戻ってくるイメージ

MIHOさん、さぶへカロリーエース、腎臓ごはん、チョコのおみやげ、さぶへのお見舞いカンパをありがとう。みいさんもお見舞いカンパありがとう。

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MIHOさんからのカロリーエースを手に今日もさぶに会ってきました。さぶがほとんど食べていないのが気がかりです。小さなシリンジ1本分だけでも口に入れたい。顔を見ていない時は漠然と不安が胸の中に広がります。

 

 

でもさぶばかりでなく、ほかのお子たちのお世話もしっかりやりたいです。

 

 

朝、7時すぎの写真

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床がナナの食べこぼしばかりなのはスルーでお願いします。

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ナナが寒そうだったので、毛布でくるんでみました。

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ほほは朝ごはん待ち。早起きだね。ちょい待ってて!

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ナナはおむつ替えようね。

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どの角度から見てもかわいい。穏やかに寝ていますね。

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保護猫ポテチにも朝食を。食いしん坊には楽しみのひとときです。

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早くさぶがこうしてうちに戻ってきてくれるといいんだけど……

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さぶの写真を眺めてはため息。ダメだね、もっと前向きにならないと。

 

 

自分の眼医者→さぶの面会→ナナとリルの薬を取りに大巻先生の病院へのコース

 

 

病院ばっかだなあ。

 

 

「来たんだな 外寒いか?」

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休日にもかかわらず、前田先生と菅原先生がさぶを看ていてくれました。

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いつもありがとうございます。

 

 

私を見つけるとキャラが変わるさぶ

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病院ではクールを貫き、「シャー」や「フッ」もするそう。知らない一面……

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怒る元気があるのはいいけど、お世話になっている先生たちだから、さぶやさしくね。まあいったん触ってしまえば、大丈夫とのこと。よかった。

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先日意識不明になったあと、私が病院へ飛び込んだらさぶが生き返ったかの如く甘えてきた姿を目の当たりにして、先生たちは私に言ってくれました。

 

 

「ぼくたちも愛の力を見せてもらいました。ほんとうにすごいですね……」

 

 

先生たちの驚いた様子とその言葉が励みになっています。

 

 

さぶと私は相思相愛。だからさぶはきっとがんばってくれる。さぶは家に帰ってくる。私はさぶを信じています。すっごく聡明な猫なんですよ。

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さぶ、退院したいなら一口でも食べないと!

 

 

差し入れたシーバはプイ。カロリーエースを開けてシリンジで3本分飲ませました。食欲が出てくれないと困りますね。どうしたら自力で食べてくれるのかな?

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白っぽく見えていた舌も健康的なピンクに色づいてきました。

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食後、濡らしたハンカチで全体をゴシゴシ。気持ちよさそうな動画はツイッターにあげています。気分転換になったかな?

 

 

楽観視後の急降下があまりにも恐怖なのでまだなんとも言えませんが、とにかくさぶの生命力に期待したいです。さぶにがんばってほしい。

 

 

さぶが入院して、家族のありがたみが余計に身に沁みました。健康は当たり前じゃないんですよね。どの子がいつどうなるかなんて、だれにもわかりません。

 

 

日々後悔のないよう接していくしか。さぶいいこと教えてくれてありがとう。

 

 

東大から大巻先生の病院へ

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ナナの腎臓薬、リルのアレルギー薬をそれぞれ一か月分処方してもらいました。

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最近、さぶが外にいた頃をよく思い出します。

 

 

さぶはいつも全身真っ黒に汚れていて、みすぼらしく、どこか悲しそうな顔をしていました。もしさぶが703号室に来たことを喜んでくれているなら、できるだけ長く、1日でも長く、長く長く、私のそばにいてもらいたいです。

 

 

ぜいたくな願いかもしれませんが、叶えられるよう努力します。

 

 

皆さまも大切な家族といつまでも幸せでいられますように。

 

 

Smile!

 

 

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無機質な箱の中にて

皆さま、ご心配をおかけして申し訳ありません。

 

 

前回のブログ更新時にはちゅーるを2本食べてくれたさぶ。翌日の昨日も元気に会えるはずだと信じて、私はさぶとの面会を楽しみにしていました。

 

 

さぶのお見舞いがしたいと、みいさんとMIHOさんが我が家に集合。3人で病院へ向かおうとしていたまさにそのとき、前田先生から電話が……。

 

 

かかってくるはずのない時間帯なので私は瞬時にさぶの身に何かが起きたのだとわかりました。切迫した先生の暗い声。話しているうちに意識が遠のきそうになったのです。さぶの容体が急変したので、急いで病院へ来てほしいとのこと。

 

 

わけがわかりませんでした。

 

 

全身から血の気が引くのを感じました。

 

 

私「今向かおうと思っていたところですのですぐに行きますが、家からだと急いでも30分はかかってしまいます。さぶ……30分間は大丈夫ですか?」

 

 

前田先生「30分……(しばし無言ののち)最善を尽くします」

 

 

先生との会話で余計に身震いした私は、半狂乱で車に飛び乗りました。うちに居合わせたみいさん、MIHOさん、チチもいっしょに病院へ。

 

 

車内で過呼吸を起こす寸前のところでようやく到着。院内に走って入り、前田先生の案内でさぶの元へ。え……どうして?

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高濃度酸素室の中でぐったりのさぶ。四肢のあちこちに管が繋がれ、口元にも酸素吸引器が添えられていました。いろんな機械の音。何名もの先生……

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昼すぎに体調がいきなり悪くなったさぶは、5分以上意識不明になり、目からはしゅん膜が飛び出していたそうです。血圧急低下、呼吸も危なかったとのこと。

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血圧を上げる薬をゆっくりさぶに流しています。

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2種類ありました。

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ICUの中の弱々しいさぶはちゅーるを食べてくれたさぶと別猫のようです。

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それでも、私を見つけるとさぶは目の色を変え立ち上がろうとするのです。私の呼びかけに応じスリスリ体をこすりつけてきます。

 

 

そのさぶの様子に、私は胸が詰まり、連れて帰りたい衝動に駆られました。

 

 

でも、しませんでした。さぶに生きてほしいから賭けることにしたのです。

 

 

さぶの生命力と、前田先生たちの実力と、この病院の設備に、私は賭けることに決めました。家に連れて帰れば、視覚的なあたたかみは得られるでしょう。

 

 

住み慣れた我が家の毛布の上で、お子たちに見守られる姿……

 

 

しかしさぶは自宅では生きられません。「看取り」になってしまいます。

 

 

犬猫も人もいずれは死ぬので、看取りの時期なら潔く看取る。べべのときそうしたように、辛くても看取ることに専念します。

 

 

けれどまださぶはその時期じゃない。今まさにこのICUでさぶは死の淵から蘇生した。無機質な箱の中で最大限の生命力を発揮しようとしています。

 

 

体に繋がっているさまざまな管はさぶを制限し痛みつけるためではなく、さぶを苦しみや病から解放し、整え、生かすための方策です。

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先生たちはさぶの病名を突き止め、適切な治療を施すために全力を投じています。私には先生たちの必死な様子が痛いほど伝わってきました。私たちがいた4時間近くの間、菅原先生はさぶからひとときも目を離しませんでした。

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前田先生もちょくちょく様子を見に来て、治療方針を考えています。

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さぶは頭のいい猫ですから、闘っている意味を理解してくれるでしょう。私の本心を見抜く力がさぶにはあります。できるなら24時間ずっと、そばにいたい。

 

 

かわいいんだもん。がんばっていますよ。

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体調が少し安定したさぶはウトウトしながらも、私を気にして動いてしまうので、5時すぎまでいていったん帰ることにしました。ナナたちも待っています。

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そして1日経った本日、また会ってきましたよ。さっき撮った写真です。

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胸水の遺伝子検査の結果、私がもっとも恐れていた「FIP」が否定されました。正直ホッとしています。私はかつをFIPで失くしているのでFIPが怖かった。ですが依然胸水がじわじわ溜まっているので、近日中に手術をする予定です。

 

 

本日カメラで撮った写真は次回UPしますね。明日ももちろん会いに行きます。いろんな方のいろんな意見があることと思いますが、私はさぶを愛しています。頭が割れそうなほど考えています。

 

 

さぶが蘇生したのは、さぶの強さもありますが、先生方のおかげでもあります。家に連れ帰ったら、酸素室をレンタルしたとしても、呼吸すら辛いでしょう。

 

 

未だ安心できませんが、ひとつずつ山を越えていくのをイメージしながら進んでいきますので、皆さまよかったらさぶに会いにここにいらしてください。

 

 

さぶのために祈ってくださり感謝です。

 

 

皆さまに素敵なことがいっぱい起きますように。

 

 

 

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さぶに会えた

さぶに会いに行くまで、心がそわそわ。iPhoneに入っている動画を眺めてはため息。毎日甘やかせてきたからひとりでどんな気持ちで過ごしているかな?

 

 

15秒ほどの動画ですが、さぶと私の日常が詰まっています。

 

 

 

私に捨てられたとか裏切られたとか思っているにちがいありません。

 

 

どうしよう。

 

 

「ちがう」ってちゃんと態度で説明してこなければ。

 

 

さぶへのお弁当を持って車に飛び乗りました。

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名前を貼りつければ先生にもわかりやすいはず。

 

 

 

さぶは酸素室の中で暇そうにしていました。

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前田先生と菅原先生がよく看てくださって感謝です。今朝、胸水をぜんぶ抜いてくれたそうです。胸水の中身は今精密検査中。

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呼吸が楽になったと思います。

 

 

ごはんは強制給餌。食べたあと、一度吐いてしまった模様。食は細いけれど、うちではほとんど吐かないさぶ。慣れない場所だから受けつけなかったのかな?

 

 

ガラス戸越しに私の姿を見つけると、途端にさぶの目が輝きました。

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自慢ですけど、ほんとうです。

 

 

先生方も、私より早くさぶの横の猫さんのお見舞いへ来ていたご家族も、さぶの変貌ぶりに呆れ笑い。私が来るまでさぶは魂が抜けていたみたいです。そんなの聞いたらねえ、ますますたまらないじゃないですか。

 

 

スリスリ

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ツイッターに載せたところ、さぶと私が似ているとのコメントが。うれしいな。

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ウロウロ

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あごのマッサージ

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隣で愛猫さんのお見舞いをしていたご家族が撮ってくれました。

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幸せなひとときです。

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さぶ、ちゅーる持ってきたけど、どうかな?

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ゆっくりゆっくり、合計2本完食!

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もも&さくら家よりいただいたちゅーるです。ごちそうさまでした。

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おいしいねえ♪

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だいぶ痩せちゃったけど、イケメンでしょ? 食べている顔は凛々しいです。

 

 

首元が汚れていたので、ハンカチを濡らして拭くことに。化粧室に向かう私を不安げに目で追っていたと隣の方が教えてくれました。さぶくん、お母さん大好きなのね、こんなに甘えられたらかわいくてしょうがないでしょ? と。

 

 

長い時間外にいた元野良猫なのにね。外猫時代はきつい顔をして、私を睨んだり逃げたりしていたのにね。さぶは私がこれまでに関わってきた猫たちの中でいちばんスイッチの切り替えがはっきりしていた猫です。

 

 

さぶを病気にして苦しめたのが申し訳なくて、自信をなくしていたけれど、さぶの態度を見て、私はさぶが私を選んで我が家にいてくれている気がしました。

 

 

きっともっといい飼育環境のお宅はあるんですが、でもさぶは、「私が」よかったんじゃないかなとうぬぼれています。ならば私もメソメソせず、さぶを治すことに専念します。先生方にはさぶに必要だと判断した処置は(金額を気にせず)なんでもしてくださいと伝えているので、先生方は臨機応変に考え対処してくれています。日本で有数のすばらしい病院ですからその点は安心ですね。

 

 

さぶの健やかな退院をイメージしながら暮らしていきたいです。

 

 

ゴシゴシ

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面会ののち、自分の病院へ

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診察を終え、703号室に帰宅。

 

 

 

さぶに元気をもらって改めて見まわすと、うちの保護猫たちの愛らしいこと!!

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みーんな尊い!

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さあ、明日もさぶの面会を楽しみに嫌いなお風呂にでも入りますかね?

 

 

ご心配をおかけして申し訳ありません。さぶは生きています。

 

 

Smile!

 

 

 

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負けていられん

703号室卒業生もも&さくら家よりほたるにプレゼントをいただきました。

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どうもありがとうございます。落ち着いたら姫たちに会いに行きたいです。

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昨夜12時すぎに寝たのですが、朝4時半ごろ目が覚めてしまいました。

 

 

起床後はひたすらドキドキ。辛いときって時間が経つのが遅いですね。

 

 

やっと8時をまわった。よしさぶ、行こう。

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受付開始前に到着。平日の午前中なのに大勢の方がいました。

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さぶの体調が悪いので、一番に預けたのですが、2時間経過してもさぶが手元に戻ってきません。私の不安はピークに達し、蛍光灯の下で目はチカチカ。軽い吐き気を催しました。もう限界……とりあえず気晴らしに院内を歩こう、と立ち上がったとき、前方にマイ太郎さん発見。心配して来てくれたとのこと。

 

 

 

しばらくしてようやく呼ばれました。呼吸困難のさぶはすでに病院の酸素室にいるそうです。やっぱり相当苦しかったんだね。さぶにどう謝ったらいいか。

 

 

 

菅原先生、前田先生がさぶを担当します。写真はおなじみ前田先生

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病名は確定診断を待ってからお伝えしますが、さぶは危険な状態です。不明な点が多くて現在さまざまな検査を受けています。胸の中にドロッとした液体が溢れんばかりに溜まっていて息を吸って吐くのも苦しかったレベル。原因がはっきりとはわかっていなくて、楽観視できない状況。

 

 

先生の話を聞いて気が動転し倒れそうになりました。病院に迷惑をかけたと反省しています。いったいどうしてこんなことになってしまったのでしょう。

 

 

たいせつにたいせつに育ててきたのに。

 

 

さぶは自宅に帰れない状態なので酸素室に緊急入院。さらに検査をつづけていく予定です。退院のメドははっきり立っていません。

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さぶ、がんばるんだよ。

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毎日来るからね。

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マイ太郎さんもなでなでしていってくれました。

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さぶは酸素室から出ようとしたり、私にチュウしようとしたり、やりたい放題

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そんなさぶを見ていたら、負けていられん、と思いました。

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負けていられんです。さぶが闘っているから。

 

 

私は全力でさぶを支えていきます。また落ち込んでしまうかもしれませんが、できるだけさぶの前では笑顔を見せたい。もっと強くなってさぶにとって頼れる存在になりたいです。

 

 

帰宅後、チチがほほがさぶを探していると言うのでほほを注視したら、ほんとうにほほがそわそわとさぶの姿を求めているのが痛いほど伝わってきました。

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さぶは日々ほほがいじめていた相手だもんね。

 

 

ほほに首元を噛まれても、さぶは一度も抵抗しなかったよね。昨日はさぶ用のベッドにわざわざ赴いてマーキングしたでしょ? ほほが去ったあと、ベッドを洗おうとしたら、さぶがベッドに入ってベッドを渡してくれなかったから、今もそのままになっているよ。さぶはほほのおしっこの上に何度も体をこすりつけ、そこで寝てた。朝まで。

 

 

きっとさぶのお腹あたりにはほほのおしっこ臭が漂っているね。

 

 

ほほ、従順な子分がいなくて淋しいかい?

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お母さんは淋しい。

 

 

そして不安です。

 

 

どうか明日もさぶの顔が見れますように。

 

 

 

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きみがいてこそ

今までにない具合の悪さを感じ、私はさぶを病院へ連れて行きました。

 

 

日曜の午後ということもあり、行きつけの病院がなかなかつかまらない。大巻先生とは連絡が取れなかったので、中島先生に診てもらうことにしたのです。

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病院では抵抗する力も見せていたので、途中で和んだり笑ったりしました。

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しかし検査をすすめていくうちに、さぶの体に起きている異変がとてつもない恐ろしいものであることがぼんやりとわかってきました。

 

 

症状や疑われている病名をここに書くことができません。

 

 

あまりにもショックでどう家に帰ったのかよく覚えていないほどです。

 

 

腎臓にさえ気をつけていれば、腎臓さえたいせつにしていれば……

 

 

そう信じてきたからぜんぜん消化できません。腎臓だけでなく、全身の検査だって折に触れやってきたのです。さぶは推定シニアの域だから。

 

 

なのにどうしてこんな突然の不幸が我が家を襲ってきたのでしょう。

 

 

これからどう生きていったらいいかわからないです。

 

 

べべと別れて日が浅く、べべを失った現実にすら直面しがたい状況なのに、なんでこんなことになったのでしょう。恨めしい気持ちでいっぱいです。

 

 

帰宅後、さぶを寝室に連れていき、寝室でふたり朝まで過ごしました。私は睡眠薬を多めに飲んで早めに寝ました。正直、起きていたくなかったです。

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腎臓の治療をすべてストップ。ごはんは無理のない範囲で少しだけ与えることに。火曜朝東京大学で精密検査を受けさせる予定です。

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いじりまわすのは本望じゃないけど、病名がはっきりしないと闘えない。適切な対処ができず、さぶをもっと苦しめることになってしまいます。

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明日1日だけがんばってね。

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朝の4時55分に目覚めたら、横にさぶがいました。

 

 

 

あたり前だと思っていたことがこんなにありがたいなんて。

 

 

心の整理がつかないけど、私の時間、エネルギー、思考、人脈、お金、持っているものをぜんぶさぶやうちのお子たちの闘病に費やそうと改めて決心しました。そしてさぶに極力負担をかけない方法を絶えず模索します。

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さぶはかわいいとか、好き、の一語では括れない存在です。

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どれだけこの家のために骨を折ってくれたか、どれだけ私を心配してくれたか、さぶはレギュラーメンバーひとりひとりをリスペクトし、うまく立ちまわり、多くの卒業生たちを育ててくれました。さぶの子育てに、強さとやさしさを感じ、私はさぶを見習って保護動物たちに接してきたのです。

 

 

さぶは体調がすぐれない中、ほたるの面倒も率先してみてくれました。

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ほたるがのびのび暮らしているのはさぶのおかげが大きいです。犬たちがほたるに吠えかかると、さぶがほたるをかばうから。

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「さぶ兄だいじょうぶ?」

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ポテチもごめんね。なるべくポテチが淋しくないようにするから。

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さっき、数日ぶりにメールをチェックしていたら、さぶが足元へ来ました。

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「(膝に)乗りたいの?」って聞いたら、私の目を見てお返事するもんだから、こうやってふたりでメールをチェックしたんです。

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なんか疲れちゃった。

 

 

自分なりに一生懸命やっているつもりなのに、うまくいかないね。イヤになる。

 

 

 

「みんな心配させてごめんな」

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「おれ 生きてるから」

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「いつもありがとうな」

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ちょっとさぶのそばにいたいので、もろもろごめんなさい。

 

 

 

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