名もなきねこ


今日は過労死寸前のスケジュールでした。でも、すっごく充実! 私の数倍の予定をこなしたルルさんに感謝と尊敬の念を表します(笑)。きっと今頃、ベッドに倒れこんでいるでしょう。皆さまルルさんの「5月2日の予定」を聞いたら、絶対に驚くはずです。

昼間、ルルさんの保護猫のお届けに便乗しました。2匹セットだし、遠方だったので、ルルさんひとりでは不安そうでした。そこで、チチにスヌーゴンのお世話をお願いして、一緒に行ったんです。

お届け時の写真はルルさんから送られてきたらUPします。私も記念に撮っていただいたので、ぜひ紹介させてください。ステキな里親さまから、おまけでついていった私にまでおみやげをいただいてしまい、恐縮しました。どうもありがとうございました。おいしかったです。

帰り、高速道路の運転に疲れたルルさんと私は、あるサービスエリアに寄って、コーヒーを買うことにしたのですが、そこで、1匹の猫と思わぬ出会いがありました。

その猫は、SAの売店近くに佇み、通りゆく人にすり寄っていました。体格や毛艶がよかったので、きっと猫を憐れんだドライバーたちにごはんをもらっていた のでしょう。でもね、その子がほしかったのは、ごはんじゃないはずなのです。平たい言葉での表現になりますが、その猫は本当に淋しそうでした。全身に、疲 れ、孤独感、哀愁が漂っていたのです。想像してもらえればおわかりでしょうが、住宅が一軒も建っていないSAですから、飼い猫ではないはずです。高速道路 のど真ん中に設置された休憩所ですからね。

高速道路のサービスエリアに捨てられる犬猫が増えていると聞きます。

姉ちゃんちの愛猫アースは、高速道路の中央分離帯から、九死に一生……いや、九百九十九死に一生を得て、保護された経緯があります。猫がSAを一歩でも出たら、待つのは「死」のみです。時速100キロ以上の速度で疾走する車にはね飛ばされたら、生きていけるはずがありません。

「やる?」

「やっちゃう?」

休憩のために入ったSAで、まさか猫に遭遇するとは……。

女ふたりの捕獲大作戦がはじまりました。

自分でいうのもなんだけど、いつもはくだらないおしゃべりをしている私たちのどこに、こういう時用の、知恵とパワーがあるのか、不思議でなりません。

ルルさんと私の「以心伝心」ぶりに、びっくりです。

猫に近づき、撫で出した私をみると、ルルさんはその足で、少し離れた場所に停めた車に戻って、ケージと洗濯ネットを素早く持ってきました。が、案の定、猫はケージの登場に警戒心をあらわし、茂みの中へ隠れてしまいます。

「食べさせられそうなものを買ってくる」

「わかった。お願いね」

ケージを床に置いたルルさんは、すぐさま踵を返し、店の中へ消えていきました。私は茂みの中へもぐりこんだ猫に、ひたすら声をかけました。チチの前では絶対に出さない高めのやさしい声。

3分後、フランクフルトを手に戻ってきたルルさんと私は、茂みを囲うような格好で、「挟みうち」を決行しましたが、猫が私たちの隙間を縫うように、勢いよく走り去って行きました。

「ダメか」

「ああ!」

女ふたりが、必死の形相で野良猫を追う姿は、まわりにどう映ったでしょう。気がつくと、SAにいた誰もが私たちに注目していました。でも、恥じる余裕など、私たちにはありませんでした。

しばらくすると、猫は少し離れた場所で再び、座り込みました。

再度トライ。多分、もう失敗は許されない。

フランクフルトを手に、やさしく声をかけ、猫の正面から、ゆっくり近づき撫でました。猫が私への警戒を解きはじめ、私に心を許した次の瞬間、猫の背後で忍者のように忍びながら、隙を狙っていたルルさんは、派手なピンク色の洗濯ネットを広げ、一気にその体を覆いました。

「やった!!」

「やった!!」

急いで洗濯ネットに入った猫を抱いて走り、ケージに入れて、無事保護終了!

その後、(飼い猫だなんてあり得ないけれど)飼い猫を拉致したと思われたくなかった私たちは、SA関係者を捕まえ、「この猫を飼っていますか? 飼い主を知っていますか?」などと愚問をいくつか投げかけたあと、車にケージを積んで、家を目指しました。

捕まった猫は、当初大暴れしましたが、1時間後には、あっさりと観念し、私たちとのドライブを楽しんでくれました。帰りの車の中に、行きの時とはちがう猫が乗っていることが、無性に嬉しかったです。

これまで培ってきた経験と、ルルさんとのあうんの呼吸。私たちは必要最低限の言葉数を交わしただけで、意思の疎通をし、それぞれの役割を果たせました。

「あきらめない」

「猫と一緒に帰る」

お互いが強くそう念じていたからこそ、保護できたのではないかと自負しています。

夜遅くなったにも関わらず、快く診察してくださったY動物病院。私からの電話で、猫の預かりを即快諾してくれたみいさん、どうもありがとう。

ルルさんは他の地域の猫たちのことで忙しいので、SAで保護した猫の今後については、私とみいさんで相談して決めますが、猫はすでにみいさんちで足を投げ出して寝ているそうです(笑)。

猫の名づけ親、大募集!!

経緯を読んだ皆さまに名前をつけてもらいたいです♪ どうぞよろしくお願いしますね。

猫の写真をみないと決められないって?

ちょっと待っててください。みいさんに写真を送ってもらいますから!

かつくん「ルルさん、お疲れさま。ルルさんはSA猫をみいさんに届けた帰り道、車に轢かれたチャトラ猫を屍を、みつけてしまったそうです。生きるってなん だろうね、死ぬってなんだろうね。猫の運命の明暗を分けるのが、猫に関わった人間だとしたら、ハハはこれからも、名もなき猫たちの“明”を、追求する人間 でありたいって。

写真もないのに、長文を書き連ねてごめんなさい。ハハもヘトヘトだって。写真はみいさんが送ってくれるから、明日まで待っててね。

ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!

703号室かつくん

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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