チャイとラテの卒業式

べべへ。お母さんはべべのいない世界を生きています。

 

 

最近いろいろありました。苦しかった。でも、瞬間瞬間いい人、犬、猫に恵まれ心が和むこともあります。浮き沈みがあり、全体的に気力体力が落ちています。

 

 

べべが生きている頃よりお母さんは、弱虫になってしまいました。

 

 

べべの姿が見たいです。ほんとうに会いたいです。

 

 

そう願えば願うほど、叶わないと知り、叶わないと知ると、今度は悲しみが襲ってきます。しかしお母さんにはナナ、リル、ほほ、あまぱん、さぶがいます。

 

 

守るべき保護猫ポテチと十香がいます。

 

 

多くの卒業生がいます。

 

 

お母さんは今、ナナをどうにかしたいです。

 

 

べべとずっと生きてきたナナはめっきり変わりました。だけど、まだこっちでがんばっています。お母さんはお母さんとしてできるすべてをしたい。

 

 

べべね、お母さんいいことあったの。

 

 

ふさぎ込んでいたらかわいいプレゼントが届いたのです。

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チャトミラブさんからのプレゼント。お手紙も。じゃーん!!

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べべの顔の布のチャーム。うれしかった。開けてびっくりです。

 

 

チャトミラブさんも愛猫を失ったばかりなのに、なぜこんなにやさしくしてくれるのでしょう。お母さんは早速、べべのお骨につけてみました。

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べべ、宇宙でいちばんべべが好きです。

 

 

べべが宇宙の中でいちばん好きです。そうじゃなくしたくても、できない。

 

 

べべはお母さんにとって、唯一無二の存在。べべはお母さんの救世主。

 

 

チャトミラブさんありがとうございました。胸に沁みた。べべグッズLOVE。

 

 

素敵な贈り物で元気をもらったお母さんは、今日ひとりで出かけてみました。

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これまでなんでもなかった車の運転が、少々怖い。

 

 

けれど安全には気をつけているつもりです。向かった先はマイ太郎さん

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これから卒業生リリのきょうだいチャイ&ラテのお引越し。マイ太郎さんの車に乗り換え、新居をめざします。チャイ&ラテのお見合いにはお母さん起き上がれず、行けませんでした。チャイ&ラテの卒業式にはぜったい行きたい。

 

 

新居到着。築浅で広く、安全対策ばっちりです。

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チャイ&ラテは十香の子どもです。

 

 

べべがまだ生きている頃にお母さんが保護した子たちですが、マイ太郎さんが引き受けてくれたのでマイ太郎さんの卒業生になります。ここでは簡単な紹介だけにし、詳しくはマイ太郎さんのブログをお読みください。

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私が保護したときの倍の体重になっていました。ふたりとも超ハンサム♪

 

 

里親さんにごあいさつさせていただきました。里親けやこ。さん、マイ太郎さん、このたびはありがとうございました。

 

 

マイ太郎さんからはシナモンティと十香へのシュシュ、けやこ。さんからもおみやげをありがとうございました。チャイ&ラテをどうぞよろしくお願いします。

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これ飲んで体をあたためます。

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これであのとき保護した子猫たちはみんな幸せになりました。

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気にかけてくださった皆さまにも感謝です。

 

 

チャイ&ラテの面倒を見てくれたマイケル兄と

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はっちゃんにもありがとうを♪

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マイ太郎さんちから703号室まで無事に戻れました。車内でチャイ&ラテの未来を祝福し、喜びをかみしめ、かみしめたあとはべべのことばかりを考えました。べべの仕草、べべの声、べべの走り方、べべのべべのべべの……

 

 

外は大雨。雷も轟いています。

 

 

天気は人の内側によく似ているなあと思いました。

 

 

帰宅後、寒気を感じたので冬支度でゴロゴロ

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べべのお母さんはまだまだやることがあります。

 

 

べべに会うのは、やるべきことがなくなった頃でしょう。

 

 

そのときべべがお母さんをめがけ、全力疾走で走ってきてください。

 

 

お母さんはかがんでべべを抱き上げ

 

 

くるっと前を向かせていっしょに歩きます。

 

 

いつもそうだったみたいに。

 

 

チャイ&ラテ、おめでとう。

 

 

愛いっぱいの一生をエンジョイしてください。

 

 

 

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リリへ

頭の中を整理できず、だいぶ遅くなってしまいました。

 

 

今日はリリ(エリーゼ)へお手紙を書いてみます。それならできる。

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ほほの誕生日でもある7月7日七夕の夜、あなたたちは突如私の前に現れましたね。あなたが母猫十香、きょうだいたちとゴミ置き場デビューを果たしたその日、なんと鰻の弁当が2つも手つかずの状態で捨てられていたのです。唖然。もったいない。いったい誰があんなことをしたのでしょう。

 

 

まあ誰でもいいです。考えても意味がないことは考えてもしょうがない。

 

 

とにかく私は、あなたたちが鰻の弁当に群がるのを恐れ、捨ててあった鰻の弁当を速攻で隠してしまいました。ごめんね。

 

 

なぜそうしたかというと、あなたたちが満腹になってしまうと、私の捕獲箱に入ってくれないからです。あなたたちを保護しないと、困る。私が困る。

 

 

次々と子猫たちを捕まえる私を、母猫十香は傍観していました。

 

 

十香は静かな佇まいだったけど、心中はどうだったのでしょう?

 

 

自分が産み、育み、血や熱をわけ合った子どもです。

 

 

私は十香の様子を見て、十香を絶対に連れて帰ろうと決めたのです。全員逃さない。十香の「これまで」を無駄にしない。しない。

 

 

リリ、あなたには多くの守護神がいてくれましたね。

 

 

その守護神たちを、私に紹介させてください。

 

 

「わたしは十香 リリ わたしの乳首はまだ腫れているの いっぱい吸って成長して わたしそっくりの美しい娘になったわね 行ってらっしゃい 未来へ」

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「ぼくポテチ ハハが “茶白捕まえる!!” って躍起で ぼくが囮になったんだよ だってハハが捕まえようとしたのは十香で 十香がハハに捕まるとリリたちがひっそりと死んでしまうもん

リリ ぼくたち703号室で同じ部屋にいたね ハハはぼくとリリのケージをわけていたのに リリが自分のケージをすり抜け ぼくのケージに入ってきたよね

ぼくにスリスリしてくれた ぼくは黙ってじっとしてた リリ ありがとう」

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「リリ ぼくだよぼく おぼえてる? きょうだいのチャイ ぼくはラテとマイ太郎さんちにいてね ぼくたちも 家族ができて 間もなくおひっこし」

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「リリ ラテでーす ごらんのとおり元気にしてます チャイに聞いた? ぼくシャイなチャイを引率してふたりごと受け止めてくれるおうちにいくんだ」

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リリは703号室混乱期にやってきた子。ちゃんとお構いができなかったのを反省しています。でも明るいリリは、ほほやあまぱんやさぶ、それに保護猫サク(楽)を発見すると “遊んで遊んで~♪” のおねだりが上手で感心。

 

 

ヨタヨタのべべにもあいさつしてくれて、リリはおりこうさん。

 

 

サークルから脱走するのもうまい。どこどこ? 探したら、椅子の上から私をドヤ顔で見下ろしていたね。ホッとしてかわいくて、抱いたらあたたかかった。

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動画もはりつけておきますね。

 

 

リリたちを保護したはいいんだけど、あの頃私、たいへんだったのです。

 

 

苦しくて苦しくて、助けが必要な状態。

 

 

具体的には、保護猫を減らす助けが必要な状態。

 

 

マイ太郎さんがチャイとラテを担当すると言ってくれたときは嬉しかったな。

 

 

それでもなお、私は保護猫を減らさなければならず、リリ、誤解してほしくないんだけど、あなたが邪魔なのではなく、べべの具合が悪すぎたのと、もともとの私のキャパシティが小さいのです。

 

 

しかし誰でもいいわけではありません。

 

 

「どっかに適当にやってしまおう」などできません。

 

 

リリ、それは信じてくれますよね?

 

 

ぼんやりと私は6月10日のできごとを思い出しましたちゃた幸がうちを巣立った夜、私は晩御飯を作るのが億劫で母の店へふらっと寄ったのです。

 

 

そのとき店で突然声をかけていただいたchikakoさんご夫妻

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私のブログを読んでくださっている方で、記念写真も撮ったんです。

 

 

愛猫レオくんとランボーくんとの暮らし。ランボーくんが天へ旅立ったお話。ランボーくんがいなくなってからレオくんが淋しげに過ごしている風に感じると。だから2匹目を考えていることも……。

 

 

chikakoさんは女の子の成猫を希望していたのを知っていたのですが、母猫十香は気が立っている頃で紹介できない。ならリリは? リリはどうかな?

 

 

子猫だけど、あっという間に成猫になるし、リリは? リリはどうかな?

 

 

シニア組のほほ、あまぱん、さぶと問題なくやっているし、リリはレオくんと仲よくなれる気がしたの。リリ、あなたは私の自慢の保護猫ですもの。

 

 

ダメもとで聞いてみたところ、翌日、なんと前向きなお返事が。

 

 

最高の気持ち。リリ、リリ、リリお茶会決まったよ!!

 

 

いきさつのすべてを里親chikakoさんが自身のブログにつづっています。

 

 

私とは違う視点から→「仔猫が家族に加わりました」(ぜひ読んでください)

 

 

chikakoさんのツイッターのアカウント→ chikako  @pekoparis

 

 

 

「ねえねえ どしてわたしを箱にいれるの?」

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輸血を受けさせるためべべを病院に預けた私は、いったん帰宅しリリを連れて出発。お茶会だけのつもりですが、念のためお嫁入り道具も車に積みました。

 

 

もし双方がご縁を感じたら、リリを置いて行ってもいいかも。

 

 

私にしては大胆な発想。けれどリリ、リリを軽んじたわけじゃない。リリをよりいい環境へ早く送り出したいと願っていたんです。

 

 

「こわい~~~」

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「やだやだやだ」

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「わたしどこいくの?」

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大渋滞を抜け、リリを終の棲家へ案内。(遅刻してごめんなさい)

 

 

ちんまり不安げなリリでいいそうです。リリがいいそうです。リリと家族になりたいそうです。よかったねリリ。おめでとう。

 

 

バトンタッチ

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chikakoさんがリリの里親になってくれたこと、忘れません。

 

 

助けてくれた恩人です。

 

 

リリ、守り神たちの紹介はどうでしたか?

 

 

私も一応メンバーに入っていますが、私のことは即忘れていいからね(笑)。

 

 

次回は皆さまをリリのお城へ案内します。

 

 

親愛なるリリへ

 

 

Good luck

 

 

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有限の中の最大値

2010年にうちを巣立ったメロンが8歳になりました(卒業記事はこちら)。毎年プレゼントとメロンの写真を送ってくださいます。ありがとう。

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中年FIVキャリア元シャー猫2匹「じゅん&めい」を家族に迎えてくださった里親さんからは十香が使っているケージとお菓子のプレゼントが。

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ありがとうございます。こちらが素敵な703卒業生じゅん&めいです。

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森絵都さんからはあったかいお手紙と体にいいプレゼントが届きました。森さんの手紙の一文を読んでほんとうに救われた。ありがとうございました。

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ほかにもべべへのお手紙や美しいお花などが届いたのですが、またの機会に自慢させてください。実は今もべべの話はちょっと無理で、現実逃避中です。

 

 

昨日は最悪。体調も気分も。保護活動のたいせつな約束が入っていたのですが、起き上がることすらできず、キャンセル。最低ですね。

 

 

私は行けなかったのですが、マイ太郎さんが十香の息子チャイ&ラテのご縁を決めました。詳しくはマイ太郎さんがUPします。チャイ&ラテおめでとう! 行けなくてごめんなさい。

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その前の日(土曜日)はがんばったんですよ。サク改め楽のお届けでした。

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楽はすごいスピードで新居に溶け込んでいます。里親さんからの動画を見て仰天。まずは里親さんのツイッターだけ書いておきますね。@Tyrannosiamese

 

 

サク(楽)が、よくべべに甘えて体当たりでスリスリしていたのです。痩せて体力のないべべはサクの体を受け止めきれず、よろけたり転んだり。

 

 

およ? の顔をするサクと、のっそり起き上がるべべ。

 

 

ふたりともかわいくて何度も笑わせてもらいました。

 

 

べべがこの世から消えて、サクは輝く未来へのお引越し。

 

 

さすがにサク不在のリビングはキツかった。あのシーンの主役たちが丸ごといなくなってしまったのですから。私の大好きな一コマだったので。

 

 

「だからわたしを保護部屋からリビングへ連れてきたのね?」

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うーん。それもあるかもしれない。まあでも十香がリビングへ移動すれば、遠慮がちのポテチがもっと保護部屋を謳歌できる気がしたの。ポテチと十香がつかうにはやっぱりあそこは狭いから。

 

 

「ふーん じゃあそういうことにしてあげよう」

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ということで、十香がリビングに加わり、恥ずかしがり屋のポテチは保護部屋でのんびり過ごすことに。私に気力が出次第、十香の家族掲載をはじめます。

 

 

その際はどうぞお力添えください。よろしくお願いします。

 

 

最後にうちのお子たちの写真を

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起き上がれずチチが借りてきたDVDをぼんやり眺めているとき

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あまぱんはそっと寄り添ってくれました。

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冷たいほほ。私が抱っこしてほほに甘えさせてもらっています。

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チチの本妻リルもたまに横へ来てくれたりします。愛おしい。

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いちばん心配なのはナナ

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15歳のナナは現在3つの問題を抱えています。どれも深刻です。

 

①命にかかわる慢性腎不全(食欲が減少)

②吠えたり忘れたり噛んだりする症状が顕著の認知症

③後ろ足が弱く立ったり歩いたりできないことが多い

 

 

私はこの世でナナと一秒でも長く生きていたいです。

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昨夜、投函すべきものがあり、ナナとリルを連れて200m先のポストをめざしたのですが、ナナの「歩けなさ」に正直、私の心は完全に折れそうになりました。

 

 

ナナも私も、うまく歩けない。

 

 

けれど、私たちは一歩一歩ポストへ向かい、そして無事に戻れました。

 

 

帰り、ナナがマンションのエレベーターに乗った後ろ姿を見て、安堵とともに、なぜだか涙が止まりませんでした。

 

 

ナナが生きています。私はすべきことをやり遂げるお母さんでいたい。

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有限の中の最大値を常に考え、求めていきたいです。

 

 

皆さまにとっていい一日でありますように。

 

 

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カモフラージュ

2~3日の間にメールを送ってくださった方へ

プロバイダーのサーバーの容量が限界に達したそうで? 数日送受信ができませんでした。もし再送していただければ現在は読めるようになっています。

 

自分の中の片側はまだ時間がかかるので不義理、無礼をお許しください。

 

今日の記事は皆さまにぜひ読んでいただきたいです。よろしくお願いします。

 

 

 

あの日私はようやくケリがついたことに安堵していたんです。

 

 

近所には「夜中にゴミを出す住民が多数」のアパートがあり、何年も前から野良猫たちが生ゴミ(食料)目当てに集まってくるのです。

 

徒歩圏内で1軒だけ無責任な餌やりじじいが住んでいますが、じじいの撒く餌にありつけない子たちは、ゴミ置き場に流れてきます。

 

昔からいたちごっこで私はそこいらじゅうの野良猫たちを保護してきました。私は特に猫がゴミを漁る姿が生理的に嫌いです。猫がゴミ袋を割き一心不乱に腐りかけたものを口にするのが不憫すぎるのです。

 

だから近所には野良猫がほとんどいません。見つけ次第、私が連れて帰るから。私は狙った犬猫に関しては執念深く、用意周到でもあります。

 

 

 

で、きみ!!

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ポテチには見事に騙されました。

 

 

すごいよなあ。振り返って考えると全身の鳥肌が総立ちします。

 

 

何か月前かよく覚えていないのですが、私はふとゴミを漁る茶白を遠目に見かけました。マジかよ? べべがたいへんな時なので、できれば会いたくなかった。保護も譲渡もエネルギーを要します。時間も。

 

 

しかし現実、私は見かけてしまったのです。

 

 

急いで捕獲箱を取りに帰り、ゴミ置き場へ。

 

 

茶白はパッと姿を消し、その後何時間粘っても再び現れませんでした。

 

 

追いかけっこを約1か月の間に、数十回。

 

 

茶白をゴミ置き場で発見。捕獲箱を取り戻るといなくなっている。

 

 

ああうんざり。辟易。

 

 

しかも妙です。

 

 

そこいらじゅうの野良猫なら半日もすればまたあたりをうろつくのに。

 

 

待っても待っても茶白は来ない。

 

 

誰にも言えませんでしたが、私の精神はいよいよ極限に達し、アマーの葬儀を終え帰国した日にゴミ置き場でサッと茶白を見かけたので、ゴミ置き場付近に住んでいる方に泣きついて捕獲箱を庭に置かせてもらうことに。なぜか近隣はみんな捕獲箱を置くことに首を振るので、懇願です。そこは保護犬と暮らしている家ゆえ、いけるかなと。両手を合わせ何度も何度も頭を下げOKをもらったのです。

 

 

「バイクの邪魔にならない場所で」の条件つき

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↑ 深夜に茶白が入った後の画像なので捕獲箱をずらしています。思いっきりバイクの邪魔をしていますが、実際は邪魔にならないところに置いていました。

 

 

中には茶白が入っています。

 

 

念願の茶白が!!

 

 

やった終わった。解放された。

 

 

けれど一つだけ疑問が……。チチにも言っていたんです。

 

 

「茶白さあ、捕まえてみたら、大きいんだよね……外にいたときは、サク位のサイズに思えたんだけど、気のせいかな? なんか腑に落ちない」

 

「外にいるときは儚い感じがあるから(小さく見えたの)かもね」

 

「だといいんだけど」

 

 

茶白ポテチを家に入れてから、ゴミ置き場が荒らされなくなったんです。

 

 

臭いも、通りすぎるときの不快さも目減り。

 

 

やっぱりまちがっていなかった。ただの気のせいか。

 

 

 

しばらく経ち、私がべべと妹家に泊まる計画を実行しようとした夜、衝撃が走りました。とんでもない大事件。ゴミ置き場にいないはずの茶白がいる!!

 

 

しかも3匹の子猫を連れて……

 

 

瞬時にすべての合点がいきました。

 

 

いつも私が見た直後に姿を完璧に消した茶白は、我が家にいるポテチじゃありません。うろつかずに一直線に消えた理由は、どこかの巣穴に隠した子猫のもとに戻るためだったのです。私が捕獲箱を取りに帰るまさにその時、彼女は私に捕まってなるものかと必死に走り子猫のもとへ。強烈な母性で。そして本能で。

 

 

もう、私の完敗。完敗してよかった。よかったよかったよかった。

 

 

もし完敗せずに私が子育て中の彼女を捕まえていたら、彼女は子猫のもとに戻れず、乳飲み子たちは静かに死んでいたでしょう。

 

 

子猫たちがヨチヨチと歩けるようになった頃合いを見計らい、十香(とか)と名づけた彼女は子猫たちをゴミ置き場に連れてきたんです。

 

 

子猫たちがひとり立ちできるよう、立派に育つよう、子猫たちにゴミ置き場という狩りの場を教えに来たんです。都会ですけど、ジャングルと同じ。

 

 

おそらく私に保護された日が、子猫たちと連なって餌場に出たデビューの日。

 

 

一家で派手にゴミを漁り、私の目に留まりました。

 

 

再度勝負。今度は私、十香に負けない。負けるわけにはいかない。

 

 

言葉で例えることなどできぬほど、私は本気でした。全力でした。

 

 

結果、私は十香と十香の育んだ3匹の子猫全員を703号室に案内できたのです。

 

 

その時の記事はこちら

 

 

これはもう、人知を超えたレベルの話だと私は括っています。

 

 

皆さまはどうお感じになりますか?

 

 

 

ポテチ、ポテチが囮になったんだよね。

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私わかる。そう思う。

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私の性格なら、「茶白」を捕まえなければ気が済まないから、ポテチがカモフラージュしたんだよね。時間稼ぎをしたんだよね。わかる。ぜんぶわかる。

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母猫十香、私から逃げ切ってくれてありがとう。あなた若いのに、ほんとうに素晴らしい母親です。あなたを尊敬しています。心から。

 

 

「あら トイレ掃除のおばさん どうしたの? 感極まった顔をして」

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顔はポテチにそっくりで仕草は十香と瓜二つ。きっとふたりの娘でまちがいないです。703号室のたいせつな卒業生エリーゼ改めリリ

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うちでのショートステイを経て、里親さん宅で楽しく暮らしています。

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エリーゼ改めリリの卒業記事は必ず書きますのでお待ちください。

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十香の息子たちはマイ太郎さん宅にて家族募集中です。撮影はみいさん。ちょっぴりシャイだけどハンサム要素の高いチャイと

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薄い色合いが美しい甘えん坊のラテ

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私は5匹ともそれぞれに合った赤い糸を結び、幸せにすることを誓います。

 

 

※子猫チャイとラテについてはマイ太郎さんが募集しています。

 

 

最後に、一家を保護したとき、私はべべが長くないとわかっていたんです。

 

 

べべとの1分1秒が貴重でした。私はべべが宇宙でいちばん好きです。でも、一家を保護したことを後悔していません。微塵も。0.1%も。

 

 

長くなり申し訳ありませんでした。やっと書けたほっとした。

 

 

お読みくださりありがとうございました。

 

 

皆さまにとっていい一日になりますように。

 

 

 

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②24時間以内のできごと

先ほどのつづきです。

 

 

5 ぼく「サク」と申します。ぼくの長所をお話しします。

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「ぼくは “痛み”がわかります していいことといけないことの区別がつきます」

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「ぼくのほうが俊敏で 力もつよいですが ぼくはべべちゃんにゆずります どんなに遊びたくても 天ほどテンションがあがっても ぼくは 一拍置き べべちゃんをじょうずによけながら 共有のリビングを飛び跳ねています ぼくはそういうヤツです つまりいいヤツです」

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「首をながくして待っています ぼくに家族希望の声をかけてくれませんか?」

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6 一家拉致事件

 

 

昨夜私は妹を車に乗せ703号室に向かっていました。ポテチを保護したアパートのゴミ置き場付近を通りすぎる。ちょうど妹に、ポテチを家に入れてからアパートのゴミ置き場が荒らされなくなり、ニオイが半減した話をしていたところでした。

 

 

妹 「アパートのゴミ置き場に 猫いるじゃん ゴミ置き場グチャグチャじゃん・・・・・・」

 

 

私 「え?」

 

 

ゴミ置き場を凝視。仰天。ほんとだ。茶白がいるではありませんか。急いでアパート付近に停車。お子用に買っていたちゅーるを握りゴミ置き場に向かうと・・・・・・あれれ? 大1、ん? 小が1、2、3・・・・・・はい? 合計4匹の猫が・・・・・・マジかよ。

 

 

ゴミを荒らすところに私が出くわしていたのはポテチじゃなくて、こっちの茶白だったのかな?

 

 

急に自信がなくなりました。でも考えている余裕など一秒もありません。

 

 

車から降りてきた妹にちゅーるを手渡すと、私は即座に703号室めがけダッシュで走る。

 

 

こういうとき私はかなりすばやい動き方をします。オロオロもあたふたもしません。

 

 

捕獲箱を1台手に取りゴミ置き場へ。写真は妹が撮ったものです。子猫と

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母猫

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子猫3匹いるのがおわかりですか? 妹があげたちゅーるに群がっています。

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よし。捕獲箱セット。子猫は一目散に逃げていきましたが、ごちそうのにおいに再び集合。3匹で捕獲箱の上に乗ったり、そばをうろついたり。うち1匹が捕獲箱に入ったところで私がそっと近づき、手動で扉を閉めました。4分の1ゲットです。

 

 

捕獲箱を703号室に運びチチにケージに移してもらっている間、私は予備の捕獲箱を手に速攻現場へ。こうして2台を使って、2匹目の子猫、3匹目の子猫を保護。所要時間は猫を見かけてから20分かかりませんでした。4匹目の母猫が最難関でしたが、ブログには書けない作戦を経て、最後はスッと入ってくれました。むずかしかったけれどすべてが30分以内に完了です。

 

 

おちびさんたち

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たぶんゴミ置き場デビューした日だったんじゃないかな?

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ごめんねすぐに捕まえて・・・・・・

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母猫は昨夜のうちにemi-goの病院へ

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母と呼ぶにはあまりにも若い1歳未満の小柄な女性。子育てよくがんばった! お疲れさま。

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「すばやく」にこだわったのには理由がありました。

 

 

私はべべとの約束をどうしても果たしたかったのです。

 

 

「下痢が治ったら、えいちゃんちに行こうね」

 

 

私たちはそう約束したから。約束は守らないと。

 

 

 

7 ひさびさにべべが笑ったよ

 

 

母猫は病院。子猫は保護部屋にセットしたケージで静かに過ごしてもらうことに。チチが私、妹、べべを妹家に送ってくれました。

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しばし探検

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持参したお弁当(べべ用ごはん)を少し食べたあとは、おやすみなさい♪

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今朝のべべ。いつぶりかな? べべの笑った顔を見たのは。気分転換になったよね^^

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闘ってばかりだと疲れるから、ごほうびをはさんで楽しく生きていきたいです。

 

 

 

8 基礎検診

 

 

午前中、チチが妹家に迎えに来てくれたので、703号室に帰宅。着いて即、おちびさんたちを連れてemi-goの病院へ。正直、私の生活には息つく暇がほぼありません。

 

 

 

オス 800g

24 (24)

 

 

 

オス 750g

24 (7)

 

 

 

メス 800g

24 (11)

 

 

 

みんなかわいい顔をしています。

24 (3)

 

 

 

全員共通:レボリューション、検便、ウイルスチェック、耳掃除

24 (22)
ウイルス検査は(現時点で)3匹ともマイナス。耳は汚かったけど耳ダニはいませんでした。

24 (9)

 

 

 

キレイキレイすると気持ちいいよね!

24 (16)

 

 

 

みんな心臓をドクドク動かしながら、体の隅々まで赤い血が流れ、体温を放って生きています。生きるためにこの世に産まれてきました。産まれてきただけでえらいんです。

24 (5)

 

 

 

私はこの子たちの存在をスルーできませんでした。見なかったことにするには近所すぎるし、ゴミを漁っているシーンがリアルで強烈だったからです。

 

 

でも弱音を書くことをお許しいただけるなら、私は苦しいです。どなたか助けてくださいませんか? 命と対峙する活動ですので、希望者さんに一定の「お願いごと」はありますが、703号室の保護猫の里親になることを検討してくださる方がいたらこの上なくうれしいです。

 

 

私にできるケアは弛まずにしていきます。いい状態でお渡しできるよう努力します。約束します。切実なお願いです。叶えてくださる方の目に留まることを祈って

 

 

 

LOVE

 

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!

 

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