日那乃にいたるまで

今しがた、私は、ひなの(保護猫きなもん)の里親さんと、電話で話をしていました。

 

 

大変なことも多い時期なのに、すべてを笑い飛ばしてくださる懐の深いお方です。

 

 

ここ数日は、「なんだったら食べるんだろう?」という好奇心のもと、ひなのに多種類のごはんを出して、「実験中」だそうです。シリアスなできごとすらも、ご自身の中でスッと消化して、常に猫の目線に立って、楽しんでくださっています。そして、長期的な視線を持ってくださっています。

 

 

ありがたい。ありがたすぎる。ひなのはもちろんのこと、私にも、メシアのような存在です。

 

 

ひなのはかわいい女の子ですが、里親探しのハードルは、高いと踏んでいました。

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人馴れが不十分なので、嫁ぎ先で、すぐに円滑なコミュニケーションが取れないのです。

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そこを理解してもらうのは、意外とむずかしいし、里親さん側も、さびしい思いをしてしまいます。

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だれだって、自分に駆け寄って甘えてくるお子は、愛おしいですよね。

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自分を拒絶して、隅でガタガタ震えるタイプのお子は、扱いづらいものです。

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けれど、ひなのの里親さんは、ひなのがそうなってしまった背景まで引いてお考えになり、ひなのの可能性を信じて、未来に期待する(悲観しすぎない)思慮深さをお持ちです。

 

 

里親さんは、在宅時間が長いので、ひなのに接する時間がたっぷりあります。

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精神的にオトナなので、計画性、忍耐力、胆力もあります。

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そして、すでに猫さんと暮らしているので、猫にももちろん慣れています。

 

 

ふふ。里親さん宅の、先住猫の琥珀(こはく)くん

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さぶと同じ、ブルーアイのイケメンです。

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これからクリアしていかなければならない「相性」の問題はありますが、猫好きのひなのにとって、猫さんのいる環境は素敵ですよね。里親さんは、琥珀くんとひなのが、超仲よしになれなくても、お互いになんとなく棲み分けができたらそれでいい、と仰ってくれました。

 

 

そして、ひなのは、推定4歳以上であることは確定しているけれど、「実際は何歳かわからない」のも、あまり気にしないとのこと。つまり、ひなのの丸ごとを受け入れてくれているのです。

 

 

「丸ごと」を受け入れてもらえるのは、至福ですよね。

 

 

正直、私はひなのがうらやましくさえ感じました。

 

 

私自身に当てはめてみても、私は人に好かれる部分と、人には見せづらい部分があるので……自分がありのまま自然に生きて、それをまるっと受け入れてもらうのは、すごくむずかしいですよね。

 

 

だから「ありのまま」でいられるひなのがまぶしいです。

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貼りつけているのがゴチャゴチャの写真ばかりで失礼。ありのままのひなのと我が家です(笑)。

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うさぎ風(耳をさわっているだけです)

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顎をナデナデ(首を絞めていません^^;)

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さぶと同じ部屋で過ごしていたのも懐かしいね!

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ブレブレですが、さぶに甘えているところです。

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ひなののケージにもさぶはよく顔を出していました。

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1年5か月、試行錯誤を繰り返しながら、ひなのとの距離を詰めようとしていた私たちですが……

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いちばんがんばったのは、ひなのだと思います。

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牛歩の微々たる保護譲渡活動ですが、「すばらしい里親さんに出会っている」という部分では、私はかなりのこだわりを持っています。それこそが、この活動の「要」だからです。

 

 

ひなのの里親さんとも、細かくやり取りを重ねてきました。

 

 

丁寧に紡いだ自慢のご縁です。

 

 

次回は皆さまを、猫ファーストで安全な、ひなの姫の新居にご案内しますね。

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里親さんから、ひなのの医療費とお礼? とオシャレで機能的なタオルなどをいただきました。

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さっそく使わせていただいています。薄くて軽い生地で、肌触りがいいですね♡

 

 

私はお嫁入り道具のひとつに、みいさんが描いてくれたひなののトールペイントを持参しました。

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これを里親さんにプレゼントするのが目標だったので、願いが叶って本当にうれしいです。

 

 

ひなの、おめでとう♪

 

 

ひなのは「食べて出す」をとっくにクリアしているので、皆さまご安心ください。

 

 

愛の中で生きられる猫さん犬さんたちが増えますように。

 

 

LOVE

 

 

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リタのご縁が決まりました

保護猫すずらんのシステムトイレに入れる猫砂を買いにスーパーへ行った私は、つい切り花コーナーの前で立ち止まりました。お花か……よし一束カゴに入れよう!

 

 

お茶会を主宰するリタのために飾る花

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そういえばリタが我が家で「メイン」になったことなどあっただろうか?

 

 

過去の2回の胃腸炎の通院や治療以外、リタだけに注目をしたり、リタだけのためになにかをしたことってなかったような気がする。胸がチクチクと痛みました。幸せにするためにスカウトしたのに、いつも置き去りにしてばかりで申し訳なくて。

 

 

7か月以上703号室にいるのに、SNSでリタのことを知らなかった方もいます。

 

 

「あ、あのいつもエアコンか天井にいる子?」と言われることも……。

 

 

リタにはいろんな面があり、リタにはちゃんと個性があるのに、至らない保護主の私のせいで、ぜんぜん周りに伝えきれていなかったのです。うちの立派なスターなのに。

 

 

まあどっかしらの「上」にいることが多いのは事実ですけど(笑)。

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一生けんめい撮影会のモデルをがんばったときもリタは主役ではありませんでした。

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このときは卒業生もいのアピール写真のついでにリタを撮ってもらったのです。

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もいよりだいぶ前から保護部屋にいるのに、もいが巣立ったあともリタはずっと保護部屋にいました。もいに限らず、あまたの後輩たちを見送ってきたのです。

 

 

リタは猫がキライで、リタは人慣れしているのに、ですよ?

 

 

反省文を書いている今も私は泣きそうな心境です。

 

 

そのリタが、本日はキラキラ姫として未来のご家族をお招きしたのです。

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リタのために準備するお茶会の有意義なこと!

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リタを家族として迎えてくださるのは穏やかでやさしいご夫婦

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「ケージの中から失礼します」

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三月頃から共に暮らす猫をネットでさがしはじめ、横浜のほうの譲渡会へも足を運んだとのことですが、運命を感じたのはリタだったと仰ってくださいました。

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ふふ。さぶホスト役を見事にこなしていますね。

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カバンは入っちゃダメね。

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みーちゃん、だいちゃんと暮らし、天国へ見送ってきた里親さん。だいちゃんにいたっては自宅で補液などもしていたのです。すばらしいですよね。

 

 

18年生きたみーちゃん。リタがみーちゃんにそっくりでビックリ

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わかりづらい写真ですが、比べると被毛のさび具合も似ているという……

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リビングの隅に逃げ込んだリタを包むように接してくださるおふたり

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「ゆっくりでいいからね」

 

「さわらせてくれてありがとう」

 

 

小声でリタに笑いかける里親さんを見て、私はリタにもう「ごめんね」と謝らなくていいんだとホッとしました。良縁に心から感謝しています。

 

 

プレゼントもありがとうございました。タオルは実用的なので助かります。

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里親さんから届いたメッセージの一部をご紹介させてくださいね。

 

※リタは卒業後、「りん」という名前に変わります。

 

 

ここから↓

今日は長い時間ありがとうございました。りんちゃんの個性を尊重しながら、少しずつ時間を掛けて我が家の子になってもらえればと思います。成猫ちゃんと生活をするのは初めてですが、どんな時でも、りんちゃんを信じて接していこうと思っています。(中略)

玄関を入って、りんちゃんの顔を見た瞬間に、私はこの子を迎えたいと思いました。たくさんお菓子をありがとうございました。そしてとても嬉しいメッセージカードが入っていまして、二人で感動しています。ありがとうございます。

りんちゃん、疲れちゃってないですか?

今日はステキな日になりました。色々ありがとうございました。

 

ここまで↑

 

 

6月のブログは皆さまのお好きな卒業記事満載でいきます! ルナ、マルク、三毛チビ、キジチビ、ミラクル、リタ(りん)の6頭分を書きたいです。

 

 

リタを応援してくださった皆さま、どうもありがとうございました。

 

 

最高♡

 

 

BIG LOVE!

 

 

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