「ぼく、名前をつけてもらったよ。“小太郎”これが今からのぼく」
小太郎。
同居するIさんの弟さんが散々悩んで決めた白い猫の名。
なんとも可愛らしい名前ですね。
白い子改め小太郎のハウスはまるでマンションのよう。
足の怪我が完治し、環境に適応できるようになるまでケージで過ごすことになった小太郎のために、Iさんが考えたダブル使い(笑)。風太の時も同じようにしてくれました。
「ここ、居心地サイコー」
そりゃ、良かった^^
小太郎はかつて人間と暮したことがある猫でした。
小太郎を知る近所の人の話によると、飼い主に捨てられてからゴミ置き場に現れるようになったそうです。私も何度かゴミ置き場でその姿を目撃したことがあり ます。ただ、警戒心が強く、近寄るとすぐにその場からいなくなってしまう為、不妊手術の対象ではありませんでした。って言うか、捕まらなかっただけの話で すが……。
足の怪我を目撃してからはとんとん拍子で保護できました。私も焦っていたし、今までよりずっと真剣な思いだったから。それに、小太郎にここ最近、餌を与えるようになった家を見つけたんです。だからその家の前に張って彼の到着を待ちました。
その家の前で待っていたら、小太郎はすぐに来ました。飼い猫だと聞いていたので、一度は素手での保護を試みたんですが、足を引きずりながらも素早く逃げられてしまいました。でも、実はその時、軽く体にタッチできたんです。
元飼い猫だし、触れたんだからすぐに人間に慣れるだろうな。
保護当初はそんな風に考えていました。
けれど、病院に着いてからの小太郎は、半端じゃないほど凶暴な猫に変わり、移動する時も診察する時も、鎮静剤を使わなければならないほどでした。突如捨て られて、満足に食べるものも得られない生活を強いられて、足に大怪我を負ってしまった猫。痛みと恐怖から人間が怖くなるのも無理ないし、嫌いになるのは当 たり前ですよね。
前にも書いたとおり、私は小太郎が抱えるエイズキャリアのハンデよりも、人慣れの方がずっと心配でした。慣れてくれなければ人間との生活は厳しい。人間に 怪我を負わせてしまうかもしれないし、第一、里親さんが自分の猫に触れないなんて、私の常識では考えられないことです。キャリーに入れられなければ通院も できないしね……。
だから祈るような気持ちでした。
703号室に連れ帰ることも考えてキャリーを持ってお迎えに行ったんです。でもやっぱり連れて帰るのはやめました。大巻先生と相談した結果、エイズキャリ アの小太郎がこれ以上環境の変化によるストレスを感じずに済むよう、入院させておくことに決め、その間、毎日病院と連絡を取って小太郎の状態を細かく聞き ました。行ける日はお見舞いに行きました。シャーシャー威嚇されましたが、元気そうな様子を見て嬉しかったです^^
小太郎は日々変化を見せてくれました。
大巻先生と奥さまに対して少しずつ心を開くようになってくれたんです。
私の胸にもう一度希望が宿るようになりました。
声をかけてくださったIさんにお渡しできる!
半年くらいはかかるかもしれないけれど、小太郎はいつか必ずIさんにも心を開く。
はあ……。
それがどういう訳でしょう。
Iさんからこのような写真が届きましたよ(笑)。
小太郎はたった2日間でキャラが変わったそうです。
ゴロゴロと喉を鳴らして甘えまくるんだとか。。。
猫って賢いな……。
もう!!
保護したての様子を皆さまにお見せしたい。
あれはもう、生粋の野良猫の姿でしたよ。
なのになのに、どうしていきなりここまで変わったの?
嬉しくてたまりません。
18日間も入院したのに、色んな検査や医療をお願いしたのに、費用をおまけしてくださった大巻先生。根気良く接してくださった奥さま。何より病院に感謝し ているのは、小太郎の足を残してくれたこと。他の病院なら切断することもあり得たでしょう。普通、あの状態なら素人の私が見ても、切断は免れないと覚悟を 決めていましたから。
傷口が膿まないよう消毒し続けてくれた先生。凶暴な小太郎相手にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。Iさんもきっと喜んでいると思います!
Iさんのお宅のチョビ子ちゃん(他にも沢山の猫ちゃんがいます♪)
脱走不能&防犯に最適な風の通る雨戸! 羨ましいです^^
家中の窓が全部この雨戸でした(笑)。
小太郎の様子はIさんのブログでチェックしてくださいね♪
猫と子供がいっぱいの日々↓
http://at-enikki.jp/index.php3?Contents=303&Now_Writer_Id=3159
今回もまた、多くの善意に触れることができました。
先生やIさんのお陰で最高の結果を生み出しました。
ありがとうございます。
Iさんは先代の風太の時からのお付き合いです。風太が亡くなった今も、こうして新たなご縁が持てましたことに感無量の気持ちです。そして頑張ってきた小太郎にも、ありがとうを捧げます。小太郎、ずっとずっと幸せにね。もう絶対に捨てられたりしないから。
Iさんから小太郎にかかった医療費入りの封筒を頂きましたが、それは頑なに受け取りませんでした。卒業生花音ちゃんのママさんからも一部頂いていたし、小 太郎は足が完治したわけではありません。キャリアの問題もあります。それに若くもないかもしれません。これからかかる医療費のことを考えると私としては受 け取るわけにはいきません。でも、お気持ちはありがたく頂きましたから♪
それから、昨日のクイズ、色々なコメントを頂きました(笑)。やつはすっかりいい気分です。答え合わせをしますから2~3日お待ちくださいね~♪
☆☆☆おまけ★★★
大事件が勃発しました(涙)。
今日、お子たちにお留守番をお願いしてチチと買い物へ出かけたんです。
買ったのはこれ↓
お子たちのおやつやオモチャ。
コロはおやつの時間が何より楽しみなんです。でも、おやつがなくなってしまった。べべナナリルは勿論のこと、ララやゴクウにもおやつを与えたい。優しいお父さんとお母さんは大雨の中、お子たちに食べさせるおやつを求め、車を飛ばしました。
なのに、
帰って来たらこの有様(驚愕)↓
なんと15万円もしたベッドのマットレスが破壊されていました……。
あり得ない。
犯人は証拠を残していました↓
黒い爪……。
あまりにハードにガリガリとお仕事を頑張ったため、爪の一部が綿に刺さっていたんです。
犯人は誰でしょう?(べつにクイズの続きじゃありませんからね^^;)
べべ。
ナナ。
リル。
コロ。
ララ。
ゴクウ。
ひとりひとりの爪を調べて突き止めました。
乞うご期待。
私はもう、寝込みます(涙)。
かつくん「最悪。ハハのお嫁入り道具なのにね。しかも、特注品なのにね。もうこんな高い物は買えないね。次はニトリかな……。まあ、それすらも当分先の話 になるだろうけれど。まったく、睡眠妨害だよね。でも、やっちゃったものは仕方がない。ちなみに犯人は怪我などを負ってませんのでご安心を。爪がポロっと 取れちゃっただけだから。
ONE!の寄付金の残額114,713円の中から小太郎の医療費の一部(36,820円)を出させて頂きました。これで残りは77,893円です。残りも 全額、保護犬猫たちの医療費に充てさせて頂きます。今までほとんどチチのお給料から払っていたから本当に助かります。ご協力頂きました皆さまに心より感謝 です。ありがとうございました。
Ⅹ132小太郎、どんどん甘えを取り戻してね。
もう一度人間を信じてくれてありがとう。
ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!
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ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
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