実葉を保護したのは昨年の秋
ブログで皆さまに紹介するため、急いで仮名を考えなければならなかった私は、目を閉じながら自分が今しがた会ってきた猫の姿を想像してみました。
傷ついた小ぶりの体
三毛模様と汚れ具合から私が直感的にイメージしたのは、「落ち葉」や「枯れ葉」
季節的な印象も含めていたかもしれません。
でもなあ・・・・・・
「落ち葉」や「枯れ葉」には命の息吹がない。縁起のよさも感じられない。
そこで逆にしてみたのです。
葉が枯れるのではなく、実る、はどうだろ?
葉が実ると書いて
「実葉(みは)」
若々しい。未来を感じる。
「あなたはまだまだこれから」
希望をたっぷりこめて、いえ、詰めて、猫を実葉と名づけました。
「タナベさん そうなんですか?」
はい。
幸せになってほしいとか、幸せにしたいとか、なんていうか、そんな単純なことじゃなかったんだよね。うまく伝えられなくて申し訳ないけれど、実葉を見たとき、ドロドロと私は悔しかった。
実葉に降りかかった理不尽のすべてにうんざりで。
と同時に、実葉に強い意志を感じた。
振りかえれば実葉ははじめからシンプルだったよね。
「死ぬまで生きる」
実葉側の明快なメッセージを、出会った瞬間私は実葉から受けとった気がしたの。
「そんなの 生き物として あたりまえじゃないですか」
うん。
実葉には生の樹木のいちばん太い枝に連なって
一体となって
空に向かって不屈の葉をなびかせてほしい。
青くはじける頃をすぎ、赤く染まっても、黄金色に輝いても、最後の一枚になるまで
そこに残って、しぶとく、しぶとく。
「タナベさん どうしたんですか? 今日はおかしなことを口にしてばかりで・・・・・・」
もう、むぎゅっと抱いて潰してしまいたくなるほど、めちゃくちゃにかわいい。
実葉が好きだよ。
その存在がタナベさんにはたまりません。
「へ?」
わからないんだろね。
わからなくていいです。
ただ、こんなに好きな相手の生の樹木を見つける大役に、私の心は満たされています。
実葉ありがとう。
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