ミミ玉の勲章

ブログを連続更新中。家族募集中の保護猫ミミ玉の写真がいっぱい載っているのでスクロールしてほかの記事もお読みいただければとてもうれしいです。

 

 

あまぱんが天国へ旅立ってヘビー級にさびしい。

 

 

べべ、ナナ、リル、ほほ、あまぱん、さぶ、この6頭のレギュラーメンバーと、生き場を失い我が家で看取ることになった保護犬猫たちが常時いて、うちは賑やかな家でした。同じようなことを書いてばかりで未練がましいですが、あのワイワイした感じが私は懐かしくてどうしようもないのです。

 

 

いっそ若い頃好きだった長めの旅行にでも行きたい。

 

 

けれど、手のかかる闘病中のさぶと老犬リルを置いてどこへ行けましょう?

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結局、どこにも行けない。いっしょにいたいしね。

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自分が萎んだ風船みたいになっているのを自覚しています。

 

 

自分の存在意義が目減りし、無力感、空虚感に苛まれています。

 

 

ペットロスは侮れないですね。

 

 

油断していると緩んでいる涙腺がいつ何時に崩壊するかわからない。

 

 

下を向くとヤバいので、なるべく天井を見つめています。

 

 

そんな私にとって、3匹の保護猫たちの存在は果てしなく大きいのです。

 

 

特に、703号室で唯一家族募集のステージに立っているミミ玉。

 

 

最近はミミ玉に良縁を繋ぐことだけが自分のやる気スイッチになっています。こんなことを書かれても読み手の皆さまは重くて困惑するかもしれません。でも、本音です。

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ステイが長引いている保護猫すずらんは「人馴れの問題」を抱えています。

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保護猫牛丸は「過渡期」をなかなか越えられずに模索中

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毛布でくるんでしまえば抱っこできるのに、正面から触ろうとすると怒る、を繰り返しています。

 

 

まあ、牛丸なりに少しずつ軟化しているので、数か月以内には家族募集できる予定ですが、まだやっぱり時間が必要なんですよね。牛丸はゆっくりいきます。

 

 

だからいろんな意味で、ミミ玉が私の希望となっているのです。

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ミミ玉は控えめな性格ながらも人が好きで、人と向き合ってくれています。

 

 

外暮らしで苦労も多かったでしょうが、折れずに曲がらずに心身ともに健やかに生き延びてくれました。ジワるかわいさとはこういう子のことなんだと思わせてくれます。

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そういえば、私はいつも「前」の写真ばかり撮っていました。

 

 

ハゲと古傷のある「耳」は、なるべく写らないよう意識していたのです。

 

 

でも、これはミミ玉の生きてきた証で、ミミ玉の勲章

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立派だね。きれいだよ。

 

 

しかもね! 二度と生えないと諦めていた皮膚に最近産毛らしき毛をたくさん発見したのです♡

 

 

ああ、ミミ玉のいい細胞さんたち! いい働きだこと!

 

 

感動してつい見入ってしまいます。そしてウザがられるという……

 

 

(左右両方に傷跡があるので蚊が有力ですが)蚊に刺されまくったアレルギーなのか、衛生環境が環境が悪くてちょっとした傷が化膿したのか、大きめのケガをしたのかはわかりません。いずれにせよ、ずっと痛くて痒かったのでしょう。

 

 

ミミ玉の保護主の私は、ミミ玉の古傷を隠すのではなく、「よくがんばってきたんだね、えらかった」と誉めてやらないといけないですよね。ミミ玉、ごめんね。

 

 

受け身、動かない、を言いすぎましたが、実際はそれなりに主張しています。

 

 

ミミ玉は朝と夜は活発です。

 

 

朝の7時~9時と、夜の8時~10時の間はテンションがやや高め(笑)。

 

 

とはいっても、うるさすぎず、牛丸のまねをしてごはんをおねだりしたり、「わたしを撫でろ」と人間を呼びに来る程度。程よい塩梅なのでご安心ください。

 

 

牛丸のまねをしておねだりする動画がメチャクチャ萌えるのでご覧ください。

 

 

 

聞き分けがよく、性格のいいミミ玉がだれにも目を留めてもらえないのは悲しいので、ひきつづきアピールをつづけます。どうか「保護猫」ミミ玉に「愛猫」になるチャンスをください。

 

 

お問い合わせをミミ玉ともども首を長くしてお待ちしています。

 

 

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マッサージフォー・ユー♡

ミミ玉おはよ♡

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今朝のごはん前の保護猫ミミ玉

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このあとミミ玉が床に降りてすんごーい萌えるポーズでおねだりをしてくれたのに、手元にカメラがなくて撮れませんでした。残念っ。私っていつも「惜しい」んですよ。あー自己嫌悪。

 

 

ちなみに朝ごはんはパクパク完食です。

 

 

午前中はさぶを膝に乗せて3時間半のZOOMワーク

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午後、シーツを替えた瞬間に悲惨なできごとが起きてしまうという(涙)。

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さぶが替えたばかりのシーツの上で大量におしっこ……

 

 

多尿の慢性腎不全だから量がすごい^^;

 

 

我が家に来て6年半、はじめての粗相です。

 

 

「ごめんな」

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どうしたんだろ? さぶ大丈夫?

 

 

あまぱんが亡くなってからさぶはメンタルが不調です。

 

 

今まで以上に大切にしないといけませんね。

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シーツをはがしてみんなでゴロ寝タイム。トイレの失敗を怒ったりはしません。

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さぶも不本意だったとわかるから。むしろなんとなく愛おしいです。

 

 

家事を軽く済ませた私は、ミミ玉にマッサージをすることにしました。

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やる気のない顔が好きです。まあやる気を出すのは施術者の私だもんね。

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気持ちよさそうに喉を鳴らしてくれました。うれしいなあ♪

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ミミ玉にロックオンしてくださっている方はひとりでもいるのでしょうか?

 

 

推定5歳の成猫ですが、だからこそオトナ同士のつき合いができると思うのです。

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ぽっちゃりのお腹がたまらんっ

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決して太りすぎではないのでご安心ください。

 

 

写真の写り方でまんまるに見えますが、実際はちょいポチャ位の感じです。

 

 

もっと早く家族募集をすべきでしたが、ほかの保護猫たちのご縁探しを優先している間にあまぱんの闘病がヘビーになり、ミミ玉のご縁探しを後回しにしてしまいました。

 

 

ミミ玉はその間もじっと待っていてくれてえらかったです。

 

 

外でもさんざん救いの手を待ったし、今もうちで待ちつづけています。

 

 

「ハハ~ セーラー服着てみたの わたし 若く見える?」

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キメ顔と流し目のミミ玉

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私が着せたんだけど、よく似合うねえ^^

 

 

でも若く見えなくてもそのままがいいって言ってくださる方が必ずどこかにいるよ。

 

 

本当に毎日毎日「がんばってきた子にはいいことが待っているよ」と言い聞かせています。

 

 

ミミ玉に沁みこませているその言葉は、こだまみたいに私の元へかえってきて、自分自身を鼓舞できるのです。よし、ミミ玉にあたたかい家族を見つけよう、と。

 

 

この世界にはいろんな価値観の方がいます。

 

 

やっぱり子猫がいいとか、人気の猫種が気になる! という大多数の声の中に、「ミミ玉と会ってみたい」がキラッと紛れ込んでいると信じています。私はミミ玉に希望となるその声を届けたいです。

 

 

皆さま、見飽きたなんて言わずにミミ玉をごひいきくださいね。

 

 

お心ある方からのお問い合わせをミミ玉ともどもニコニコお待ちしています。

 

 

お読みくださりありがとうございました。

 

 

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ミミ玉の瞳はシャインマスカット色

皆さまこんばんは。今日も遊びに来てくださりありがとうございます。

 

 

約半日かけて保護猫ミミ玉を「ペットのおうち」に掲載しました。

 

 

私の中の目玉写真はこれ↓

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より目の感じがとても好きです。瞳がシャインマスカットの色ですよ。

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おいしそうで、何回も見ちゃう♡

 

 

ミミ玉は推定5歳くらいのオトナ女性ですが、童顔のせいか、あどけない雰囲気。

 

 

珍しい毛色やブランド猫種ではないからこその「素朴美」。

 

 

ジワるタイプは心に残りますね。

 

 

「わたしは親しみやすさで勝負します」

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個人的には顔の具(パーツ)がかわいいと思います。

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控えめな性格のミミ玉が一生けんめい撮影につき合ってくれました。

 

 

最大級の勇気を出してカメラの前でお澄まししてくれました。

 

 

「がんばって生きてきた子には必ずいいことがあるよ」と毎日ミミ玉に言い聞かせています。

 

 

どなたか善き方の目にミミ玉が留まりますように。

 

 

ミミ玉は体調が安定しているし、お留守番もできるし、落ち着いた性格なので「はじめて猫と暮らす方」や「おひとり暮らしの方」、「共働きのご夫婦」の伴侶としても最適です。

 

 

ミミ玉は703号室の6畳弱の保護部屋でじっと未来の家族を待っています。

 

 

どうぞよろしくお願いします。

 

 

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雨のお別れ式

皆さまこんにちは。

 

 

保護猫ミミ玉が巣から顔を出しているのがかわいくて写真を撮りました。

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掃除前ゆえ、白い板にシミがついているのは見なかったことにしてください。

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次回からはミミ玉が主役の記事を増やしていきます。ミミ玉が嫁に行けますように。

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今日であまぱんを胸にしまって、ブログでは一段落をつけます。

 

 

これまでのお礼を込めて、読んでいただければと思います。あまぱんの亡くなったあとの写真が出てくるので、気分を害する方はどうかスルーしていただければ幸いです。

 

 

きれいなお花、お心遣いなどが届いています。まとめての自慢でごめんなさい。

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あまぱんの保護主さん、篠崎絵里子さん、家族ぐるみで仲よくさせてもらっているSさん、豆さん、母、妹、ゆちゃん、まなちゃん、香さん、aiさん、マイ太郎さん、りえーぬさん、卒業生天音家&卒業生ローズ家、卒業生りんちゃん家、卒業生星太郎家、卒業生ひの家、卒業生まるここ家、卒業生リリ家、卒業生こま吉詠吉家、卒業生もい家。皆さま、本当にありがとうございました。

 

 

どのお花も美しくて心に残りました。

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お礼状やプチギフトをお送りするのに時間がかかっています。ごめんなさい。

 

 

中でもひまわりがたくさん入っていたのが印象的です。

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明るいあまぱんにぴったりですね。

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うん。よく似合ってる。

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私の手作りのカラフルな棺との相性もいい気がします。

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糊でまなちゃんが作ってくれた「顔」を貼って完成!

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私にとってはあまぱんの亡骸も愛おしいのですが、ドライアイスで冷やさないといけないため、こうして棺の箱の中にしまっています。

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ありがとうね、と声をかけながら……

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お花畑みたいな我が家にて3泊4日を過ごしたあまぱん

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「肉体」を失うのが苦しい私は、昔からうちのお子たちの葬儀を担当してくれる方と相談を重ねながら「さようならの日にち」を決めています。

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本音はずっと一緒にいたいけれど、そうもいかないから困りますね。

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この間にあたたかいメッセージを何度も読ませてもらいました。

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リルやさぶの存在に支えられています。

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あなたたちは1日でも長くこちらにいてね。

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さぶは仲よしだったあまぱんの分も食べないと!

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さぶ、お願いね。

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6月25日の木曜の朝に亡くなって、日曜日の朝にありがとうのお式をしました。

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コロナの影響で、前まで使わせてもらっていた広いお座敷が使えず、火葬場のすぐ近くに新たに建てられた狭いプレハブにてお別れをしたのです。天気が涙空の雨天ということもあり、ただでさえ感傷的だった私は、ますますさびしくなりました。

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でも、逆に考えてみると、コロナの影響で外出する機会が減った分、特に春からはあまぱんとより濃厚な時間を過ごせていたのかもしれません。

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いっしょにあまぱんを見送ってくれたゆちゃんが「王冠」を作ってきました。

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あまぱんにぴったり! ゆちゃんありがとう。

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さあ、あまぱん、行ってらっしゃい。また来世で絶対に家族になろう。

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可憐なお花に囲まれて

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王冠をつけて

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あまぱんが703号室でいっぱい生きたことを忘れないでやっていただければうれしいです。

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「ぼくからみなさんにありがとうを」

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次回からは明るい話題を意識しますね。おつき合いくださり感謝です。

 

 

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ミミ玉の未来の家族へ

2020年2月11日、保護された日に撮られたミミ玉

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病院のケージにてキョトンとした表情のミミ玉。内心は怖かったんだろうなあ。

 

 

本日はミミ玉を家族に迎えることを検討してくださる方に、ミミ玉の過去と私の気持ちを伝えたいです。よかったらぜひ読んでください。

 

 

今回の内容はすべて外でミミ玉の面倒を見ていた方に細かく聞いたものです。

 

 

(信頼できる方で、ちょくちょくお電話をしていますし、何度か直接お会いしています)

 

 

ミミ玉は捨て猫です。

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昔、団地に住んでいた人が引っ越しのときに置き去りにして行ったとのこと

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捨てられてからのミミ玉は戦友のココ玉(現まるここ)と長い年月を団地の駐車場の片隅で生き延びました。※まるここの新しいお宅はこちらをお読みください。

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「生き延びた」と簡単に書いていますが、彼女たちはものすごく努力をしました。

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団地にはいろんな価値観の人が住んでいるので、彼女たちには会う人会う人の心を読む必要があったのです。非力な彼女たちは、人からもらうごはんで命を繋げなければなりません。

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けれど、彼女たちが「存在している」ことを快く思わない人も大勢います。

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特にミミ玉が恐れていたのは鬼の形相で彼女たちを追い回す暴力的な年配のおじいさん。粘着質なおじいさんが現れると、ミミ玉はごはんを放棄して一目散に逃げました。

 

 

おじいさんの気配が完全に消えるまで、隠れ場でじっと待つ。

 

 

根気よく、長い時間じっと待つ。

 

 

3キロ台の小さなミミ玉にとって、どれだけ勇気の要ることだったでしょう。

 

 

無口で裸のミミ玉には「逃げ足」以外、対抗する手段がないのです。

 

 

2019年の5月から外猫ミミ玉たちの世話をはじめた女性(彼女たちのお友だち)は、団地の駐車場でごはんをあげることを周りの住民に禁止されました。頭を悩ませた末に、自宅(ちょっと離れた戸建て)の私有地のほうへ、ミミ玉たちを誘導することにしたのです。

 

 

団地の駐車場でごはんをもらっていたときの写真

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(このあとごはんが禁止され、2匹はごはんを食べる場所を失ってしまいました)

 

 

「警戒心の薄いココ玉はすぐに私について、うちの前に設けた新しい餌場に来たのですが、ミミ玉は2回来たあと、なぜか急に姿を消したのです。

 

心配で毎日あちこち探したのですが、見つかりませんでした。

 

でも、諦めかけた10日後に、突如うちの前に現れて、“お腹が空いた”と、か細い声で鳴いて訴えたんですよ。どこでどうしていたのか……辛かったんでしょうね。ごはんをあげたら丸飲み状態で……」

 

 

5か月ミミ玉といっしょに暮らしている私には当時の情景が目に浮かぶようで、女性と電話を切ったあと、保護部屋にすっ飛んで行って、ミミ玉を抱きしめずにはいられませんでした。

 

 

ミミ玉、一生けんめいがんばったね。テリトリーが変わるだけでドキドキするよね。新しいものはなんでも緊張するもんね。よくやった。ミミ玉の大きな勇気に拍手。

 

 

季節は極寒の真冬。お友だちはココ玉、ミミ玉を外に置いておくことがいよいよふびんになり、また、近隣トラブルやミミ玉たちが車通りの激しい道路を渡る姿にも胸を痛め、あちこちへ相談。

 

 

その後、病院を介して個人で保護譲渡活動をしている私へと話が繋がり、状況を知った私が地元の2匹を保護することになったのが一連のいきさつです。

 

 

保護の際も、ミミ玉はココ玉に1週間の遅れを取りました。

 

 

前に出るタイプのココ玉が先にキャリーに入り、どうしたらいいのかわからなかったミミ玉は、いったん熟考。1週間かけて問題を自分の中に落とし込んでから、意を決してお友だちの前に現れる、のパターンで保護されたのです。ふふ。人間にも同じような思慮深いタイプの方がいますよね。

 

 

戦友ココ玉が完全にいなくなった世界を1週間過ごしたミミ玉の心細さを想像するだけで、私はたまらない気持ちになります。不安だっただろうなあ。

 

 

まっすぐな子、はかわいい。

 

 

でも、奥で様子を窺いながら、もじもじ迷っている子もかわいい。

 

 

かわいさの種類は微妙にちがうけれど、甲乙つけがたい。

 

 

雰囲気に流されずに、なにをするにも一拍考えて、なにをするにも慎重で、しかし一度決めたら後ろを振り向かない清々しいミミ玉が、私はとても好きです。

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本当はミミ玉も甘えたかったよね。

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ミミ玉は控えめでやさしい子。もちろんふつうに人に馴れています。家猫としてパーフェクト! 抱っこでキャリーに入って保護されたのでその辺はご安心ください。

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ミミ玉は推定5歳位のオトナです。

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外猫時代に耳の後ろをケガして血を流していたことから「ミミ」と名づけられました。そこに私が「玉」をプラスして高貴な仮名にしたのです(笑)。

 

 

健康状態はすこぶる良好で、血液検査(問題なし)、ウイルス検査(FIV、FeLV共にマイナス)、3種混合ワクチン、ブロードライン済、耳の治療も終えています。

 

 

703号室にて未来の家族を待っています。当初より家猫として問題なく過ごしていますが、私の愛猫あまぱんの闘病でバタバタしていたため、家族募集が遅れました。

 

 

前に先にご縁を掴んだココ玉目線で書いた2匹の外時代の記事があります↓↓↓

 

「だってわたしは甘えん坊ですよ/幸せの703号室」

 

 

ミミ玉は半日程度のお留守番ができ、どんな家族構成の方にもおススメできるタイプです。

 

 

善き方の目に留まりますように。

 

 

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