バンビちゃん

私が三味線の下請け業者からレスキューした703号室卒業生。この子は11年前に三味線になるところでした。それを私が業者から奪ったんです。業者と大喧嘩した末、業者がこの子を床に投げつけ「持ってけ!!」と叫び、私は即座にこの子を保護しました。縁の深い子です。

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この子のおかげで今日私はひさびさに心から笑えました。まだいろいろとありますので、整理してから近日中に書きます。

 

 

まずは太田康介さんはじめ関わった方へ11年前と今の私から感謝を添えて。

 

 

卒業生サク(楽)の新居紹介もお時間ください。必ずUPしますね。

 

 

 

うち、バンビちゃんの天真爛漫さにプチ大変です。

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(※閲覧注意)運子の列……

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最近はじまったことではなく、年単位でこの状態。バンビちゃんはとにかく手がかかるのです。チチと私で分担しながら散歩しています。1日4~6回。

 

 

後ろ足が悪くなったのは事実ですが、バンビちゃんは歩きたがるし、歩かせないと筋力がますます衰えると大巻先生にも言われているので、ほんとうに散歩しまくり。歩ける距離が短いとしても、外に出ることで気晴らしにもなるようです。

 

 

1日に何度も水にはまったり、ソファ下から出られなくなって叫びます。叫び声を聞くとチチか私が直ちに救出。巨大サークルに入れることは現段階ではしません。安全は考慮していますのでご心配なく。悪い面ばかりでなく、家庭犬として普通にしていられる部分もあるのです。

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ナナ、濡れちゃったね。すぐ拭こうね。

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食事は腎臓用のドライフードをコーヒーミルでつぶし、猫用のカツオバーを半分トッピング。食欲が落ちているのでカリカリだけだと食べません。

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食べ方はレディとは思えない汚さ(笑)。でも、食べているからいいんです。

 

 

鳴いたり吠えたりもいいんです。声が聞けて幸せです。

 

 

ほかの子たちには特段ストレスを与えていないと思うので大丈夫。

 

 

薬も点滴も通院もがんばっています。

 

 

なにを考えているのか? よく笑っていたりします。楽しげに。

 

 

生きています。

 

 

手がかかるけれど、手をかけられる。手をかけられるのはありがたいこと。

 

 

夜中に騒いだとき、チチが「バンビちゃんどした?」と抱きしめました。

 

 

へ? バンビちゃん?

 

 

それ以来、私はナナをたまにバンビちゃんと呼んでいます。

 

 

 

「おれら 猫組も元気だからな」

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数日前に撮った十香。私の横の椅子でお昼寝していました。

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ベストを尽くせるコンディションに戻せるよう、私なりにやっていきたいです。

 

 

皆さま、よい一日をお過ごしください。

 

 

愛猫愛犬の脱走にはくれぐれも気をつけてくださいね。うちも気をつけます。

 

 

 

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あなたのどんな日も

皆さまこんにちは。昨日は絶不調でしたが、今日はだいぶマシです。

 

 

ツイッターで励ましのお言葉をくださった方々にありがとうを送ります。

 

 

妹が1~2年前に撮ったべべの画像を妹のSNSで偶然見つけました。

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このとき私はどこにいたのかな?

 

 

家にいたのかな? 外にいて妹に留守番を頼んだのかな?

 

 

おぼえてないや。とにかく自分の知らないべべの写真にドキリ。かわいい。

 

 

べべが恋しいです。あ、ミニべべ!

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ミルクボランティアでもお世話になったうめももさくらさんからです。ありがとう。べべの姿がほしくてたまらないのでうれしいです。

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豆さま、大好物のマンゴーありがとうございました。これならペロリですね。

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703号室卒業生クー太の里親MIHOさんからはにっこりブレスのプレゼント

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キラキラスマイルを身に着け、徐々にうまく笑えるよう生活していきます。

 

 

さて、15歳半になる我が家のナナちゃん。慢性腎不全と認知症と後ろ足がうまく立たない症状に悩まされています。立ち上がれない、噛む、不安鳴きが増えました。けどそうかと思いきや、赤ん坊のような顔でスヤスヤ眠ったりニコニコごきげんな日もあって、いっしょにいて楽しいです。見ていて飽きません。

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最初ナナに噛まれたのは1年前。痛かったしショックでした。まさか自分が噛まれるなんて想像もしなかったから。もともとナナは私が大好きなんです。

 

 

私がナナに噛まれた際の記事。ぜひ読んでほしいです。

 

「ナナの問題/幸せの703号室」

 

 

しかしナナを怖がっていたらお世話はできません。

 

 

私はナナを愛しています。だから愛を体全体で伝えるよう心がけています。

 

 

数日前、ひさびさに「自撮り」。ナナが目線をくれなかったのが残念。スッピンゆえ写真を少し明るくしてみました。ナナも私も元気です。

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おとといの土曜はナナの検診日。お母さんはビクビクソワソワ。

 

 

さあ、ナナちゃん行きましょう。じょうずに歩けてえらいです。

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血液検査、尿検査の結果、持病の慢性腎不全は悪化なし。それどころか数値が前よりよくて、自分のケアに自信が持てました。ホッ。

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大巻先生やTさんを噛まないよう、カラーを装着

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ナナは自宅で私が点滴をつづけていますが、ビタミン剤も入れてほしかったので、今回は病院でもお願いすることに。ナナ、もうちょっとで帰れるよ!

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大巻先生に「慢性腎不全のコントロールができている」とほめられました。一般的に犬の慢性腎不全は猫より予後が悪く、1年3か月同じ状態をキープするのはむずかしいのです。自慢ですが、ほんとうです。ますますやる気が出ました。

 

 

しかし懸念すべき事態が発生。膵臓の数値が基準値よりかなり高いと判明。再度血液を採り外注へ。どうかナナの膵臓のほうもなんとかなりますように。

 

 

よくがんばったね。お疲れさま。お母さんがナナのそばにいます。

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ナナのいい日もそうじゃない日も、ナナはお母さんと共にいます。

 

 

皆さまも皆さまのご家族とすばらしい時間を過ごせますように。

 

 

私はこれからまた動物病院です。猫の薬や点滴セットを買いに行きます。

 

 

 

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胸に持つもの

コメントをくださったみなさまへお返事を書きました。改めてありがとう。

 

 

今日は急きょほほを連れて東大病院へ

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左側の悪い歯が原因で顔が腫れてしまったのです。重度の水頭症のほほには麻酔が非常に危険。ほかの猫のように抜歯手術ができません。

 

抜歯もできないし、違う病気で手術が必要になった場合も、たぶん無理です。

 

 

極端な言い方をすれば、「座して死を待つ」に近いものがあるかもしれませんが、私はそうはしないつもりです。ほほと生きます。どうにしてでも。

 

 

ほほと私のふたりきりのドライブ。30分の距離が異国ほど長く感じられました。安全運転のために薬を飲む時間を意識して、正解。

 

 

ほほ、検査行ってらっしゃい。お母さんがすぐ外で待ってるから。

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待合室には大勢の方がいて、私は少し気分が悪くなってしまったので20分ほど東大農学部の敷地内を散策。その際にふと目に留まった建物

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なんの小屋かはわかりませんが、いいな。こんな家に住めたら猫を2Fのバルコニー(サンルーム?)に出せるのに。これだったら脱走不可能ですね。

 

 

ほほが検査を終える頃を見計らい、院内へ。撮りそびれたけれど、大手術を終えたクッキーくんという愛らしい犬が私に甘えてくれて嬉しかった。

 

 

11歳のクッキーくんが週末無事に退院できますように。

 

 

前田先生登場

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前田先生を見た途端、涙が止まらなくなり、もう自分が超憎くてたまらない気持ちに。「この世で苦しいのはアンタだけじゃないし、バカみたいにメソメソかわいそう面して、涙の女王気取りかよ?」みたいな、ね。

 

 

したら前田先生が、【撮れたてホヤホヤのほほさんのかわいい写真】をPC画面に表示させたのです。目をつぶっているのが前田先生のお気に入りだとか。

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ホッとあたたかい風が心に入ってきた。ありがたい。

 

 

ほほは予想通り、【コンベニア(抗生物質)注射で様子見】となりました。口が痛いだろうけど、ほほ、がんばれ。ほほは強い。お母さんは知っています。

 

 

激しい夕立の中、ほほを乗せ自宅をめざして走りました。で、無事帰宅。

 

 

ただいま。

 

 

やる気があるうちにほほの通院記録をブログにUPしてしまおうと思い立ち、今パソコンの前に座っています。

 

 

私は現在、「急性ストレス障害」で通院中です。人によっては1か月程度で自然治癒するそうですが、私の場合は症状が割とヘビーで、病院と薬の力を借りて復活を狙うことにしました。これ以上悪くなったら日常生活に支障をきたすから。

 

 

出てきているものとしては、めまい、吐き気、頭痛、胃痛、集中力の欠如、判断力の欠如、物事の優先順位がわからなくなることがある、うまく話せない時がある、気分の落ち込み、動悸、不眠、食欲不振(でも食べてますご心配なく)、視力過敏(蛍光灯や光がバチバチついたり消えたりするような錯覚)など。

 

 

情けないし、弱虫で役立たずでほんとうに申し訳ありません。

 

 

私は同情してほしくて書いているのではありません。

 

 

ただ、私の周りには多くの方がいます。その方たちに誤解されたくないのです。

 

 

先日、すれ違った近所の方に私はきちんとあいさつができていなかったらしく、翌日長いラインで問い詰められました。とても辛かったです。

 

 

できることもあって、できないこともあって、まあまあマシな日もあって、そうじゃない日もあって、早くよくなって微力ながら私にできることをしたい。

 

 

最低でも、「お母さん」と「保護主」のペルソナだけは死守したい。

 

 

それが最近のぜんぶです。

 

 

ネガティブな文章を読んで気分を悪くされた方、ご迷惑をおかけしている皆さま、ごめんなさい。

 

 

最後に、みいさんが6月30日に撮ってくれた写真を

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ほほを抱っこするなら黒以外の服を着ればよかった。

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我が家には私の宝物があります。宝物と生きていくためにお金は必要ですが、お金では買えない宝物ばかりです。また当然売ることもできません。

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家族が私の自慢であり、宝物です。

 

 

一寸先のことはわかりません。

 

 

けれど、私は宝物を得た喜びを胸に持っています。

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LOVE

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皆さまにとっていい一日でありますように。

 

 

PS いい先生にめぐりあい、薬を適切に飲んでいます。酒は飲んでません。

 

 

 

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有限の中の最大値

2010年にうちを巣立ったメロンが8歳になりました(卒業記事はこちら)。毎年プレゼントとメロンの写真を送ってくださいます。ありがとう。

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中年FIVキャリア元シャー猫2匹「じゅん&めい」を家族に迎えてくださった里親さんからは十香が使っているケージとお菓子のプレゼントが。

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ありがとうございます。こちらが素敵な703卒業生じゅん&めいです。

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森絵都さんからはあったかいお手紙と体にいいプレゼントが届きました。森さんの手紙の一文を読んでほんとうに救われた。ありがとうございました。

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ほかにもべべへのお手紙や美しいお花などが届いたのですが、またの機会に自慢させてください。実は今もべべの話はちょっと無理で、現実逃避中です。

 

 

昨日は最悪。体調も気分も。保護活動のたいせつな約束が入っていたのですが、起き上がることすらできず、キャンセル。最低ですね。

 

 

私は行けなかったのですが、マイ太郎さんが十香の息子チャイ&ラテのご縁を決めました。詳しくはマイ太郎さんがUPします。チャイ&ラテおめでとう! 行けなくてごめんなさい。

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その前の日(土曜日)はがんばったんですよ。サク改め楽のお届けでした。

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楽はすごいスピードで新居に溶け込んでいます。里親さんからの動画を見て仰天。まずは里親さんのツイッターだけ書いておきますね。@Tyrannosiamese

 

 

サク(楽)が、よくべべに甘えて体当たりでスリスリしていたのです。痩せて体力のないべべはサクの体を受け止めきれず、よろけたり転んだり。

 

 

およ? の顔をするサクと、のっそり起き上がるべべ。

 

 

ふたりともかわいくて何度も笑わせてもらいました。

 

 

べべがこの世から消えて、サクは輝く未来へのお引越し。

 

 

さすがにサク不在のリビングはキツかった。あのシーンの主役たちが丸ごといなくなってしまったのですから。私の大好きな一コマだったので。

 

 

「だからわたしを保護部屋からリビングへ連れてきたのね?」

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うーん。それもあるかもしれない。まあでも十香がリビングへ移動すれば、遠慮がちのポテチがもっと保護部屋を謳歌できる気がしたの。ポテチと十香がつかうにはやっぱりあそこは狭いから。

 

 

「ふーん じゃあそういうことにしてあげよう」

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ということで、十香がリビングに加わり、恥ずかしがり屋のポテチは保護部屋でのんびり過ごすことに。私に気力が出次第、十香の家族掲載をはじめます。

 

 

その際はどうぞお力添えください。よろしくお願いします。

 

 

最後にうちのお子たちの写真を

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起き上がれずチチが借りてきたDVDをぼんやり眺めているとき

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あまぱんはそっと寄り添ってくれました。

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冷たいほほ。私が抱っこしてほほに甘えさせてもらっています。

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チチの本妻リルもたまに横へ来てくれたりします。愛おしい。

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いちばん心配なのはナナ

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15歳のナナは現在3つの問題を抱えています。どれも深刻です。

 

①命にかかわる慢性腎不全(食欲が減少)

②吠えたり忘れたり噛んだりする症状が顕著の認知症

③後ろ足が弱く立ったり歩いたりできないことが多い

 

 

私はこの世でナナと一秒でも長く生きていたいです。

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昨夜、投函すべきものがあり、ナナとリルを連れて200m先のポストをめざしたのですが、ナナの「歩けなさ」に正直、私の心は完全に折れそうになりました。

 

 

ナナも私も、うまく歩けない。

 

 

けれど、私たちは一歩一歩ポストへ向かい、そして無事に戻れました。

 

 

帰り、ナナがマンションのエレベーターに乗った後ろ姿を見て、安堵とともに、なぜだか涙が止まりませんでした。

 

 

ナナが生きています。私はすべきことをやり遂げるお母さんでいたい。

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有限の中の最大値を常に考え、求めていきたいです。

 

 

皆さまにとっていい一日でありますように。

 

 

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カモフラージュ

2~3日の間にメールを送ってくださった方へ

プロバイダーのサーバーの容量が限界に達したそうで? 数日送受信ができませんでした。もし再送していただければ現在は読めるようになっています。

 

自分の中の片側はまだ時間がかかるので不義理、無礼をお許しください。

 

今日の記事は皆さまにぜひ読んでいただきたいです。よろしくお願いします。

 

 

 

あの日私はようやくケリがついたことに安堵していたんです。

 

 

近所には「夜中にゴミを出す住民が多数」のアパートがあり、何年も前から野良猫たちが生ゴミ(食料)目当てに集まってくるのです。

 

徒歩圏内で1軒だけ無責任な餌やりじじいが住んでいますが、じじいの撒く餌にありつけない子たちは、ゴミ置き場に流れてきます。

 

昔からいたちごっこで私はそこいらじゅうの野良猫たちを保護してきました。私は特に猫がゴミを漁る姿が生理的に嫌いです。猫がゴミ袋を割き一心不乱に腐りかけたものを口にするのが不憫すぎるのです。

 

だから近所には野良猫がほとんどいません。見つけ次第、私が連れて帰るから。私は狙った犬猫に関しては執念深く、用意周到でもあります。

 

 

 

で、きみ!!

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ポテチには見事に騙されました。

 

 

すごいよなあ。振り返って考えると全身の鳥肌が総立ちします。

 

 

何か月前かよく覚えていないのですが、私はふとゴミを漁る茶白を遠目に見かけました。マジかよ? べべがたいへんな時なので、できれば会いたくなかった。保護も譲渡もエネルギーを要します。時間も。

 

 

しかし現実、私は見かけてしまったのです。

 

 

急いで捕獲箱を取りに帰り、ゴミ置き場へ。

 

 

茶白はパッと姿を消し、その後何時間粘っても再び現れませんでした。

 

 

追いかけっこを約1か月の間に、数十回。

 

 

茶白をゴミ置き場で発見。捕獲箱を取り戻るといなくなっている。

 

 

ああうんざり。辟易。

 

 

しかも妙です。

 

 

そこいらじゅうの野良猫なら半日もすればまたあたりをうろつくのに。

 

 

待っても待っても茶白は来ない。

 

 

誰にも言えませんでしたが、私の精神はいよいよ極限に達し、アマーの葬儀を終え帰国した日にゴミ置き場でサッと茶白を見かけたので、ゴミ置き場付近に住んでいる方に泣きついて捕獲箱を庭に置かせてもらうことに。なぜか近隣はみんな捕獲箱を置くことに首を振るので、懇願です。そこは保護犬と暮らしている家ゆえ、いけるかなと。両手を合わせ何度も何度も頭を下げOKをもらったのです。

 

 

「バイクの邪魔にならない場所で」の条件つき

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↑ 深夜に茶白が入った後の画像なので捕獲箱をずらしています。思いっきりバイクの邪魔をしていますが、実際は邪魔にならないところに置いていました。

 

 

中には茶白が入っています。

 

 

念願の茶白が!!

 

 

やった終わった。解放された。

 

 

けれど一つだけ疑問が……。チチにも言っていたんです。

 

 

「茶白さあ、捕まえてみたら、大きいんだよね……外にいたときは、サク位のサイズに思えたんだけど、気のせいかな? なんか腑に落ちない」

 

「外にいるときは儚い感じがあるから(小さく見えたの)かもね」

 

「だといいんだけど」

 

 

茶白ポテチを家に入れてから、ゴミ置き場が荒らされなくなったんです。

 

 

臭いも、通りすぎるときの不快さも目減り。

 

 

やっぱりまちがっていなかった。ただの気のせいか。

 

 

 

しばらく経ち、私がべべと妹家に泊まる計画を実行しようとした夜、衝撃が走りました。とんでもない大事件。ゴミ置き場にいないはずの茶白がいる!!

 

 

しかも3匹の子猫を連れて……

 

 

瞬時にすべての合点がいきました。

 

 

いつも私が見た直後に姿を完璧に消した茶白は、我が家にいるポテチじゃありません。うろつかずに一直線に消えた理由は、どこかの巣穴に隠した子猫のもとに戻るためだったのです。私が捕獲箱を取りに帰るまさにその時、彼女は私に捕まってなるものかと必死に走り子猫のもとへ。強烈な母性で。そして本能で。

 

 

もう、私の完敗。完敗してよかった。よかったよかったよかった。

 

 

もし完敗せずに私が子育て中の彼女を捕まえていたら、彼女は子猫のもとに戻れず、乳飲み子たちは静かに死んでいたでしょう。

 

 

子猫たちがヨチヨチと歩けるようになった頃合いを見計らい、十香(とか)と名づけた彼女は子猫たちをゴミ置き場に連れてきたんです。

 

 

子猫たちがひとり立ちできるよう、立派に育つよう、子猫たちにゴミ置き場という狩りの場を教えに来たんです。都会ですけど、ジャングルと同じ。

 

 

おそらく私に保護された日が、子猫たちと連なって餌場に出たデビューの日。

 

 

一家で派手にゴミを漁り、私の目に留まりました。

 

 

再度勝負。今度は私、十香に負けない。負けるわけにはいかない。

 

 

言葉で例えることなどできぬほど、私は本気でした。全力でした。

 

 

結果、私は十香と十香の育んだ3匹の子猫全員を703号室に案内できたのです。

 

 

その時の記事はこちら

 

 

これはもう、人知を超えたレベルの話だと私は括っています。

 

 

皆さまはどうお感じになりますか?

 

 

 

ポテチ、ポテチが囮になったんだよね。

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私わかる。そう思う。

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私の性格なら、「茶白」を捕まえなければ気が済まないから、ポテチがカモフラージュしたんだよね。時間稼ぎをしたんだよね。わかる。ぜんぶわかる。

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母猫十香、私から逃げ切ってくれてありがとう。あなた若いのに、ほんとうに素晴らしい母親です。あなたを尊敬しています。心から。

 

 

「あら トイレ掃除のおばさん どうしたの? 感極まった顔をして」

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顔はポテチにそっくりで仕草は十香と瓜二つ。きっとふたりの娘でまちがいないです。703号室のたいせつな卒業生エリーゼ改めリリ

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うちでのショートステイを経て、里親さん宅で楽しく暮らしています。

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エリーゼ改めリリの卒業記事は必ず書きますのでお待ちください。

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十香の息子たちはマイ太郎さん宅にて家族募集中です。撮影はみいさん。ちょっぴりシャイだけどハンサム要素の高いチャイと

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薄い色合いが美しい甘えん坊のラテ

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私は5匹ともそれぞれに合った赤い糸を結び、幸せにすることを誓います。

 

 

※子猫チャイとラテについてはマイ太郎さんが募集しています。

 

 

最後に、一家を保護したとき、私はべべが長くないとわかっていたんです。

 

 

べべとの1分1秒が貴重でした。私はべべが宇宙でいちばん好きです。でも、一家を保護したことを後悔していません。微塵も。0.1%も。

 

 

長くなり申し訳ありませんでした。やっと書けたほっとした。

 

 

お読みくださりありがとうございました。

 

 

皆さまにとっていい一日になりますように。

 

 

 

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