たわしらしく生きられる場所1

※ブログを連続更新中。遡ってお読みください。

 

 

保護猫たわしが703号室を巣立って2週間が経ちました。

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たわしの家族は、心理士をしている里親さん。在宅でのお仕事も多いので、留守番時間はそれほど長くありません。雰囲気がたわしに似ている方で、ふたりはぴったしお似合いです。

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なにより、お見合いの前に発覚した、たわしの子宮、卵巣、腎臓の異形成を里親さんは気に留めず、「たわしちゃんに会いたいです」と言ってくれました。とてもうれしかったです。

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中島先生がたわしのエコー検査をしてくれているところ

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里親さんには包み隠さずありのままを伝えています。

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子宮、卵巣、腎臓について里親さんはご自身でもいろいろと調べ、留意してくれています。

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すべてを承知の上でたわしを迎え入れてくれたのです。

 

 

「丸ごと」を受け入れてもらえるっていいよね♡

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どちらかというと、たわしは控えめな性格です。

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好奇心がないわけじゃないけれど、遠慮がちなタイプ

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だから私はたわしがのびのびと過ごせるお宅に譲渡したかったのです。

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うちではほかの猫たちに気をつかって肩身が狭かったたわし。さぶとあまぱんはたわしにやさしかったけれど、保護猫すずらんにはよく怒られていたのです。肩をすぼめる姿がふびんだったので、多頭の中で個性を殺して生きるより、むしろ「ひとりっ子」が向いているかもしれないと思いました。

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ケージの扉を開けても、あまり出ようとしなかったし、気苦労も多かったはず

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ごめんね……

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その分、たまにテーブルや棚の上にいるたわしを見つけるとほめずにはいられませんでした。

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勇気を出してがんばって出てきてえらい!

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たわしは今、新居で少しずつ心を開き、自分らしく生きはじめています。

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ケージの外にもテリトリーを広げ、夢中でお気に入りのおもちゃを追うたわしの近況写真や動画に私は目を細めています。ようやくたわしが見つけた自分だけの場所。これまでの我慢やさびしさを里親さんとの楽しい暮らしで発散させてほしいです。たわし、おめでとう♪

 

 

外猫時代を見守ってくれたたわしのお友だちさん、ありがとうございました。

 

 

里親さんのお仕事の関係やプライバシーの問題もあり、また、このご時世での(短い滞在時間の)お届けだったゆえ簡単な紹介になりますが、次回はたわしの新居へご案内します。

 

 

終の棲家を得られる犬猫たちが一頭でも多く増えますように。

 

 

LOVE

 

 

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小さいネタを8つほど

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ブーコさま! 猫砂を8袋もプレゼントしてくださりありがとうございました。この猫砂は保護猫ココ玉、ミミ玉、牛丸用としてうちで使っているものです。助かりました。

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さて、保護猫たわしの卒業レポートは次回2回にわけてUPしますね。祝福してもらえるようきちんとご報告します。楽しみにしてくださる方がいると信じて♡

 

 

Twitterにも新居での様子などをあげていますが、ブログは別次元です。

 

 

時間をかけて自分の気持ちを整理しながら書いているので読んでもらえるとうれしい。Twitterのほうが便利だけれど、Twitterでは表現できないものもありますものね。

 

 

本日は保護猫たちの写真を混ぜながら小ネタをいくつか♡

 

 

①703号室の次のスターはココ玉、あなたです!

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ふふ。どうですか? ココ玉の独特の愛嬌を感じません?

 

 

この一枚、我ながら超お気に入り。ココ玉の写真を何枚かみいさんがレタッチしてくれたのですよ。本当はみいさんに撮ってもらいたいけれど、なるべく外に出ないほうがいい時期なのでまずは自分でトライ。カメラが壊れてしまい、手元には古いiPhoneしかありませんが、がんばります。

 

 

②先日のまめの足の爪につけられていたネイルカバーの正体

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妹から大量に届くまめ写真の中で私が注目したのはブルーのネイルカバーでした。私は皮膚の弱いまめが身体を掻き壊さないよう、皮膚、または爪を保護するためのものだと思っていたのですが、ちがうんですって。日本では入手困難な「老犬用滑り止めグッズ」だったのです。

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いいねこれ。うちも買おうかな?

 

 

よく散歩している老犬を見て「かわいそう」と言う方がいるのですが、それはまちがいです。犬は完全に寝たきりの状態になると衰弱が増すので、(無理のない範囲で)リハビリとして身体を動かさなければならないのです。我が家ももちろん、強く意識しながらリルと暮らしています。

 

 

③名刺ができたよ♪

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逆に、「今までなかったの?」と突っ込まれそうですが、これまでは名刺というものがなんとなく苦手で腰が重かったのです。でもこの度、張りきって作ってみました。シンプルで気に入っています。

 

 

配りまくるぞ!

 

 

④勉強もつづけています。

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(卒業生天音が天国へ旅立った日はなにも手につかずサボってしまったのですが)毎日コツコツつづけています。短い日は1時間程度、長い日は9時間位。平均2時間ちょっとでしょうか? 自分の実力で山ほどの論述問題をこなせるかが心配です。なにもしていないと不安だから、ついテキストをめくってしまうのです。レポートは7分の2まで終了。なんの勉強なのかはおいおい聞いてくださいね。

 

 

勉強していると学生時代を思い出します。私は勤勉ではなかったのですが、試験にパスするために人並みの学習はしてきました。昔とちがうのは、インターネットでなんでも簡単に調べられること。便利ですよね。一方で、自分の筆記能力の衰退も痛感しています。まあ、漢字がほぼほぼ出てこない。

 

 

国語系が得意だったはずなのに、ずいぶん書けなくなりました(うっ)。

 

 

⑤保護猫すずらん

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放尿シーンの登場で申しわけありません^^; 元気にリビングを飛びまわっています。すずきちは家猫としてはぜんぜん問題ないのですが、人との距離があるのは相変わらずです。

 

 

⑥保護猫ココ玉

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お膝大好き娘は703号室の「お笑い担当」でもあります。保護猫たわしの終の棲家の紹介を終えたら、ブログはココ玉をメインにしますので、どうかお見知りおきください。一度見たら忘れられない顔、人馴れ抜群(というかむしろ人大好き)のやさしいココ玉(女の子)です。

 

 

⑦保護猫ミミ玉

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外猫時代からココ玉と苦労を共にしてきたミミ玉も703号室のスター。ココ玉とミミ玉を並べて家族募集をしたいのですが、アピールが散漫になるかもしれません。まずはココ玉、次にミミ玉、という流れで考えていますが、ミミ玉(女の子)も随時家族募集中です。

 

 

⑧保護猫牛丸

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正面から触ると威嚇が止まらないうっしーですが、なぜか背後から抱いてしまえばおとなしい。きっと過渡期なんですよね。ちゅーるに目がないので夜な夜なちゅーるで釣ってポイントを稼いでます。

 

 

この在宅推奨期を保護猫たちとラブラブになるチャンスだと捉えて積極的に向き合っています。近い将来、完全にベタベタしてくれるようになることを願って。

 

 

LOVE

 

 

 

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いぬのきもち6月号♡

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お知らせがあります。

 

 

「いぬのきもち」の6月号に幸せの703号室が掲載されます。

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4ページに渡ってドドーンと!

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お話をいただいたとき、我が家にはリルと高菜がいました。

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でも、撮影の日、高菜はもうこの世にいませんでした。

 

 

残念で、残念で仕方ありませんでした。そして、とてつもなく悲しかったです。

 

 

「あたしは出るんだよね?」

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うん。リルはカメラマンの筒井さんにたくさん写真を撮ってもらったよね。高菜もほかの子たちもemi-goの病院の子たちも載るし、読んでもらうのが楽しみだね。

 

 

取材してくれたもなちゃんに感謝

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もなちゃんとは延々としゃべっていられます(笑)。

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もなちゃんその節は素敵なおみやげをありがとうございました。

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カメラマンの筒井さんに甘えるさぶ

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保護猫たちのアピール写真もいっぱい撮ってくれて助かりました。

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筒井さんは猫が好きなんですって♪ ノラスタもお買い上げくださいました。

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サービスを惜しまないさぶ^^

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「いぬのきもち」は犬と暮らす方に大いなる支持を得ているロングセラーの雑誌です。よかったらぜひお読みくださいね。どうぞよろしくお願いします。

 

 

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豊かに老いる

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17年前に妹に譲渡した推定18歳を優に超えるまめ

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いろんな病気と闘いながらも静かに余生を暮らしている。

 

 

シニア期になってからもずっと愛嬌を振りまいてくれた

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いつもみんなを笑顔にしてくれた

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そしてまめ自身もよく笑う豊かな犬だった

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若く健康的な犬猫とはちがう魅力を、味わい深さを、まめは持っている。

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達観したようなオーラをまとっている。

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明日に向けて、今日もリハビリをつづけている。

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まめはうまく立ち上がれないけれど、生きることへの意志がある。

 

 

その意思を受け取ったまめの家族がまめをバンドで立たせる。

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まめは長年連れ添ったケンカ友だちの老猫福と風を仰ぐ

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私と出会ったとき、まめは「捨て犬」で福は「捨て猫」だった。

 

 

でも、今、まめは満たされている。

 

 

まめには家がある。

 

 

まめには家族がいる。

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まめが失ったものより、まめが得たものを、まめは全身に感じながらウトウトしている。

 

 

まめは家族に愛された幸運の犬。そしてまめの家族もまた、まめと出会えて幸運だと思う。

 

 

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天音ありがとう

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5年前の今頃に保護したとき、天音はおそらく15歳を超えていました。

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改めて振り返っても、15歳を過ぎたはちわれの女の子に里親さんを見つけるのは、たやすいことではなかったです。しかし、天音にはだれにもない天音だけのストーリーがありました。だから私は、適切に伝えれば天音は必ずご縁に恵まれると確信していたのです。天音は大きな大きな猫です。身体の大きさではない、オーラの大きさで周りを圧倒する猫です。派手さはないけれど、内なる強さを秘めた女の子です。猫としてもちろんかわいいけれど、天音はそれだけじゃない。

 

 

ノラ猫あがりのスターたち」を書こうと決意したとき、私の中で第一章目のキャストは天音以外には考えられませんでした。私は天音を尊敬しています。そして、本当に好きです。

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この先、一生かけても天音と同じような猫には出会えないでしょう。

 

 

今でも私は保護譲渡活動の講義をするときは、必ず天音のことを話します。

 

 

「15歳を超えていても良縁に恵まれる」

 

 

話す私だけではなく、聴いてくれた方々にとっても天音は希望の塊でした。

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それはこれからも変わりません。

 

 

天音は希望の塊でありつづけてくれるでしょう。

 

 

天音の家族とはずっと仲よくさせてもらっています。

 

 

我が家からは全盲のほたるも嫁に出しているので、私は天音とほたるを堪能しに数えきれないほどお邪魔しています。天音はいつも家族の中心にいて、これでもかというほど寵愛されていました。

 

 

彼女にふさわしい「愛され方」でした。

 

 

天音を深く深く、広く広く、ただひたすらに擁いてくれた里親さん夫妻に心からの感謝を伝えたいです。天音と家族を結ぶ手伝いができたことが私の誇りです。

 

 

マイ太郎さん、マイ太郎さんのお母さまにもお世話になりました。

 

 

天音に関する記事は山のようにあるので、どうかこのブログ内の検索機能で「天音」と打ってお読みください。703号室の自慢の卒業生です。私は「忠ねこ天音」だけはりつけておきますね。

 

 

あまちゃんありがとう。生まれてきてくれてありがとう。おやすみなさい。

 

 

合掌

 

 

I LOVE 天音

 

 

 

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