あまぱん、2度目の輸血を終えて


輸血を無事に終えたあまぱんがうちに帰ってきました。

 

 

血をわけてくれたまんまちゃん(マンマミーヤちゃん)どうもありがとう。

 

 

あまぱんも若い頃、お友だちのさくらちゃんに血をわけたことがあるのです。

 

 

おじいちゃんになったあまぱんは血をわけてもらう立場になって、本当にありがたいことだと心から思います。血がないと苦しいし、生きられないですから。

 

 

朝、東大病院へ送って、夕方お迎え。近所じゃないから(私が)ヘロヘロです。

 

 

輸血前のあまぱん。口の中も鼻も白いですね。

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1回目の輸血は昨年7月。肝アミロイドーシスで肝臓が破れてお腹の中に血が溢れてしまいました。あのときもお別れを強く覚悟したけれど、入院を経て徐々に復活したよね。

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昨年の8月の退院後からつい最近まで調子がよくて、病状を知っている人たちはみんな驚いた。それがお母さんの武勇伝みたいで私も誇らしく、うれしかったな。

 

 

あまぱんが必要ではない誰かからしてみたら、私のしていることなんて無意味でとるに足らないでしょう。でも私はそこに全力を投じずにはいられません。

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価値観は人それぞれだから「こうすべき」と押しつけられるのは正直ごめんです。

 

 

どこまでが「自然」で、どこまでが「人工的」かは人が決めることじゃない。そもそも犬猫と室内で暮らすことやワクチンを打つこと自体が「自然」ではない気がします。

 

 

(胸水などの)要らないものを取って、(水分や血などの)足りないものを補う。

 

 

これを否定されたら、あまぱんはとうにこの世にいません。

 

 

私にもいろんな葛藤があり、事情があります。

 

 

なにがあまぱんの声なのか、ちゃんと聴こう、私がいちばん近くにいるのだからきっと聞こえるはずだと耳を澄ませても、問題が起きるたびに、これでいいのかわからなくなるのです。迷いや疲弊の中にいて、もがいています。たかが猫一匹だと笑われるかもしれないけれど。

 

 

自分は人として不可侵の領域は守っていきたいです。

 

 

夕方迎えに行くと、あまぱんは元気よく大声で鳴きました。

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話しかけるたびに答えてくれて、連続で鳴く体力があることに喜びを感じました。

 

 

(気分を変えて)迷彩のキャリーと前田先生

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しんどくてたまらなかったとき、前田先生はメールの最後にこう書いてくれました。

 

あまぱんさんの状態は決してよくはないです。

しかし、絶対無理という状況でもまだないのかなと思います。慢性腎臓病が末期になったわけでも、肝アミロイドーシスが破れて大出血したわけでもありません。胆管炎(+膵炎や腸炎もあるかもしれません)が落ち着いてくれれば状態の改善もありうると思います。

以前アミロイドーシスで具合が悪かったとき僕はもうだめかと思いましたが、復活してくれましたし。もちろん全然大丈夫という状況ではありませんし、亡くなってしまう可能性も十分あります。

でも僕はあまぱんさんと田邉さんのことを信じています。きっと乗り越えてくれると信じてます。

 

 

このメールの後の検査であまぱんの数値はさらに悪化して、私は途方に暮れましたが、結局前田先生の言うとおりになりました。ひとつひとつの問題にいっしょに丁寧に挑んでくれる前田先生、中島先生、大巻先生の経験と知恵とお人柄のおかげであまぱんはここにいます。

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改めてすばらしい獣医師の先生たちとの出会いは自分の財産だと感謝しています。

 

 

この先あまぱんがどうなるのかはわかりません。

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おやさしい皆さまにもハラハラさせてしまうでしょう。ごめんなさい。

 

 

けれどあまぱんのいい細胞さんたちが闘ってくれているうちは、私もあまぱんを支えていきたいです。皆さまの犬猫家族もずっと皆さまのそばで平安にいられるようあまぱん共々祈っています。

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さっき、あまぱんが私のところにきて、横に転がってお腹を出したのです。

 

 

あまぱんのリラックスした顔を見て、ホッとしました。子猫のようでかわいかったです。

 

 

あまぱん一色だとアレなので、秋で17歳になるリル嬢も添えて♪

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まりまりにもらったプレゼントの包装に使われていたオシャレな布を巻いて

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リルの顔の横のふわふわ天然パーマの毛が大好き♡

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LOVE

 

 

 

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4件のコメント

  • らむりむママ

    blog、Twitterでの発信をいつもありがとうございます。
    アンニイさんのワンにゃん達に向き合う姿、本当に勇気をもらっています。
    外のにゃんの保護しかり、ご自分の家族である子達への接し方しかり。
    我が家も1番上のワンが13歳となり先日の健康診断で心雑音がわかりました。今すぐどうこうはないですが、これからシニア期に入る子達。怖くてドキドキしますが、アンニイさんを見習って、私も強く優しい母になれるよう、心を強くもち見守っていきたいと思います。

    • anny703

      らむりむママ様
      うれしいお言葉ありがとうございます。お返事が遅くなりました。ごめんなさい。
      13歳はドキドキする年齢の幕開けですよね。本当にお察しします。
      でもきっとできることをすべてされているというのが文章を拝読して私にも伝わってきます。
      お互いお母さんとしてがんばりましょうね。
      心雑音、おかげさまでうちの子たちは歴代の子たちも含め心臓は丈夫でした。でも妹の犬が心臓が悪かったりお友だちの犬たちもそうだったので身近で見聞きしてきました。心臓はたいせつな臓器から気になると思います。どうかお大事に

  • あまぱん君の治療が人工的なら、何ならば人工的じゃないのか分かりません。ただ我が子の苦しみを取り除いてあげたいと願うハハさんと一生懸命に生きようとしているあまぱん君のみならず治療している前田先生・中島先生・大巻先生のしている事を全否定する事になります。人間ならありとあらゆる治療をしても当然で猫や犬にはだめだと言う人は、元々価値観も見えている世界も違う人なのだと思います。犬や猫の治療は人工的に生かしていると言いながら人間には治療を惜しまない人なら、ハハさんのような保護活動はできないだろうと思います。あまぱん君の治療を人工的と言うなら私が怪我をしたり病気になった時に受ける治療も人工的なんでしょうか。人間が絶対上位だと思っている方の考え方はよほどの衝撃的な事がないと変えられません。他の人が懸命に取り組んでいる事を上から目線で否定したい人はその程度の人だから「あら、そう思う方もいらっしゃるのね。お気の毒な方」程度の冷ややかな気持ちで見てあげればよいと思います。現代に生きていない昭和時代のような野良猫とか野良犬とか言ってしまう考え方で止まってしまった本当にお気の毒な方ですから。今の最先端動物医療は永久的に理解出来ないでしょうね。皆そういう考え方だったら医療や文化は一歩も進みませんね。

    • anny703

      豆様
      いろんな方が見ているのでありがたいことでもありますが、いろいろなご意見もいただきます。
      その中で自分がいいと思うものを選ぶことがたいせつなのかなと思います。
      価値観は本当にそれぞれですよね。
      私にできるのは人の価値観に土足であがってあれこれ指示をしないことかなと思います。
      選択をする自由、選択をしない自由、いろいろあって然りですよね。
      あまぱんのことは私がいちばんよくわかっているつもりなのでこれからもあまぱんの言葉を聞きながらいっしょに歩いていきたいです。
      あまぱんが行けるところまで^^

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