしたかったです。

でもできませんでした。ほほ、萌乃、ごめんなさい。

保護してからemi-goに泣きついて病院を開けてもらい猫を預けてきました。

保護の際、猫に関わった人のすべての言動が「?」で、その人の最後に言い放ったひと言が人間としてどうしても許せなくなりました。

よくよく考えてみましたところ、その人に対して我慢する筋合いもないのでひさびさにキツーい顔で感情的な言い方をしました。人としてさあ、ズルすぎだよおたく。

私は必要とあれば床に頭をこすってでも人の機嫌を伺うタイプですが、今回じぶんを抑えられなかったことはぜんぜん後悔していません。

その人の方が私よりずっと保護の環境が整っています。

私には環境的キャパシティが足りません。けれど私のほうが人間的キャパシティがあると思うことにして悔しさを葬り去りました。だからもうスッキリ。

いい勉強をさせてもらいました。どうもありがとう。

 

保護したのはこちらの猫。詳細は一切わかりません。土曜病院に迎えに行きます。

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古いタキシードに仮面をかぶったようなきみ、目がピカッと光っていますね。

保護を迷ってごめんね。でも会えてよかった。よく来たね。

 

 

で、あの~!

 

萌乃の家族を募集しているんですようち(笑)。

残念ながら、「だれでもいいからもらってくれ」とは言えません。

でも少しでも迷っている方がいたらまずは気楽にお問い合わせください。

ご縁になっても、ご縁にならなくても、結局「ご縁」ですから^^

よろしくお願いします。

 

萌乃の記事は↓にスクロールプリーズ!

 

 

萌乃LOVE!

 

萌乃の未来のご家族超LOVE!

 

 

 

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