お待たせしました。
皆さまをごましおの新居へご案内します。
トライアルへ向かう車内のごましお。大物の佇まいで落ち着き放っています。
さすが! この子の精神は大概のことではビクともしません。
ごましおの里親に名乗りをあげてくださったのは、マイ太郎さんの卒業猫瑠璃ちゃんの里親さん。実は約1年前の瑠璃ちゃんのお見合いに同席させてもらった私は、里親さんの環境やお人柄をよく存じ上げていました。
理知的、温和、そして責任感の塊のような女性です。
里親さんは基本的に在宅でお仕事をされているので留守はほぼないのですが、瑠璃ちゃんを家族として迎え入れてからは出張などもキャンセルするほどに。
どうしても断れないお仕事で1泊家を空けたときは、鍵を預けている後見人のKさんに「万が一、自分の乗った飛行機が墜落したらこうしてほしい」とまでお願いしていたそうです。
Kさんがこっそり教えてくださいました(笑)。
里親さんは瑠璃ちゃんと毎晩1時間以上の猫じゃらし遊びを欠かさず、常時溢れる愛情で接しています。瑠璃ちゃんは幸せという一語では足りない位満たされたお嬢さまになりました。
「こんちは。あたちが瑠璃よ」
ひろーいお家の中を走りまわる瑠璃お嬢さま!
2匹目の家族としてごましおを検討してくださったのがいきさつでこのたびのご縁となりました。
マイ太郎さんが里親さんにごましおをすすめてくださったのですが、里親さんはすでに703号室ブログでごましおを見てかわいいと思っていたようで、話がトントン拍子に進んだのです。
ごましおを自分の保護猫のように考え動いてくださったマイ太郎さん、うちのブログを7年も読んでくださっている瑠璃ちゃん&ごましおの後見人Kさんにも深謝します。
1年ぶりの瑠璃家。1年前は1年後にごましおを連れて来るなど夢にも思いませんでした。
ご縁って本当不思議ですね。瑠璃ちゃんが使ったケージを今度はごましおが使います。
ごましお、後見人Kさんに撫でられています。
Kさんはご自身も元保護犬&元保護猫と暮らしています。我が家のさぶが大好きだそうで、さぶのポストカードの詰め合わせを買ってくださいました。ありがとうございます。
掃きだし窓には頑丈な脱走防止パネルが
整理整頓された明るいキッチン(ごまー! いたずらだめだからね)
桜色の猫トンネル
あちこちに無造作に置かれている防寒対策
爪切り時に野生化してしまう瑠璃ちゃんを抑えるための? 猫カラー
今回新しいカメラ持参で伺った私。林家パー子のごとく撮りまくりました^^;
ごま、ここはいろんなグッズが揃っているね。
ごまが入っているドームベッドもふんわりしていていいねえ!
やさしい里親さんに抱かれて
お世話になったマイ太郎さんもなでなで
ドームベッドの中でちまっと
この日は女子会も兼ねていたので人間たちはティタイムを楽しみました。
上品な食器で
おいしいケーキ
お茶
フルーツを堪能しながら猫の話に花を咲かせる至福のひと時♪
「あたち主宰の女子会へようこそ」
「みんなくつろいで行ってね」
瑠璃ちゃんありがとう。そうさせてもらうね。
と、ここまで普通に上機嫌だった瑠璃ちゃんですが、このあとケージ内のごましおの存在に気づいてしまったのです。
「およ?」
「ん? クサイ! なんかいる!」
「ママー! だれこれぇ? うちは男子禁制よすぐに追い出して!」
なんて、ほっこりのセリフをつけてみたのですが、実際の瑠璃嬢の怒りや戸惑いは私たちの想像をはるかに超えていました。
大げさ抜きに私の譲渡活動で接してきた「先住猫」の中で一番すさまじかったです。
聞いたこともない唸り声でケージにのぼり、ドームベッド内のごましおめがけ飛び、叫び、膨らみ、手を入れてパンチするを繰り返しました。
その場にいた全員が閉口するレベルの瑠璃嬢の野生ぶり。
半端なかった……お見せしたいのですがパー子の私にも写真を撮る余裕などなくて。
途中、マイ太郎さんがなだめ一度我に返った瑠璃嬢ですが
またすぐに臨戦態勢に……
いつもは先住さんと別の部屋からスタートするようお願いしますが、今回はそこまで考えなかった私の見積もりの甘さが招いた事態です。
自分の中の瑠璃ちゃんのイメージが子猫のままで。
心身ともに成長した瑠璃嬢に自我が芽生えるのは当然の話。保護主として配慮に欠けていたことを猛省しました。瑠璃ちゃん、驚かせちゃってごめんなさい。
怖いのはごましおだけじゃないもんね。瑠璃ちゃんだってどうしたらいいかわからなくなるよね。
瑠璃ちゃんが怒っている間中、ごましおはハウスの中で静かに過ごしていました。
この子は自己の問題を解決する能力に長けた猫なのです。
そのときの顔が、また仏様のようで。
私は心の中で何度も繰り返しつぶやきました。
「だめだったらいつでも帰っておいで。がんばり過ぎない程度に、ごま、がんばれ!」
そして興奮状態の瑠璃ちゃんを一瞬別室に隔離してもらい、ごましおと記念撮影
マイ太郎さんが作ってくれたクリスマスシュシュをつけたハンサムなごましお。いつの間に背丈が伸びている……。写真の私は笑顔だったけど、どうなるのか少し不安で。
でも、前向きな瑠璃嬢とどこででも生きようとするごましおの折り合いも信じたくて。
ごましおを預けてからは、まめに里親さんと連絡を取りました。
里親さんはごましおのケージを和室に移動し一からふたりの距離をはかりなおしてくれました。
祈る気持ちで見守ること数日
里親さんから写真つきのメールが届いたのです。
ごましおを正式にわが子にしたいこと、ふたりの距離が一気に縮んだこと、瑠璃ちゃんがごましおを「ごまお~」「ごまお~」と呼びながらついて回っていること……
こうも書かれていました。
「瑠璃にあれだけ威嚇されてもめげずに心を開き続けてくれたごまちゃん。えらい!」
あああ。
ごま、やるねぇ! 瑠璃ちゃんもありがとう。
「ハハ、ついにねえ、ぼくにも家族ができたよ」
ごましおの得意そうな表情を眺めていたら、涙が止まらず、ごましおに会いたくなりました。
とても会いたいです。
いっぱい心配したけど、ごましおに任せておけばだいたいうまくいくんだね。
ありがとう。
ごましお、ありがとう。
里親さん、瑠璃ちゃん、ごましおはいい男です。どうぞよろしくお願いします。
里親さんからお菓子と紅茶をいただきました。ごましおにかかった医療費の一部もご負担くださいましたので、今夜、保護に携わってくださった看護師さんに渡します。
ごましおの新居のエントランスに飾られた大きなクリスマスツリー
少し早いけど、ごましお、メリークリスマス!
サンタは私なのかお前さんなのか?(笑)
かつくん「X213ごましお、おめでとう。自分の力で縁を勝ち取ったごましおはすごいよ。
“ごまお~!”
姫にそう呼ばれたらすぐに駆けつけないとね。日本の男の立ち位置はその程度が円満の秘訣だよ。ごましおの最後の一瞬まで、ごましおが幸せでいられるよう703号室は祈ります。
痛みや逆境に耐え愛をふりまいたごましおへ」
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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