山口えい吉くん

長年応援してくれているソウルメイトのMWさんよりほほへのお悔やみが届きました。ほほをまるで人間の息子のように扱ってくれて……感無量です。

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心あたたまるお手紙も拝読しました。MWさまありがとうございます。ほほが生前大変お世話になりました。ほほともどもありがとうの気持ちでいっぱいです。

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さて、本日は新星えい吉の紹介です。

 

 

ほほの追悼動画を作ってくださったジャーナリストの山路徹さんが仰ったひと言がえい吉の運命を変えました。ある方から山路さんの会社宛てに「殺処分間近」のえい吉の情報が添えられたメールが送られてきたんだそうです。

 

 

「ほほちゃんは幸せな子ですね。ほほちゃんの動画作っていて思ったんだけど、一方で健康な身体なのに殺処分されていく猫がいるんだもんなあ。たまんないなあ……」

 

 

山路さんはえい吉の写真が忘れられなかったようで助けてやりたいと話していました。そのときおこがましいながらも「私にはできる」と思ったんです。

 

 

※画像はお借りしています。

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※えい吉を含め画像に載っている3匹の猫たちは全員殺処分を免れました!

 

 

幸いemi-goの病院は山口県で殺処分寸前の子犬たちを引き取って家族募集をしているので情報を得やすいし、協力してもらえる。早速私はemi-goにいろいろ聞いてみました。

 

 

その後、直接現場で動いている山口県のaiさんとのやり取りを経て私は「牛くん」と呼ばれていたえい吉を空輸してもらい、emi-goの病院へ運んだのです。

 

 

山口市の保健所にいた頃のえい吉(写真はaiさんより)

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aiさんは山口県で個人で保護譲渡やTNR活動をする傍ら保健所に収容された犬猫たちが殺処分施設に行かないよう、流れを食い止める活動をしています。

 

 

話をしていてaiさんの意識の高さや理知的なお人柄に驚きました。頭脳明晰なaiさん。自分がしていること、したいこと、できること、できないことを端的にムダなく説明する能力に長けた方です。

 

 

私「aiさんは山口市の保健所にはどの位の頻度で通っているのですか?」

 

aiさん「施設がお休みの土日を除いて収容された猫がいればその都度必ず行きます」

 

aiさん「去勢手術や医療ケアは一切していませんが、大丈夫ですか? また空輸代金は里親さん(私のこと)の負担になりますが大丈夫ですか?」

 

私「医療ケアはこちらの責任で行います。猫は第三者へ譲渡しますがいいでしょうか? 空輸代金はもちろん支払います。ちなみにおいくらでしょうか?」

 

aiさん「6000円弱だと思います。キャリーケースや備品込みの値段です」

 

私「わかりました。ではすぐに振り込みます」

 

aiさん「空輸の手配は私か個人で活動しているほかの方が行いますね」

 

 

個人……すごい。個人の集合体がいるんですね。個人と個人が手分けして助け合い、山口県で結果を出しているのを知り、大きな勇気に繋がりました。

 

 

そして正直、金額の安さに仰天です。手数料や寄付などの余分なお金が乗っていないんです。本当の実費。犬猫の保護をしている私にはわかります。なにをするにもお金がかかるこの社会で空輸の実費だけで活動が賄えるもんか(笑)。aiさんたちは少なからずポケットマネーを持ち出しているはず。

 

 

遠く離れた山口県で純粋に個人活動をしているaiさんは私にとって目から鱗でした。

 

 

日本は捨てたもんじゃない。素晴らしい人々も大勢いる国ですよ。

 

 

ANA便で一時間半の空の旅を無事に終えた山口えい吉くん♡

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空港で会うなり「シャー」だって^^;

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去勢手術や医療ケアをするためemi-goの病院にしばらくお世話になりましたよ。

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大好物のちゅーるを食べているとき以外はたいがい不機嫌であちこちでシャー&パンチを披露しています。山口県にいた頃もみなさんずいぶんシャーされた模様です。

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実際来るまでえい吉の年齢、病歴、性格はまったくわかりませんでした。

 

 

でも私はえい吉がどんなものを持ってきたとしても、それはえい吉の持ち物だから、えい吉の持ち物をたいせつにしていこうと決めたんです。

 

 

この縁のどこかにほほの存在を感じられることも私にとってはありがたい。

 

 

MIHOさんがプレゼントしてくれたえい吉の大好物で仲よし作戦をはかっています。

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えい吉のハウスは面積を広く使えるようにしてあります。

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ふだんは自分のポリシーで近所の猫を優先的に保護するようにしていますが、たまには例外があっても楽しいですよね。えい吉、ウエルカム♪

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ウイルス検査の結果、えい吉はFIVキャリアでした。そして正直まだ今は怒りん坊です。ぜんぶえい吉の持ち物ですから、まるごとをだいじだいじしていきますね。

 

 

えい吉の憧れはぽっちゃりリタ嬢

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リタに向かって夜な夜な愛を叫ぶえい吉、想いは実るのでしょうか?

 

 

「知らね」

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では皆さま、山口えい吉くんをよろしくお願いします。山路さんがかわいいイラストを描いてくださったので紹介OKの許可をいただいたら載せます。未来の家族には額に入れてプレゼントします。

 

 

PS aiさんみなさん、こんなにかわいい子を守ってくださりありがとうございました。一生懸命丁寧にえい吉を磨いていきますね。

 

 

日本全国の「えい吉」に活路が開かれますように。

 

 

LOVE♡

 

 

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ほほを運ぶ下準備

週末チチと私は大巻先生の病院へ

 

東大病院の診察を控えているほほの紹介状をもらってきたのです。

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チチが空腹を訴え機嫌が悪くなってしまいそうだったので、大巻先生の病院の近くのカフェでブランチを取ることに。チチさん、すみませんね^^;

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その後、東大病院まで下見に。

 

移動時にパニックを起こすほほですから、事前に把握できるものを把握し一秒でも迅速に円滑にことを運びたいです。チチも不安だったようで嫌な顔をせずつきあってくれました。

 

 

おお! ここかあ……門構えが立派です。

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守衛さんに開けていただき実際車で入ってみました。

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ほほはがんばれるのかな?

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行くと決めてから、いやその前からお母さんはもうずっとドキドキしています。

 

ほほを無事に連れて帰ることだけをイメージしながら明日を迎えましょう。

 

そしてもし、通院や検査に無理があると感じたらどの時点でもUターンする心構えです。

 

 

そういえば……長女の私としたことが!

 

ほほのことが心配すぎて「母の日」を失念しました。

 

電話で母に謝ったところ、予想以上に悲しげだったので翌日会社帰りに花屋とケーキ屋とコンビニに寄ってささやかギフトを準備。

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花とケーキとクオカードを贈りました。

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こう見えても私は意外と親孝行です。自分で言っちゃうあたりがイタイけどね。

私は自分の生活を節約してでも母関連のイベントをケチったことはありませんでした。

ですが今回の母の日はちょっとショボかったです。

ほほの医療費が家計を圧迫しているからこれでも精いっぱい。

 

うちの母親は「気持ち」だけでは満足しないタイプなので素直に謝りました。

いろいろがんばって余裕ができたら食事にご招待することでお許しを得ました^^;

 

中間管理職のような立ち位置で非常に生きづらいです(汗)。

 

ほほの通院はマイ太郎さんがつきあってくださいます。

ひとりが運転でもうひとりはほほのお世話係です。

我が家のことなのにご自分の家族のように心配して仕事を調整してくれました。

天音のことでもお世話になっているのに。

どうやってご恩をお返ししたらいいのでしょう。

 

見守ってくださる皆さまがたにも感謝いたします。

 

すべてがうまくいきますように。

 

 

 

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