奴隷

Kさんの奴隷になることに決めました。

全くあの人は、私よりずっと年上なのに、その笑顔は少女のようで、誰に対しても愛情豊かで、丁寧で、あの人と出会えただけでも、神様に感謝しなくてはなりません。

いいえ、感謝すべきは神様ではなく、6年前、Kさんと知り合うきっかけを作ってくれた土手の犬達。財産って、お金や宝石を言わないのですね。家や車でもない。Kさんと出会った事は私の財産です。そして出会った犬や猫達が、私の財産です。

ババ(母)の店へ水曜・木曜お手伝いに行くことにしました。娘に来て欲しい母親、小遣いが欲しい娘。けれど愚かな娘にとって、傷だらけの野良猫が通う店は 億劫でした。うまく断る理由が見つからず、ババに押し切られて昨日からお手伝いを再開してクロに直面し、今日は夕刻あたりから、行きたくない病に悩まさ れ、軽い頭痛を催しました。

ババはお通夜へ出かけるので、私が行かないわけにはいきません。
6時に店へ着くと、裏手にクロへのお刺身が用意されているのが目に付きました。
ババは希望に満ち溢れている人間です。自分の周りにもいつも希望があると信じている。だから普通にお刺身を用意して、鼻歌を歌いながら出掛けることが出来る。あるいは、寿命の限り、クロにお刺身を与えれば、一種の自己満足に浸れるのかもしれません。

私はわざと、お刺身から目を背け、客席の方へ移動しましたが、病的に気になり、クロはまだか、クロはまだかと2分おきに裏手を覗き込む。待たないようにしながら、待ってしまったこと1時間、覇気の消え去った骸骨のようなクロが、静かにやって来ました。

又見てしまった。この姿を。又会ってしまった。今日になれば元気になってるとどこかで信じていたのに。やっぱりクロは、死に向かって急ぎ足で歩いていくのね。

お刺身に手をつけません。ムキになって鶏肉を切って与えました。
1口しか食べません。
食べれないなら早く消えてくれ、視界から居なくなってくれ、苦しすぎる。そう思う反面、クロがのそっと動くたび、何処へ行くの?だめよ、ここに居なさいとちぐはぐになる。

いつもより長居するクロ。店内の裏手に入って隅で小さく丸まっています。
帰ってきたババが手を差し伸べたら猫パンチ。ババの手から赤い血が流れました。
店内と言っても、入り口のすぐ傍。逃げようとすればすぐ逃げれる。
クロはいつだってそうやって出口を確保して、いつだって私達に腹を見せたりしない。

私はしばらくクロを眺め、病院へ連れて行くにはどうしたら良いかを考えていました。

無理に寿命を延ばそうとは思いません。ただ注射1本で楽になれる痛みなら、取り除いてやりたい。どこまでできるか分かりません。でもクロは食べたくて、い つも通りに生活したくてここにやって来る。それが痛いほど良く分かる。もう一度、美味しいマグロを食べれるように、お腹いっぱい食べれるように、私は病院 へ連れて行く決意を固めました。

クロにばれないように、違う出入り口から出て、クロが入ってきた入り口を瞬時に閉める練習を頭の中で重ね、店の裏手に閉じ込める作戦を練りました。それが うまくいったとしても広い店内。どうやって捕獲するかが問題になる。クロの性格を考えると簡単に捕まるとも思えず、又違う出入り口からいとも簡単に逃げて しまう姿が想像できて、頭を抱え込みました。全部の入り口を塞ぐことは出来ません。お客さんが出入りできなくなるから。

考え込んで違う部屋へ移動し、Kさんにアドバイスを貰おうと電話してみました。Kさんは非常に捕獲がうまい。もしかするといいアイディアがあるかもしれない。手短に用件を話すと、網を持って今から行くわ、と電話を切られました。

その言葉に安心感を得て、Kさんが来るまでの間、クロを店内に閉じ込めておくことに専念しました。気づかれないように反対側へ回って、出入り口の扉を閉める。

よし!!
うまくいった!!
以前この手で試した時は、クロのすばしっこさにやられたけど今のクロは前より鈍い。ドアを閉めたことに気がついて不機嫌な顔をしているけど、出口を探して暴れてはいません。

クロを閉じ込めてから5分。
大きな虫取り用風の網を持って、Kさんが店へ到着しました。
店の外でミーティング。網を持ったKさんをクロが見たら、どんな反応を示すかは知っています。だからこそ、失敗は許されない。何度も何度も話し合い、いよ いよKさんが入っていきました。表の入り口から入ったので、お客さんは大きな網を持つ姿に目が点。私は裏手の施錠をし、クロが暴れても外へ飛び出せないよ うにしました。

網を持って近づくKさん。
追い詰められたクロは、元気を振り絞って客席へ乱入。お客さんは皆驚いていました。

格闘は、Kさんの圧勝。女性とは思えない素早さと、適切なやり方で、クロを網の中に入れることが出来、網を袋状にロープで縛り、閉じ込めました。網が破れては大変、ということで上からシーツを被せ、そのまま近所の病院へ。

携帯で撮った汚い画像ですが、お店の裏側へ入ってきた時のクロ


写真だと綺麗に見えるかもしれませんが、実際外見はひどいものです。

網ごと診察を受けるクロ。


インターフェロン、抗生物質、ビタミン剤などを点滴してもらいました。


Kさんと相談して、今日いっぱいは入院させ、明日の午前中再度点滴を受け、クロが動きやすい夜に放すことに決めました。のみやダニがクロを包んだシーツに ベッタリとくっついていたので、放す直前にレボリューションもしてもらうことに。レボリューションなら、お腹の虫も駆虫できるので、フロントラインよりい いと思ってお願いすることにしました。

このままでは後数日だったといわれたクロ。緊張も手伝ってか、熱も非常に高く、鼻炎もひどく、悪い状態でした。たった2日の治療で何処まで出来るか分かり ませんが、生粋の野良のクロを長くいたずらに病院へ置く事は考えていないので、少しでも効果が出てくれることを祈っています。

クロは捕まるまで必死に抵抗しましたが、捕まると観念して、おとなしくしていてくれました。網越しにはじめて触れたクロの感触。傷だらけで肉がなく、毛艶など何処にも認められなかったけど、私は、私はとても嬉しかった。

Kさんは、クロちゃんは助けを求めていたのね、と帰り際に言っていました。
クロはあんなに抵抗していたのに、そう言われると、違うと否定できない。
助けを求めて、食べれないお刺身の横でいつまでも座り込んでいたのかもしれない。
ただ、傷ついても気高いクロは、人間の世話になんかなるものかと、意地を張っていたのかもしれない。あるいは、温かい手のぬくもりを知らなかっただけかもしれない。

治療にいい結果がついてくるかは分かりませんが、Kさんに深く感謝します。
私一人なら、間違いなくクロは捕まらなかった。
だから私は、Kさんの奴隷になることに決めました(笑)。

いいことを書いて油断していると何があるか分からなくて怖いのですが、ついご報告しちゃいました。

「昨夜すごいことがあったんだね。お客さんは目が点だろうね・・・。一応飲食店だし。ハハは何にも仕事せず、クロが捕獲できるまでそれだけを考えていたか ら後からババに怒られ、お店へ戻って仕方なく働いていました。そして深夜にビリー。久々に夜更かししちゃった肌に悪いと、今更そんなこと言ってます。

クロを病院へ連れて行ったことについては色んな意見があると思うけど、誰だって健やかに生きたいもの。ぼくはそう思います! ぼくは病院嫌いだったけどね。

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孤高の猫

今日は保護犬忠太とは関係のない記事です。忠太の記事は一つ下以降をお読みください。

来年の今頃、クロは多分居ないでしょう。
来年ではなく、もしかすると来月にはもう死んでしまう。

クロは孤高な猫です。

私の母がやっている小さな飲食店にお刺身を貰いに来るのを日課にしている野良猫。良く覚えていませんが3年以上は来店している、うちの常連さんです。過去 にひどい喧嘩の傷を何度も作ってはやって来て、私たちをひやひやさせました。捕まえようとすると、すごい猫パンチが炸裂して、唯一捕まらない子です。捕獲 箱にも入りません。どんなご馳走を忍ばせても絶対に入らない、筋金入りの根性の持ち主です。猫パンチが炸裂するだけなら、痛みを我慢すれば捕まえられそう だけど、クロは逃げ足も速い。生粋の野良猫です。

外見は、黒猫ではなく、亡きかつの様な黒白模様でお髭がちょこんとある感じです。
かつが生きていた頃は、良く冗談で「クロ」は本当は「かつ」で、かつのもう一人の人格、夜の人格なのではないか?と笑っていました。懐かしい思い出が、正直とても痛いです。

そのクロが、半分くらいの細さになって店に現れるようになったのはつい最近。
皮膚も顔もボロボロで、一見、クロだと分からないほどの状態です。

その姿を前に、何もしなかったわけではありません。状況を説明して、病院で薬を処方してもらい、お刺身に混ぜて飲ませようとする日々が続きました。でも、 クロはお刺身に薬が入っていることを察知して、どうしてもお刺身を食べません。そこで一度無理矢理捕まえようとしましたが、病んでも猫。きっとクロは、最 後の最後まで捕まらない猫です。

捕まえようとすると信頼関係が壊れる。その後数日は店へ来ない。そうするとますます衰弱する。だから無理に捕まえようとせず、薬入りのご飯を一口でも食べてもらえるよう、見守るしかありませんでした。

「クロちゃん来たよ。今日は一段と痩せてひどかった。薬飲まないよ。」

こういう内容で、ババ(母)が私にかけてくる電話が嫌で、私は最近、ババからの電話を嫌っていました。現実から目を背きたかった。ガリガリに痩せこけたクロが、あの頃のかつと重なって、猛烈に私を蝕んでいく。そして又、深い海へと堕ちていくから。

こんなこと、書きたくなかったんです。私はただの弱虫で、現実自分がどうもしてやれないことはあまり書かないようにしています。土手の犬だって、お散歩や 医療を担当している犬だって毎日のように私の懐に入ってくるけど、完璧に幸せにしてやれない微力な自分を、認めるのは悔しいし、書くと消せない事実にな る。だから必要以上のことは書かない。書けない。Delキーで、心の中までは消せません。書くことは、心に刻むことだから。

ここに書くことが出来るのは、消化したことや、消化しようと努力している事ばかり。私のことを、表裏がないとお褒め頂くこともありますが、実は、現実に起きている全部の出来事をここに綴っているわけではありません。

クロのあの姿を、私がどう消化できるというの?どう消化すればいいの?

救えない子が多すぎる。
それはいちいち、私の胸に留まり続けて、上からどんなに重い蓋で覆ってしまおうとしても、私を捕らえて刻んで、刻んで刻んで放しません。

必要以上に頑張っているクロに、頑張ってねとか、次生まれ変わったら又会おうね、と言うことは出来ません。生まれ変わりを信じる位なら、どの子にも最初か ら手を差し伸べたりしない。私は生まれ変わりは信じていません。信じたい気持ちはあるけれど、自分に都合よく信じすぎると、それをいい方に解釈しすぎてし まうから。

だからおしゃべりな私でも、クロにかけてやれる言葉は少ない。

クロのこと、書いているうちに、自分の中に傷が増えてしまった事に気がつきました。
クロはもっと痛いでしょう。
今日は薬抜きのお刺身を出しても、一口しか食べられませんでした。
お刺身だけではなく、ババが買った缶詰も、フードも、鶏肉も。何もかも。

代わりにそれらは、お腹を空かせた別の猫の胃袋に納まってしまいました。

クロのような野良猫は、驚くほど多く存在しています。
一部の有識者が行う不妊手術や餌やりだけでは、間に合いそうにありません。

書けない書けない、書きたくないと勝手な事を言いながら書いてしまった私から一言。
引越しや出産位のちっぽけな事で、飼い猫を捨てないで。
そして増やさないで。
飼う時は、買うのではなく、恵まれない子を家族として迎えてください。

日本を変えたければ、変えようと行動するしかない。
手を合わせて祈るだけでは変わりません。
例え一歩でも、確実に前へ進めばそれはやがて大きな波になる。
日本は必ず変わります。私は、そう信じて少しずつ頑張ります。

「その地域全てではなくていいと思います。自分が普段気にかけている、たった1頭の猫に避妊手術を施すだけで、それはすごく意味のあることだと思います。 メスは赤ちゃんを産まなくなるし、オスだって、メスをめぐって喧嘩する必要がなくなるから、怪我することが減るでしょう。捕獲箱を無料で貸してくれる団体 が幾つもあります。アドバイスもくれます。ハハで良かったら、ハハも幾らでもアドバイスはします。

ハハもブログには書かない事が多いそうですが、今まで沢山の猫を手術して来ました。だから今、ハハの近所は子猫が少なくなりました。他にも一つ地域猫をK さんと共に抱えていますが、そこにも新たな子猫は数年生まれていません。たった1頭の去勢で、不幸ないのちは減らせます。里親さんを希望する方が増えれ ば、ボランティアは捨て犬猫を保護しやすくなる。ぼくは、クロがそれを教えてくれている気がします。

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里親

昨日、私はある里親さんのお宅を訪ねました。

その方は、当然のようにペットショップでチワワを買い、ルルと名づけ愛情をかけ、本やネットでチワワや犬などの情報をチェックしているうちに、次第にペッ トブームの真相に辿り着きました。自分の中で、同情とも罪悪感ともつかない重い気持ちが芽生え、それは日に日に大きく育ち、何か出来ることはないかと真摯 に自分と向かい合い、私が保護している小型犬にお問い合わせを頂きました。彼女のお宅はマンションの規約で飼える大きさは限られてしまいます。1キロ台の ルルちゃんとの相性も考え、小型犬ならもう1頭幸せにしてやれるのではないか、と考えてのお問い合わせ。

私が保護している小型犬は他にご縁が決まっていたので、お渡しすることが出来ませんでしたが、その後も色々な里親サイトをチェックして、私が掲載した違う 犬にも再度お問い合わせを下さいました。2度目もやはり、先にお問い合わせを頂いた方とのご縁が決まってしまったのでお渡しできませんでしたが、彼女に飼 われる犬は、きっととても幸せになれるんだろうと確信していました。タイミングの問題さえなければ、私は確実に彼女に犬を渡していたでしょう。それ位、 素敵な女性でした。

2度目のお断りからしばらくすると、彼女から、愛護団体からチワワの成犬を譲渡してもらった。そして、雑種の子猫の里親にもなったとメールを頂きました。

猫も?

彼女の雰囲気から猫を飼うことが想像できなかったのですが(犬好きだとばかり思っていたので)なんだか温かいメールが嬉しくて、心が解れた気がしました。

ボランティアでお手伝いした団体のシェルターで出会った猫が可愛いから猫にも惹かれたけど、チワワを新たに譲渡されることが決まったばかりだし、躊躇する 気持ちを抱えてシェルターを後にしたそうですが、次の日道路で轢かれて死んでいる子猫を見て、決心を固め、シェルターへ電話したそう。だから今は元々飼っ ているルルちゃん、新たに入ったチワワのプリン君、猫のまめちゃんの3頭のママになっています。

左が成犬譲渡されルルママさんの子になった飼育放棄されたプリン君、真ん中が元から居るルルちゃん、右が想定外の猫、まめちゃん(笑)。


自宅のエステルームでくつろぐ元捨て猫まめちゃん


先住犬ルルちゃんは終始、後から入ってきたプリン君のお顔をペロペロ舐めていました。ルルちゃんはちょっと人見知り屋さんですが、プリン君は人が大好き。こんな可愛い子を飼育放棄するなんて、どんな人だろう、顔が見てみたいと思いました。

昨日、お会いした時に彼女が言った言葉が印象的でした。

「猫のまめを貰う時、私が里親さんになれば、まめの代わりの猫が1頭新たに救われるんだと思った。だから決意した。」

その通りです。

犬猫を保護された段階で「良かったね!幸せだね!」と喜んでくださる方がいます。確かに、保護した段階で、その子は殺処分や野垂れ死にからは免れる。彼ら の未来は保護主や団体の手に委ねられ、彼らは幸せを掴む切符を入手できる。どうしてもご縁にいたらない場合でも、その殆どが保護主や周りの人に引き取ら れ、家族として終生暮らすことが出来る。あるいは、シェルターなどに残って、人に手をかけて貰いながら余生を過ごすことが出来る。だから保護した段階で幸 せになれる可能性が高いのは間違いありません。

けれど、もし「里親」が存在しなかったら。

私を例に挙げてみましょう。

私がブログを始めたのは2年ほど前。保護活動を始めたのは6年以上前。ブログで未紹介の卒業生も多数います(殆ど猫)。ご縁に携わった数はざっと150を 超えると思います。150頭以上の犬猫を里子に出した私の家には現在5頭自分の子、1頭保護犬が居ます。もし今まで誰も里親さんになってくれなかったら、 今703号室には、少なく見積もっても156頭の犬猫が居ることになる。勿論、世話などは出来ないし、現実的には有り得ないことです。里親さんを希望して くれる人が居るからこそ、次の子を保護する勇気が生まれる。私だけではなく、どの団体も、どの個人も同じだと思います。犬猫を入れて→出す→又入れる→出 す、を繰り返しながら進めていくしか思いつきません。だから私の活動に、里親さんは必要不可欠で、何を今更、言うまでもありません。

「里親」と言う言葉が放つ偉大なる安心感、犬猫への約束された未来。そして深い愛。
それに擁かれ、私は微力な活動をさせてもらっていると考えています。

だから全ての善き里親さんを心から尊敬しています。
うちの卒業生に限りません。
音楽に国境がないように、どこ出身の犬猫であったとしても皆同じ。同じいのちだから。

ルルママさんのように、私の卒業生ではないけれど、犬の、そして猫の里親さんになった方が周りに沢山居て、もっともっと増えて欲しいし、機会があったらもっともっと色んな方とお話したいし、善のパワーを沢山頂戴し、それを自分の希望にしたい。

勿論、不遇な犬猫を自分で保護してそのまま飼った、という方も同じです。

愛しいいのちを擁いた腕。
その温かさを知る人。
そういう人が大好きで、そういう人と出会う為に生きていると実感しています。

それぞれのキャパがあるでしょう。だから数を無理やり増やしたり、出来ないことを頑張って自分を傷める必要はありません。限界は誰にもあるのですから。腕に抱いたそのいのちが確かなものならば、それが何よりだと思います。

日本に沢山の里親さんが溢れ返りますように。
犬や猫を飼いたいと思っている方が、全て不遇な子にその眼差しを向け、数ある選択肢の中から「里親」を選びますように。

あ、最後に私の個人的な意見ですが、良くタイミングなどの問題で数度お断りされ、その後ペット ショップへ行って犬を買う方が居て「どの愛護団体も、どの個人ともご縁がなかったから仕方なく犬を買った。」という方が居ます。買ってしまったのであれ ば、それ以上のことは何も言えません。その子が幸せになることを祈るだけです。でもせっかく里親さんになろうと決意したのであれば、様々な譲渡会、それか ら各自治体が運営しているセンターの「里親会」等へ出席すると犬猫を譲渡してくれる可能性が広がります。センターの子などは、殺処分を免れて譲渡用になっ ている訳ですから、より多くの善い方が里親に名乗りをあげれば、より多くの数の犬が「譲渡用」としてのニーズによって処分を免れることが出来ます。尚、セ ンターへ行ってその中から1頭だけを選ぶことなど出来ない、という意見も沢山聞きますが、殆どのセンターは「譲渡用」の犬舎と「殺処分用」の犬舎の部屋を 分けているから、自分が選ばなかった子がすぐ横で処分されるという事ではありません。あくまでも私が知る限りですので、例外もあるかもしれませんが、皆さ まが想像している環境での譲渡ではなく、もっと行きやすいようなイメージになっているのが殆どです。勿論、譲渡用の犬だって貰い手がつかなければ未来はな いでしょうし、譲渡会の裏手には処分される犬達の犬舎がひっそりと佇んでいるでしょう。でも、何も直接殺処分現場を見るわけではないし、その横を通り過ぎ て犬を選びに行く訳でもないので、どんどんお出かけになるのも一つの手だと思います。

沢山の里親さんで溢れかえる世の中になりますように。
弱者こそ守るべき存在だと、多くの方が今一度再認識できる日本でありますように。

すっかり長くなってしまいましたね(汗)。
脳みそが完全に腐り果てる前に、書いておこうかなと^^;

「ルルママさん、美味しい手作りのお昼ご飯、沢山のお土産ありがとうございました。

ルルママさんはハハと同世代だけれど、とても美人さんで、お家も綺麗、そして心がとても美しい方です。お家でエステを経営しているので、ルルちゃんプリン 君、まめちゃんとはいっつも一緒に居られてみんな幸せそう♪ そして今、自分の周りの方に、ペットショップへ行かずに、犬猫の里親さんになることを必死に 勧めているそうです(笑)。周りの方も、幸せそうにしている可愛いプリン君やまめちゃんを見て、里親っていいねって思ってくれるとぼくは信じています。

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未来に挑むメシ

今朝は嫌な天気でしたね。雨の日に家に居るとまったりできていい、と言う意見も何度か聞いた事ありますが、私はダメです。雨の日はテンションが下がります。大雨の中、早起きしてナナだけオシッコさせに外へ連れて行き、みんなのご飯を用意して身支度。

今日も私の通院です。最近通院の回数が増えてしまったので、犬猫達にお留守番させる回数も増え、出費も増えました(涙)。今飲んでる薬は1錠1000円以 上だし、行く度に検査だし、高速道路を使うので交通費も馬鹿にならないし、電車で行こうと思っても電車賃も結構しちゃうんですよね。おまけに副作用が色々 出て、その中で一番きついのが薬疹(涙)。首から肩にかけて発疹が出て、その為の薬も処方してもらっているので、薬も大量に飲んでるし、高いし^^;不経 済ですね。せめてガソリンだけでも値下がりしてくれないかな(願)。サリーマンの妻は足代わりに車を使うので、値下がりしてくれることを祈るばかりです(笑)。皆さまもそう思いません?ガソリン、高いですよね^^;

話はちょっと変わりますが、昨日おじがウコンを買ってきてくれました。生ウコンです。ババ(母)が摩り下ろしてくれたので、生のまま飲んだけど、あれって 何?ってほど苦いんですね^^;びっくりしました。体にいいから持って行けと言って沢山くれたので飲もうと思ってるんですが、主治医には「ウコンで肝臓が 余計悪くなった人も沢山居るから僕は勧めない」って言われました(涙)。どっちが本当?!でも私はおじがせっかく買ってきてくれたのでこれから少しずつ飲 もうと思っています。

病院でお留守にするのが怖かったのですが、思ったより早く帰れたので急いで犬達のお昼ご飯を作りました。猫のご飯も実は3回ほどトライしたのですが、ドライ以外どうしても食べません(涙)。だから今はキャラメルさんに頂いたヤラーをあげています。

「ぼきとあまたんは カリカリだけが すきでちから。」


余った食材で簡単に作ったのがこちら。


右に写ってるのは、一見粉チーズですが、実は乾燥した状態の高野豆腐を摩り下ろしたもの。栄養価が高いのでおじやに入れてみました。摩り下ろしておじやに混ぜることで戻す時間をカット。消化にも良さそう♪ おじやの具は、白菜、生鮭、チキン、それから小魚です。

野菜が足りない?と思ったあなた!

にんじんときゅうりは摩り下ろして生のままあげています。すりゴマ、鰹節、須崎先生の栄養スープのもと、オリーブオイル、キノコエキスもちゃんと入れています。

※にんじんやきゅうりなどの生野菜を与える場合には、レモン汁かお酢をちょびっと垂らしてくださいね ^^ 書くのを忘れましたが、ちゃんとお酢を垂らしています^^ そのまま与えるとビタミンを破壊してしまう恐れがあるようです。須崎先生の本にも書いて ありました。それを読んで、フムフムとその通り実行しているだけですが^^;

名づけて「限りある未来に挑むメシ」(笑)


誰にだって未来・時間は限られているから、その時間を少しでも伸ばせればいいな、伸ばす手助けが出来たらいいな、と思って作っています。だから不思議と疲れません。まあ、偉そうに書いていても所詮、冷蔵庫の残り野菜で作ってるだけなんですが^^;

それから、散々医療費が高いと嘆いていたのですが、こんなもんを買っちまいました。


べべの首輪。べべは暴れん坊だからすぐダメにしてしまうんですよ。これ幾つ目だろ。


オーダー品です。でも思ったよりお得でした♪


「可愛いでしょ?」 「うん、あたちもほしい。」


べべのような小型犬の首輪って細いものばかりだから、これは目立ちますよね^^


はい、べべ、こっち向いてー。リルにもクリスマスまでには買ってあげるからね!


太めのカウボーイ風の可愛い首輪。本当は水色が欲しかったんですが、べべのことだからすぐ真っ黒にしちゃいそうだし、かと言って黒とか茶色とかは男の子っ ぽいから(べべはよくオスですか?と聞かれます。里親さんでさえ、遊びに来て、べべ君!って言います・汗)無難に赤をチョイス。丁寧に話を聞いて作ってく れたのですが、届いたら飾りが取れていて、送り返して再度作ってもらった手間ひまの一品なんです。

このサイトを紹介してくれたのは、卒業生リュウの里親さんのまゆさん。とっても可愛いものがあるので気になる方にはURLを教えますよー。オーダーできるのがいいですよね♪次はリルのを、そしてナナの分もオーダーしようと思います。リルは水色、ナナは白かな^^ すぐには無理だけど。

☆☆☆おまけ☆☆☆

写真を撮ってる間も、小さい忠太はリビングで走りまくってます(汗)。


まりも?(笑) 1キロ児なのにお腹は既にメタボの域ですが。。。

「リル子羨ましそうだね。ナナちゃんなんて怒って出てこなかった(マジ)。べべの分しか買ってこないことに腹を立てて、呼んでも無視されたってハハが。実際ナナちゃんのオシャレ好きを知ってる方ならその様子を想像できるかな。

猫さんはカリカリが好きみたいだけど、犬は手作り食にはまってるらしい。その甲斐あってか?リルの血液検査の結果がとてもよくってハハ、嬉しそうに自慢し てたから。今日もランキングに参加しているので、良かったら愛のポチを押して応援してね~。そしていつも703号室に遊びに来てくれてありがとう。最近 teacupの不調でせっかく遊びに来てくれてるのに、見れないことが続いてごめんね。 かつくんより」

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忠太とのいきさつ

4月26日、又例の多頭飼い団地N宅で子犬が5頭生まれした。
24頭以上の犬や猫を無秩序に飼い、挙句の果てに近隣から裁判を起こされ、不衛生、汚いという理由でいじめに遭ったその子供達は不登校になり、福祉や子供支援センターが関わり、1年前に数頭がセンターへ送られ殺処分となり、残った数十の犬を私とKさんで里子に出しました。ももママちゃんにも子犬を2頭手伝ってもらったし、他の団体にもお世話になり、20頭近くの子がようやく巣立ったのに、最近では、武次郎とカフェがその家から又保護され、関わる羽目になりました。

そのN宅で、更に5頭の子犬が産まれてしまいました。
母犬は黒のパグ犬、名前はランちゃんです。
その、問題の一家は生活保護を受けている身で、団地で暮らしているのに犬猫を飼い続けてきました。母親は何かあるとすぐ手首を切る女性で、無理やり何かをすることが出来ません。子供達はそんな母親にベッタリ。虐待されているのに母親が大好きです。

1年前に、役所が無理やりその家の犬猫をセンターへ送って、私とKさんはそのことが許せず、役所とこれでもかという程喧嘩して、残りの子を殆ど里子に出し たけど、福祉センターが、手首を切ってばかりの母親の精神面を考慮して、特例で1頭だけパグ犬を飼育しても良いという措置を取りました。そうしない と、又手首を切るか、生活保護費で犬や猫を買ってしまうからです。パグ犬のランはいわば「人質」。犬だから犬質でしょうか。

でも、パグ犬1頭のはずだったのに、その後武次郎とカフェを団地内で見つけた役人が大慌て。いきなり3頭に増えているんですから驚いたと思います。そこで1年ぶりにKさんに再度連絡をして来て、武次郎とカフェを保護して里子に出して欲しいと頼んできました。

Kさんはその頃、具合が最高潮に悪かったのですが、断ると武次郎とカフェが殺処分されてしまうと危惧して一人で頑張っていました。それを知って私が関わり始めました。

1年ぶりに・・・。

武次郎とカフェは男の子です。生まれた子犬の様子からお父さん犬はカフェだと想像していますが、2月頃にカフェとパグ犬ランの間に子供が出来てしまい ました。私達にはパグ犬ランの不妊手術を約束したのに・・・。もう目からウロコです。ここまで書くと、じゃあ、1年前にあんたがパグ犬の手術をす れば良かったのでは?と非難されそうですが、パグ犬の所有権は元凶のN家。パグ犬には指一本触れられませんでした。その為、役所も交えて話し合 い、パグ犬を不妊させて残すという話になりました。

でも、結局パグ犬は不妊しておらず、1年経って子犬を産みました。
私たちはその事情を4月の後半には把握していたのですが、中絶が間に合わない時期なので、生ませてから取り上げて里子に出し、パグ犬の手術をさせる事を決めました。Nがなんと言おうともうそれしかない、そう決めて・・・。

4月26日に5頭生まれたそうですが、その日のうちに2頭死に、3頭が残りました。

母犬があちらの所有である以上、役所もこちらも全く手が出せず、又母親から離してしまうと死んでしまう恐れが大きいので、赤ちゃん達は皆N家に置いておく事にしました。

6月に入ったので、そろそろ3頭の子犬を保護して、パグ犬も手術させようと、Kさんが元凶のNに連絡を取った所、子犬はもう人にあげてしまったとか、 母犬の手術はやっぱりしたくないと嘘をついたり、ごね出したりして、説得するKさんの目の前で暴れだし、このままじゃ又手首を切られると思ったKさんは、 粘って粘って腫れ物に触るようにそっと説得を続け、その結果、ようやく子犬1頭と母犬のパグ犬ランを保護することが出来ました。

1頭の子犬についてはこちらで保護することが出来るのですが、母犬は手術&抜糸が終わったら又Nに戻さなくてはなりません。MOMOペットクリニックが抜糸まで預かってくれるのですが、病院へ連れて行った際、大量の血尿をして私たちを驚かせました。

検査の結果、血尿の原因は尿道結石。それも3cm大の凄い石です。
大巻先生によると、これは相当苦しいだろうとのこと。幸い、不妊手術と共に手術を受けさせる事が出来ましたが、再発の可能性が極めて高い。アフターケアが 必要だそうです。パグのランは全盲です。元々は見えていたのに、犬同士で喧嘩になり、目に傷がついてほっとかれた結果、視力を失いました。結石の原因 も恐らくばい菌が入ったせいだろうということでした。ばい菌だらけのあの環境だから、妙に納得してしまい、ランを戻すことを考えると不憫で今途方に暮れて います。福祉に相談したのですが、ランはN家に残した犬だから戻すほかないと言われ、このまま返さない手もありますが、そうすると残っている子犬2頭の保 護が完全に不可能になる。Nは子犬2頭を手放さないとほざいていますが、Kさんが粘り強く説得しているし、私たちは可能性を模索しているし諦めていませ ん。残った子犬はオスとメス。勿論手術は受けさせていません。だからこのままにしておくと半年後には2頭が交尾して大変なことになる。

ランを戻して信頼させて子犬を何とか引き渡してもらう他手がないのです。
ランを戻しても、子犬を引き渡してもらえるかは分かりませんが・・・。

私の説明不足で、この状況の何処までをご理解頂けるか、あまり自信がないのですが、とにかく今は八方塞がりです。

関係機関に電話しまくって昼間はあっという間に過ぎていきます。
でも何処に連絡を取っても、結局誰も動かないし動けないから解決にはならない。
Kさんの粘り強い説得だけが頼りです。私もNと話したいと思っていますが、Kさんに喧嘩になるから今はまだやめておきましょう、喧嘩はダメよ、と釘を刺されています。

三度Nに呪われてしまった感ですが、何とか頑張って色んな角度から考えて、出来る限り精一杯頑張りたいと思っています。子犬が保護できた暁には又ご報告させて頂きますね。

それにしてもこの問題、頭が痛いです(苦笑)。

パグにしては小柄の美人さん 手術を受けた全盲の母犬ラン。まだ入院中です。


母親ランと今の時点で唯一保護できた子犬


子犬は今703号室に居ます。


名前は忠太(チュウタ)にしました。


忠太は本当に小さい子。


私の足(22cm)ほどの大きさしかありません。


703で一番小さいほほが巨人に見えます(体重差は5倍)


あまりにも小さいので、ほほも犬とは認識せず、普通に振舞っています。

ああ、私の腕にいだかれて、寝息を立てる小さな犬よ、お前はどの程度のことを知っているの?

何処までも狂ったこの世の中の不条理や、それに挑む私達の気持ちや、お前の兄弟が置かれている状況、お前を生んでくれた母親の痛みを、いったい何処まで知っているの?

お前がお腹にいると聞かされた時、即座に中絶をと考えたこの私が、今お前を抱いて体温を分け合っている、おかしいね。でもいのちって尊いね。お前のような 犬や猫が、罪もなく生きていた犬や猫が日々どれだけ犠牲になっているか、私はお前より少しだけ知っているよ。だからチビちゃん、お前が生まれて来ること を、素直に喜ぶことが出来なかったの。

ごめんね。でも今は嬉しいよ。生まれて来てくれてありがとう。おめでとう。

小さなお前と私の出会い、これは間違いではないよね。
だから頑張るよ。頑張ったらきっと叶うよね。
私の願いは叶うよね。

「説明が下手なのに長くなってごめんなさい。根が深い問題って本当に嫌だね。もううんざりだって。今ハハは眠る前に気を静めるためにフラワーエッセンス入りの温かい飲み物を飲んで、眠りにつくんだって。そうすると気分が落ち着くって。

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703号室かつくん&なな

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