2 明日を見つめる優しい瞳


昨日ブログの調子が悪く、丸一日見れない状態が続きました。せっかく見に来ていただいた皆様にはご不便をおかけして申し訳なく思っています。良かったらまた遊びに来てください!

イヴに保護したクーちゃん(仮名)の続きです。
翌朝、動物病院へ行きました。歩行がおかしかったんです。原因はすぐに判明しました。親指の爪が伸びすぎてCの字に曲がり、それが手首に刺さっていたので す。患部から大量に膿や血を出していて驚きました。クーは激痛を感じていた為、変な歩き方だったんです。爪を切った後、抗生物質を処方されました。外見が ボロボロだったため、血液検査、尿検査、フィラリア検査……と、とにかくあらゆる検査をしていただきました。年齢は推定4歳~6歳とのこと。体重は16キ ロ。普通のシェルティの2倍の大きさです。

その後トリミングへ連れて行きましたが、バリカンでかる以外の選択肢はないといわれお願いすることに……。いったい夏はどう過ごしていたのだろうと思うほ どの分厚く汚れた毛の塊にトリマーさんたちは悪戦苦闘。午前中に出して、クーが戻ってきたのは、次の日の夕方でした。3人掛かりで徹夜したそうです。迎え に行ったとき、「史上最悪でしたよ~」と笑顔で言われるほどでした(笑)。

クーは来た初日から、ごく普通に生活をしていました。
どこの部屋にも着いてきて、パクパク食べて、スヤスヤ寝る犬でした。
703のメンバーとも仲良くしてくれました。トイレの失敗もなく、いたずらもなしの優等生。そして何より可愛かったのは、私を見つめるまなざしでした。クーに見つめられると心の底がくすぐったくなって抱きしめずにはいられなくなるのです。

過去を許した目でしょうか……

それとも未来を見つめる目でしょうか……

深いまなざしでした。

愛を乞うの?

愛なら、いっぱいあげるよ。

こうして私たちとクーの日々が過ぎていきました。手伝うと約束したチチは、里親探しと平行して迷子の届け出の有無も調べました。迷子なら家に返したい。それは「いい家」の場合のみですが、クーはいい家族に恵まれていたとは考えにくい状態でした。

チチの努力が実ってか? 里親が決まりかけた頃、クーの家が分かったのです。クーは、私たちと出会ったビデオ屋のすぐ傍の豪邸の庭で飼われていた犬でした。それが、2年前に脱走し(又は盗難され)行方不明になっていたのです。インターネットの迷子犬捜索掲示板でクーに関するページを見つけました。クーの昔の写真と、昔の名前、そして見つけたいと真剣に訴える文章を読み、チチは念のため、飼い主に連絡を取りました。

2年の月日は残酷ですね。
それとも人の心が残酷なのでしょうか……。
飼い主はもうクーを探してはいませんでした。もう要らないと言いました。

「2年間、どこで何をしていたの? どうして俺たちにクリスマスの夜出会った? お前の家を見つけたよ。でも、お前にはもう、帰る場所はないけど……」

チチを見つめるクー。
クーは言葉を発しません。けれど私は確かにクーの意思を感じました。

クーは過去のことなど考えていません。
クーの目に映るのは「今」と「未来」。
クーの目は曇りがなくて、小さな太陽のようでした。

「絶対に幸せにするからね。絶対に」
私はクーに約束しました。

クーの体を色々な病気が支配していました。癌の疑い、膀胱炎、尿道結石、アレルギー性皮膚炎。年齢も、2年前の迷子犬捜索掲示板に「6歳」と書かれていた ので獣医さんの見解より上です。普通であれば、里親探しは難しい。でも、それら全てを理解してくれたご夫婦のもとで、今、幸せに暮らしています。その様子 は明日UPします。楽しみに待っていてください。

さて、お待たせしました。
クーが寝ながら、体に乗せていたのは。。。

これです↓

703号室のかつくんでした^^

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