もふもふトリオ(まう、モーリス、マイキー)

12月6日、東京に3頭の仔犬たち「もふもふトリオ」がやってきました。

 

 

もふもふ譲渡祭を開催しようとemi-goと共に発案したことを、幾度となくほんのり後悔するほど自分も周りのスタッフの方々もヘトヘトですが、3頭の仔犬たちと出会ったことで一気にマイナス思考が払拭された気がします。

 

 

この3頭の命を繋いだことに深い意義を感じているからです。

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もふもふ譲渡祭をやらなければ3頭の存在を知ることすらありませんでした。

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いろんな方のいろんな思いと関係性のもとに成り立った奇跡的な保護なので、詳細についてここで深く触れることはできません。しかし里親になってくださった方にはきちんとお話をさせていただこうと思っています。ひとついうなら、この子たちは、SNSなどに写真が拡散され「緊急です」「助けてください」の文言で人目に着く場所にいる犬たちではなかった、ということ。

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この子たちは山口県の出身ではないのですが、命を繋ぐために水面下で山口県のaiさんが積極的に動いてくれました。東京のボランティアの方、現地のボランティアの方も必死に……関係者の皆さまを尊敬し、心より感謝しています。

 

 

さて、過去の話はもう終わり!

 

 

もふもふトリオは生きるためにこの世に生まれてきました。

 

 

そして明日を向いています。私どもは「彼らの未来への動線をスムーズにする」のが役目なので、精いっぱい楽しみながらアンカー探しをつづけていく所存です。

 

 

もふもふ譲渡祭(譲渡担当)かなちゃんを乗せ、羽田空港までドライブ

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子犬たちを受け取るための諸手続きはかなちゃんがやったのです。

 

 

車内では当日の打ち合わせを。大師前どうぶつ病院と私のみならず、今回は「個人」の数名の保護主さんが自慢の保護犬猫たちを引き連れて参加します。

 

 

保護主さんが多いため、事前にどんなに詰めたとしても当日はバタバタが予想されますが、そこはご容赦ください。そしてご来場の皆さまにお願いが。緊張しているであろう参加犬猫たちの前ではなるべくお静かにしていただければ幸いです。もちろん、そっと話しかけたり笑いかけたりはぜんぜん大丈夫! 大声を張り上げ、部屋を走りまわる、はお控えくださいね(しないか^^;)

 

 

「触れ合ってみたい」

 

「だっこしてみたい」

 

「立ち話ではなく、前向きに、くわしく話を聞いてみたい」

 

 

とお考えの方のために、着席できる個室(お見合い部屋)をひとつ用意しているので、必要でしたらお声がけください。個体の体調や様子を見ながらご案内します。

 

 

ちなみにこの度子犬たちは参加しますが、子猫はいません。保護主さん方が珠のように愛でている「成猫」が中心となります。成猫にもぜひ終の棲家をください。一頭ですが、成犬もいます。黒ベースのかっこいい被毛をまとった子ですよ。

 

 

本来はブログで全頭紹介するつもりだったのですが、生活していくためになるべく仕事を入れています。家ではお子たちの世話を優先させたいので、参加犬猫のプロフィールはもふもふ譲渡祭のtwitterまたはインスタをチェックしてくださいね♡

 

 

おっと。大きく脱線。もふもふトリオに話を戻さなければ……

 

 

空港到着

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警備の方に子どもと間違えられたかなちゃん(成人しています)。

 

 

ふたりでクスクス笑いました。そういえばかなちゃんと私は約ふたまわりちがうから私の子どもでもおかしくないか。私が最初に空港に犬を迎えに来たのはおよそ14年前。沖縄から来た保護犬でした。それ以降、沖縄から数回犬を迎えた記憶があります。

 

 

まずは受付を済ませます。

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待ち時間にaiさんとのラインをチェックするかなちゃん

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「山本さん(emi-go)や田辺さんのように、いつか私も年下の方たちに保護譲渡をちゃんと教えられるような人になれるか……心配です」

 

 

とぼやいていたかなちゃん。ありがたいですね。私は本音で答えました。

 

 

「なれるなれる。有能でまじめでやさしいかなちゃんは、絶対になれます!」

 

 

来た来た♪

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子犬にはさわりませんが、感染症対策として念のため手袋をはめて

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さあ、行こう!

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ドラッグストアで買った猫砂の袋を誤って破いてしまったトランクはひどい状態ですが、皆さまにスルーしていただけるとうれしいです。近々掃除します。

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車内で書類に目を通すかなちゃん。仔犬たちはすでにパルボ検査を一度終えています。でも、念には念を入れたいので、地元へ戻ったあと、完全隔離の空間で再検査

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結果は全員陰性。犬舎に入れる前、汚れを取るために軽くシャンプー

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着いたそうそうかわいそうだと思われるかもしれませんが、うんちがついていたので清潔にしたほうがいいのです。病院にはほかの犬猫たちも暮らしていますし。

 

 

手際のいいかなちゃんに洗われる子犬一頭目

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二頭目

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三頭目

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ほかの子たちを洗っているときの「待ち」の写真

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「ぼくたちになにをするのですか!」

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野犬の仔犬とあって、ビビり度がすごい(汗)。

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だいじょうぶだいじょうぶ。いじめたりしないよ?

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この子がいちばん臆病です。

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ドライヤー担当は私。ドライヤーに程よく近づき、胸に抱いてタオルでゴシゴシ。トリミング用の大型のドライヤーのおかげでほぼ瞬時に乾いていく仔犬たち

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ふふ。子犬巻きの完成~

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きみはモーリスだって。かなちゃんが仮名を考えてくれたよ!

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この時点では、この女の子が703号室に移動するはずだった「まう」ですが……

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翌日迎えに行くと、「みんなで話し合った結果、田辺さんには白っぽい男の子をお願いすることにしました」だって。えー、うちに来るの、あなたじゃないの?

 

 

 

この子がうちに来ると思って、写真を多めに撮ったのですよ。

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交換の理由は、白っぽい子が兄妹の輪を微妙に乱すことと(笑)、臆病な3頭の中でも特に臆病なので、兄妹への強すぎる依存性を敢えて取ろうとのこと。

 

 

だから女の子はマイキーちゃんという名になり、病院残留組に……

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そして女の子が来ると思って「まう」という仮名をつけた私は、このビビり男子を「まうくん」と呼んで、今いっしょに暮らしています。

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モーリス、マイキー、まう……偶然にもみんな頭文字が「M」だ!

 

 

ん?

 

 

そういえばもふもふ譲渡祭の頭文字は?

 

 

M!

 

 

名づけのとき、かなちゃんも私もまったく意識していなかったのですよ。

 

 

ううう。なにか運命を感じずにはいられません(鳥肌)。

 

 

余談ですが、私はまうくんにはすでに狂犬病注射を受けさせています。院長の中島先生と相談してやっているのでご安心ください。病院のモーリスとマイキーは混合ワクチンを優先。どちらが正しいかといえば、どちらも正しいと思います。狂犬病予防注射を先にすれば1週間置いて一度目のワクチンが打てます。ビビり犬のまうくんの社会化(お散歩デビュー)をなるべく早くさせたい私は、迅速にすべての注射を終えるほうを選択したのです。

 

 

混合ワクチンを合計2回打ったのちに、まうくんはお散歩デビューします。

 

 

それまでは703号室内をチョロチョロ走りまわってもらいます。

 

 

メル子に並び、まうくんももふもふ譲渡祭に出ますので、どうかお見知りおきください。

 

 

兄妹のモーリス、マイキーもどうぞよろしくお願いします。

 

 

長くなってごめんなさい。読んでくださりありがとうございました。

 

 

LOVE

 

 

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