個人と団体


※blogを連続更新中! 遡ってお読みください。

 

 

これから書くことは私の経験に基づく私見であり、自分が人前で話すときに使う資料のベースです。変な言い方で申し訳ないのですが、これは自分の財産なので文章をパクってほしくありません。ネチケットをきちんと守ってぜひ読んでいただければと思います。(●どっかで見かけた場合は教えてくださいね)なお、引用としてお書きいただく分には仰っていただければ大丈夫です。

 

 

ブログネタなのにえらそうにすみません^^;

 

 

例えるなら、写真家が自分の写真をたいせつにする気持ちに似ています。

 

 

私はこれを稀にやる講義で使っているので、お察しいただければ幸いです。

 

 

明日はフォスターアカデミーベーシックプログラム(犬)の座学です。ひさびさなのでさっき関連資料にサッと目を通しました。そこで見つけた2013年12月28日の文章を貼りつけておきます。保護譲渡活動を志す方に向けています。

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(ここから)

★私が個人を選んだ理由は、ひとえに束縛を受けない「自由さ」と人間関係で無駄な消耗をせずに済むシンプルさ、そしていちばんは譲渡先を自分の感性のみで決められるところに尽きます。個人は団体より展開できる幅が小ぶりですが、保護から譲渡までの一連をいい意味でワンマンにこなせるのは私にとって魅力的でした。保護動物に対する感性はおのおのですので、活動をはじめたばかりのころは助けてくださった方との対人関係に悩むこともありました。しかしベクトルを決めたあとはだいぶラクになり、今は同じ活動をする方々といい距離感を保っています。

孤独を感じそうになると、ときおり「個人」同士が助け合い、悩みを聞き合うなどいい形で循環しています。また「譲渡責任者」として責任をすべて負うのは重責ですが、専門家(獣医師・弁護士)の意見を仰ぎ、つど、つど、さまざまな問題に対処、克服しています。個人を選択するのか、団体に所属するのかはそれぞれの性格、ライフスタイル、経験値に照らし合わせ吟味していけばいいと思います。途中で方向転換などもできるので「形」に固執せず、まずははじめてみてはいかがでしょうか?

 

 

★首都圏の保護犬のフォスターは団体に所属しないとむずかしいですが、猫の場合は捨て猫や野良猫を個人が直接保護してしまう場合も多いので、個人、団体、多岐に渡っての活動が実在します。

 

 

★個人的には猫の「ミルクボランティア」の増加こそが今後の殺処分減少のキーマンになるのではないかと見ています。動物愛護センターでの犬猫の殺処分数は年々減少の傾向にありますが、依然として離乳前の手のかかる時期の幼猫の殺処分が多いので、ミルクボランティアが増えることを期待しています。私も幼子の譲渡に関わるときは「ミルクボランティア」の方の力を借り、リレー方式にて保護譲渡をすることがあります。

 

 

★どのような団体に所属するかは、団体主催の譲渡会へ出向く、あるいは団体のHPから情報を入手しましょう。オススメなのは規模より「回転率」の高さのある団体(譲渡の質もチェック!)と募った分の支援金に対し、収支報告の徹底されている透明性のある団体です。

なぜなら回転率は活動の実態や能力を示し、収支報告の徹底は団体の誠意を示すからです。

団体から抜けるときは、大概「収支が不透明で信頼できなくなった」の意見が聞かれるため、事前に調べておくのもいいかもしれません。

 

 

団体メリット

●各々のスキルや得意分野を活かし、パートわけができる

運転の得意な方は運搬ボランティア、在宅時間の長い方はミルクボランティア。Web、カメラ、譲渡会場の設営の手伝い・・・・・・など

●すべての責任を請け負わず後ろ盾を得ることができる。力を合わせながら活動できる

●相談する相手がいる

●資金集めがしやすくなる

●活動にかかる資金(保護動物の医療費、備品、交通費、制作費)を団体が負担してくれる場合がある

●一定のネームバリューがあり、譲渡の際、新オーナーからの信用を得やすい

●TNR活動などの際に近隣住民の理解を得やすい。助成金なども申請しやすい

●期限を区切っての活動ができる。(例:3か月までならフォスターとして保護猫を預かる)

●同じ方向を向いている方と知り合い、楽しく活動できる

 

 

団体デメリット

●人間関係の摩擦に消耗する可能性がある

●予定をすりあわせて動くなど、ペース、足並みを揃える苦労

●意見の相違、方向性のちがいに悩むことがある

 

 

個人メリット

●保護や譲渡に関わるすべてを個人の一存で決められる(◎)

●関わる人数が少ないゆえ、シンプルな活動を展開できる

●自分のプランニング、スケジュールで活動できる(保護する頭数や期間など)

●規模を拡大するのも縮小するのも自由

 

 

個人デメリット

●資金は原則個人のポケットマネー(新オーナーが医療費を負担してくれる場合がある)

●保護、譲渡に関わるすべての責任を負う

●相談相手が少なく、孤独を感じるときがある

●ネームバリューや後ろ盾がないため、活動に於ける理解および信頼を得るのに苦労する

●トラブルに巻き込まれたときに対策を考えてくれる同志がいない

●時間的、環境的、経済的キャパシティが団体より少ない

 

(ここまで)

 

 

長々とお読みいただきありがとうございました。

 

 

感想大歓迎ですので、コメント欄かtwitterにお寄せくださればハッピーです!

 

 

LOVE

 

 

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