雨天はしんみりと


雨が降るこんな日は、家にこもっているのが一番ですね。ここ最近、咳ぜんそくがでたりでなかったりで体調が不安定ですが、お子たちと過ごせる休日は雨でも雪でもありがたい。

先日、チチとDVD、「カティンの森」を観ました。

暗ーい映画だからおススメできません。第二次世界大戦時のポーランドの受難を描いたものですが、最初から最後までため息しか出ない。最後はとくにひどい。

ポーランドはナチスドイツだけでなく、ソ連からも侵攻されていたのですが、映画のラストは、ソ連軍に機械的に殺されていくポーランドの軍人たちの遺体が、ショベルカーで埋められているシーンでした。

ただ殺されるために、収容所から、山奥まで運びこまれるポーランド軍。

あらかじめ掘られた墓穴の前で、ひとりずつ、後頭部をピストルで撃ちこまれるシーンは、なんともいえない不気味さ。ベルトコンベアー式に殺されていく姿。死体の山。殺す側のソ連軍は無表情。死んでいく方のポーランド軍たちも、大した抵抗を見せない。

うまく言えないけれど、殺人はよくないとか、戦争っていやだね、の一語じゃ片づけられないほど奇妙な世界。人間としての、いや、生物としての感情がなさすぎて恐ろしい。

なにもかも、狂ってる。

理解に苦しむ。

「あー、なんかやだな。今日は悪い夢をみそうだよ」

そう呟くチチの横顔を眺めながら、この人は、戦時下の軍人じゃなくてよかった、と思いました。

そして次の瞬間、あることに気づいたのです。

と同時に、吐くほどの苦しみが私を襲いました。本当、猛烈に。

ああ! こんなに平和な日本なのに、私たちが犬猫におこなっていることと、この映画のソ連軍は、同じではないのか――?

無機質な箱の中で、炭酸ガスを浴びせられ死んでいく犬たち、猫たち。

ベルトコンベアー式に、淡々と。黙々と。

おおよその人間は、現実を知らない。

いや、昨日や今日にはじまったことじゃないから、知ったところで、疑問すら抱かない。

殺されていくのが、自分の家族なら心も傷めるでしょう。でも、相手がたかが、犬猫なら、それも、縁もゆかりもない他の人間が捨てた犬猫なら……。

これでいいの?

私たちの血税でガス室は運営されているのですよ?

もっともっと、大きな力がほしい。

無力感に押しつぶされそうな微力主婦の私が、読んでほしい一冊。
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「犬といのち」

大好きな眞子さん華ママちゃんの渾身の一冊。
発売当初にもこのブログで宣伝したのですが、改めてもう一度。

読むのにちょっとした勇気が要りますが、ぜひぜひ!

マディバ、いつか日本から、殺処分がなくなるといいね。
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歴史をつくるのは、私たち一市民一市民だからね。
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ラオ、私もがんばる。
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「ふんっ。どうせカレンダーのことばかりやってて、ぼくのこと考えてないんだよ」
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えー。ラオ坊!
それはちがうよ。
全部繋がっているんだよ。分かるでしょ?
カレンダーは私にとって、啓発のひとつのツールなの。
だからもちろん大切だよ。幸せの集合体だしね。

でも、ラオの方がもっと大事。

分かったら「はーい」は?(笑)

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かつくん「カレンダー皆さまに好評でぼくも嬉しいです。保護活動をがんばっていらっしゃる方々も多数お求めくださっています。日本が少しずつ変わるといいよね。個人個人の力は小さくても、寄せ集めれば大きな波になるはずだから。

ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!

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703号室かつくん

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