てるちゃんの通院結果

本日、うちの保護猫てるちゃんは、通院をがんばりました。

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雨の中、午前中に、てるを大巻先生の病院に連れて行ったのです。

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爪を切って、お耳を掃除してもらって……

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広範囲の血液検査とワクチンを依頼

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てるのオシッコ玉が、ほかのお子に比べて大きい気がしたのです。

 

 

てるは7歳の中高齢ですし、FIVキャリアなので、腎臓が悪くなっているのかと心配でしたが……

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(腎不全の疑いを早い段階で判別する)SDMA検査を含め、腎臓の値がメチャクチャよかった♡

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腎臓だけではないのですよ。

 

 

悪いところがひとつもないという健康ぶりで、私は、本当に驚いたのです。

 

 

と同時に、外猫時代、良質なごはんをあげてくださっていたMさんに感謝しました。

 

 

てるが元気でいられたのは、てるに不妊手術を受けさせ、いいごはんをくれていたMさんがいてこそです。現に、てるはMさんにはスリスリでしたが、私とは距離がありました。

 

 

ひとつ屋根の下に暮らしながらも、てるは、はっきりとパーソナルスペースを持っていて、私はなかなかそこに踏み込めなかったのです。心を許してくれていないと感じていました。

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……加えて、覇気がないというか、てるはずっと、自分の殻に閉じこもっていたのです。

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「まだ信じないわよ」

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ドームベッドからも出ようとしませんでした。

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私は、保護したことをてるに何回も謝りました。てるが望んだことではないからです。

 

 

そして正直、自信も失っていました。連れて帰ってよかったと、胸を張って言えなかったのです。

 

 

ですが、Xでご覧になった方も多いと思いますが、数日前に、てるが堰を切ったように甘えてくれるようになったのです。お尻をピンとあげて、なでなでを催促してくれたのですよ。

 

 

今までどんな気持ちで過ごしていたのだろうと想像すると、もう、かわいさもひとしおですね。

 

 

私はますますメロメロになっています。

 

 

せっかく仲よくなったのに、通院で少し嫌われてしまったかもしれませんが、通院は、てるにとって必要だったと胸を張って言えるので、徐々に距離を縮めようと思います。

 

 

てるちゃん、お疲れさまでした。

 

 

ごほうびのちゅーるを吸うてるを見ていたら、涙が溢れてしまった私です。

 

 

さて、てる以外の話題もちょこっとね♪ うちのお子たちは、みんな変わらず過ごしています。

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先日、豆さんにタイ料理をごちそうになりました。おいしかった! ありがとうございました。

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旅行以来、すっかりタイにハマってしまいました。好きな国が増えるのは、素敵なことですね。

 

 

靴下が、なぜかいつもこっからダメになるという謎……

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これで、何足目でしょう?

 

 

どうして右足の親指あたりに穴が開くのか、わかる方いますか?

 

 

見苦しい写真を失礼いたしました。

 

 

前回書いたまま、メンタルはまだ浮上していませんが、頭を切り替えつつ、昔よりは、若干、うまく生きているつもりです。皆さまも、いろいろなお悩みがあろうかと存じますが、日々の幸せも噛み締めてくださいね。一歩一歩、(ときには弛みながらも)1ミリずつでも、前に進んでいきましょう。

 

 

ではこの辺で失礼します。

 

 

てるの通院結果、とってもうれしかったので、幸せのおすそ分け、でした!

 

 

LOVE

 

 

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保護猫てるちゃんとのこれまで

次、うちに来る保護猫には「てる」という仮名をつけようと決めていました。

 

 

「てるくん」になるのか、「てるちゃん」になるのか……男の子にも、女の子にも、似合う明るい名ですよね。漢字を当てはめるなら「輝」。てる、との出会いに胸が躍っていた私です。

 

 

そもそも、私には保護したいお子がいました。

 

 

それが、この子。出会ったのは2024年5月頃です。場所は、私のお客さまMさん宅

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Mさん宅の敷地で、こうして元気よくごはんをおねだりする姿にロックオンされたのです。

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はい。うちに今いる、てるちゃん、との出会いです♡

 

 

正直な話、てるはあまり不幸そうには見えませんでした。

 

 

やさしいMさんにごはんをちょくちょくもらっていたし、気にかけてもらえていました。てるなりの、生活圏や生活リズムがあり、長年外で暮らしてきた「貫禄」も感じました。

 

 

てるのごはんを求める大きな鳴き声は、生きる力が漲っていて、私は尊敬すらおぼえていたのです。

 

 

てるは外で7年間生きました。

 

 

その間に12匹の子猫を産み、2回目の出産を終えたあと、Mさんが不妊手術(TNR)を受けさせたのです。てるの産んだ子猫は、Mさんのおかげでみんな幸せになりました。

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↑↑↑ わかりづらい画像かもしれませんが、てるの赤ちゃんたちです。

 

 

前も書いたのですが、私も偶然、てるの姉妹が産んだ子猫4匹の譲渡をしたことがあります。

 

 

不思議なことですが、縁って、繋がっているのですね。

 

 

外で長年、自由気ままに生きているこの子を、保護するのはどうなんだろう?

 

 

私が保護を打診したら、外でずっと面倒を見てきたMさんは、どう思うのだろう?

 

 

うれしいかな? それとも、さびしいかな?

 

 

私もソワソワと心が行ったり来たり。若い頃の自分が見たら、情けなく思ったにちがいありません。

 

 

言い訳ですが、重い病と闘っていたさぶのこと、なかなか譲渡できなかった保護猫きなもんのこともストッパーになり、結局私は、「様子見」に、留まっていました。そして、Mさん宅の、かわいい猫さんたちのお世話に伺うたび、ごはんごはんと鳴いて訴えるてるの声を、無視していたのです。

 

 

外猫にごはんをあげることを、快く思わない方が、Mさんの近所に住んでいるため、てるのごはんは、トラブルに発展しないよう、タイミングをみて、Mさんがあげていました。仕事で伺っている私は、地域や住民の事情に疎いので、余計な手出しをしない約束だったのです。

 

 

だから、てるは私の前でいくら鳴いても、ごはんがもらえませんでした。

 

 

Mさんが長くご入院された際は、毎日通って愛猫さんたちの面倒を見ていたのですが、そのとき、「ごはんごはん」と寄ってくる外猫てるの圧力は、すさまじかったです。

 

 

ごはんをあげられなくてごめん。なにもしてあげられなくて、ごめんなさい。

 

 

この胸の痛みは、いずれ自分の後悔に繋がる、後悔の少ない人生を送りたい私は、この痛みを放置できないーー。ある日、移動中の車内で、私はふと、覚醒したのです。

 

 

あ、Mさんに相談しよう。思いを伝えてみよう。

 

 

遅くなったけれど、悶々としていた自分に決別がしたくて、とうとう私は、Mさんに保護を打診。もともと、ご自身も猫のTNRや譲渡活動などをされていたMさんは、この子のためになるなら、と快諾してくださり、てるは我が家に来ることになったのです。

 

 

しかも、保護はMさんが担当してくれました。

 

 

てるはMさんになついているからです。

 

 

自分の捕獲箱とキャリーバッグをMさん宅に運び、Mさんと念入りに打ち合わせをしました。

 

 

「捕まりましたよ」

 

 

後日、Mさんから連絡をもらった私は、その場でガッツポーズ!

 

 

「よし!!」

 

 

ずっと気にかけていたあの女の子を、てると名づけられる喜びが、自分から溢れて爆発しそうなほど、私はうれしかったです。——やった! やった! うちにおいで!

 

 

迎えに入った直後のてる

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Mさんがてるのために、ごはんやご厚意やノミダニの駆除薬もつけてくださっていました。

 

 

ご厚意は、翌日の医療費として全額つかわせていただきました。ありがとうございました。

 

 

がんばったね。よろしくね♪

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翌日の病院にて

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大巻先生に爪を切ってもらうてる

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皮膚病の痕跡。大巻先生曰く、おそらく、ノミによるアレルギーとのことでした。

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でも、ノミのアレルギーも、もう大丈夫。薬をつけているし、てるは、外にはもう出ないから。

 

 

お耳の汚れの一部

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ウイルス検査のための採血

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お口の中も見せてね!

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はい、すぐに終わるからね。

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歯は、結構年季が入っていました。

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そりゃそうだよね。出産もしているし、外で7年も生きていたんですもの。

 

 

そうこうしている間に、ウイルス検査の結果が出ました。

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予想通り、FIV(猫エイズ)は+で、FeLV(猫白血病)は-です。

 

 

実は外猫時代、Mさんは、FIVキャリアのオス猫に噛まれて、首から血を流しているてるを、見たことがあるのです。そんな訳で、もしかすると、てるはFIVキャリアかもと教えてくれました。

 

 

私はそれを承知の上で、連れて帰ることにしたので、すべて想定内だったのです。

 

 

逆に白血病はないと踏んでいました。

 

 

白血病なら、そもそも外で7年も生きられるとは思えなかったのです。

 

 

予想通りの検査結果だったので、ある意味安心しました。

 

 

噛まれて痛い思いをしたてるのFIV感染は、不幸なできごとでしたが、てるの丸ごとをたいせつにしようと、改めて自分に誓いました。過去は、問題じゃないですよね。

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保護部屋でのてる

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ハンストがひどかったなあ……

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外では、あんなにおねだりしていたのに、ぜんぜん食べてくれないんだもの……

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環境が変わったから食欲が落ちるのは当然とはいっても、本当に不安でしたよ。

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なんだったら食べてくれるんだろうと、あれこれ買いまくった私です。

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口元にちゅーるを持っていくと舐める率が高かったので、総合栄養食のちゅーるをオトナ買いしました。総合栄養食のちゅーるには助けられたなあ。ありがたい商品です。

 

 

あたたかいでしょ? 温活もしてね!

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てるは、強い生命力と自分の意思をもったすばらしい女性です。

 

 

我が家に来て、約1か月ですが、とっても慎重に動いています。

 

 

甘えまくっていたMさんがいなくて、心細いでしょう。

 

 

ごはんをくれたら、だれでもOKというタイプでもなさそうです。

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「外でイキイキとしていた」てるを知っているので、たまに、これでよかったのかな? とわからなくなることがあります。でも私は、「これでよかった」にしたいのです。

 

 

皆さまも、そう思ってくれますよね?

 

 

最後に、私は外猫てるをかわいがってくれたMさんに感謝しています。

 

 

みんな自分の環境の中で、一生けんめいに動いていると思うのです。てるの12匹の子猫の里親探し、てるの不妊手術、毎日のごはんのお世話、てるが生きているのは、Mさんの情の賜物です。

 

 

てるは、オシッコの量が多いので、近々血液検査を受けさせる予定です。

 

 

腎臓の数値が気になるところですが、てるの丸ごとを受け止め、愛することをここに誓います。

 

 

LOVE

 

 

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きなもんは日那乃(ひなの)に変わります!

皆さま、保護猫きなもんは、「日那乃(ひなの」という、かわいいお名前に変わります。

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「きなもん」と「ひなの」って、音の響きが似ているでしょ?

 

 

実は私、前からときどき「ひなもん」って呼んでいたのです。

 

 

自分でも、なぜそう呼んでいたのかはわからないのですが、本当なのですよ。

 

 

だから「ひなの」にすると伺って、クスクスと笑ってしまいました。

 

 

ひなの、は、ハワイ語では「宝物」の意味があるそうです。

 

 

ひなのの卒業まで間もないので、感慨深さもひとしおです。

 

 

卒業前検診も済ませました。

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お顔が写っていなくてごめんなさい。腹部エコーと、ウイルス検査の再検査を依頼したのです。

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ウイルス検査は二度目も「マイナス」。これで、マイナスは確定です。

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簡易的な血液検査は1月に終わっています(良好)が、オシッコ玉が小さいので、念のため、エコーで膀胱を診てもらったのです。結果、ひなのの膀胱は、とてもきれいとのこと。703号室のゆるちゃみが結石予備軍なので、ひなののことも気になっていたのですが、これで安心してお渡しできます。

 

 

私は、透明にできる部分は、なるべく透明にしたいと考えています。

 

 

里親さんと私の、お互いの信頼関係が、「いい譲渡」に繋がると信じているのです。

 

 

お見合いも済ませました。

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孫の手も使って、ちょいちょい撫でてもらっています。

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ひなの姫は固まっていたのですが、がんばりましたよ。

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ゆっくりゆっくり、いきましょう^^

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ご主人に撫でてもらうちゃみ

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ちゃみ、ひなののお見合いの、つきそいをありがとう♪

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さぶが生きている頃は、さぶがいつも担当してくれていました。

 

 

さぶもこの良縁を、どこかから喜んでくれているかな?

 

 

ひなの宅には、さぶに似た感じの先住猫さんがいるので、まずは長めのトライアルをします。

 

 

近いうちに、皆さまにご紹介させてくださいね。

 

 

きなこ関連のお菓子のおみやげを、たくさんありがとうございました。

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ひなののお家は、うちと同区内なのです。

 

 

だから、なにかあってもすぐに飛んでいける距離ですよ! ありがたいですね。

 

 

お見合いの日、掃除していたら、ひなのが小さくなって隠れていました。

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ごめんね、怖いよね?

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ササッと終わらせちゃうから、待っていてね。

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皆さまご存じのとおり、繊細なお子なので、素敵な里親さんの元であっても、ドキドキします。

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でも、まずは「食べて、出してもらう」を目標に、見守っていきますね。

 

 

そうそう!

 

 

エコーの際に、先生に、ひなのが人馴れしていないことを改めて伝えたら、譲渡先での脱走を、先生が心配してくださいました。そういうケースがすごく多いとのことです。

 

 

脱走は、ひなのの生死に関わる重大な問題なので、私もそこを最重要視しています。

 

 

すでに、里親さんに自分の思いをお伝えし、いっしょに脱走防止策を練っています。

 

 

我が家にいる1年5か月の間、当たり前のことですが、ひなのは一度も脱走しませんでした。

 

 

というか、させませんでした。

 

 

だから、(私にできていることは)里親さんにとっても、不可能ではないと思います。

 

 

具体的な対策等については、後日、写真つきでここにUPしますね。

 

 

私は、先生にひなのを心配してもらえて、ジーンとしたのです。

 

 

先生、やさしいなあ……と。

 

 

ひなのをあたたかく見つめてくださっている皆さま、ありがとうございます。

 

 

この世の善意に深謝します。

 

 

最後に、ちせいさん、プレゼント物資をどうもありがとうございました♡

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次回は、保護猫てるちゃん(新顔)のことでも書きますかね。

 

 

さて、皆さま、ごきげんにお過ごしください。

 

 

LOVE

 

 

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最近のできごとの一部② 命の恩人への感謝

※ブログをまとめて更新しています。お時間のある方は遡ってお読みください。

 

 

先日、うちが約20年お世話になった大巻先生の病院が、閉院すると知り、本当に狼狽しました。

 

 

そして、途方に暮れています。

 

 

さぶが最後まで通っていたのも、大巻先生の病院です。

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昔から、大巻先生の「病名の当て勘」は、神がかっていて、私は大ファンでした。

 

もちろん、その「勘」は、論理的な思考と、大巻先生の知識と経験値に基づいています。

 

 

大巻先生の病院には、大きな設備がないので、東京大学などの大学病院や、専門的な病院など、ほかの病院のお世話になることも多かったのですが……なんというか、「安心」や「要」なのです。

 

 

正しく病名(病気の正体)を把握すれば、対策が立てられる。

 

 

いち早く適切な治療を受けられる。私は、そう考えています。

 

 

麻酔すらも躊躇するような超老齢のお子たちや、治療の見込みがたたない重病なお子たちは、痛みを和らげる、苦しみを緩和するなどの「対症療法」を選択することもありますが、それ以外の場合だと、私は「原因療法」を支持しているのです。原因を究明して、積極的に治してあげたい。

 

 

まあ、むろん、ケースバイケースですけどね。

 

 

だから私にとって、病気の「原因」を正しく突き止める獣医師は、最高の獣医師です。

 

 

たとえば、人間の私が胃がんになったとします。

 

 

胃がんで起こる、胃の不快感や、痛みを和らげてくれるお薬や治療をメインにするのは、対症療法ですよね? 胃薬、食欲増進剤、鎮痛剤、制吐剤などを処方されるかもしれません。

 

 

対して、オペが可能なうちであれば、積極的にオペをして、がんを根本的に取り除くアプローチをするのが、原因療法かな? と私は解釈しています。あっていますか?

 

 

(手術で根治が目指せるステージだと仮定して)皆さまは、ご自身が胃がんになったら、手術を希望しますか? それとも、その場の痛みや苦しみに効くお薬で様子を見ますか?

 

 

私は、自分が胃がんなら、リスクは承知の上で、手術に賭けてみたいです。

 

 

自分が胃がんだと手術を希望するのに、自分の犬猫たちが胃がんになったら、「手術はかわいそう」や「お金がかかりそう」や「それも運命、それも寿命」や「入院させるのは不憫」や「人間と犬猫はちがう」などといった理由で、対症療法を選択する、という飼い主さんもいらっしゃいます。

 

 

あるいは、自分が胃がんになっても、自分の犬猫たちが胃がんになっても、はじめから手術を希望しない「自然療法派」や「対症療法派」の方もいらっしゃいます。

 

 

自分は手術を受けないけど、犬猫たちには受けさせたい方、も、いるかな?

 

 

私なら、自分が胃がんになっても手術を希望するし、自分の犬猫たちも、(よく検討、吟味をしたうえで、いける可能性が高いと判断したら)手術を受けさせます。

 

 

なにが正しくて、なにがまちがっている、という正誤論をここに書きたいわけではありません。

 

 

ほかの方が出した答えをジャッジメントする権利は、私にはないのです。

 

 

ただ、病気に対する考え方、アプローチの仕方が、大巻先生と私は似ていると感じていました。

 

 

だから、大巻先生の病院が閉院するのが惜しいです。

 

 

ちなみに、私がもっとも愛した「べべ」という犬は、まさに胃がんでした。6歳の終わりに胃がんが見つかり、当時の貯金をはたいて、麻布大学の信田教授チームによる大手術を受けたのです。

 

 

術後のべべは、これでもかというほどに痛々しくて、私はその姿を見て、涙が止まらなかったです。

 

 

けれど、べべは、16歳半まで生きました。

 

 

つまり、胃がんの手術を受けてから、9年以上生きたことになります。

 

 

フラフラじゃありませんよ。

 

 

多少の食事制限や投薬はあれど、驚くほど元気に生きたのです。

 

 

べべについては、あのときの選択がまちがっていなかったと、私は思っています。

 

 

2017年に撮影した、16歳の頃のべべ(胃がんの手術から9年半経過しています)

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ね? べべはちゃんと白髪の目立つ「いいおばあちゃん」になったでしょ?

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べべ以外にも、うちのお子たちには、全員同じスタンスで取り組んでいます。

 

 

ちなみに、自覚症状がなかったべべの胃がんを、検診で見つけてくれたのは大巻先生。発見がむずかしいのに、かすかな違和感を見逃さずに、よく見つけてくれました。

 

 

麻布大学の信田教授チームに頼んで、むずかしいオペをスピーディーに手配してくれたのも大巻先生。手術に立ち会い、術後の大変な入院管理もすべて大巻先生が担当してくれました。

 

 

大巻先生は、べべと私の命の恩人そのものです。

 

 

皆さまは、「なぜ大巻先生がべべの胃がんを見つけたのに、大巻先生が直接手術をせずに、手術はほかの大学病院の先生が、チームで行ったのか」を、不思議に感じませんか?

 

 

そここそ私が、大巻先生をもっとも尊敬するところです。

 

 

べべに胃がんの疑いがあった当時、大巻先生の病院には内視鏡設備がありませんでした。

 

 

大巻先生は、べべのレントゲンに写ったわずかな違和感をもって、べべが胃がんであることを突き止めたのです。大巻先生に精密検査を勧められて、後日私は、設備の整っている病院へ、べべを連れて行きました。そこで、べべは胃がんであることが、確定したのです。

 

 

べべの胃がんをどうするかをめぐって、大巻先生と交わした会話を、私は一言一句おぼえています。

 

 

先生「田辺さんは、なにを望みますか?」

 

私「私はできれば根治を目指したいです。そして、べべに日本でいちばんの医療を受けさせたい」

 

私「大巻先生が手術してくださるのですよね? (転移する前に)なるべく早くお願いします」

 

先生「なるほど。わかりました。でも、田辺さんがべべちゃんに【日本でいちばんの医療】を望むのであれば、ぼくの病院の設備では不十分なので、ぼくは切れません」

 

私「え? ……では、だれなら、べべを切れますか?」

 

先生「日本でいちばんは、(当時の話です)麻布大学の信田教授とそのチームです」

 

私「え、でも、かかったこともないです。どうすれば、その方にべべを切ってもらえますか?」

 

 

……それからは、大巻先生のツテを使い、あらゆる方策を立て、無事、信田教授チームにお願いすることができました。大巻先生の尽力で、ものすごい速度で、私の悲願が叶ったのです。

 

 

「べべちゃんにとって、日本でいちばんの医療を望むなら、それはぼくではない」

 

 

フラットにそう言い切って、べべの最良をいっしょに模索してくれただけでなく、手術以外の一切を引き受けてくれたこと、私は死ぬまで忘れません。実際にべべの手術をしてくれた信田教授も、大巻先生の胃がんの見つけ方には脱帽したと感心していました。

 

 

お友だちのお子や、卒業生たちを含め、私の周りのお子たちをたくさん助けてくださいました。

 

 

小さな衝突もしたし、人としては不器用な方ですが、徹底的な論理思考が私は大好きでした。

 

 

さぶのことも、最後まで親身になってくれたよね。

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うちで看取るのが私の目標でしたが、もし、叶わないとしても、大巻先生の元なら、納得の範疇でした。それ位、アットホームで、さぶにとって居心地が悪くなさそうだったのです。

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さぶは入院が長かったけど、わかってくれていた気がします。

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私は、大巻先生やスタッフに抱っこされているさぶがかわいくて仕方ありませんでした。

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闘病時代の写真は、苦しい思い出でもありますが、さぶが立派に闘った証です。

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だから私は、病院にいるさぶの写真も、とっても大切です。

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入院している間も、例外なく毎日さぶの元に通いました。欠かさず会っていました。

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そして最後は、私の希望通りになりました。

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自分の家でさぶを看取る。

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さぶは穏やかにさぶの幕を閉じました。

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病気は憎いけれど、いい闘病をさせてもらえた。

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改めて、大巻先生をはじめ、うちのお子たちを正しく診てくださった先生方に深謝いたします。

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長くなりましたね。

 

 

つい感情が溢れてしまいました。

 

 

お読みくださりありがとうございました。

 

 

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最近のできごとの一部①

皆さまこんにちは。仕事が忙しくて、パソコンの前に座る時間がありませんでした。

 

 

今日は、確定申告の書類作成で在宅しているので、ブログを更新しようと思い立ったのです。

 

 

一気に数回更新できたらいいな。無理でも、明日か明後日にはまた書けたらと^^

 

 

私、昨日食べたご飯(スーパーで買ったお刺身系)が合わなかったのか、突如気分が悪くなり、嘔吐が止まりませんでした。昔から、胃腸が「許容量」を超えると、すぐに胃腸炎を起こすのです。

 

 

結局、一晩、嘔吐と胃痛に苦しんだのですが、今朝からケロリと回復!

 

 

しっかり寝る、って大事ですね。

 

 

自分の体調に不安を感じたので、先月、ひさびさに胃カメラを飲み、検査もしたのですが、結果は「きれいな胃をしていますね。ピロリ菌にも感染していません」とのこと。

 

 

胃腸炎になりやすいのは、胃の病気ではなく、体質的な問題だと知り、ホッとしている次第です。

 

 

そうそう。近ごろ食べておいしかったのは、出先の有楽町で見つけた「豆花」です。

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懐かしい台湾の味。ホットで、お豆腐がベースなので、胃にもやさしいです。

 

 

あと、最近の「痛いできごと」はこちら。仕事上、生傷が絶えない日々です(笑)。

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でも、仕事で出会うお子たちは、みんなすばらしいお子たちなので、自分が気をつけていけばいいだけの話です。ふふ。サプリを飲ませる際に引っかかれてしまいました。

 

 

痕に残りませんように!

 

 

うちのお子たちは、みんな元気にしています。

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ちゃみとすずらんは「つかず離れず」状態です。

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リビングの角が、すずらんの定位置なので、ここでの写真が多いですね。

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とはいっても、すずらんは、カメラを構えて近づく私を警戒するので……

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だいたい、こうなってしまいます。

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はい。ごめんね。もう邪魔しないから、ゆっくりくつろいでください♡

 

 

すずらんの写真が少ないのは、すずらんが、「とてもカメラ嫌い」だからです。

 

 

さぶが生きていた頃も、似た感じのスタイルでした。

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すずらんは、さぶの具合が悪いときは、ちゃんと気遣って、しつこくしなかったのですよ。

 

 

「状況を見ながら、ときには引く」これもまた、愛ですよね。

 

 

うちのお子たちは、愛をたくさん見せてくれます。

 

 

愛を教えてくれます。

 

 

ありがとうね♪

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てんかん持ちのちゃみは、先週、私と通院をしました。

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仕事の合間の通院だったので、近所の病院へ行ったのです。

 

 

持病のてんかんの診察ではなく、膀胱をエコーで診てもらったのです。

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1日に何度もトイレに入る姿を目撃して、即、連行しました。

 

 

コンベニア注射、止血剤注射をしてもらい、フードを「尿路結石用」に変えることに。「石」のレベルには至っていないのですが、軽度のストラバイトが見つかったのです。

 

 

病院で何種類かフードのサンプルをいただいたので、いろいろ試している最中です。

 

 

食にうるさいちゃみ姫が、継続的に食べそうなものがあったら、こちらでも紹介しますね。

 

 

同じ症状で悩んでいるお子たちの参考になればうれしいです。

 

 

今週は、心地いい春のような日々がつづいていますが、肌寒い日がぶり返すかもしれませんので、ヒーターはすべて出しっぱなしの我が家です。まあ、しまう場所がないので、一年じゅう出しっぱなしですけどね。温活が大好きなちゃみを添えて、この辺で失礼します。

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LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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