七色 29、うりむととんみむの終の棲家

皆さまこんにちは。つづきがすっかり遅くなりました。

 

 

本日は、まあち&うり改め、うりむ&とんみむの新居へご案内します。

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5月8日、晴天の空の下、午前中にお嫁入り、お婿入りしたのはこのコンビ

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うりむととんみむを迎え入れてくださったのは、ゴスペルシンガーでもある富田満さんご一家です。

 

 

先に家族写真を紹介させてくださいね♡ ふふ。私も入れてもらいました!

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一瞬マスクを外して素敵なスマイルを♪

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※中学生のお姉さん、高校生のお兄さんを含め、お顔出しOKの許可をいただいています。

 

 

画像や動画を見せてもらったのですが、先代猫さんたちは、18年、19年とそれぞれに長生きし、深く愛されていました。子猫たちの里親さんとして本当に理想的なファミリーです。

 

 

(私信:イクラちゃんのママさん、ご紹介くださってありがとう)

 

 

うりむととんみむは、広いリビングの横にある和室のケージからスタートします。

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猫の扱いに慣れているお姉さん

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きょとんと佇むうりむを見守っています。

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お兄さんの膝にうりむ、お姉さんの膝にとんみむ

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お兄さんもお姉さんもすんごいやさしいの。撫でる姿を見て、感動しちゃいましたよ。

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「わたしたち ぼくたち のずっとのおうちですね?」

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はい。そのとおりです。だんだんと慣れていってね!

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ケージから出て……

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早速リビングでプチ探検をはじめたふたり

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私が毎回お願いしている「猫脱走防止対策」も万全にしていただけました。

 

 

こちらが玄関。高さのある木の柵をつけてくださったのはご主人さま

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そして換気用の掃き出し窓にもご主人さま手作りの木の柵が……

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突っ張り棒ではなく、ガッチリと固定されています。だから絶対外れません。

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安心の環境をありがとうございました。保護主の私は胸を撫でおろしています。

 

 

うりむととんみむの医療費や交通費のほか、お菓子やご主人さまお手製(!)のコーヒーと、満さんのCDのプレゼントまで。帰りの車の中でCDを聴き、満さんの超絶な美声に心が癒された私です。

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どうもありがとうございました。

 

 

以下が里親さんが撮った新居でのふたりの様子(一部は里親さんのブログより)

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写真がおじょうずで驚きました。

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かわいいなあ^^

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うっとりします。

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いっぱい食べて

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たくさん出して

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元気に育つんだよ!

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応援してくださった皆さまに感謝を込めてご報告させていただきました。

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善き家族と暮らせる犬猫が増えるよう、微力ながらこれからもゼロより1の精神で取り組んでいきます。どの子も「生まれてきてよかった」と思えるような日々を過ごせる社会になればいいですね。

 

 

LOVE

 

 

かつくん「x308うりむ、309とんみむ、おめでとう。新境地でイキイキしているね。次回は姉妹のトマ玉の卒業レポートを2回にわけてお送りします。みなさん、お楽しみに」

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ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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ローズとのリレー 2ゴーニャンニャン

お待たせしてごめんなさい。前回からのつづきになります。

 

 

「主役はもちろんわたしよ」

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突如降りてきたにゃん太さんのアイコンに導かれにゃん太さんに電話をかけた私。

 

 

実は数日前に別件で連絡をもらっていたのです。内容は来年の「にゃっ展」についてでしたが、その中にローズに関する重要な話も出ていました。

 

 

中身は今オフレコですが、いずれお伝えしますね。

 

 

加えて、ローズはにゃん太さんの支援金によって助けられた猫。にゃん太さんにローズを打診しようと決めたのはもしかすると私の中の伏線の回収作業だったのかもしれません。

 

 

もちろん、自分でもよくわからない一方的な感覚ですけど。

 

 

 

私「にゃん太さん、保護猫の里親になるって考えたことありませんか?」

 

 

にゃん太さん「え? はいっっっ? ど、ど、どしてですか?」

 

 

私「あの、ローズとかどうです?」

 

 

からスタートし、私たちは2時間以上しゃべり倒しました。

 

 

 

「ほんとハハは口から先に生まれてきたのね」

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会話が長すぎてぜんぶは書けませんが、私は途中で何度かあきらめかけたんです。「あ、にゃん太さんはこんな風に考えているんだな。ならばむずかしいかもしれない。無理だね……」と。そういえば私はにゃん太さんの正確な情報に乏しすぎる。私の中のにゃん太さんは、力強く、猫が好きで、正義感の強いきめ細やかな女性。「にゃっ展」を取りまとめる主宰者の顔がメインです。

 

 

そもそも私はにゃん太さんの暮らしぶりや愛猫への深い思考をうかがったことがない。

 

 

にゃん太さんの愛猫にゃんタマちゃんたちの年齢もはじめて知ったのです。写真で見るよりずっとシニアだったことに驚きました。逆に言えば、にゃん太さんのケアが行き届いているおかげでにゃんタマちゃんはとっても若々しいのですね。

 

 

キャパシティは人に押しつけられるものではなく、自発的に考えていくものだから、私のこの電話はにゃん太さんに負担と困惑を与えてしまったのではないかと反省。私、焦ってる。なにかちがう方向へ進もうとしている。どうしよう。

 

 

けれど話を持ち掛けた以上、私は自分の意見を最後まで説明する責任があります。

 

 

私はローズをにゃん太さんのアイコンにしてほしいとお願いしました。

 

 

いやらしい意味だと受け取る方もいらっしゃるでしょう。それは皆さまの解釈の自由です。でも私の中ではちがう。にゃん太さんにもそれが伝わっている。

 

 

にゃん太さんはいろんな意味で発信力のある方ゆえ、「ありのままのローズ」を活かし、それを皆さまに披露し、猫の保護譲渡活動に還元できる方なのです。

 

 

私にとってこれは非常に有意義な部分ですので、そこはしっかりと述べて電話を切りました。にゃん太さんはご主人に相談するとのことでした。

 

 

外で苦労してきた猫たちは、必ずしもいい状態の子ばかりとはいえません。

 

 

年を取っている子、感染症の子、人慣れが遅い子、ハンディキャップのある子、病気を患っている子……ぜんぜんめずらしいケースじゃないです。

 

 

カレンダーに載っているようなふわふわの子猫ばかりとは限らない。

 

 

 

ローズ独特の凛としたオーラ

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孤高さ

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陰の雰囲気

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戸惑い

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怒り、不信感

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さびしさ

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忍耐

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物憂げな表情

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闘いつづけてきた、飢え

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ようやく解消しつつある食への不安

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「ごちそうさま」

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苦労のにじむ片目や雑に切られた耳

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私にはこれらすべてをにゃん太さんがプラスに転じてくれる気がしました。

 

 

たしかに、そうなんです。

 

 

あのにゃっ展で魅せてくれる圧倒的なパワーでローズを変えてほしい。

 

 

「飢えだけじゃなくて渇きも問題だったの」

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「新鮮なお水はおいしいね」

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投げた球を待ちきれずに翌日再度連絡すると、にゃん太さん夫妻から「YES」をもらえました。

 

 

電話口で私は大絶叫。興奮のあまり、こめかみの血管が浮き上がるのを自覚したほどです。

 

 

ぃやったっっっ!!!

 

 

 

そして迎えた5月22日(ゴーニャンニャン)

 

 

 

「いい? みんな聞いて? わたしは間もなく未来へ出発しますよ」

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「わたしこんな感じのお家にいくの」

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※イメージ画はにゃん太さんのご主人が作って送ってくれました(笑)。

 

 

 

「わたしは身ひとつで生きてきたから忘れ物はないの。ハハはだいじょうぶ?」

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いやいや……姫はそうでしょうけど、付き人の私は大荷物ですよ。

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でも、新幹線乗れる~♪

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仙台ははじめてです。楽しみ^^

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チチが上野駅まで送ってくれたので、こっからはローズとのふたり旅

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ローズはキャリーの中で一度鳴いたっきりおりこうにふるまってくれました。

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ありがとう。がんばろうね。

 

 

ボケ~、とiPhoneを眺めること1時間半ちょいで仙台駅へ到着

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ド派手な宣伝カーがローズを待っていてくれました。完全に目を奪われますね。

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にゃん太さんの助手席に乗せてもらい、ローズの新居へ

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津波の被害がひどかった場所を通りすぎました。町自体が新しい建物だらけなのは、失ったものの多さのあらわれなんですね。胸に迫る景色です。忘れません。

 

 

にゃん太さんの案内で一か所だけ立ち寄りました。

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あああ

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美しい……

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ローズあなた、あなたやるねえ、あなたはすごい。

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このあとの記事でローズ邸内部に潜入します。

 

 

最後にひと言。にゃん太さん夫妻とじっくりふれ合った感想を先に書かせてください。夫婦仲がよく、謙虚でラフで努力家で「飾らなさ」がハンパじゃない。超かっこいい。

 

 

「能ある鷹は爪を隠す」

 

 

 

私がこれまで向き合ってきたにゃん太さんとは別の一面を知ることができ、たいへん刺激を受けました。ローズが私ににゃん太さん夫妻を本質を見せてくれたんです。ローズに感謝。

 

 

LOVE!

 

 

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