ジョイの赤い糸探し

皆さまこんばんは。いかがお過ごしですか?

 

 

日中、家のことを終えた私は自宅の固定電話の解約手続きをしました。節約の一環です。

 

ほとんど使わないのに、基本料金が毎月3,000円近くかかるんですよ。もう要らないかなあと。

 

携帯電話の番号は据え置きのままですので、お友だちや里親の皆さま、なにかありましたら携帯の番号へご連絡くださいね。

 

 

さて、明日ようやく保護猫ジョイを里親サイトに掲載します。みいさんが私の撮った写真をレタッチしてくれたので、それなりにかわいいはず!

 

 

待たせちゃってわるかったねえ。ジョイには心からいろいろ詫びたい。

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ジョイはちょっとシャイですが、性格のいい猫です。

 

 

うちのほほ、あまぱん、さぶが育ててきただけありますよ。お友だちと仲よくできますし、律儀に序列を守るんです。自分が新参者であるのをジョイは知っているから。

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ジョイは猫が大好き。犬も人もまあまあ好き。うれしいときは喉を鳴らして派手に喜びます。

 

 

はじめの2週間くらいは人の心をじょうずに読めず、戸惑いを見せますが、徐々にかわいがってくれる人に全身で甘えるようになっていきます。

 

 

その過程を味わえるのもジョイと暮らす趣といえるかもしれません。

 

 

※ ジョイが私を認めて瞬間は感動したな。なつかしい記事を載せてみました。

→ 「ジョイの一歩/幸せの703号室」

 

※ ジョイは不器用な一面がありますが、正義感の強い友好的な猫です。

→ 「わたしの盾になってくれた、きみのぬくもりを/幸せの703号室」

 

 

 

私がいたらぬせいで、ジョイの家族募集に手がまわらず春頃から我が家にいます。まだ1歳のみずみずしいハンサムボーイにかわいそうなことをしてしまいました。

 

 

私は環境的にも経済的にもこれ以上うちの犬猫の数を増やすことができません。くわえて、健康体のジョイを我が家に縛っておくのも不本意です。

 

 

よって遅くなりましたが、以後ジョイの家族募集を真剣にやっていく所存ですので皆さまどうぞ応援をよろしくお願いします。

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仮名:ジョイ(JOY)

年齢:1歳

性別:男性

趣味:食べること、しゃべること

特技:ケージ3段目への一発華麗ジャンプ(運動神経抜群)

好き:お友だち猫、おもちゃ、なでなで

嫌い:爪切り(笑)

健康状態:ウイルス検査:極めて良好(FIV/FeLV 共にマイナス)

 

 

半日程度のお留守番できます。

トイレ失敗なし、爪とぎはダンボール型を愛用中。

食べ物は猫の物ならなんでも。たまに犬の分まで食べようとして私に注意されます。

若いですが、わちゃわちゃしていません。落ち着きがあります。

ケージに入るのをいやがりません。むしろ食事はケージ内で摂ろうとします。品がいいですね。

 

 

私がジョイに合うなあと思う家族像はこちら↓

 

●6名以上の大人数のご家族形態よりは、おひとり暮らしの女性や共働きなどのご夫婦

●先住犬猫とうまくやれるのでいてくれてももちろん大丈夫ですが、ジョイをひとりっ子として育ててくださるのもいいと思います。人間と密な関係になるからです。

●ジョイを「家族」として迎え入れ慈しんでくださる方

●広すぎる邸宅よりは、ふつう程度の規模のお家

●ジョイは新しい環境に馴れるまで、2週間~1か月かかります。その間は結果を急がずあたたかい眼差しでゆっくりじっくり向き合ってくださる方

 

 

ジョイは今、我が家の元気の源です。明るいジョイはみんなに愛されています。

 

 

闘病中のお子たちの中にいて、唯一健康で手もかからず、希望を与えてくれるジョイ。

 

 

我が家はリルを除き全員重い病気を患っています。病名のつかないリルでさえ、食べものの好き嫌いが激しく、慢性的な食欲不振ゆえごはんを食べさせるのに一苦労の毎日。

 

 

703号室に於いて、心身健やかなジョイは私に心の平穏と明日への活力を与えてくれる存在。

 

 

だからこそジョイへの恩返しとして、私はジョイを彼の終の棲家へと案内したいのです。

 

 

そして、外で順番を待つ生き場のない野良猫たちをたとえ一匹ずつでも我が家に招き入れ、その猫たちの家族探しの活動を、生涯私は細々とつづけていきたいです。

 

 

 

「ハハ~ ぼくにも赤い糸は見つかるのかな?」

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見つけたいねえ。

 

 

きっとやさしい手がジョイを迎えに来てくれるのを信じて。

 

 

LOVE!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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にっこり闘病!

私のiPhoneの待ち受け画面はみいさんが撮ってくれたお気に入りの1枚!

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保護猫ジョイは703号室にて家族を待ちわびています。おひとり暮らしの女性も大歓迎ですので気になる方は非公開コメントでお知らせください。ひさびさにジョイに会ったMIHOさんからは太ったと指摘されています。だってジョイ・・・・・・よく食べるもん^^;

 

 

 

本日は2か月ぶりのほほの通院日。午前中、MIHOさんが703号室へ。ほほを気にかけてくれるMIHOさんは必ずつき合ってくれるのです。いつもありがとう。

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ほほはキャリー内で抗議のおしっこ(涙)。またか・・・・・・。

 

 

 

車で約30分。お世話になっている東京大学附属動物医療センターへ到着!

 

 

 

名を呼ばれ、諸検査へ

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実はほほ、卒業生もも(海子)が我が家を巣立ってから元気が半減したのです。ブログに書くと里親さんにご心配をおかけするかと控えていたのですが、内心少し不安でした。

 

 

けれど、予想に反し体重200g増↑ おおお。ほほ~やるね!

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「やりとき は やりまち」

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歯茎の腫れはひどくなっている気配。コンベニアを打って様子を見ることに。

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担当の前田先生がパソコンを使ってほほの状態を丁寧に説明してくださいました。ほほは重度の水頭症ゆえ、脳内の水の量が異常に多いですが前回と今回の脳の状態はほぼ変わらず。

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画像の黒い部分は脳内の水です。現在利尿剤とステロイドで治療中。

 

 

まあ、持病なので悪化していなければよしとしましょう♪

 

 

 

歯茎は痛そう。食欲が落ちないのが不思議です。

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左側の腫れが顕著ですね。

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抜歯手術は麻酔の危険を伴うのでできません。

 

抗生物質でじゃっかんの改善を狙うしか方法がないのです。

 

 

ほほの歯茎の写真を見て親バカの私が発した言葉は「かわいい~」でした。

 

 

前田先生に引かれるかと思いきや、先生がひと言。

 

 

 

「実はですね・・・・・・もっとかわいい写真が撮れたんです」

 

 

前田先生がカチカチっとマウスを動かしながら得意げに画面に出してくれたのがこちら↓

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うおー!! ほんとだ!

 

 

 

先生の遊び心に一同満面の笑顔^^

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日本で最先端を走る動物医療センター

 

 

なのにこの雰囲気はなんですの?

 

 

最高ですよ。

 

 

 

ほほの元気がいつ頃からどのように半減したのかを前田先生に説明する際、正直私はおそるおそるでした。先生に頭がおかしいと思われるのが怖かったのです。

 

 

「あの・・・・・・非科学的な話を信じてもらえるかわかりませんが、うちにいた猫(もも/海子)にほほが恋をしたらしく、その子が我が家を出てから落ち込んでいるようなのです」

 

前田先生「そうですか。ほほさん・・・・・・(笑)」

 

「え、ほんとうです」

 

前田先生「はい。わかりますよ。そういうの、あると思います。ほほさん・・・・・・(クスクス)。元気が減ったと伺ったのでお薬の量を増やそうと考えたのですが、じゃあ・・・・・・(失恋が理由なら)増やさないでおきますね」

 

 

うーん。なんかいいなあ。

 

 

うちのお子たちの闘病を明るく支えてくれる周りの方々に深謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

会計待ち

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大学病院の診察料について何件か非公開コメントでお問い合わせをいただいたので明細を載せておきます。薬は70日分。駐車場は500円。

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帰宅後、みんなのお世話や投薬のつづきを。MIHOさんが補液シーンを見たがったので動画に撮ってもらうことに。MIHOさんの愛するクー太(703号室卒業猫)が慢性腎不全の診断を受け、近い将来クー太に自宅補液をはじめたいんですって。

 

 

東大の前田先生もMOMOペットクリニックの大巻先生も水分摂取の重要性を唱えています。

 

 

慢性腎不全の犬猫たちにとって水分はたいせつ。しかし口から飲める量には限界がある。自宅で皮下補液をやれるようになるのが理想的ですよね。

 

 

まずは補液セットをバスルームに準備。ラクテックは湯せんし人肌程度の温度にしておきます。

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補液セットをどのように使用するのか、つづきは動画をご覧ください。

 

 

※ 私とKISS&LOVEのオンパレードで、終始恋愛ドラマのようでお恥ずかしいですが、さぶの出てくる動画がオススメです。針を刺すところがハッキリ映っています。

 

 

トップバッターはあまぱん

 

 

次はさぶ(最初から最後まで超いい男! 自慢の彼氏)

 

 

おまけとしてべべの短いシリンジ動画も見てください。赤ちゃんみたいで萌えますよ。

 

 

 

MIHOさん動画ありがとう。ふだんはひとりで地味にやっています。

 

 

毎日のことですから私自身の忙しい日や体調の悪い日は結構きつく感じることも。補液は1日1回ですが、投薬や給餌は何度も行うためノルマをこなしていく感覚に似ていますし。

 

がんばったつもりになっても、うまくお子たちの体調を維持できない日もあります。

 

でも私は仏頂面しません。というか、できません。

 

 

うちのお子たちがあんまりにも前向きでキラキラだから、顔をおがんでいるだけでつい幸せな気分になってしまうのです。声をかけずにはいられない。撫でずにはいられない。

 

 

「闘病」

 

 

書くと重くなる一語。

 

 

ですがうちのお子たちはそんなに辛そうではありません。

 

 

みんなまだ私のそばにいたいんだと勝手にうぬぼれています。

 

 

明日もにっこりと向き合いたいですね。

 

 

「病」とも、「老」とも。

 

 

Smile!

 

 

 

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べべ公の食事介助

やっと保護猫ジョイの写真フォルダーを整理しました。先に我が家を巣立ったジョイのきょうだい龍&キャッチと同じフォルダーにごちゃごちゃに入っていたので振りわけたのです。

 

 

特にキャッチとジョイは毛色が似ているから紛らわしかった^^; 不精者の自業自得です。

 

 

フォルダー内のジョイの写真をあらためて見直すと思いの外いいのがあってうれしい。

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これはさっき撮ったばかりのジョイですが、ハンサムでしょ?

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おまいさんにも必ず運命の人がいるよ。いっしょにさがしていこう!

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龍&キャッチ&ジョイを保護したピチコさんよりチチにビールが届きました。

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ほぼアル中のチチは大喜び。ピチコさんありがとうございました。

 

 

 

卒業生麦&とろろの里親さんよりシャンプーとコンディショナー、お手紙、ご支援が届きました。

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かわいいカード! お顔同様美しい字で私への応援メッセージや麦&とろろの近況をお知らせくださいました。里親さんとは仲よくさせてもらっています。麦&とろろをたいせつに育ててくださり感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

今日届いた写真。ちょっとした気持ちを送ったところ、とろろがカメラ目線をくれました。麦はにおいを嗅いでいます。ごめんね麦。猫の物じゃなくて(笑)。

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里親さんは今度703号室に遊びに来てくださるそうです。楽しみにお待ちしています。

 

 

 

さて、昨夜は感極まって要らぬことをペラペラ書いてしまいましたね。ごめんなさい。

 

 

大胆なことを出せるようになったのが自分でも不思議です。読み返す勇気すらないのでいっそ記事を削除してしまおうかとも悩みましたが、自分を恥じるのはやめました。いろんな縁が重なって私は生まれてきたので、生まれてきた事実だけを素直に喜びたいです。

 

 

家族のありがたみを噛みしめつつ。

 

 

ということで、そろそろ今回の主役に登場してもらいましょう。

 

 

胃がんと闘っているべべ公(15歳)の食事風景を皆さまにご紹介しまーす。

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用意したのはシリンジ(10ml)と流動食。ロイヤルカナンの瓶ですが、中身はクリニーケア。クリニーケアは缶なのでシリンジを使うとドロッとこぼれてしまう。いちいち小皿にうつすのも面倒な私はロイヤルカナンの瓶をくり返し洗い、詰め替えて使用中。

 

 

蓋にシリンジの吸引口大の穴が空いていて便利。瓶を逆さまにしチューと吸います。1回でだいたい10ml。これを1日10~20回(汗)。

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20回で約200キロカロリーを摂取できます。べべの理想体重を維持するには少し届きませんが、残りはちゅーるやお腹にやさしいおやつなどを食べてもらえれば大丈夫。

 

 

朝3~5回。昼3~5回。夕3~5回。夜3~5回。寝る前3~5回。

 

 

正直な話、意外とたいへん(汗)。

 

 

 

よしべべ公! 準備はいいね!

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このときは写真を撮りながらだったのでイヤがって見えるかもしれませんが、実際はスムーズに飲んでくれます。時間はかかりますがべべ公の激しい抵抗には遭いません。

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べべ公の歯石も取りたいなあ・・・・・・。

 

 

床にこぼれた分を自分で舐めたりしているところを見ると味は嫌いではなさそうです。

 

 

 

がんばったね。

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シリンジを吸ってる姿は赤ちゃんがミルクを飲むのに似ている気がして愛おしいです。

 

 

世間一般では「強制給餌」の部類に入るかな?

 

 

しかし私は「食事介助」だと思ってつづけています。

 

 

以前はべべの食欲、気力に任せっきりにしていたのですが、食欲がどんどん衰退し、体力も激減しました。明らかに今よりQOLが低かったです。

 

 

実際、死んでしまうんじゃないかと危惧するほどべべは一時、弱っていました。

 

 

「なんだったら食べてくれるんだろう」

 

 

私もチチも半ノイローゼ状態に陥り、五里霧中の日々。

 

 

でもシリンジを通じて経口でしっかりと栄養を摂取できるようになってから、べべの全身状態が著しく上がったのです。しかも病犬用に計算された栄養バランスのおかげで消化もスムーズ。

 

 

昔、愛猫かつが亡くなる間際にした強制給餌がかつにとって正しかったのかわからなくなり、かつが天国へ旅立ったあとも延々と私は自問自答を繰り返していました。

 

 

それが一種のトラウマとなり、私は自分の固定観念に縛られたせいで、なかなかべべ公のシリンジ食に踏み切れなかったのです。けれど、同じ物事でもそれぞれの個体によって誤にも正にもなり得ることをこのたびべべ公に教えてもらった気がします。

 

 

食事は家族のコミュニケーション。

 

 

ほんのりふっくらしてきたべべ公は、ほほのごはんをハイエナする元気が出てきました。

 

 

 

食べることは生きること。べべ公ありがとう。

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お口のまわりにごはんをつけた顔を眺めて、お母さんは幸せに浸っています。

 

 

LOVE!

 

 

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わたしはもも わたしが飛び立った先

あまぱんの具合が悪く、更新が遅れました。楽しみにしてくださっている皆さまごめんなさい。

 

 

さて、海子あらため「もも」のお家にご案内します。

 

 

へへ♪ 私は蘭丸Tシャツで行きました。

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ももの里親さんご夫妻はたっぷりいっしょに過ごせるよう3連休を取ってくださいました。当初はなんと5連休のある9月のお届けを希望していたのですが、お話し合いを経て、「まあ里親さんの環境なら3日も在宅できれば大丈夫だろう」との結果に。なにごとにも慎重な方です。

 

 

3LDKのお宅ですが、主にももが過ごすのはリビングとご主人がメインで使っているお部屋

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明るく、広く、清潔です^^

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グリーンがいくつかありましたが、猫に有毒な植物についてはすでにお伝えしています。

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ももちゃん、倒さないでね~(笑)。

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かわいいひまわり^^

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飾り棚に703ポストカード発見! 裏には私からの愛のメッセージがビッシリ

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もものためにネットでいろいろなグッズを注文していた里親さんですが、お盆休みの関係で予定していた日に届かなかった物もあったそう。楽しみにしていた「食器」も未到着でガッカリされていたのですが、暫定的な食事処を用意してくださいました。

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703号室恒例の窓脱走防止柵は2面してありました。こちら側はリビングの防止柵

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もうひとつはご主人さまのお部屋に設置されていました。

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ももは終盤我が家で保護猫ジョイと同じケージに入っていたのですが、実はケージが苦手。ももひとりでケージに入れると出すまで鳴き続けるので、まずはケージよりも一部屋からのスタートをお願いしました。

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立派なパソコン。ご主人さまはきっと長時間お部屋に入り浸っているんだと思います(爆)。

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ももちゃん、ドライブお疲れさま。ここどこだろうね?

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「どこどこ? わたしの知らない場所だ」

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さっそくご主人さまのお部屋に解放

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やさしく声をかけるご主人さま

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そのうちほかの場所に移動していました。

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緊張しながらも居心地のいい場所を見つけた模様です。

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ご主人さまが何度もそっと声をかけていました。

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このときはまだ借りてきた猫の顔をしていますね。すぐに豹変します。ご安心ください。

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ももが必死の頃、保護主はどうしていたかと言いますと、猫ドーナッツやお菓子をがっつきながら紅茶4杯を飲み干し、里親さんにペチャクチャつきまとっていました。

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里親さんご夫妻は表裏がなく朗らか。おもしろくて話しやすいお人柄なので延々とマシーンガントークを炸裂していた私。帰りの車の中で思い出して猛省したほどです。

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ただの迷惑者、おじゃま虫、ですね。すみませんでした。

 

 

記念写真も撮りました。お美しいのにお顔出しは恥ずかしいそうです。もったいないけどスタンプで「ないない」。顔出しOKはももと私と蘭丸くんだけ。

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先日ご紹介したあたたかいメッセージカードに猫フード、ももにかかった医療費をお預かりしました。ももは肝臓の薬をしばらくつづけていきます。もものゼリーもありがとうございました。

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めちゃめちゃおいしかったです。ごちそうさまでした。

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最後に里親さんから届いたももの近況写真を皆さまに自慢させてください。

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あれ? ももちゃんあなたさあ、くつろぎすぎなんですけど。

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同じベッドやソファで眠ったり、ベタベタしたり、おやつの袋をちぎったり・・・・・・証拠写真を提出しますのでご覧ください。里親さん曰く、ももは喜怒哀楽がハッキリしているんだとか。

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こうして童心に返った姿を見ていると、素に戻れる場所ができたことがうれしくてたまりません。

 

 

もも、いいねえ。あなた楽しそう!

 

 

でもいたずらはほどほどにしてください。私、もものことをさんざん「いい子」って書いちゃったんだから嘘つきにしないでね。

 

 

お姫さまがひとり誕生しました。世界中の人に愛と感謝を送りたい気分です。

 

 

皆さま、どうもありがとうございました。

 

 

 

かつくん「x236ももおめでとう。もも一族の有終の美を飾ってくれてありがとう。一足先に巣立ったももの子どもたちのご家族からもお祝いのメッセージが届きました。

ハハはももと出会えたことが喜びです。ここだけの話、ももの卒業後、ほほはじゃっかん気落ちし元気が半減しました。ももはみんなに愛されるキャラクターだったよね。ずっとお幸せに」

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わたしはもも 肩の荷をおろし羽をつけて

皆さまこんばんは。海子の卒業にたくさんのお祝いメッセージありがとうございます。全部にお返事できていませんが、先に卒業レポを書かせてくださいね。

 

 

終盤、海子には多数のお問い合わせをいただきました。気にかけてくださった皆さまに改めて感謝の気持ちでいっぱいです。どうもありがとうございました。

 

 

 

「ハハ~ わたしのあたらしい名をみなさんに紹介してください」

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海子は「もも」として生き直すことになりました。

 

 

女の子らしくてかわいいお名前ですね。シンプルですがそこが素敵です。

 

 

 

ピッタリじゃないですか?

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野良猫時代のこの子には名前すらありませんでした。餌やりの方に名をたずねてみたところ「ない」と返ってきたのです。ももは「母親」あるいは「母猫」と呼ばれていました。

 

 

たしかにももは子どもを産んで育てたけれど、もし私なら自分を識別する名がほしいです。

 

 

なんでもいいから、自分だけの呼び名が・・・・・・。

 

 

何年も外にいたのに、名がないのはかわいそうだったね。

 

 

私は陽気で夏っぽい仮名をつけようと思いました。

 

 

大きくて、深くて、まわりに癒しや恵みを与えているイメージで、「海子」。

 

 

 

「ほう・・・・・・」

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「そうだったの?」

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うん。703号室ではほんとうに仮名の通りに生きてくれたよね。

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「ぼくたちを包んでくれたもんね」

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あなたはだれとでも分かち合い

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だれとでも懐き合える

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心根のやさしい女性です。

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でもできることなら里親さんのお宅では、そのような役目をもかなぐり捨て

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むずかしいことや生き延びる術など、なにも考えずにただ珠のように愛されてほしいと願っていたのです。だから「ももちゃん」という名前を聞いたとき、うれしくてホッとしました。

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ももちゃんこそ、あなたに合う名前だと直感したの。

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よかったね。

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「ハハの言いたいこと わたしちとわかる」

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「肩の荷をおろしていい ってことなんでしょう?」

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「羽をつけて 軽やかに羽ばたけばいいのね」

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あたり^^ ももは美しい上に、賢いのねぇ。

 

 

 

ももの里親さんはもともと、脱腸した成猫ミーコさんを家族として迎えるつもりでさかえ先生に問い合わせしたのですが、ミーコさんには先にほかのお問い合わせが来ていたのです。

 

 

※ミーコさんのご縁はこちらに書かれているのでお読みください。

 

「ミーコさんのいい話/幸せの703号室」

 

 

ミーコさんはお見合いを経て先に問い合わせをしてくださった方とご縁が結ばれたのですが、さかえ先生が結果待ちしていたももの里親さんに「保護猫海子」を軽く紹介してくださったのがきっかけで、ももはももの家族に出会うことができました。

 

 

ももの里親さんはミーコさんの幸せを願い、にっこりとほほえんでくださったあと、当時お問い合わせがあまりなかったももの保護経緯をよく読み、熟考の末、私宛にももに正式にお申し込みをくださいました。なんてというか、その一連が私の胸にジーンと響いて・・・・・・。

 

 

「ミーコさん、ありがとう。ミーコさんも幸せになってね」

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里親さんは共働きのご夫婦です。お二方とも猫が好きで、奥さまのご実家では犬を保護し里子に出した経験も。ご実家では現在、譲渡活動をしている方から保護犬を迎え入れ楽しく暮らしているそう。幼い頃から自然と「動物を買う」という選択肢のなかった慈悲深い方。そしてともに暮らす犬猫たちはペットという感覚ではなく「家族」だと断言していたのも印象的でした。

 

 

「保護猫と暮らしたい」と考えた奥さまは、ご主人さまに相談。

 

 

奥さまの意見に即賛成してくださったご主人さまといっしょに「ペット可」物件を探し、びっくりするほどのスピードで潔くお引っ越しを済ませました(笑)。お話を伺ってみると、前の物件とこのたびの新居は「ペット不可」と「ペット可」以外に大差がなかったとのこと。むしろ前の物件も気に入っていたんだとか。引っ越した理由は100%「猫と暮らすため」だったんですね。

 

 

まず最初に環境を整える。信頼できるご夫婦です。

 

 

 

おふたりの真摯な姿勢にももちゃんの幸福の日々を確信しました。

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「やったね」

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振り返ってみれば、ももや大吉のいた死のアパートはペット不可。室内に一歩も入れなかったばかりでなく、建物付近でうろつくことすら許されない過酷さでした。

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この子たちは乾いた住民たちの責めの目を逃れるようにヒソヒソと生きていたのですから、「堂々と生きられる」のはどれほど充実のできごとでしょう。

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だれの目も気にせず、自分の家族と自分のお家でのんびり過ごす。

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はじめからなんの悩みもなく生まれてきた「家猫」とちがって、苦労の末生き延びたこの子たちにとっては喜びもひとしおだと思います。

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「わたし 飢えも寒さもコンクリートの硬さも感じない世界に行くの」

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「ねえねえハハ~」

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「わたし うまくやれるかな?」

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「わたしの家族にわたし 伝えたいことがいっぱいだよ」

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「ふふ いちばんはじめに ありがとう を言いたい」

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ももの嫁入りはももを保護した私にとっても万感の極みです。卒業前にちょっとしたお嫁入り道具を並べ眺めていたら突然涙が止まらなくなりました。

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「ももの血液検査の結果、たとえ病気が見つかったとしても、私たちの家族になりたい気持ちは変わりません」

 

 

先日のお見合いのあとの里親さんの言葉が脳裏をよぎったのです。

 

 

私も伝えたい。

 

 

ありがとうを言いたい。

 

 

 

悔しさを味わったとき、私はブツブツ独り言を念じてきました。

 

 

 

「捨てる神あれば拾う神あり」

 

 

 

ゴミじゃないよ。生きているんだよ。

 

 

ある人にとっては取るに足らない存在かもしれない。

 

 

いなくたっていいかもしれない。迷惑かもしれない。

 

 

しかし次の扉を開けてみないことにはわからない。

 

 

だれかにとっての、宝物になるかもしれないから。

 

 

 

私はそう思いながら、保護動物たちの未来をさがしています。

ode (29)

 

 

 

もも、おめでとう。

 

 

終の棲家を得られる犬猫たちが一頭でも多く増えますように。

 

 

次回はもものお宅にご案内します。

 

 

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