リルにはじめて会ったのは、今から4年前でした。
リルはまだ乳飲み子で、土手の一角で他の兄弟達と一緒にお母さんのおっぱいを飲んで成長を競い合っていました。リルのお母さんは皆さまご存知、ナナの姉 妹、タカコです。タカコは1年8ヶ月しか生きられなかったのに、リルはもうお母さんの倍、生きています。乳飲み子を育てる難しさを知った私だから尚、あの 時のタカコは凄かったと心から感心してしまいます。そして、当時はまだ土手で暮らしていたナナも、タカコと共に子犬達を守って、とても素敵でした。
リルは優しいお母さんに育てられ、優しいおばさんに見守られ、本当に幸せな犬であったと。
そのリルが、11月1日、4歳の誕生日を迎えました。
ここ最近では、一番めでたい話題かな^^
我が家にやってきたのは今年の3月だから、それまでは土手暮らし。ホームレスによって飼われていました。私はリルや他の土手犬のケアをしているので、ちょくちょく会っていましたが、まさか家の子になってくれるとは夢にも思いませんでした。
うちの子になる想像よりも、過酷な環境下、死んでいく想像の方が遥かに容易でした。
性格についてはあまり触れたことがありませんが、実はリル、本当に面白い犬です。
まず、正義感が強い(笑)。
チチを殴るフリをすると、何処からでも飛んで来て私に吠え掛かります。
チチが逆に私を殴るフリをすると、リアクションは同じ。チチに牙をむいて喧嘩を仲裁。
それが面白くて、実際は喧嘩していないのに、何度も殴るフリをしちゃいました(爆)。
そして子犬や子猫に物凄く優しい。率先して面倒を見ます。
これは天性の母性でしょうか?
土手に居た頃不妊手術を行っているので、子供を授かったことも産んだ事も無いのに、どうしてこんなに面倒見が良いの?とこれまた感心。
タカコに似たんでしょうか。タカコに似たとすれば、何だか嬉しいな。
お茶目でお転婆で、寝るときはべべを押しのけて必ずベットに上がってくるし、「リル!重くて寝れないよー。邪魔!降りてー!」と訴えても絶対にどかない し、布製品は一瞬で破壊するから幾つ買っても闇に葬ることになるし、誰かが帰って来ると嬉しくてボールを咥えたまままわり続けるし、4歳なのに子供のよ うにいつも笑ってばかりだし。
とにかくリル、
お母さんは、世界一可愛い女の子を独占できる喜びを、今、しっかりと噛み締めています。
リルのお陰で壊れそうだったこの家も、お母さん自身も救われました。
リルはお母さんの救世主。
今日はリルに、ありがとうの感謝状と美味しい手作りご飯をプレゼントします。
「あたち、あたまにおりぼんしてもらった。」
「ぼき、とっても かわいーと おもいまち。」
「あたち、クッキーほちい。」
「おいちい♪」
「あたしにもクッキーちょうだい。」
「今日はクッキーより日向ぼっこの気分。」
リル、5歳の誕生日も、6歳の誕生日も、ここで祝おうね。
約束ね。
「リル、おめでとう。ぼくは4歳になることが出来なかったけど、リルの活躍ぶりをこれからも楽しみにしてるよ。歳を重ねて、ますますいい犬になってね。そして力いっぱい生きてください。皆さま、今日も愛のポチをお願いします。」
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