奇跡の2日間


かつくんのこと、皆さんにご心配をおかけしていますが、実はあまり変わりません。肝機能の数値 の一つが悪く、又コロナウイルスやFIPの検査でも1600倍という数値が出て(感染していない猫は100以下)いますが、何が原因で食欲が無くなったの か?まだ特定できていない状況です。ただ、あちこち悪い、というだけで病名もハッキリせず、治療法も対処法もありません。熱も下がり、口内炎は治っている ので食べれるはずですが、食欲が出ず、病院で栄養剤を点滴しなければならない状況です。

実は、3日位前にいつもよりうんと食べた日がありました。食べれるのが2日間続きました。その前は、殆ど何も口にしない状態で、カリウムが不足し、それを 補うために錠剤を飲ませていたのですが、少しずつ食べるようになりました。見向きもしなかったカリカリを20g程度、鳥のササミ1本弱、それから生肉1 枚。元気な頃はもっともっと食べましたが、ここ最近でこの食欲は奇跡に近いものを感じ、私も有頂天でした。いい結果をUP出来る、治ったことを報告でき る、何よりかつくんにとって辛い通院から解放される、そう思っていました。

結果から言います、今日から又食欲が無くなり、食べていません。
でも、良く食べてくれた2日間は、本当に嬉しかった。良く食べたからか?小さいけれどコロコロのうんちもしてくれました。2週間ぶりのうんちは、私に大き な安心と希望を与え、力を授けてくれました。もしかしたら治ったかも。。。チチと二人、舞い上がっていましたが、又何も食べれなくなり、元気も少し無くな りました。

うんちも一度もしない、何も食べなかった日々は良く泣きました。エイズ以外、かつくんを苦しめている病名が分からないので積極的な治療も出来ず、歯がゆく て苦しくて泣きました。泣いて泣いて泣いて、こんなにこの猫の事を愛していると自覚しました。この猫の代わりは居ない。私には居ない。こんなに小さくなっ た猫は、自分にとってどんなに素晴らしい存在であったかを知りました。分けてあげれるものなら、血も肉も、全部あげる。だからかつくん、お願いよ。生きて 生きて生きてよ。食べてよ。

抱っこして床に降ろし、ブラシをかけました。
かつくんの前で泣くと、心配をかけてしまうからと我慢してお風呂場などで泣くようにしていましたが、どうにも止まらずブラッシングをしながら泣きました。

「かつくん、小さくなったね。まんまるだったころのかつをお母さん忘れてしまいそうだよ。かつくん、気持ちいいね。いいね。いいね。。かつくん、お母さん の為に食べてよ。お母さんはかつくんを諦められないよ。かつくんが大好き。かつくんが大好き。だからお願い、ご飯を食べてよ。お母さんの為に生きてよ。か つくんを失ったら、お母さんは狂ってしまうよ。ねえ、かつくん!かつくん!!かつくん!」

話しかける内容は「生きろ。食べろ。」もうそれだけ。ブラッシングは優しく優しく気を遣いながらかけました。かつくんに生える毛を見つめていたら、又涙が 止まらなくなり、心配そうに見ていた犬達にもお構いなしで、大声を上げて泣きました。涙で目が曇り、かつくんの体も濡れましたが、かつは私の傍から離れま せんでした。スリスリ。スリスリ。甘えん坊のお得意技を披露して、私に体を押し付けてきました。近くに居るのに遠くて、今にも壊れてしまいそうなかつを見 ていたら、ますます涙が溢れてくる。自分が情けないとつくづく思いました。

ゴロゴロ。。。

ん?

ゴロゴロゴロゴロ・・・。

小さく喉を鳴らして私を見つめるかつに気づきました。

私の足元で涙で所々濡れてしまった毛を舐めようともせず、遠くへ行こうともせず、喉を鳴らして私を見つめてきました。涙で呼吸が苦しくなるほど切なくて、 心臓がバクバクと不気味に動くのを自分で感じました。子猫の時以来、かつくんはゴロゴロしなくなりました。他の保護猫が来ると、そのゴロゴロが懐かしく て、その度かつが赤ちゃんの頃ゴロゴロ喉を鳴らしてくれたことを思い出しました。「かつくんゴロゴロしてくれなくなって、お母さんは淋しいな。」と良く話 しかけたものでした。

目の前に居るかつくんが、数週間前まで元気いっぱいいたずらし放題だったかつくんが、呼べば必ずお返事するかつくんが、お風呂までついてきて覗くな!と冗談を言って笑っていた私に、ゴロゴロ。ゴロゴロ・・・。ゴロゴロ。。。ゴロゴロ・・・。

もう頭がおかしくなりそうな位愛しくて、可愛くて、しばらく放心状態でした。

ゴロゴロ言ってくれなかったんじゃない。忙しい日々に追われ、ゴロゴロいう機会すら与えなかったのかもしれない。

その日の夕方から2日間、まるで奇跡が起きたように少しずつ食べ始め、見向きもし無くなったカリカリまで食べてくれました。必死に生きようとしているし、 必死に私に応えようとしている。必死に自分の存在を私に知らせて、生きるために努力している事を伝えてくれました。お陰で体重は100g増え、前より少し 動きが俊敏になりました。

今朝から、又食べなくなってしまいましたが、奇跡の2日間は、夢のような気持ちでした。
明日の朝、食べてくれるかは分かりません。
今の調子だと、食べない可能性が高いでしょう。

でも、かつくんの為に、もう少し強くなろう、かつくんの全部を受け止めて包み込もう、そういうお母さんになろう、ベベやナナやリルに心配をかけないよう に、強くなろう、と少しだけ思うことが出来ました。かつくんが本調子じゃないと、私も調子が出なくて、多方面の方々にご迷惑をおかけしていますが、もう少 しの間、温かく見守っていただけたら幸いです。

励ましの、コメント・メール・お電話・それからプレゼントまで頂いて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。かつくんが復活したら、皆様に自慢ばかりしますので、覚悟してくださいねー。

また沢山の奇跡が起きますように。

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