今日息抜きのつもりでフェイスブックのタイムラインを見ていたら、猫をドラム型洗濯機に入れて回す画像が流れてきました。虐待した人間が直接流したのではなく、「こういうの許せない!」という方が記事にしたのです。
その猫の形相が忘れられず、私は吐き気を催しました。心臓が痛かったです。
私が目の当たりにした画像は氷山の一角なんでしょうね。
私はよく、犬猫の保護譲渡を「だれにでもできる活動」と書いています。
しかしそれは「真剣に取り組めば」だれにでもできるという意味です。
疲れたら目の前の一頭でやめてしまえばいいと思います。
けれど、関わった一頭は妥協せずなにがなんでも幸せにしなくてはいけないですよね。
私は今、自戒を込めて綴っています。
犬猫を保護している方は、希望者さんをよく見極めてください。
三味線業者、虐待する人、犬猫とは暮らせないほど起伏の激しい人、経済的に完全に破綻した人も犬猫をほしがります。みんな善人の仮面をかぶってやってきます。
「期日がない。困っている。だれでもいいからもらってくれ」
「この縁話を逃したらもういい話が来ないかもしれない」
保護主のその弱みにつけこまれます。
ご自身が保護動物を見下げてはいませんか?
“この子、だれももらってくれないかも……”
焦る心を敵に見抜かれ、悪魔が善意に扮して寄ってくるかもしれません。
実際、本当のことをお話しましょう。
私の保護動物への問い合わせの中には、相当なレベルで怪しい人間も多数紛れ込んでいます。ときに鳥肌が立つような不快で不気味な思いをしながら石橋をたたくような活動をつづけています。はじめからすばらしい里親さんだけが私のまわりに集まってくるわけではありません。
私は「譲渡」までに何重もフィルターをかけています。
譲渡後のトラブルに備え自分にできうる最大限の考察も怠っていません。
多角的、客観的、包括的に物事を考えるよう心がけています。
感情的になりすぎず……むしろそのときの私は、驚くほどドライかもしれません。
だれにでもできる活動ではありますが、真剣に精査すべきところがあるのも事実です。
人を見抜く自信がない方は、どうぞ保護活動をしている方に一緒に考えてもらいましょう。
せっかく保護した犬猫たちを虐殺されるのはあまりにも不幸です。
人を疑うのはよくないです。
けれど、犬猫の譲渡に於いては「人への過信」こそをもっとも警戒すべきだと思います。
人のメールや言葉をそのまま信用するのではなく、人の背景になるだけ焦点を当てましょう。
その人の背景と言動に著しい矛盾が出る場合は注意が必要かもしれません。
多いとか少ないとか、保護した頭数は関係ありません。
保護した子たちの未来に責任を持てる方が「デキる保護主さん」だと思います。
わかっているような顔をしてえらそうに生意気を申し上げました。
気分を害した方がいたらごめんなさい。
でも、世界すべてが明るいわけではないので気をつけるべきことを気をつけたいですよね。
幸せになれる子が増えますように!
保護動物たちの旅立つ先がスイートホームでありますように。
LOVE!
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