迫ってくるイケメンと、少しずつ近づいてくる美女

私の著書「ノラ猫あがりのスターたち」を読んでくださったアリ・ゾナ・ニホちゃんの保護者さんが、感想のお手紙と、猫おやつをもって母の店に来てくださったそうです。

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母より手渡されたとき、すごくうれしかったです。ありがとうございました。

 

 

今日の主役はこのお方! うちの保護猫まこちゃんは、いつも静かです。

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そして、とてもマイペースです。

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ほかの保護猫さんたちに寛容で、目立った主張もしないです。

 

 

お部屋もキレイに使います。トイレの失敗も一度もありません。

 

 

そんなまこちゃんが、唯一、目を輝かせ、自分から近づいてくるのが「ちゅーる」。

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前のめりになる、おいしさなのでしょうね^^

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まこちゃん、いいねえ♡

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ブラッシングをさせてくれるようになったので、毛艶がますますよくなっています。

 

 

まこちゃんは、無理をさせなければ、人と暮らせるレベルになりました。

 

 

まこちゃんのペースを尊重してくれるやさしい里親さんを、そろそろ募集しますね。

 

 

これからはまこちゃん推しでいきますので、応援をどうぞよろしくお願いします。

 

 

さて、先日、夜朝シッティングをさせてもらったイケメンの紹介もさせてください。

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愛しの灰侍くん♡

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私がペットシッターの資格を取ったばかりの頃から、ずっとご依頼くださっています。

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灰侍くんの相棒のななちゃんが天国へ旅立ってからは、ますます甘えん坊になりました。

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私がおうちに入ると、トコトコ走ってお出迎えしてくれるのですよ。たまらないですね。

 

 

ななちゃんの写真が飾られているのを見て、思わず涙があふれてしまいました。

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ななちゃんとの思い出が、私にもたくさんあります。

 

 

かわいいななちゃんを忘れません。

 

 

そして、これからも、灰侍くんのお世話を、全身全力で担当させてもらおうと心に誓っています。

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守られてぬくぬくと暮らせる犬猫さんたちが、一頭でも多く増えますように。

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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松ケンの未公開写真と、まゆみさんちの猫さんたち

皆さまこんばんは。空いた時間は、だいたい松ケンのことを考えています。

 

 

2月11日の写真。亡くなる3日前でした。

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しんどかったかもしれないけれど、よくがんばってくれたなあと思います。

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存在感が大きいですね。

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お水もしっかり飲んでいたし

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シリンジご飯ももぐもぐ

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この日が最後のお散歩だったね。

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これはもっと前の写真ですが、ふわふわしたさわり心地を、私の手がおぼえています。

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TV鑑賞中の松ケン

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国際政治に夢中です。

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知的な一面もあるのですよ♪

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松ケンを「過去」にしてしまうのがさびしいです。

 

 

私は未来へと歩いていかなければならないから、松ケンとの距離差が開いていく気がして、悶々とします。だからときどき、ここで松ケンのことを書かせてもらいますね。

 

 

そうそう。松ケンに美しいお花をくださったまゆみさん♡

 

 

先月は、まゆみさんちのお子たちのお世話をさせてもらいました。

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保護猫ゴルちゃん、いっしょに遊んでくれてありがとう^^

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私を見ているのが保護猫キャリーちゃんで、おやつを食べているのが保護猫ゴルちゃん

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↓↓↓画像はまゆみさんの提供ですが、黒白の猫さんは、三男ボーニャくんです。

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長男ちまくん、おいしい?

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次男ののくんは、天国で暮らしています。

 

 

お仕事をして、愛猫さんたちを育てながら、猫の保護譲渡活動もしているまゆみさん。ご主人との束の間の楽しいお出かけの際は、私が責任をもって、お留守を預かっています。

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犬猫たちを幸せにするために、静かに奮闘している方を見ると、心が洗われます。

 

 

同じ人間として、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

LOVE

 

 

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やりがいの塊

香さん、素敵な誕生日プレゼントをありがとうございました。いつも感謝しています。

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クマさんのチョコ、食べるのに勇気が要りますが、おいしいですね。

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あ、皆さまこんばんは。今週末までには保護猫のび太とミカサの卒業記事をUPしますね。

 

 

日々バタバタしていて、写真の整理までたどり着かないのです^^;

 

 

でも、応援してくださった皆さまにブログできちんとご報告したいので、お時間をください。

 

 

保護猫まこちゃんは、ときどきリビングに出てくるようになりました。

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ふふ。背中に長細い♡模様があるのですよ♪

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まこちゃんなりに勇気を出してくれています。今日はブラッシングをしたら喜んでくれました。

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近々、皆さまにその様子を自慢しなくては!

 

 

さて、おかげさまで楽しみながらお仕事をつづけています。

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生の犬猫が相手なので、シッター業は私にとって「緊張の連続」ですが、不思議と一切ストレスが溜まらないのです。なんでなんでしょうね? やりがいの塊としか言いようがありません。

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会えば会うほどに、夢中になっていきます。

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飼い主さんから依頼された「時間」は、責任をもって向き合っています。

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う……見つめられるとたまらないです。

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さんごちゃんともずくくんのお家へは、毎月数回伺っています。

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はい。もずくくん、おやつをどうぞ~!

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元保護犬のさんごちゃんと、元保護猫のもずくくんが幸せに暮らしているのもうれしいですね。

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お散歩へ行くと、さんごちゃんのイヌ友だちのみなさんが、「こんにちは」と声をかけてくれるのです。私の名前を呼んでくださる飼い主さんもいて、環境に恵まれています。

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「さっきあそこ通ったでしょう?」とか、「昨日もアンニイさんを見かけた」とか(笑)。

 

 

すべて、さんごちゃんのお父さんお母さんの日頃の行いや、ご人徳の恩恵です。

 

 

感謝しています。そして、感謝を行動でお伝えしていきたいです。

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そうそう。天国の松ケンも、私がオフの日に、私といっしょにさんごちゃんちに遊びに行ったことがあるのですよ。松ケン、よくしてもらえてリラックスのひとときでした。

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さんごちゃんちで態度が大きめの松ケンを添えて!

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LOVE

 

 

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ペットロスと向き合う2

※ブログを連続更新中。遡ってお読みください。

 

 

2月14日に天国へ旅立った松ケンですが、私はときどき、まだこの家にいるような錯覚をします。

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チチも同じだそうです。

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最後の方の松ケン。声をかけると、必ず見上げてくれました。

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昨日は、松ケンが生き返る夢を見ました。夢から覚めたあと、夢だと気づくまでに多少の時間がかかり、現実を理解したあとは、胸がギュッと締めつけられて苦しかったです。

 

 

喪失は、降りたシャッターに似ているかもしれません。

 

 

今、私は、少しずつ少しずつ、シャッターを開けて視野を広げている最中です。

 

 

松ケンに美しいお花を送ってくださった方々、ありがとうございました。

 

 

まなちゃん

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卒業生まるここ家

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まるここ家からの、心打たれるメッセージも貼りつけておきますね。

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「愛されるお役目、大変お疲れさまでした」

 

 

の一語は、読むたびに涙腺を緩めます。そうです、そうです。

 

 

松ケンは愛される役目を担ってこの世に生まれてきたのです。どの子もみんな。

 

 

豆さん

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沖縄のゆうこさん

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香さん

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卒業生はな家

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卒業生リリ家

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卒業生りんちゃん家

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もなちゃん

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まゆみさん

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まゆみさんからの花束は、松ケンと私の2ショット写真が添えられていました。

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うれしいなあ♡

 

 

みなさんへのお礼のお手紙などは、ゆっくりと書かせていただいています。

 

 

ここからは、実践的な話をさせてくださいね。

 

 

松ケンが亡くなったあと、死後硬直がはじまるまでに、私は松ケンの「形」を整えました。

 

 

闘病をしながらも、衛生面には気をつけていたので、松ケンの亡骸は汚れていませんでした。だからそのままにしたのですが、個体によっては、口元やお尻まわりを洗うこともあります。

 

 

幸い、冬なので、松ケンを箱に入れず、お気に入りだったベッドに安置することにしました。

 

 

亡くなったのが明け方だったので、まずは冷凍庫にある保冷剤を応急的に使用。大きな保冷剤でベッドをつくり、その上に薄い布を敷いて松ケンを寝かせました。そして、松ケンの腹部、頭部、お尻まわりに重点的に小さな保冷剤を置きました。冷やす際は、(腐敗を早めかねないので)遺体を濡らすことのないよう、気を配るようにしています。氷などは濡れやすいのでやめたほうがいいですね。

 

 

朝、チチがドライアイスを買いに行ってくれました。

 

 

ドライアイスを売ってくれる業者さんは、いろんな地域にあります。人間の葬儀屋さんが分けてくれることもあります。一度、入手先をサッと調べておくのもアリかもしれません。

 

 

ちなみに、より保冷性を高めるために、ベッドに寝かせるのではなく、クーラーボックスや、厚めのダンボールに遺体を入れる方が多いです。たぶんそちらが正解です。

 

 

※遺体の写真が出ます。

 

 

松ケンが眠っているベッドの下には、ドライアイスが敷き詰められています。

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だいたい24時間で気化するので、そうしたらまた新たに買う。

 

 

ドライアイスは買い溜めがきかないのです。

 

 

ドライアイスを入れなおしている間は、遺体をほかの場所に移動。まるで眠っているみたいですね。

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遺体を長時間直射日光にさらすのもよくないので、日中はタオルをかけることもありました。

 

 

2月14日に亡くなり、2月18日に「さようならのお式」をしたので、松ケンの肉体さんには、4泊半、私たちの手元にいてもらったのです。その間、ずっと松ケンを眺めていました。

 

 

翌日などに、すぐに火葬をする方もいますし、寒い時期だと1週間程度がんばってもたせる方もいます。私は、脳裏に焼きつけ、心の整理をしたいので、時間をかけて送る方です。

 

 

宗教によっても異なるでしょうが、私はペットのお寺で火葬をしてもらっています。

 

 

16年のおつき合いのあるお寺です。

 

 

担当の方も決まっていて、電話をかけるとすぐに私だと認識してもらえます(苦笑)。

 

 

うちからは車で1時間かかりますが、お寺に向かう時間も、とても大切です。

 

 

「別れ」を一気にのみ込むことができない私にとって、距離すらも、咀嚼につながるのです。

 

 

衛生環境面などから、ペットは土葬ではなく、火葬をする流れですので、「お庭に埋めたい」という方もいらっしゃるでしょうけれど、時代を鑑みて、火葬をしましょう。

 

 

お骨の扱いについては、いろんな意見があるので、なにが正しいかは私には言えません。

 

 

ここで触れるのはやめておきますが、松ケンのお骨は私が持つことになりました。

 

 

生きている間は、とにかくあたためて体温の保持をしてきました。

 

 

亡くなった瞬間に、今度は全力で冷やさなくてはなりません。

 

 

そこがさびしいところのひとつでもありますが、ていねいに向き合っていきたいですね。

 

 

愛犬と愛猫の尊厳は、私たちの中にあるのだと思います。

 

 

つらつらと書きましたが、私個人の見送り方なので、参考になるかは自信がありません。

 

 

松ケンを失ったけれど、松ケンと過ごした時間は、ぜんぜん失っていないです。

 

 

私が生きている限り、私は忘れないから。

 

 

LOVE

 

 

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ペットロスと向き合う1

今日は、保護猫のび太とミカサを終の棲家に案内しました。

 

 

のび太とミカサの譲渡レポートは近日中にお送りしますね。

 

 

我が家の保護猫は、まこちゃんだけになったので、兼ねてより書きたかった「愛犬愛猫ロス(ペットロス)」をテーマに、ときおりブログにつらつらと綴っていけたらと思います。

 

 

珠のようなわが子との別れの際の心の持ちようや、実践的なところだと、亡骸の扱い方、弔い方についても触れたいです。すべて、私の経験、考え、死生観に基づいているので、皆さまの参考になるかはわかりません。あくまでも、一個人のケースとして受け止めていただければ幸いです。

 

 

ひとりQ&A方式でいきますので、笑ってやってください。

 

 

Q.「いいさようなら」とは?

 

 

A.「いいさようなら」とは、喪失感を抱え、胸が疼きながらも、思考のどこかでは前を向いて、淡々と生活を繰り返している状態ではないでしょうか? そのためには……

 

 

悲しみをきちんと吐き出す。悲しむべきときに悲しむことが重要です。

 

 

まわりの方々も、「悲しまないで」、「泣かないで」と打ち消しで励ますのではなく、当事者の気持ちを否定せずに、傾聴や、肯定をするようにしたほうがいいかもしれないですね。

 

 

私は、そうしています。

 

 

どん底まで悲しんだら、人間は意外と這い上がる力があると信じているのです。

 

 

愛するお子の面倒を見てきた私たちは強い。「時間」も薬となり、味方してくれます。

 

 

涙が完全に止まることはないとしても、涙の頻度が減り、涙の性質が変わる気がするのです。

 

 

中のものを全部出してしまいましょう。

 

 

それがいずれ、「いいさようなら」をもたらせてくれます。

 

 

Q.ペットロスはいつからはじまるの?

 

 

A.ペットロスは、愛犬愛猫の死後からではなく、まだ存命のうちに私たちの元にやってきます。

 

 

愛犬愛猫が、不治の病を宣告される、または老齢になっていく、に従い、私たちは「喪失」を予期します。それを、「予期悲嘆」と呼びますが、予期悲嘆はすなわち、ペットロスの状態なのです。

 

 

変な言い方ですが、私は、15歳8か月だった松ケンが家族に加わることが決まった瞬間から、すでにペットロスでした。犬の平均寿命で逆算してみれば、それはそうですよね?

 

 

しかし私は、ペットロスの軽減法を自分なりに理解しているつもりですので、勇気を振り絞って、松ケンを迎えに行ったのです。多くの別れを経て、学ばせてもらった貴重な軽減法です。

 

 

Q.ペットロス軽減法は?

 

 

A.「納得できるさようなら」を目指し、実行する。後悔を少なくする。

 

 

幸い、私はまだ、愛犬愛猫の突然死を経験したことはありません。

 

 

まったく覚悟がない中で、ある日いきなり愛犬愛猫を失ったら、発狂レベルの苦しみが襲ってくるでしょう。後悔が荒波のように、全身を打ちつけ、その波にのみ込まれるかもしれません。

 

 

仕事に行かなければよかった。もっと早くに小さな異変を察知すればよかった。

 

我慢させずにおやつをあげればよかった。お留守番をさせすぎてしまった。

 

いたずらを怒ってしまった。定期検診へ連れて行けばよかった。ああ、ああ。

 

 

喪失感+自責の念、がもっとも辛いパターンなので、後者をなるべく回避しようと心掛けています。自責の念に苛まれないよう、ふだんから細心の注意を払っています。毎日名を呼ぶ、多頭でも定期的に主役にする、コミュニケーションを取る、体調の変化に敏感になる……。

 

 

まあ、パーフェクトはなかなかむずかしいとしても、自分のメンタルに小さな保険をかけておく、というイメージで取り組んではいかがでしょうか? それが愛犬愛猫のためにも繋がります。

 

 

迷子脱走や、家の内外での事故死は避けられるケースがあるので、意識を向けるのも大切ですよね。

 

 

愛犬愛猫の病気が発覚したら、攻めの治療をするのか、しないのか、する理由はなにか? しない理由はなにか? しないならどうするのか? それぞれのメリット、デメリットを、私は逃げずに直視し、苦悶するようにしています。ここでする苦悶は、愛犬愛猫にとって、限りなく正解に近づくのと同時に、あとで自分を楽にしてくれることがあるのです。

 

 

松ケンは、老齢ゆえ、オペなどの攻めの治療を望みませんでした。

 

 

正直、1%も後悔がないと言ったらウソになりますが、熟考の末の結論です。

 

 

看取り方についても冷静に想像しました。

 

 

私は人間なので、どうしても人間目線にはなりますが、松ケンの理想の生き方と、理想の死に方を延々と悩みました。死神が近づいてくるのが恐ろしかったけれど、最後までQOLを保つ努力をつづけたつもりです。できることがあるのがよかった。たとえ身体をあたためるだけだとしても、水を一口飲ませるだけだとしても、できることがあるのはありがたかったです。

 

 

気持ちよさそうにお昼寝しているでしょう?

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病気を代わってあげることができなくても、そばにいることはできますものね。

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そのほかの軽減法は、こうして文章を書いて吐き出す、愛を持って仕事に丁寧に打ち込む、亡骸をきれいに保存する、かわいく飾る、写真を見る(あるいは見ない)など。

 

 

さようならのお式(火葬)の日は、お花のおふとんをかけて旅立ちました。

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お花で盛った理由は、火葬炉に松ケンを入れて送り出すのがキツかったからです。通常、犬猫は棺がないので、後姿を見送るのがしんどくて、こうなりました。

 

 

かわいいでしょう。松ケンは、いつも自慢のお子なのです。

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長くなりましたが、このあたりまでにしておきます。

 

 

皆さま、お読みくださりありがとうございました。

 

 

LOVE

 

 

 

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