悲しみと喜びの両翼

皆さまが気にかけてくださった我が家のみーちゃんは、2022年3月5日の早朝5時頃に息を引き取り、本日、「さようならのお式」を経て、一足先に空へと向かって行きました。

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生前はみーちゃんに対して、やさしくお声がけをいただき、ありがとうございました。

 

 

推定21歳半のみーちゃんと、家族として過ごした1年5か月を私は忘れません。

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みーちゃんの亡骸が美しいので、正直、死の実感がわかず、「みーちゃん、起きてこないかな?」と、何度も考えました。近頃は寝てばかりだったので、長時間動かなくても違和感がないのです。

 

 

しかし、冷え切った身体に手を当てると、現実に引き戻されますね。

 

 

未練がましい私は、みーちゃんがいなくなってさびしいです。みーちゃんが大好きです。

 

 

3月2日の深夜まで、みーちゃんはみーちゃんなりの「ふつう」に見えました。

 

 

シリンジご飯だけではなく、バイキングにも精を出すことがあったのです。

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ときどき、ボリボリいい音を鳴らしながら、みーちゃんは夜食を楽しみました。

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歯なんてたった2本しか残っていないのに、えらいと思いませんか?

 

 

動きのおっとりとした小さなみーちゃんなのに、漲る生命力を感じます。

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私は「看取り」という言葉が実は苦手で、なるべく使わないようにしています。

 

 

また、ライフステージの“ひとつのカテゴリー”として扱われるのも不本意です。

 

 

「ああ、あの看取りの子ね?」みたいに言われたくないのです。

 

 

うまく表現できないのですが、「死に場所を与えてあげよう」、ではなく、いっしょに生きたくて、生のほうに大きなウエイトを置いて、私は家に迎え入れています。それでも、重い病気や老齢の犬猫たちは、譲渡に適さないと知っていますし、生い先が長くないのも想像できます。

 

 

けれど、たとえ残された時間がわずかだったとしても、できることは山のようにあります。

 

 

ちなみに、私が「幸せそうだなあ」と感じるシニアさんたちは、以下のとおりです。

 

①(体温調節をしづらくなるので)、暖のとれる場所にいる。

 

②脱水を起こしていない。

 

③酸素が足りている。

 

 

ほかにも、環境が清潔、危険物がない、生命維持レベルの栄養が取れている、生き物として最低限の運動ができる、など、いくつかありますが、特に意識するのは上の3点。

 

 

もちろん、自分ちにも照らし合わせています。

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水分は皮下補液で調整し、温活は湯たんぽと、みーちゃん専用に買ったアラジンのヒーター(人間も端っこに入れてもらっています)、そして最後は酸素室を準備しました。

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みーちゃんは、熟睡中は酸素室に入っていられるのですが、起きるとバタバタ出たがります。

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全体像

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だから、こうして酸素を吸入してもらっていました。

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酸素がみーちゃんを楽にしてくれました。

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ありがたい限りです。

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最後の夜も、穏やかな寝顔を披露してくれていたのですよ。

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みーちゃん、かわいいねえ……

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私の半生は、数えきれないほどの「はじめまして」と、「おめでとう」と、「さようなら」と、「ありがとう」を繰り返し、その上に……いえ、その中に、私自身の命が成り立っています。

 

 

俯瞰をすれば、犬猫たちは、悲しみと喜びの両翼を授けてくれる尊い存在。

 

 

究極のスィートアンドビターかもしれません。

 

 

これを書いている今も、みーちゃんのいた右の足元をついチラチラ見てしまいます。

 

 

習慣は恐ろしいし、みーちゃんがいないとしんどいですね。

 

 

みーちゃんを見送りたくもなかったし、失いたくもなかったけれど、みーちゃんと出会えたことには深く感謝しています。みーちゃんの独特の濃い雰囲気が恋しくてたまらないです。

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お花に囲まれた天使のような姿は、次回ブログに記録しておくことにします。

 

 

みーちゃん、みーちゃん!

 

 

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