最近、2種類の薬がチャンポンし、相変わらず寝っぱなしで、起きると立ちくらみや倦怠感に悩ま されています。でも精神状態は少しだけマシになり、悪夢からも解放されました。次の診察のときに、もう少し軽いお薬を処方してもらうよう頼んでみます。気 持ちを落ち着かせるためにも少しずつ出歩きたいし、保護している子猫のほほの診察が今週末に入っているので、その診察で問題がなければいよいよ、本格的に 新しい家族を募集しなくてはなりません。ちゃんとした活動をする為にも、いつまでもボーと家の中で過ごす訳にはいきません。勿論、ホームレスが飼っている 土手犬のケアや、お散歩してもらえない犬達のお散歩などは出かけるようにしていますのでご安心を。
家の中では、少しずつ片付けなどを進めています。ゴチャゴチャの戸棚の中身を整理したり、今まで手をかけなかった所を少しずつ拭いたり片付けた り・・・。ただ「やりたくない」のはバルコニーの掃除と、ガラス拭き、それからエアコン掃除(笑)。これは追々、チチと協力し合ってやります。
それから、「出来ない」のは、PC内の整理。
かつの写真がわんさか入っていて、重くなってしまったPCの整理だけはまだ出来ません。
だから何処にどんな写真があるのかさっぱり。
昔の703号室の記事もまだ読めない。
楽しかった頃の記事もまだダメです。
話は変わりますが、頂いたコメントの中に、私を心配して「かつの安楽死を選択しなかったことを後悔しているのでは?」という内容のものがありました。
かつが生きている頃から安楽死については、何度か書きましたが、私は最後まで安楽死を考えていませんでした。死なせることでしか、楽にしてやることが出来ないほど、かつは苦しんでいましたが、安楽死は選択していませんし、選択肢にありませんでした。
正直、安楽死を選択しなかったこと、堂々と自慢できません。
それ程かつは苦しんでいましたから。
私は今まで、数え切れない程の犬猫の生殖器を奪ってきました。
ちゃんと数えてはいませんが、まだブログで紹介していない大勢の卒業生を合わせると、ざっとその数は150を越えています。家のベベナナリル、亡きか つ、それから私とKさん(保護活動仲間)が手掛ける地域猫、ババ(母)のお店にご飯をもらいにやってくる多くの猫達、土手の犬達、それらを合わせると、と んでもない数の犬猫の生殖器を奪ってきた。子猫や子犬を里子に出す時は、里親さんとの誓約書に「不妊手術してください」と明記し、他の方から相談されれ ば、健康な犬猫であれば、勿論手術を受けさせるべきと勧めてきました。
それは、保護活動しているボランティアであれば今や共通の認識です。
Kさんやユキちゃんも、私とは別に、年間多くの数の犬猫の不妊手術を行っています。
健康な体にメスを入れ、大切な生殖器を奪い、性をコントロールすることに疑問を感じたことは無いか?と聞かれたら、私は無いとは言えません。どんな理由であれ、人間がそれを奪うことは残酷で、生まれてくる子犬や子猫が可愛くないと思う人間は少ないでしょう。
けれど人口は減少し続けています。
又全ての方が犬猫が好きで、飼える環境にあるとは言えません。
ペットショップはアホの様に乱立し、その結果、日本だけで見ても犬猫の絶対数は人口を上回る勢いです。上回った犬猫はどうなるか?
生き場を失い、溢れた結果、いのちを絶たれる。
血統の子も、雑種も関係ありません。血統の子だって「うちの子だけはお産させてやりたい」ともし、全ての飼い主が言い出したら、その数は膨大になり、日本 全体から見た結果は同じです。だからジャックラッセルテリアのベベも、ハハ妹の飼い犬まめ(まめ柴)も勿論手術を受けさせています。
生まれてしまったのに、生きることを許されないことの方がずっとずっと残酷です。
そう考えるから、私は犬猫の絶対数を減らすために「不妊手術」を行ってきました。
でも、不妊手術だけは何度行っても慣れなくて、いつもいつも心が痛い。
心配で胸が潰れそうで、術後帰ってきた保護犬猫などの傷跡を見ると、これは私による「支配」以外の何ものでもないと気がついてしまいます。
それでも、私はこれからも、ずっとずっと不妊手術を選ぶでしょう。犬や猫の種を断絶したい訳ではなく、不遇な犬や猫を産み落としてしまわないように。
そしていつか、手術をしなくても、不遇な子が居ないような日本、つまり適度に生んでも、生まれてきた新しいいのちが、生き場のある日本になればよいと心より思います。
不妊手術を行って、愛する彼らから生殖器を奪ってきた私が安楽死を選択することは出来ません。
生殖をコントロールしている私が、いのちまでコントロールすることは出来ない。
いかなる場合もそう。
もしその両方をしてしまったら、私は保護活動を続けていくことが出来なくなります。
犬や猫を飼い続けることも出来なくなる。
いのちの誕生も、いのちすらもコントロールしたら、私は私ではいられなくなる。
かつのように、苦しみ抜いて死んだとしても。
その途中で、それを奪うことは出来ない。
それが私の信念です。
だから、かつの苦しみを直視するだけで、代わってやる事は出来なかったし、それが何より痛いですが、その途中においても「安楽死」の選択肢はありませんでした。
それに、私は「生」にこだわって活動してきました。
中には、2年間めいいっぱい幸せを味わったのだから、交通事故で死んだけど、幸せだったのよ。という方が居ます。もしそれがご自分の子供なら、きっとそれは運命だったのよ、それまで幸せだったんだからいいの。とは言えないでしょう。
だから、愛する犬猫を卒業させる時には、何度も何度も新しいご家族に「長生きさせてください。あらゆる危険から守ってあげてください。」とお願いしてきた し、自分でも、卒業前夜にはその子を抱いて「長く幸せに生きてね。生きて生きて生きてね。」と例外なく言い続けて来ました。
私にとって「生」とはそういうもので、長生きして欲しい、不治の病などで、それが無理でも、かつのように、たとえどんなに苦しもうとも、最期まで、ちゃんと生きて欲しい。そう思ってきました。
看取るのは、痛かった。今もその痛みを闘っています。
けれど、その点については後悔など一つもしていません。
かつは自ら生きて
かつは自ら死んだのだから。
ブログを見て下さっているねこママさんがみたかつくんを書いてくれました。
とっても優しいお顔のかつですね。
こちらは遊んでますね。本当に可愛い。。。
素敵な絵をありがとうございました。宝物にします。
※色んな考え方があります。色んな選択肢があります。不妊手術については、「手術に耐えられる健康 な個体であれば」お勧めしていますが、安楽死の問題は個々の問題ですので、私が正しいとは言えません。私は私の考えをここに述べただけです。安楽死を否定 するものでもありません。誤解の無いよう、お願いいたしますね。
「ねこママちゃん、ありがと。こんな風に素敵に描かれるとちょっと照れちゃうな。でも、ねこママちゃんから見たぼくは、こんなに美男子猫さんなんだね。
皆さまもいつも来てくれてありがと。今日も愛のポチをお願いします。」
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