数のコントロール


ある小さな町に手編みのセーターを1000枚編んで売りに来た人がいたとします。

町の総人口は100人

2枚3枚買う方もいますが、すべての方が手編みのセーターをほしがるとは限りません。

70枚売れ、結果930枚のセーターが売れ残りました。

たくさんの売れ残りを出してしまいましたが、セーターはきれいな箱に保存すれば来年また売ることができます。在庫を抱えるスペースもたかが知れています。

 

 

では私と一緒に考えてもらえませんか?

「手編みのセーター」を「商品として扱われる犬猫たち」に置き換えてみたらどうでしょう?

総人口一億人以上といわれる日本ですが少子高齢化に伴い人口は減少推移の予感です。

 

①その中から自活不能のご老人と子どもたちをなんとなく引いてみてください。

 

②人口=世帯数ではありません。

当然、人口>世帯数ですね。

犬猫は通常、「世帯」で飼育するので、ここでは世帯数で考えていくことにしましょう。

 

③犬猫好きの方と犬猫が苦手の方の割合はどうでしょう?

犬猫は犬猫好きの方が飼うのが一般的で、嫌いな方はわざわざ飼ったりしませんものね。

 

④ここまでで「飼育能力のある」「犬猫好き」の「世帯」が残りました。さらに絞ります。

犬猫好きの方が必ずしも犬猫と暮らすことを選択するとは限りません。

住宅の問題、介護の問題、飼育に関する自信の問題、旅好きや趣味などほかに夢中になるものがある場合、仕事の都合、時間的余裕、育児の没頭、健康上の理由……犬猫が好きでも犬猫と暮らすことを選択しない方も大勢います。

 

犬猫が好きで犬猫と暮らす余裕がある世帯だけが残りました。

具体的な数字は私にはわかりません。

でもなんとなく想像はつきます。

 

無秩序に生産される犬猫たちの数と、飼うことのできる世帯数がイコールならまだいいでしょう。

しかし「犬猫たちの数>飼うことのできる世帯数」なら犬猫たちはいったいどうなってしまうのか?

ひとつのペットショップやひとつの世帯といった狭い見識ではなく、ぐっと引いてみましょう。

日本全体までぐぐっと。

犬猫の数が飼うことのできる世帯数より多ければ多いほど、歪となり、どこかで殺処分に繋がるとは思いませんか? 犬猫たちの数のコントロールが必要だと思いませんか?

むろん、一世帯が一頭しか飼わないとはいいません。多頭飼育の世帯もありますがそれでも私には犬猫の数が多すぎるイメージがあるのです。

 

しかも犬猫はセーターやアクセサリーといった静物ではありません。

生きているから世話が必要です。成長しますし加齢します。

小さな箱に入れ在庫にし、ゆっくり売ることなどできません。

とにかく一刻も早く売らなければならないのです。そして利益を追求するためにはまた生産しなくてはなりません。すぐ生産、生産、生産……

 

一部の有識者たちはみんな数のコントロールに懸命です。

出会った犬猫たちをどんどん不妊手術しています。

数をコントロールすることで「無駄死にを減らしている」のです。

 

なのにつぎつぎとペットショップが乱立し、無秩序に犬猫を生産しつづけるから悔しいです。

 

私は業者を規制する必要があると思うのです。

具体的には「繁殖業者数の管理および制限」と

「繁殖業者が1年間に繁殖できる回数の制限」でしょうか?

 

うーん……私の考えは、稚拙ですか?

 

「稚拙ってかはなしが長いよ。わたちのネタを書いてよ!」

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書いたよ! ひとつ下に書いてあるよ!

 

※ ひとつ下に保護猫萌乃のかわいい写真をたくさん載せています。ぜひ読んで応援してください。お風呂場で考えていたらどうしても書きたくなってしまい連続投稿してしまいました。

 

読んでくださってありがとうございます。

 

 

 

 

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4件のコメント

  • ハハ様大尊敬人間

    近年のストレス社会の産物として、動物への虐待が増加傾向にあるそうです。
    わんにゃんの入手経路は人様々です。
    拾った、もらった、知り合いのブリーダーから安く買った、ペットショップで買った、里親になった等。
    その中ごく一部の家人の突然の豹変により虐待が始まり、動画をとり色んな媒体を使い(主にYouTube)投稿するようになる…
    酷いのは、周囲に解らないように家の中で虐待を続ける…

    その子の命が尽きたら新しいわんにゃんを手にする。

    また、捨てられたわんにゃんが、標的になり無残な姿で発見され命が奪われてしまっている。
    運よく保護され、治療を受け助かるも、その子達の目は一応に、人間に対する不信感にみちあふれている。
    なんて、人の心がすさんでおぞましい世の中になったかなぁと感じずにはいられないんです。
    ハハ様の言葉を借りるならば、もう、お腹いっぱい…
    どうしたら、こんな事が無くなる日がくるのかなぁ。昔から、わんにゃんは人間と共存してきた子達なのに哀しいですね。

    • anny703

      コメントのお返事が遅くなってごめんなさい。私もそう思います。私の知っている話でも息子がトイプードルを火あぶりにして全身やけどを2度負わせました。
      母親は息子をかばい、犬を連れて病院へは行ったのですが、息子がやったとは言いませんでした。私の知っている獣医さんが通報すると脅してはじめて事実を話したのです。
      本当に本当に恐ろしいことばかりで、私たちは入手経路を狭めるだけでもしなくてはいけないと思います。
      誰でも買えるペットショップだけはせめてどうにかしないとダメですよね。
      誰でも買えるのはおかしいですよね。

  • ミミトマ

    私のまわりを見ると、日本の現状から子供を望まない、欲しくても諦める人が増えてきました。
    私も実際子育てしていても、子育てするには厳しい日本の現状に戸惑うことも少なくありません。
    そこで行き着くのがペット。
    子供代わりにペットを飼いたいという話や相談をよく受けます。
    私は里親を勧めますが、やはり特定の品種を求めてペットショップに行く人が多いです。
    これから少子化は更に進むでしょうから、ペット産業は衰退することはなく、むしろ更に盛り上がりをみせるような気がします。
    だからこそ規制の必要性を強く感じます。
    ハハさんが書いて下さった計算の部分。
    改めて考えるとゾッとしますね。

    • anny703

      ミミトマさま
      そうですか。私の周りも似た感じですよ。熱く語っても結局ショップへGOしますから(苦笑)。いやですね。なんとなく。でもミミトマ様はあずきちゃんやくるみを大切に育ててくださっているのでそういう方の放つ光に私が救われています。数のコントロールを意識しながら、犬猫たちを大切に扱いたいですね。

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