バイトへ出るまであと1時間しかありませんが、掃除を終え、お子たちとも少しふれ合ったので、更新にチャレンジしてみます。書き終わるかな?
先日、セントラルパーク付近で出会った猫のこと。
実は、この猫は、前にも同じ場所でみかけたことがあるのです。どれくらい前だったか、はっきりした記憶はないのですが、たぶん、だいぶ前……。
ゴミ袋の近くで、ぽつりと佇む姿は、まるでこの世界の“忘れ物”のようでした。
現場付近に漂う悲壮感に、胸がキリキリ痛みます。誰を待っているの? なにをしているの?
猫のフードを持っていなかったので、ベベのおやつをひとつぶ与えてみることにしました。
写真はありませんが、たったひとつぶのおやつを、無我夢中でむさぼる姿に、空腹具合がみてとれました。お腹が減っても、じっとしているしかないんだね。空のプラスティック容器を何度も何度も舐めながら、かつて、その容器いっぱいに盛られたごはんを思い出しているのかな?
誰か、この子のお世話をしてくれている人がいるのだろうか? それなら、会って直接話を聞こうと、ベベたちを車に乗せて、この場で待ちました。
でも、誰も現われなかったんです。
もっと待てばきたかもしれないけれど、私もチチも、そんなにたくさんの時間をもてあましているわけではありません。車の中には、ベベナナリルがいるし。
困った……。
撫でさせてくれるなんて、お前さんは、やさしい猫だね。どうしたらいいのかな?
小雨が降りしきる中、車へ戻って、トランク内を漁りました。
そうしたら、洗濯ネットが一枚出てきたのです。
卒業猫大吉の爪切りの時につかった、ファスナーの壊れた洗濯ネット。
これでいけるか?
怖がらせないよう、慎重にネットに入れていきます。
入りました。
ファスナーが壊れているから、2人がかりで押さえて、このまま駐車場まで走り、無事、保護しました。この後、猫を家に入れ、改めてもう一度、張り紙をしに、公園へ行きました。この子の世話をしてくれていた人がいるなら、張り紙を読んでくれるだろうと思って。
4日後、つまり昨日ですが、チチが確認しに行ったら、張り紙はそのままはられていたようです。読んでくれたなら、はがすはずですが、どうなのかな? 念の ため、あと数日はそのままにしておこうと思います。正直、紙一枚はがしに行く時間を捻出するのも、今の私たちには難しいので、週末あたりに、時間を作って 様子をみてきます。
ふと出会った猫を連れて帰る。
簡単そうに思えるでしょうか?
実はそうでもないんです。
その子の性格や、年齢、病歴を示すものはどこにもない。変わった人間が絡んでいて、あとでとんだトラブルに巻き込まれるかもしれない。
すべては保護した側の自己責任。
ましては、皆さまご存知でしょうが、うちは今、経済的にも、スペース的にも、時間的にも余裕がなく、非常に苦しいのが現実です。この子を含め、2LDKの マンションに、9頭抱えることになるのです。単純に数だけを書きましたが、ゴンタやベベのように、介護や通院が必要な子も、パンヤのようなやんちゃな子猫 もいます。みんな遊んでほしくて、撫でてほしくて、自分の番を待っているのです。
だからなんの迷いもなく、連れ帰ったわけではありません。
だけど、ほんのちょっと、自分が歯を食いしばることで、この猫の未来が開けるなら、この子を見捨てるよりは、ずっと楽だと思うから、連れ帰ってしまうんですね。この子の前を素通りすることは、私やチチにとって、容易なことではありません。
連れ帰らない後悔が、自分たちを蝕んでいくのを知っているからです。
長くなりましたが、ドキドキさせてごめんなさい。
猫は今、我が家にいます。
ひらめと名づけました。これからどうぞよろしくお願いします。
私も自分のお子たちに、極力負担をかけないよう配慮し、今抱えている保護猫たちの家族探しに尽力していきます! もちろん、ハードルは下げません。1ミリも。
かつくん「ひらめ、すごくかわいいよ。日曜日から703号室にいるけど、大して手もかからず、おりこうなんだって。ひらめは、すでに病院での検診を終えています。最近、3段ケージの2段目に設置されたやわらかいベッドの上でフミフミするのが日課みたい。
ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!」
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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