※blogを連続更新中! 遡ってお読みください。
はじめてきみたちと会ったのは5月17日、emi-goの病院のケージにて

甘えた声ですり寄り、人を信じて疑わない黒猫の星太郎(せいたろう)と

星太郎の奥に隠れていた黒白猫の月太郎(つきたろう)

ふたりはきょうだいかな? 似ているけれど、対照的な気もしたよ。

星太郎も月太郎も未去勢。1歳に満たない若さなのに毛艶の悪さと痩せ方がひどかった。保護されてここにいるってことは、あまりいい暮らしじゃなかったの?

「初診の、若い……たぶん20歳くらいの女の人が2匹をうちの病院に連れてきたんですよ。治してくれと言って5000円置いて帰りました。黒白の方は足がぱっくりで血だらけだったんです。事情を聞くと“いっしょに住む旦那がやった”と」

「へえ。刃物?」
「カッター、だろうって」

「傷口がかなり深かったです」

「もとは夫婦で3匹飼っていたらしいのですが、最近1匹は奥さんの実家に避難させたんですって。身動きの取れないケージに3匹を押し込んでいたらしく、ケージに足が挟まっているまま強引にケージを閉めたり殴ったりの毎日だったと」
「猫たちが狭いケージの中で水をこぼすのがウザいということで、旦那の命令で水をフードにぶっかけてあげてたらしいです。2匹とも痩せてますよね?」
「そうなんだ」
「事情を聞いたら絶対返せないので、所有権を放棄する書類にサインをするよう女の人を説得して、2匹を病院の保護猫にしました。田辺さん、要ります?(笑)」
emi-goとそんな会話をしたのを、横でじっとと聞いていた月太郎

えらいねえ。逆境に負けずよくがんばった。

足、痛かったでしょう?

ビクビクの毎日は悲しいよね。迎えに来るから待っていてね。

emi-goも言っていたけれど、月太郎も星太郎も殺される前でよかったと思う。

じゅうぶんな運動ができなかった月太郎と星太郎は、筋肉の発達が中途半端で歩き方がおかしかったよね。動きたい盛りなのに窮屈に育ってかわいそうに……

月太郎と星太郎の未来を考えていたら私の中にふたりの顔が浮かんできたの。
仲がいいときもあるけれどケンカも絶えない2匹は、同じ家でなくてもいいと思った。星太郎は卒業生天音&ほたるの里親もりよさんに預け、私が譲渡をする。

私の保護猫を預かりたいと話していたもりよさんは快諾し、病院まで星太郎を迎えに来てくれた。星太郎のご縁探しのために、預かり日記もはじめてくれた。

月太郎は私が703号室に連れて帰り、家猫としての自由な暮らしを経験させる。

そしてamalさんに託してみる。

先住猫ローズちゃんがいるので、2匹目を迎えるにあたり慎重になっているけれど、amalさんは前から703号室の里親になりたいと仰っていた。

月太郎のことを話したら、「会いたいです」と、すぐに予定を組んできてくれた。

月太郎、amalさんとなんのお話をしていたの?

ローズちゃんが月太郎を受け入れてくれるかは正直未知数だけど、グイグイ前に出る星太郎よりも一拍控えめな月太郎が私はamalさんのお宅に合う気がした。

相性は暮らしはじめないとわからないから、むしろ気楽な気持ちでやってみようか。うまく行ったら儲けもん、位の。amalさんは真剣で誠実な方だけど、肩に力を入れずに、とお願いした。もしどうしてもダメだったとしても、amalさんが月太郎のフォスター(預かり)になってくれたら、私もその間に保護猫黒真珠の募集ができる。何ごとも前向きに捉えていきたいよね。

amalさん、おみやげとお家の間取り図の持参をありがとうございました。

amalさんの愛猫をめざして、月太郎は現在我が家でいろいろな経験を積ませています。

amalさんと月太郎は雰囲気が似ているのでこの度私から声をかけました。

この時点でブログに詳細を書いていいものか悩みましたが、amalさんと相談して全部を綴ることにしたのです。あたたかく見守ってくださる皆さま、応援してくださる皆さまに、ご縁がうまくいくことを祈ってもらえたらうれしいです。

月太郎は7月初旬にうちからamalさんちへ移動します。
いいご報告ができるよう、amalさんと力を合わせていきます。
私は死地を生き延びた月太郎と星太郎を幸せにしたいです。
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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